東中学校ブログ

カテゴリ:朝会など

表彰朝会とそのあとで

 平成28年7月6日(水)
 たくさんの生徒が表彰されました。壇上に上がった生徒たちは、一様に誇らしげな笑顔にあふれていました。こうした表情を、賞状を読み上げながら確かめられる立場の責任から、このことを多くの人たちにお知らせしたいと考え、これを書きます。
 子どもは、周囲の生徒や大人、かかわってくれる人たちから認められること、称賛されることで、自信を持ち、そして、生きていくエネルギーを蓄え、なおかつ、心が育ってきます。そこが重要です。表彰は、まさにそうした子どもたちを認め、称賛する重要な機会として大切にしたいと考えます。
 もっと、大切なことは、表彰朝会まえの準備と、表彰のあと、自主的に片づけをしてくる生徒たちの姿です。
 今日も、バスケットボール部をはじめ、多くの生徒たちが片づけを行ってくれました。
 実は、校長も時間があれば、表彰後、7月に関するお話を準備していました。パソコンにプレゼン用のスライドを準備していたのですが、これは使わずに終わってしまいました。残念な気持ちでステージ下でパソコンを片づけながら、「今日話したいことがあったけど、このスライドはもう使わないな」と独り言をぼやいていると、あるバスケットボール部の女子生徒が、「責任の月、とかいいう話ですよね」と言います。
 思わずそのひと言がうれしくなりました。
 なぜなら、朝会の校長の話をここまでよく聴いてくれていた生徒がいたという、そのことです。
 自分が中学生だったころ、ここまで校長先生の話を聴いていたとはいえません。それを、ものの見事に、話題の核の部分をズバッとひと言で表現していたからです。うれしくなりました。
 私は、生徒の前でも先生がたの前でも、予定されたお話やスピーチは必ず準備をします。突然、「無茶振り」をされて話す場合を除いては、必ず話す内容の準備をして、お話をするようにしています。そうでなければ、話を聴く人に失礼です。生徒たちにそんな失礼な話を聴かせたくありません。話をするならば、必ず準備をするのは、話す側の義務だとも思っています。
 その生徒のひと言で、自分の行ってきたことに自信をいただきました。勇気をいただきました。これからも続けます。ありがとうございました、バスケットボール部の女子の皆さん。
 ということで、公式サイト校長室にアップしましたが、表彰朝会後に話したかった内容のスライドを、こちらにも掲載します。参考にしてください。(なんだ、結局そこかよ!と言わないでくださいね。)
 7月の校長講話予定内容.pdf