校長日記

校長日記

7月5日(火)全校朝会の話

7月5日(火)全校朝会

みなさん、校長先生って、何でも良くできて偉い人と思ってくれていますか?そう思われていたら嬉しいです。
でもね、ほんとうは違います。私は子どものころからあわてんぼうで、忘れものをしたり、勘違いをしたりすることがとても多い子でした。


通知表にはいつも「落ち着きが足りない。」と書かれていました。忘れ物や、あわてん坊でなくしものがあまり多いので、お母さんや先生によく叱られていました。

だったら連絡帳にちゃんと書けばいいよね。でもその連絡帳をお家で見るのを忘れちゃうんです。ランドセルを背負うのを忘れて学校に行ったこともあります。じつはね、忘れっぽい癖は今でも変わっていないのです。

でもね、少しずつ工夫をして困らないようにしてきました。
校長先生だから、お仕事やお出かけや、人との約束を忘れたらいけないですよね。だから私は、赤い、もちやすい大きさの手帳に自分の予定を全部書いています。そして持ち歩くのはこの手帳だけにしています。


この手帳を毎日何回も見直しています。電車の中でも家でも学校でもいつも見て確かめています。


そしてこの手帳を絶対に無くさないように置く場所を決めています。学校にいる時は校長先生の「机の上の右端」、学校でない時は「いつもかばんの中」です。見た後は必ず、すぐにかばんの中にしまいます。絶対に他の場所には置きません。無くしちゃうから。


そしてこのかばんを置き忘れないようにいつでも肩にかけたり手に持ったりして持ち運びます。電車では網棚におきません。手に持つか膝の上に置くかです。私はこのやり方で困らないようになりました。


苦手なことがあっても、たくさん失敗しても、自分なりに困らないやり方を見つけられればいいのだと思います。誰にだって苦手なことってあるのだと思います。みなさんも困っていることがあるのならば、工夫をしましょう。

そして自分に合ったやり方を見つけましょうね。宿題が苦手、忘れ物をしちゃうことも、整理整頓ができないことも、どうしたらいいのか先生やおうちの人と相談するとよいですよ。


さあ、7月16日はまちにまった「子どもまつり」があります。
1年生から3年生は、きょうだい学年のお兄さんお姉さんたちが企画した楽しいお店に行って思う存分楽しみます。4年生以上の人たちも、自分たちのお店が大繁盛するようにと、今着々と準備を進めています。

校長先生もとても楽しみにしています。夏休み前の楽しいひと時を、全校で楽しみましょうね。

6月7日(火)全校朝会の話

6月7日(火)

今日は思いやりについてお話します。みなさんは、寺小の学校教育目標を知っていますか?学校教育目標とは、寺小に通う子供たちに、こんな人になってほしいなという目標です。


教室の黒板の上を見てください。どの教室にも「学校教育目標」が掲示されていると思います。「たくましい子、おもいやる子、かんがえる子」が寺小の学校教育目標です。この3つの学校教育目標を基に、寺小の様々な伝統が引き継がれています。


この3つの目標のうち、特に大切にしている目標は何だと思いますか?ここ数年寺小では、「たくましい子」を重点目標にしています。

心も体もしっかりとした、頑丈で、自分の意思をもった、自分の意見はきちんと相手に言える、そんな子どもに育って欲しいと願っています。

ところで、ノーベル平和賞を受賞した人にマザー・テレサという人がいます。高学年の人たちは良く知っていると思います。マザー・テレサは、貧富の差と飢えや病に苦しむ人たちのために学校や孤児院の設立を行い、その生涯をささげた人です。そのマザー・テレサは「愛」について次のようなことを言っています。

「愛の反対は憎しみではありません。それは、愛がないこと、つまり〇〇〇です。」と。

この〇〇〇にはどのような言葉が入ると思いますか?

マザー・テレサは愛の反対は「、無関心だ。」と言っています。私はこの言葉に多くの学びがあると思っています。


「無関心」とは、自分にとって関係がない、どうも思わない、心が動かないという事です。寺小の子供たちには全員、無関心ではいられない思いやりのある、そしてたくましい子に育って欲しいと思います。


今月6月は、人権週間です。人権とは、誰もが安心して生きていけるように共に守らなければならない権利です。
お友達をいじめない、いじめられない、お友達を大切にする。

困った人を見かけたら声をかける、自分の目に映ったら無関心ではなく、「どうしたの?」と声をかけてあげる。

そんな行動ができる、思いやりのある人に、ほんとうの意味でたくましい人に育って欲しいと願います。


たくましい子、思いやりのある子について、皆さんには自分なりの考え方を深めてほしいと思っています。そして毎日の学校生活、学年ごとの校外学習や行事、勉強に生かしてほしいと思います。

