最近の学校の様子から

カテゴリ:学校のまわりの自然

エビガラスズメ

10月12日、1年生がスズメガの幼虫を捕ってきました。
スズメガの仲間の幼虫は、体が太く・長く、後ろに旗を立てています。
調べてみるとエビガラスズメの幼虫でした。
食草はサツマイモです。1年生が植えサツマイモもたくさん葉を食べられています。

旗があり、その下に目玉模様がありますが、こちらはお尻側です。
頭は矢印の側です。矢印の上が口です。
 
追記
1年生が育てているアサガオも、サツマイモと同じヒルガオ科の植物です。
アサガオで見つけたとのことでした。

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イヌタデ

校庭側の花壇にイヌタデが生えています。
6年生がジャガイモを育てていたところです。
たくさん花を咲かせています。
5年生が育てている藍はタデアイで同じ仲間です。花もそっくりです。
 
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大きなクリの実もありました

南鶴牧小学校は果樹が多い学校です。
正門の前にクリの木があります。
薄っぺらい実が多いのですが、3年生が大きなクリの実を拾って見せてくれました。

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ツマグロヒョウモン

タテハチョウ科のヒョウモンチョウの仲間、
ツマグロヒョウモンの写真を校庭で撮ることができました。
昔は西日本以南でしか見られませんでしたが、
最近は関東地方でふつうに見ることができるようになりました。
温暖化とともに、パンジーの苗が秋から売り出されていることも関係しているようです。
ツマグロヒョウモンの幼虫の食草はスミレの仲間です。
もともと春から夏にかけて植えられていたパンジーやビオラは
最近は秋の庭に大量に植えられるようになり、卵を産む場所が増えました。
そして、住宅地に植えられている都市を伝って北上しやすくなったというのです。
都市は温かく食草に困らないツマグロヒョウモンにとっては天国のような所なのでしょう。
 
上の写真はオスです。尾の先に黒いバンドがあります。
先が黒いので「ツマグロ」という名前が付いたのでしょう。
 
上の写真はメスです。前の翅(はね)の先が黒いので容易に区別がつきます。
メスの特徴の方が「ツマグロ」ですので、こちらの方が名前の由来かもしれません。

キンモクセイ

10月1日、学校外を歩いているとキンモクセイの花の香りがしました。
すでに暗くなっていたので、どこで咲いているのかは分かりませんでした。
次の日、学校の体育館前のキンモクセイを見てみると、昨年強く剪定(せんてい)したために
花芽が付いていませんでした。
「今年は咲かないな」と思っていると、
10月6日に校庭の東端でキンモクセイの香りがしました。
「となりの奈良原公園で咲いているのかな」と思いましたが
10月7日、再度、体育館前のキンモクセイを見てみました。
2本のうち、1本の上の方に、少しだけ花が咲いているのを見付けました。
  
今年は見ることができないと、あきらめていたのですが、見ることができました。
来年は枝が伸びてたくさん花を咲かせてくれると思います。
中国ではモクセイの仲間を桂花というそうです。
白ワインにキンモクセイの花を漬け込んだ桂花のお酒もあります。

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