最近の学校の様子から

最近の学校の様子から

6月13日 1年生学級活動

今日は教員間の交流授業を行ないました。

1年2組で、特別支援学級ふたばの主任教諭が学級活動の授業を行ないました。

 

 

この授業は特別支援学級や特別支援教室では「自立活動」という教科等の学習活動です。

自立活動の学習指導要領には、

人間関係の形成 (3)自己の理解と行動の調整に関すること (4)集団への参加の基礎に関すること

4環境の把握 (1)保有する感覚の活用に関すること (2)感覚や認知の特性について理解と対応に関すること

 などの項目があります。

その解説を要約すると、

〇集団の中で状況に応じた行動ができるようになること。

〇集団の雰囲気に合わせたり、集団に参加するための手順やきまりを理解したりして、遊びや集団活動などに積極的に参加できるようになること。

〇視覚、聴覚など6つの感覚を十分に活用(自己でコントロールすることも含める)すること。

〇イメージを分かりやすい言葉で伝えること。

 などが、子どもたちが本授業で達成すべき授業のねらいとして挙げられます。

 

 

 上の画像は、授業で活用した視覚情報です。昔から「板書」と呼ばれているものです。

 

授業者は板書により、1単位時間の見通しをもたせます。

①は、はじめますからおわります、までの流れ

②は、具体的な活動の流れ

③の「いまここ」の表示で、何番目の活動が行われているか認識できます

④の時計で、終了時刻を示します。

⑤と⑥で、本時のめあてと学習の約束を提示します。

⑦「めのビーム」は、達成すべきめあてをイメージしやすくします。

⑧のイラストも、⑦の「めのビーム」と同様に、めあてをイメージしやすくします。

これらの情報を授業の導入部に提示することで、

・学習のめあてを理解したうえで、見通しをもって学習できる

・教師による音声言語のみの、長い説明や解説が不要になり、子どもの活動時間が保証できる

・逸脱行為に対する指導で、不要な時間を使わなくて済む

→低学年児童は、言葉だけの長い説明で重要事項を理解するのは難しい発達段階です。

などのメリットがあります。

 

 

 1年生ですから、夢中になるあまり発言のルールなどを忘れてしまうこともあります。

それでも、授業者や(時には)子どもたちの中からの、「今日の約束は?」という言葉掛けだけで、ほとんどの子どもがめあてや学習のきまりに立ちかえられていました。

 

子どもたちが挙手している、上の画像は本時の終末に行なった振り返りです。

本時のめあてを達成できたか、と授業者から問われて、ほとんど全員の手が上がり、自分の言葉で説明できました。

もう一つ、特筆すべきは誰もトイレ等で退室しなかったことです。

(ちなみに本校では尿意や便意の我慢を強いてはいません。)

本授業におけるトイレの訴えの有無が問題ではなく、子どもたちが夢中で活動していると、40分程度の時間はすぐに経過してしまうことが分かりました。

終わった後も、またやりたい、の言葉がたくさん上がりました。

 

最後になりますが、特別支援学級教員と通常の学級教員の交流は、特別支援教育を広く施すためではありません。

 

この記事の冒頭で触れた「自立活動」の内容は、通常の学級等で扱っている特別活動の内容と共通しています。

よって、この授業は1年生の学級活動で行なっています。

 

小学校学習指導要領解説 特別活動編には、

2学級活動の内容 (2)(3)学級活動には、

「(2)日常の生活や学習への適応と自己の成長及び健康安全」と「(3)一人一人のキャリア形成と自己実現」という項目があります。

そこには(要約すると)

〇違いを尊重し合い、仲よくしたり信頼し合ったりして、よりよい人間関係を形成すること。

〇社会の一員として役割を果たすために必要となることについて主体的に考えて、社会参画意識の醸成をすること。

 

とあるように、学校内で所属している小集団や学級集団等において、人間関係を形成したり集団活動に参加したりする点では、自立活動と特別活動の学級活動の目指している理念は共通しています。