4月12日(火)全校朝会の話

4月12日(火)

今学期初めての全校朝会の話です。


おはようございます。新学期が始まりました。新しい学級にはもう慣れましたか?
このごろは暑いくらいの爽やかな陽気です。季節も気持ちよくなったので、皆さんも、ギアを一つあげ、勉強に取り組んでいきましょう。


さて、そのために、校長先生から、みなさんに頑張ってほしい当たり前をお話します。いつもお話ししていることです。今年も頑張ってほしいです。


それは、学校生活を通してみなさんが本物の「寺方っ子」になる経験をいっぱい積むことです。 
 「寺小っこ」は、明るいあいさつ、やさしい心、あきらめないで最後まで頑張るという三つの心を大切にできる子供のことです。

学校生活では、勉強でも遊びでも、必ず相手がいます。相手がいるからこそ、相手と一緒に競い合ったり協力したりして自分をきたえることができます。そこにはふざけた気持ちはありません。ルールを守ることもとても大切です。

 
楽しいクラスにしていくにも、みんなの気持ちが一つにならないとよいものにはなりません。ぜひ担任の先生と協力して、1年生から6年生まで、クラスのお友達全員で、「頑張る時には本気で頑張れる子ども」になってください。楽しい学校生活を送れるよう本物の寺小っこをめざしてください。

では、今から、10の「あたりまえ」をいいますので「できている」という人は、黙って手を挙げてください。

1 あいさつは自分が先にする当たり前
2 友達の気持ちを考えおもいやる当たり前
3 授業中に勝手なおしゃべりをしない、立ち歩かない当たり前
4 自分のものも人のものも学校のものも大切にする当たり前
5 人の話は、目と耳と心で聞く当たり前
6 下駄箱・机の中を整理整頓する当たり前
7 掃除、給食はみんなで協力してやる当たり前
8 決まりを守って生活する当たり前
9 いじめ・暴力をしない・暴力を許さない当たり前
⒑ 時間や時刻を守る当たり前

当たり前のことを、馬鹿にしないで、ちゃんとできる人は、仕事(勉強)ができる人です。学校生活を楽しく送るためには、一人一人が当たり前のことをできるようになれることが大切です。もし今できていない当たり前があったら、当たり前にできるように頑張ってください。


 今年は皆さんも知っている通り、新しい先生方がたくさん来てくれました。
人呼んで、「スーパーあいさつ名人」が何人見つかるでしょうか。楽しみにしていますよ。皆さんが明るく元気に勉強している事、一生懸命耳を傾けて先生やお友達の意見を聞いている事、自分の考えをはっきりと発表している事、話し合いに一生懸命参加している事、問題を自分の方法で解決している事、心の底から歌声を響かせている事、図工で自分にしか書けない自分しか作れない絵や工作を作っている事、そして皆さん一人一人の心のこもった挨拶やお掃除を頑張る姿などたくさん見ていただきましょう。


一生懸命頑張っている人のことを、必ず誰かが見ていてくれます。これからもみなさん、自分の目標に向かってコツコツと努力を積み重ねてください。暑さに負けないで、健康に気を付けて、1日も休むことなく前期を頑張りましょう。これで校長先生のお話は終わります。

3月24日(木)令和3年度修了式の話

 1年生から5年生の皆さんは今日で、令和3年度の学年が終わります。そして6年生は明日が卒業式、最後の授業となります。

 「修了式」というのは、その学年で学ぶすべてのお勉強や行事が無事に終わりましたよという事です。

 今朝も昇降口に立って皆さんに挨拶をしましたが、6年生を見て、「6年間背負い続けたランドセルも、もう今日で終わりなんだな。」と思うと胸がじんと熱くなりました。

 みなさんは今の学年でどんなことを勉強し、どんなことを思い出にしてきましたか?今、改めてこの一年を振り返ってみてください。

 2月には学校閉鎖になり、6年生はつい先週まで学年閉鎖にもなりました。新型コロナウイルス感染症が世界中に広がって、今まで普通にできていたことができなくなりましたね。もう3年が経とうとしています。

 マスクをすること、お友達と距離をとる事、食べる時はしゃべらない事、手をよく洗う事等、我慢することが多かったと思います。しかし、そんな中でも皆さんは、工夫し、我慢し、できることから始め、いろいろなことに挑戦してここまで来ました。よく頑張ったと思います。立派でした。

 今日、皆さんが受け取る通知表には、皆さんの頑張りが書かれています。1年間頑張ったことの証です。できたことを喜び、できなかったことを反省し次の学年に生かしてください。

