4年生が4月23日、27日、28日に社会科見学として多摩清掃工場へ行きました。
密集を避けるために学級ごと3日間に分かれ、各学級は3つのグループに分けての見学です。
本校は徒歩で行くことができるので見学できましたが、
電車を使って見学する学校は、まだ行くことができません。

初めと終わりに説明を受けた場所の天井には大きな円の中に3つの円があります。
右写真のように1本の煙突に見えますが先端に3つの突起が見えます。
この突起が3つの炉の煙突になっていて、1本の煙突に見えるのは3本の煙突のカバーです。
子供たちがすわっている部屋の天井の大きな円が煙突のカバーの大きさ、
3つの円がそれぞれの炉の煙突の大きさになっています。煙突は約100mの高さがあります。

いよいよ見学コースに沿って見学です。館内は節電していて省エネルギーに配慮しています。

上の写真は焼却灰から出てきた金属です。
灰ピットにためられた焼却灰はすべてエコセメントにして再利用します。
燃やすごみに入った金属は溶けて炉を傷めるたけでなく、
あとで分別しなければなりません。それ以前に、はさみは危険です。

ごみ収集のパッカー車がプラットホームに入って、ごみをごみピットに落とします。

なかなか検査室で作業をしているところを見ることはできませんが、
この日は作業をしていました。ラッキーです。
炉の中央制御室です。次々と画面が切り替わります。

炉の熱を使って発電をしています。このときは1万世帯分の電力を発電していました。
また、熱水はとなりの多摩市総合福祉センターへ地下のパイプで送られて
福祉センターの冷暖房と温水プール「アクアブルー」の加温に使われ
熱のリサイクルをしています。


ごみピットには大きなクレーンがあって、ごみをかき混ぜて乾燥させています。
いつもはクレーン操作室の外の廊下からの見学ですが、
この日は少人数のため操作室の中から見学させていただきました。
焼却炉に続く入口にごみを落とす場面も見ることができました。(右上写真)

屋根の下の2つの長方形の場所は重さを計る計量器です。
入場した時の重さと退場するときの重さを車ごと計って
どれだれの重さのごみを降ろしたかを計量します。

これまでの見学コースにはありませんでしたが、今回、初めて見学させていただきました。
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