高野山小ニュース
2年生 「いのち こころ からだ」
平成18年度から我孫子市内の小学校では,性に関する指導『いのち・こころ・からだの学習』を各学年の発達段階をふまえて,毎年一単元実施しています。
この学習では,子どもたちに自分自身の心と体の成長をみつめ,いのちの始まり・受け継がれてきたいのちの大切さを実感させたいという思いと,自尊心(セルフエスティーム)を高め,様々な課題への適応力を身につけさせたいという願いから計画されました。
2年生では,「わたしのたんじょう」をテーマに「わたしのいのちはどのようにはじまったのだろう」という学習を行いました。
私たちの命は,お母さんのおなかから出てきた誕生日に始まったのではなく,お母さんの体の中にある「いのちのもと」の卵子とお父さんの体の中にある「いのちのもと」の精子が出会ったときに始まったのです。
命の誕生に必要な卵子は,画用紙に開けた小さな針の穴くらい小さいそうです。
みんなで,画用紙に光をあてて,卵子の大きさを確認。
精子は,もっともっと小さく目には見えないほどだそうです。
はじめは目に見えないほどの「いのちのもと」が,お母さんのおなかの中で5か月くらい育つと,25センチくらいになると聞いて,自分たちの手を使って大きさを確認。
そして,9カ月くらいになると,赤ちゃんは50センチほどになり,お母さんのおなかの中から出るための準備をはじめ,赤ちゃんはぐるっと回転して,さかさまになります。
「50センチってどれくらい?」定規をつかって確かめる姿も。
最後に,命の詩をみんなで読んで,命の大切さについて考えました。
お母さんのおなかの中で,わたしたちは約10か月間大切に守られ,この世の中に生まれてきました。
生まれてからも,多くの人たちに大切に守られ,育てられてここまで大きくなりました。
今日の学習で,学んだこと,感じたこと,不思議に思ったことなどをワークシートにまとめて,発表し合いました。
ワークシートは家に持ち帰り,おうちの方と一緒に今日の学習を振り返りました。