 私が伝えたいことは、皆さんはこれから先も様々な難題に出合います。でも、そんなときでもくじけずあきらめず打ち克つ強さを持ってほしいということです。そして、今、自分がこうしてこの場にいること、戦争もなく、幸せに生きていられるという事、このことにしっかり感謝できる素直な子供であってほしいと願います。

 明日は、卒業式です。

6年生は昨日も奉仕活動を行いました。大栗川沿いのフェンス、門の周りの清掃、体育倉庫・石灰倉庫、田んぼの横の旗化の草刈り、体育館の渡り廊下、第二音楽室の清掃等、最後まで気持ちよくみんなが使えるようにと学校のために力を尽くしてくれました。

 卒業する6年生の晴れの門出をみんなの笑顔と温かい心でお祝いしたいと思います。皆さんは明日の卒業式には参加できませんが、今日一日、6年生に心から「ありがとう」の気持ちを伝えましょう。そして、最後の今の学年を有終の美で飾りましょう。これでお話を終わります。

2月1日(火)放送朝会の話

2月1日(火)

     子供の挨拶は大人に元気を与える!

 今日から2月ですね。2月4日は立春で暦の上では、春が始まる日です。寒い日が続きますが確実に春が近づいています。相変わらずオミクロンは流行っていますが、できることをきちんと心がけて過ごしましょうね。

 さて、今日は、「大人を元気づけるあいさつ」についてお話します。

 マスクをしているときの挨拶は、目元しか相手に見えていないから、ちょっと工夫が必要ですね。相手の眼だけしか見えないので校長先生も挨拶するときは工夫しています。

 皆さんも少し、聞こえる大きな声を出す、相手に顔を向ける、お辞儀もする、などなどね、工夫してみてください。

 ところで皆さんにちょっと知ってもらいたいことがあります。それは、みなさんのお世話をしているのは、先生や主事さんだけではないということです。どんな人たちでしょうか。

 みんなが使う学用品を用意したり注文してくださる事務の先生、プリントなどを印刷して用意してくださるSSSの先生、毎日の勉強のお手伝いに来てくださるPTの先生、ボランティアやインターンの大学生のお兄さんお姉さん、未来塾でお勉強を教えてくださる方々、給食を作ってくださるスタッフの調理員さん、黄色いチョッキを着ている交通指導員の方々、ぐみ坂の上で、毎日旗を振ってくださっている塩沢さん、夜の学校を守ってくださっている施設管理員さん、スクールゾーンの見守りを順番でしてくださる世話人会の保護者の皆さん、学校の周りの地域のごみ拾いをしてくださっている青少協の皆さん、ひのきの森を整備して下さる親父の会のお父さんたち、読み聞かせをしてくださる朝読みの会やピコの会のお母さん方、本当にたくさんの人たちが、皆さんのお世話をしてくださっています。

 そういう人たちに対して、何が大切かわかりますね。

 そうです。ご挨拶です。皆さんにとっては、たまにしか会わない大人かもしれません。顔も名前もよくわからない人かもしれません。

 でも、だからこそ、ご挨拶が大事なのですよ。そういう大人の皆さんは、子供たちに「おはようございます」「こんにちは」「さようなら」とあいさつをしてもらえると本当にうれしいものなのです。

 気持ちよく挨拶してもらえるだけで、とても幸せな気持ちになります。元気になるのです。

 皆さん子供たちのご挨拶は、大人に元気を与えるパワーがあるのです。

 そんなこともちょっと覚えておいてください。これからもいい挨拶をたくさんしましょうね。

これでお話を終わります。

1月8日(土)放送朝会の話

1月8日(土)
おはようございます。
 みなさん、明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。


 2022年がスタートしました。今年は寅年ですね。

寅年には、「新しく立ち上がること」や「生まれたものが成長すること」の意味があるそうですよ。学校便りにも書きましたが、新しく勇気と希望をもって立ち上がること、これを全員に目指してほしいと願っています。


 さて、今日から後期の後半が始まりましたが今学期は超~短いですよ。なんと52日しかありません。


 しかし、この学期はとても重要です。今の学年の仕上げと次にやってくる学年の準備をする学期です。
 6年生はいよいよ中学生です。範を示す最後の仕上げですね。5年生は6年生のいいところをいっぱい見て最上級生になる心の準備をしてください。
 2,3,4年生は、特に勉強面で苦手なところ、わからないところを今のうちにできるようにしてください。
1年生は、あいさつやお話の聞き方など次にくる1年生にお手本を見せられるようにしてください。


