東中学校ブログ

2017年12月の記事一覧

ツバキ(椿)とサザンカ(山茶花)の違い

 平成29年12月4日(月)
 体育館へ行く通路の左側に濃いピンクの花が咲いています。
 「サザンカ、サザンカ咲いた道、たき火だたき火だ・・」で生け垣にもされているサザンカですがツバキとサザンカの見分け方は意外と難しいです。
 室町時代までは明確に区別されていなかったようですが江戸時代中期にサザンカの栽培が盛んになり、品種改良も行われました。11代将軍家斉も大好きだった花だとか。見分け方は色々ありますが、葉と花の散り方を紹介します。

《葉で見分ける》
 葉の大きさがツバキよりサザンカのほうが小さい。サザンカの葉は縁がギザギザで付け根あたりに細かい毛が密集している。ツバキの葉の表面はワックスがかかったように艶々しているのに比べ、サザンカの葉は艶がない。太陽にかざすとツバキの葉脈は黒く、サザンカは白く見える。
《花の散り方で見分ける》
 ツバキは頭ごとポトッと落ちるがサザンカは花びらが一枚ずつ散り、開花時期もサザンカと同じで両方の特徴を持っている。
 ツバキとサザンカは見分けるのが難しいですがどちらかなと観察するのも楽しいですね。