緑中学校ブログ

2017年3月の記事一覧

新たな決意を胸に

 3月24日に修了式が行われました。修了書を手渡されたということは、
学年の学ぶべきことを修了したということです。
 この節目となる日に、校長先生は式辞で3つの「鍵」が大切だと仰有いました。
1つめは「前進の扉の鍵」。一日生きることは、一歩前進することでありたい。
2つめは「人生を見通す鍵」。今だけをみていると一時の感情に流されてしまいがちです。
うまくいかなくても、十度、百度と挑戦していきましょう。
3つめは「他に学ぶ扉の鍵」。現代は変化の激しい、かつて私たちが経験しなかった時代です。
偏狭な考えを捨て、常に他に学ぶ心をもって、向上していきましょう。

ひまわり賞の表彰では、過日の卒業式準備での清掃に一生懸命取り組んだ有志と、
調理室水漏れのときに、素早い対応をしてくれた1年生に贈られました。

表彰の後、校長先生は現生徒会長に「お願い」をしました。
「人生は一期一会。出会いは必然であり、キミが緑中生に入学したのも、
 今となっては必然です。キミに緑中を託します。
 21世紀を担う人になるように頑張ってください。」

  
 緑中のみなさん、校長先生の思いを受け止め、
自らが中心となって春日部市立緑中学校を さらに、さらに発展させてきましょう!

1,2年生 全校朝会

 卒業式の翌日、3月16日には、1,2年生の全校朝会が行われました。
 
 
 最初に、生徒会会長が登壇し、「生徒会や各委員会が中心となって、これまでの伝統を受け継ぎ、
緑中をさらに発展させていこう」と力強く在校生に呼びかけました。
 そして、校長先生は、お話のなかで、谷川俊太郎の『卒業』という詩を朗読し、在校生を激励しました。
   ちなみに、校長先生の傍らに立つのは、生徒会長。少しユーモラスですね。
 さあ、希望に満ちた新しい日々の始まりです!  3年生が卒業し、がらんとした体育館の空気感を、
今度は在校生の活躍で埋め尽くしてください !



 『卒業』     谷川俊太郎

 ひろげたままじゃ持ちにくいから

 きみはそれをまるめてしまう

 まるめただけじゃつまらないから

 きみはそれをのぞいてみる

 小さな丸い穴のむこう

 笑っているいじめっ子
 
知らんかおの女の子

 まわっている春の太陽

 そして それらのもっとむこう

 きみは見る星雲のように こんとんとして しかもまぶしいもの

 教科書には決してのっていず
 
蛍の光で照らしても 窓の雪ですかしてみても
 正体をあらわさない
 そのくせきみを どこまでも いざなうもの

 卒業証書の望遠鏡でのぞく

 きみの未来

灯火を外へ


 3月15日 平成28年度 第34回卒業証書授与式が緑中学校で行われました。

3年生は、1,2年生が用意してくれた式場で、粛々と式に臨みました。

校長は式辞の中で、この3年生が入学式の時に話した「自ら灯火(ともしび)になる」
という話を改めてされました。

 3年生は、この緑中で多くの笑顔をつくってくれました。その思い出は、
まるで灯火のように輝いています。その3年生が卒業してしまうのは、
寂しいかぎりです。
 しかし、緑中での灯火を、それぞれの進路先で、より広い地域で輝かせて
くれるかと思うと、寂しさは希望に変わります。

 
 答辞も、式歌も、校歌も立派に歌いきりました。体育館に響く歌声が、
未来に挑戦していく3年生の決意を表しているかのようでした。
 3年生のみなさん、卒業、おめでとう。

式場の外までも


 予行のあった、放課後、有志が校舎の窓をキレイに磨いてくれました。
有志といっても、こんなに沢山の1,2年生が。 


 予行が終わったとき、3学年主任から三送会のお礼とともに「卒業式当日も、3年生に
力を貸してください」という話がありましたが、こうした光景に勇気づけられない人はいな
いでしょう。 ホントに3年生は幸せ者です。

卒業式予行

 本日、2,3時間目に卒業式予行が行われました。皆、一挙手一投足、本番を
意識して取り組みました。

 予行の式辞では、東日本大震災で罹災した岩手県陸前高田市の自宅跡で
トランペットを奏でていた少女について、校長先生がお話しをされました。
 そのトランペットの曲を本校3年生の生徒が予行の式辞のなかで演奏しました。
曲はZARDの『負けないで』。力強い響きのなかに哀悼の気持ちがこめられていました。

  また、予行の後に、埼玉県教育委員会賞、県産業教育振興会小、体育優良生徒賞、
少年を守る会特別賞の表彰が行われました。