 そこで、今学期をどう過ごしたらいいか校長先生が3つヒントを教えます。

① 1つ とことんやる!
おうちの人や先生から言われたり注意されたりしたことの中から1つ決めてとことんやる。
挨拶をする、友達と仲良く遊ぶ、宿題を忘れない、テストの見直しをする、鉛筆を正しくもつ等どんなことでもいいですよ。

② 2つ 苦手なことを頑張る!
ちょっと苦手なこと、勉強でできなかったことをできるように頑張ってみる。
算数の計算、九九、国語の漢字の書き取りや読み取り等

③ 3つ もっとありがとう!
お家の人、地域の人、友達、先生、小さなことでもいいから日頃みえないもの、気が付かないことをよ~く見てください。きっとありがとうがもっともっと言えるようになりますよ。


 さあ、今学期は何と何の学期ですか?

そうです!仕上げと準備の学期です。4月から1つ上の学年にジャンプするためにしっかり仕上げと準備をしておきましょう。これでお話は終わります。

12月25日(土)朝会の話

令和3年12月25日朝会の話

 今日は、朝8:30からの放送朝会でしたが、すぐに音楽発表会も後に控えていたため、かいつまんでの話となりました。

 

 おはようございます。明日からまちに待った冬休みに入りますね。
校長先生からは、一つだけお話します。
先生方が今黒板に貼った言葉をよく見てください。

(①~④を印刷してあらかじめ配布しておきました)

質問します。この4つの行動の中でこれはいいなと思う行動はどれでしょう。(1年生にもわかるように解説が書いています)
手を上げてください。


① 有言実行・・・ちゃんとやると言って、それをやりきること
② 有言不実行…しっかりやると言って、やらないこと
③ 不言実行・・・黙ってやると決めて、しっかりやりきること
④ 不言不実行・・・やるとも言わないし、しっかりやりきらないこと

③が多いでしょうか?

③が一般的には、素晴らしいといわれています。
昔は日本人は遠慮深いと言われ、つべこべ言わずに黙ってやると決めて物事をしっかりとやることがよいこととされてきました。

 しかし、敢えて校長先生はみんなに①でいてほしいと思うのです。
失敗するかもしれない、でもやってみるよ頑張ってみる!と言って、そして、それをしっかりとやりきる子どもになってほしいと思います。

 たとえうまくいかなくてもいいのです。

冬休みは、お家の人に、

「僕手伝うよ!」「わたし早起きするよ!」「毎日ゲームは1時間だけと決めるよ!」と自分で決めたことを聞いてもらって、しっかりと実行する子どもになってください。
  そして、お正月を楽しく過ごしてくださいね!これで先生のお話を終わります。

12月7日(火)放送朝会の話

12月7日(火)

 おはようございます。元気な皆さんの声が聞こえてきました。いつも校長先生はこの声を聞くとうれしい気持ちになります。

 早いもので12月になってもう1週間が過ぎました。皆さんが楽しみにしている冬休みまであと2週間くらいになりましたね。今年も新型コロナウイルスが流行して前半は大変でしたが、どんな1年だったか振り返ってみてくださいね。

今日は「とげ」のお話をします。

 皆さんは、とげが刺さったことはありませんか?校長先生はお花が好きでよく家でお花を生けたりするのですが、お料理も好きで魚をさばいたりするのですが、その時に指にとげが刺さることがあります。ちくっとしてとても痛いですね。じんじんします。

 さて、皆さんは、自分の周りの人、友達や先生、おうちの人にとげをさしてしまっていることはありませんか?自分はどうだろうかなと頭の中で思い浮かべながら聞いてください。

一つめ、あなたの言葉にとげはありませんか?

とげのある言葉って、相手を傷つけたり、いやな思いをさせたりする言葉です。

「早くしろよ、〇〇は、いつものろまなんだから。」「お前って、何をやっても駄目だなあ」こんなことを言われたらどんな気持ちなるでしょう。

 

二つめ、あなたの目にはとげがありませんか?

 自分がいけないことをして友達や先生に注意されたとき、「〇〇だってやってるのに何で自分だけが怒られるんだよ。」「いいでしょう、私の勝手でしょう。」と言い返し、注意してくれた相手をじっと睨み返すことはありませんか?

 「ごめんね。」と言ってくれたのに、「許さない。」という目で睨み返すことはありませんか?また相手のことを馬鹿にした目で見ることはありませんか。

 にらむ目、ばかにする目、いやな目も言葉のとげに負けないくらい相手をいやな気持にさせます。目は口ほどにものを言うからです。

最後はあなたの心にとげはありませんか?

 友達が褒められたとき一緒によろこんであげないで、「ふん、なにさ、私だってあれぐらいできる。」「僕のほうが出来がいいのに。」と素直にほめてあげる気持ちにならず逆にその人を悪く言ったりすることはありませんか?

