最近の学校の様子から

カテゴリ:学校のまわりの自然

ヤマモモの花が咲いています

いつも花がいつ咲いていたのか気付かずに実がなってから気付いていましたが、
今年は花を見付けることができました。
甘くて赤い実がなります。

ヤマモモはオスの木とメスの木があります。
左矢印がオスの木で右の矢印がメスの木です。
 
葉の中心に穂が出ています。これが雄花です。
 
雌花も葉の中心にありますが、雄花より目立ちません。
左の写真だと拡大しないとよく分からないくらいです。
雌花の後においしい実がなります。
今年もたくさんできそうです。

ヤマザクラとサツキ

もはや春本番という感じです。
ヤマザクラは満開です。
ソメイヨシノより少し遅れて開花するのイメージをもっていましたが
今年は、ヤマザクラの方が早く開花して、すでに満開です。
白っぽいピンクの花と赤い葉が一緒に開きます。
ソメイヨシノは花が終わった後に葉が出るので違いは一目瞭然です。
正門向かう道の上(プール側)にあります。

遊歩道(そよかぜの道)沿いのサツキが1株咲いています。
他のサツキはまだ咲いていないのでフライングでしょうか。
サツキはツヅシが咲いた後に咲くので、まだ咲くには早いと思います。
サツキと言うくらいですから五月が本番です。

タンポポが咲いています

暖かくなってタンポポが咲いています。
日本の在来種の日本タンポポ(この辺りはカントウタンポポ)と
移入種のセイヨウタンポポが咲いています。
2種の交雑も進んでいるようで、詳しい見分け方は分かりませんが
大まかな見分け方は下の通りです。
 
カントウタンポポは春に花を咲かせます。
たくさんの花が集まっている集合花の裏を見ると、総苞(そうほう)と呼ばれる
花をまとめている「がく」のような部分が花にぴったりとくっついています。
 
セイヨウタンポポは春から秋まで花が咲きます。
総苞が下に反り返っています(写真矢印の部分)。
 
学校周辺はニュータウン開発で表土を削られてしまいました。
今、育っているタンポポは開発後に周辺から飛んでた種から育ったと考えられます。
そのため、繁殖が優勢なセイヨウタンポポに分があるようです。
春休みには周りの公園に出で、日本タンポポの生息域の調査をしてみてください。
今の季節しかにしかできないすばらしい自由研究になります。

これが1つの花です。(左)カントウタンポポ(右)セイヨウタンポポ
一つの花の集まりにいくつの花が付いているのかを調査するのもよい自由研究になります。
黒い紙の上に10個ずつの花をセロハンテープに付けて並べましょう。
数百個の花から成り立っています。

モズのはやにえ

学校用務職員が冬の枝の剪定(せんてい)をしているときに
モズのはやにえを見付けました。
ムカデを刺しているようです。
 
モズはスズメより少し大きい鳥ですが肉食です。
くちばしの先はかぎのように折れ曲がっています。
はやにえをする理由ははっきりとは分かっていないようですが、
捕った獲物を枝に刺す行動をとります。
後で食べるようですが、忘れてしまうこともあるそうです。