そのことを理解したうえで、両方のエッセンスを上手に混在させながら教育活動を実践することが大切だと考えます。

特別支援教育を呼び名の通り特別なものとして考えることはありません。

今日の授業のように、情報を精査して提示するという手法を用いただけで、学習効率のよい時間を過ごし、学習のねらいに迫っていけることも分かりました。

6月12日 2年生特別の教科 道徳 自分のよりよいところ

本時は教育実習生の研究授業です。

教科書教材「おり紙の名人 よしざわ あきら」を活用して、個性の伸長について話し合いました。

 

自分のよいところを知っていますか、というアンケート結果からスタートしました。

 

資料を読みます。

折り紙の名人として世界中で活躍した実在の人物、よしざわあきらさんのお話です。

 

自分の折り紙を人に喜ばれた時の気持ちを話し合いました。

 

あきらさんの成長に沿って、そのとき、そのときのことを考えました。

 

自分のよいところを友達が書いた短冊が配られ、自分自身について考えました。

 

6月12日 避難訓練

今月の避難訓練は不審者対応訓練です。

校舎内に不審者が侵入した際を想定し、全校児童の動きや職員の対応の練習しました。

 

人手の関係で子どもたちの様子を写した画像はありません。

 

この後、各教室で振り返りを行いました。

6月12日 4年生特別の教科 道徳 友達とのよりよい関係とは

本時は教育実習生の研究授業です。

教科書教材「絵はがきと切手」を活用して、友情や信頼について話し合います。

 

導入部で本時のねらいについて児童に発問し、幾つかの回答がありました。

 

教科書教材を読みます。

 

転校した友達から郵送で送られてきた大きな絵はがきは、郵送の料金不足で主人公の自宅に到着しました。

このことを友達に伝えるべきか、伝えないべきか、児童一人一人が考えをもち、互いに話し合います。

 

ネームプレートを貼り、自分の立場を視覚的に表しました。

 

料金不足を知らせようと思った主人公の気持ちについて、じっくりと考え、意見交換をしました。

 

 

 

最後にもう一度、本時のねらいについて考えました。

 

近くに座っている友達とも意見交換をしました。

授業で学習したことで、考えが深まったり変化したり、が見られました。

6月11日 救急救命講習会

水泳指導のシーズンが開始します。

シーズン直前に、毎年恒例の救急救命講習会を実施しました。

講師は多摩消防署職員の方々です。

最初は、胸骨圧迫とAEDで心肺蘇生法の講習です。

本校の職員も胸骨圧迫とAEDを体験しました。

救急車が到着するまでの時間は継続します。

 

呼吸の有無によっても実施する救命行動に違いがあることも教えていただきました。

 

 

後半は胸骨圧迫の体験を1人60回ずつやりました。

60回でも、とても疲れます。

実際の事故現場では、救急車の到着まで約10分は続けます。

複数の人で実施することが大事です。

爪先の使い方も教えていただきました。

 

多摩消防署の方々、本日はありがとうございました。

6月10日 開校記念日

昭和57年(1982年)に開校した本校が、今年から44年目の歩みを始めました。

画像は本校の象徴である、泰山木です。

本校の校章にも使われている白い花が咲いているのが分かります。

 

今後も皆さまのご指導をいただきながら、今日より明日へと地道に歩みを進めていきたいと思います。

6月10日 ふたば学級合同見学会

本校の情緒障害・自閉症学級である、ふたば学級の合同見学会が行われました。

この見学会は、教育センターの担当部署により申し込みが行なわれ、当学級への入学及び転籍を考えている市内在住の方が対象です。

授業見学に続いて、当学級の主任教諭より学級説明が行なわれました。

 

この見学会は、いつでもできる訳ではありません。

次の見学会の日程等は、市の広報等でご確認のうえ、担当部署へ問い合わせてください。

学校への直接申し込みや、突然の来校には対応しておりません。

6月7日 エコスポ祭り

地域・保護者・学校が共催する年に一度のエコスポ祭りです。

本校の児童以外にも、幅広く芝生校庭のよさを知ってもらえる、大切なイベントです。

晴天のもと、1000人近くの入場がありました。

 

開会前のランチタイム。

 

開会式

 

合唱団のさわやかな歌声でスタート

 

 

ご協力いただいたみなさんのおかげで、とってもステキなスポーツと文化のイベントになりました。

ありがとうございました。

来年も天気に恵まれることを祈っています。