 心がとげとげしいと、素直な気持ちになれなかったり、相手にやさしくなどできません。自分の心も、いちいち文句を言い続けて疲れ果ててしまいます。

 この3つのとげについては、自分でよく考えてみてくださいね。冬休みを前に、友達と仲良く過ごしたり、何より自分が毎日を楽しく気持ちよく過ごすためにはどうすればいいのかよく考えてみてくださいね。

これで校長先生のお話は終わります。

10月5日(火)児童朝会の話

10月5日(火)
 おはようございます。元気な声が聞こえてきました。この声を聞くととっても嬉しいです。

 さて、今日は運動会についてお話します。
 今年は、2年ぶりの運動会を開催します。1年生はもちろん2年生にとっても初めての運動会になります。

 昨年は、コロナがどんなものなのかもわからない中で、休校になったり、楽しみにしていた様々な行事が中止になったりしました。みなさんにとっても先生方にとってもおうちの人たちにとっても、残念な1年を過ごしてきました。

 でも今年は運動会ができる!この日をどれほど楽しみにしてきたか。みなさんで作る運動会の活躍と笑顔、お家の人たちの応援と笑顔が今から楽しみです。

 この週末に、校長先生の家の近くの小学校で運動会がありました。その朝に登校するきょうだいの会話が聞こえてきました。
 兄は言いました。「かけっこで足の速い子いるの?」
 弟は答えます。「うん、いる。」

 すると兄はこう言いました。
 「でも負けてもいいやと思ったらだめだよ。そう思ったら必ず負けるよ。いいかい、絶対に勝つと思うんだよ。」

 このお兄さんは、弟思いだなと思いました。あきらめたらダメという言葉ではなく、もっとわかりやすく、「負けてもいいやって思ってはダメ」と言ったからです。そして自分の経験からか「そう思ったら負けるよ。」と教えていました。
 
 実はこれはとても深い言葉なのです。世界中で有名なフリードリッヒ・ニーチェというドイツの偉い先生がこう言っています。「おじけづいたら負ける」という言葉です。

 勝負の前に少しでも負けてもいいと思ったら必ずそうなってしまうという心の働きを教えています。

 このお兄さんは、ニーチェの言葉は知らなかったと思いますが、まさに同じことを言っています。やればできると思うのと、最初からどうせ無理だと思うのでは、結果が違うということです。

 ただ勝てばいいということではありません。運動会が好きな人も嫌いな人もいるでしょう、でもせっかくの運動会です。自分に打ち克って力を出しきる元気な姿をお家の人に見せてあげてください。

 最後に校長先生もみんなに向けて言葉のプレゼントをします。それは「一致団結」という言葉です。
 みんなで一緒に言ってみましょう。
 せ~の!「一致団結!」(大きな声が聞こえてきました)

「一致団結」というのは、同じ目標に向かってみんなで心を一つにして力を合わせる」という意味です。

 各学年で行う表現=踊り、これは、一致団結の表れです。寺小の子供たちと先生方が一つになって素晴らしい運動会になるように、今日から約1ヶ月間一致団結して本番に向けて精一杯の練習に取り組んでください。お話終わります。

9月28日(火)始業式の話

9月28日(火)

 昨日は、令和3年度後期始業式がありました。放送朝会での話です。

 おはようございます。いよいよ新学期が始まりました。前期が先週おわったばかりなので、なんだかぴんと来ないかもしれませんが、今まででいうところの2学期の始まりです。

 さて、今日は「いのちの話」をします。

 実は今、校長先生の娘が赤ちゃんを産むために病院に入院しています。もう、土曜日の明け方からおなかが痛くなって赤ちゃんを産む準備に入りました。
 しかし、なかなか産まれません。本格的な痛みがまだきていないからです。かれこれ2日かかって苦しい思いをしています。

 赤ちゃんを産むことは簡単なことではありません。おなかの中から人間が出てくるのですから当たり前ですね。校長先生は心配でたまりません。今はコロナで、そばにいてやることもできないからです。どんなに痛くて、不安で、でも、どんなに赤ちゃんに会いたくて頑張って産もうとしているのか、早く生まれてほしいと願っています。

 校長先生自身も赤ちゃんを産みましたが、皆さんのお母さんもそうであったように、多くの痛みや、また希望をこめて命がけでみなさんはこの世に生まれてきました。途中で誰かの命がなくなってしまえば、命は受け継がれません。だからこそ、みなさんには自分の命を大切にしてほしい、大切にする必要があるのです。あらためてそう思います。

 人をいじめてもいけない。自分の命を絶ってもいけない。

 そして、皆さんのおうちの人たちが大事にしているみなさんといういのちを、校長先生も先生方も預かっています。先生方は、皆さんを大切に思うおうちの人たちの思いを受けとってみなさんに皆さんにお勉強を教えてくれています。厳しいことも言います。
みなさんが安全に過ごしてすくすくと育ってほしいからです。その思いをバトンタッチされているからです。

 このことを忘れないで、校長先生も先生方も頑張ります。
 みなさんも、後期も自分のもっている力を発揮してほしいと思います。1年生は1年生なりに。6年生は6年生なりに最高学年として範を示してほしいです。
 
 まずは、運動会!そしてさまざまなクラブや委員会や話し合いや行事が無事にできるように、みんなで気をつけるべきことは気をつけて、楽しく仲良く力を合わせて学校生活を送っていきましょう。これでお話を終わります。

9月22日(水)前期終業式の話

9月22日(水)前期終業式の話

2学期制前期終業式に寄せて

 おはようございます。
 これまでと違って、今年から、東寺方小学校は2学期制をとることになりました。
 
 今日は、初めての前期の終業式の日です。9月なのに終業式って変な感じがするかと思いますが、今までと同じように学期の終わりなので通知表を担任の先生方からいただきます。
 
 通知表は皆さんが頑張ってお勉強した証、そして皆さんが賢くなるようにと一生懸命教えてくださった先生方の一人一人へのメッセージでもあります。ぜひ、自分の通知表を見て、頑張ったところやもう少しこうしておけばよかったなと思ったところを振り返ってみてください。

 校長先生からは、皆さんに一つお話があります。
 それは、学び方の変化についてです。
 今までと違って、今年からタブレットPCをよく使うようになりました。時代は刻々と変化しています。これからの時代は、書いたり読んだりすることと同時にデジタル化された機械を媒体とする学びもどんどん増えてくることでしょう。楽しみでもありますね。

 しかし、どんなに時代が変わっても大切にしなければならないことがあります。タブレットPCは学校の約束を守って使うこと、そして、タブレットを使って悪口を書いたり、人を悲しませたりするようないじめは絶対に許されないんだということを全員がわかってほしいのです。

 昨年のちょうど今頃、多摩市の近隣の小学校で痛ましい事故が起きました。悪口を書かれて傷ついたお友達が亡くなってしまったのです。いじめた人たちは、そんなつもりはなかったのでしょう。しかし、もし、みなさんの家族が、家の人たちが同じようにいじめに遭ったとしたら皆さんは平気でいられますか?

 大事なお父さんが会社で、大好きなお母さんが仕事場で、そしてきょうだいが友達にいじめられて死んでしまったとしたら・・・

校長先生は、考えただけでも涙が出そうになります。

 みなさんには、やさしい人になってもらいたい、正しい人になってもらいたいと思っています。いじめは絶対にしてはいけないことなのだということを忘れないでください。
 
 さあ、少し、難しい話になりましたが、いじめの話はここまでです。気持ちも改めて!

 後期も目標をもって、皆さんがみなさんらしく輝けるようにがんばってほしいことを願い、校長先生の話を終わります。

9月1日(水)朝会の話

9月1日(水)朝会の話

 おはようございます。さあ、学校が始まりました。

今朝は、元気に学校に来てくれた皆さんの笑顔を見て、校長先生はとても嬉しく思いました。夏休みはどのように過ごしましたか?たくさんのお話を絵日記などで教えてくださいね。

 

 さて、皆さんも知っているとおり、今、日本では新型コロナウイルスが猛威を振るっています。机のうえにある11人のパーテーションも、皆さんを守るために先生方で用意しました。

今は、コロナウイルスにかかっても簡単には病院で受け入れてもらえないという状況になっています。このような感染拡大の状況は、間違いなく未来の教科書に掲載される歴史的な出来事であり、何百年後の未来の人たちがこの出来事から沢山のことを学ぶことになるでしょう。まさに今、私たちの行動が未来の人々から見つめられているのです。

ここで、今日は、皆さんに3つのお願いをお話しします。

 

 1つ目は、これからは、しっかりと自分の健康管理をしてください。朝は体温を必ず測ってきましょう。そして石鹸でしっかりと手洗いする習慣をつけましょう。ちょっと水で手をぬらしておしまいにしてはいけません。皆さんの手には、簡単に100万個のウイルスがついてしまうのです。手を洗わないと100万個のウイルスが体の中に入ってきてしまうのです。
 15秒、水だけの手洗いだとまだ、1万個のウイルスが残ってしまいます。それが石鹸でしっかり手洗いして水ですすぐと、19個くらいのウイルスに減らすことができるのだそうです。感染しないためにしっかりと手洗いし、ハンカチで手を拭きましょう。そのためにハンカチを忘れないでください。最後にアルコールで消毒をします。肌が弱い人は消毒をしなくても、きちんと手を洗えば大丈夫です。このように自分の健康は自分で守ってください。

 

 2つめは、「何となく上手に言えないけれど、気持ちが元気になれないことがあったら、必ず友達や先生、家の人にお話をしてください。」自分ひとりで悩まない、ため込まないで自分の気持ちを話してみてください。
 自由に遊べない日が続きます。給食を楽しく食べたくても友達とおしゃべりをすることも許されません。ストレスといって、自分でも良く分からないもやもやした気持ちになるかも知れません。つらいなと思ったら、誰にでもいいからお話をしてくださいね。

 

 3つ目は、「応援する心を大切にしましょう。」ということです。次のようなことが起きたら、皆さんはどうしますか?

 寺小の子供が新型コロナウイルスに感染しました。誰かが耳にしました。○年○組の○○さんがコロナに罹ったらしいよ。えー?そうなの?自分もコロナにかかったらどうしよう・・・うわさを信じて根拠もないのに根も葉もないうわさを広めますか?
 たまたまお休みをしていた○○さんは、本当にただの風邪で休んでいたのかもしれません。あるいは、○○さんがたとえコロナにかかってしまったとしても、噂話をして心を傷つけていいのですか?
 皆さんはどうしますか?もし自分が感染してみんなにうわさをされたらどうなるでしょう。

考えてみてくださいね。

 

誰がコロナにかかったとか、探し出すようなことは絶対にしないでください。もしも、コロナにかかってしまったお友達を知ったら、つらい思いをしている友達の気持ちをよ~く考えて「がんばれ~病気に、負けるな!」と、苦しい思いをしている友達を、あたたかく応援してあげてください。

 だって、1日に5000人以上の人たちがコロナにかかっているのです。いつ誰がどこでかかるか分かりません。誰のせいでもありません。つらい思いをしているお友達を応援できる強い人になってください。

 

 さあ、この3つをしっかりと守って、できることを学校で、みんなで、協力して考えていきたいと思います。むやみに怖がることはありません。しかし、これからは、さらにもっとルールを守ってしっかりと生活することがとても大切になってきます。寺小の子供たちは全員ができると信じています。がんばりましょうね。
 これでお話を終わります。

 

7月21日(水)夏休み前の朝会の話

7月21日(水)夏休み前の朝会の話

 明日からいよいよ夏休みが始まります。みなさんとても楽しみにしていると思います。去年は2週間でしたが、今年は夏休みは36日間もあります。
 今週になってさすがに、毎日が暑くて大変でしたね。 
夏バテすることなく毎日元気に学校に来ることができた皆さんを校長先生はとっても偉いと思います。みんなで、がんばった自分に、お友達に、そして先生方に拍手を送りましょう。

 さて、夏休みは、普段の学校生活と違って,それぞれの家庭での生活となります。
 ふだん学校ではできないことがたくさんできると思います。夏休みは短いとおもいがちですがたくさん時間があります。
 みなさんそれぞれ,大好きなことや得意なことがあると思います。苦手なことに挑戦することでもいいと思います。
 ぜひ自分の目標を立てて,それにチャレンジする夏休みにしてください。
「このことは,一生懸命がんばって続けたぞ」というものを,ぜひ作ってください。

 また、コロナで、開催できるかどうか心配だったオリンピックもいよいよ始まります。校長先生も、生きているうちにこの日本でオリンピックが開催されることはないだろうと思いますので、しっかりと日本の選手を応援したいと思います。

 明日からの夏休みが,みなさんにとって,思い出に残る,素敵な夏休みになることを心から願っています。そして,8月27日には、また元気な皆さんの笑顔を見ることができるのを楽しみにしています。

7月9日(金)避難訓練の話

7月9日(金)避難訓練の話

一つしかないいのちを大切に

 今日は、地震の時の初期行動と、雨の日に校舎の外へ避難する方法を知るという訓練でした。地震の時はどうするのか。もう、1年生のみなさんも4月から3回も避難訓練をしていますので、ちゃんとわかっていると思いますが、自分がきちんとできているかどうかもう一度確かめてください。

 「おかしも」を守れたと自信をもって言える人は何人いるでしょうか。押さない、かけない、しゃべらない!先生の指示をしっかり聞く!戻らない!これが逃げる時の大事なルールです。

 また、地震はいつ起こるかわかりません。雨の時も雪が降っている時も、天気は関係ありません。また、時間もいつ起こるのかわかりません。朝かもしれない、夜中に寝ている時に地震が起きるかも知れない。一人で留守番している時かも知れない。

 みなさんも知っている通り、ここの所の梅雨の大雨で、静岡県の熱海市では、大規模な土石流が発生し大切な命が奪われました。今も行方不明の人たちがいます。

 何度も話していますが、大切な命はかけがえのないものです。一度失われたら二度ど戻ってくることはありません。
 学校から配られた東京マイ・タイムラインや、防災ノートをしっかりと家にもって帰っておうちの人と読んでおきましょう。
 事故や事件や災害に巻き込まれて大切な命を失うことが絶対にないようしてほしいです。

7月6日(火)

7月6日(火)
今日の朝会の話です。

先生が本気で叱る時はどんな時?

みなさん、先生やおうちの人に叱られたことがありますよね。
何やってんだ!何度言ったらわかるんだ!と大きな声で叱られたこともきっとあると思います。

 ところで学校で先生が本気で叱る時って、その先生がどんな気持ちだと思いますか?
 その子のことを心から嫌いになっていると思いますか?
 それは違います。嫌いになっていません。本当は皆さんの事はいつでも大好きなのです。大好きな皆さんに、大事なことに気が付いてほしい時に先生方は本気で叱るのです。

 先生が本気で叱るのは次の2つの場合です。

 まず第一に皆さんが人としてものすごくいけないことをして、そのことに気が付いていない時です。
 例えばいじめなどで人の心を傷つけている時です。そんなときは先生は本気でいじめている子たちを怒るでしょう。
 そしていじめられている子を全力で守ります。

 また、先生が本気で叱るもう一つの場合は、皆さんがとても危険な状態の時です。
 例えば誰かが興奮して暴れてしまっている、今すぐに止めないと周りの子もケガをするかもしれない。そして興奮しているその子もケガをするかもしれない。
 また、こんな状態で生活をしていたら、立派な大人になれない考え方をしている時、何とかしようと思う。そういう時です。
 

 そんな時は大きな声を出すだけではなく、体を押さえつけて止めることもあります。それを周りから見て、先生が暴力をふるっているように見えるかもしれません。無理やり先生の考えを押し付けているように見えるかもしれません。
 しかし、それは違います。安全のために先生方は力ずくで、ものを取り上げたり、あるいは子供をおさえたり、考えを言ったりしているだけなのです。

 本気で叱る先生を見て、怖いなと感じてもどんなわけがあったのかを先生があとでちゃんとお話してくれます。

 校長先生は、先週6年生と移動教室に出かけました。
 6年生は初めての宿泊学習でわからないことだらけ。
 みんなで力を合わせると言っても楽しい気持ちで ふわふわするところもありました。
 そのたびに、先生方からものすごく叱られていました。
 しかし、文句を言う6年生はいませんでした。
 なぜ叱られているのか、りーダーの室長始め真剣に考える6年生がたくさんいました。
 そして何より校長先生が嬉しかったのは、その6年の先生方に厳しく教えられたおかげで、6年生の子供たちが、学校にかえってきてから「移動教室では大変お世話になりました。ありがとうございました」と口々に挨拶してくれたことです。

 校長先生はその気持ちがとても嬉しくて、無事に行けたことと、叱られたことの意味を十分に理解している6年生はやはり立派だなと思うのです。

 クラスで迷惑をかけている人はいませんか?
 平気で授業の邪魔をする人はいませんか?
 友達にいじわるする人はいませんか?


 今一度自分の態度を振り返り、夏休みまでにしっかりと人として恥ずかしくない自分つくりをして行きましょう。
 これで校長先生の話は終わります。

6月2日(水)放送朝会の話

今日は いじめについてと「いじめているきみへ」というお話しをします。

まず一つ目「 いじめの矢と心」です。
これが心です。心は、ふだんは見えませんが見えるようにしました。
(各クラスで担任の先生に絵を描いてもらいました)

さて、 いじめにはどんないじめがありますか?
「悪口。」「暴力。」「ちくちくことば。」「ことばの暴力。」「いじわるな言葉。」
そうですね。担任の先生にはこれからいろいろないじめの矢を心に刺してもらいます。

① この矢は「 机やノートに落書き」いやがらせの矢です。
② この矢は失敗したり人と違っていることを「 笑ったりする」からかいの矢です。
③  この矢は 「ねえ ねえ ○○ちゃんとは 話すの止めよう」とその人が来たら急におし  
ゃべりをやめたり、逃げたり、一人ぼっちにする。無視や仲間外しの矢です 。
④ この矢は 遊ぶふりをして「 たたいたり 蹴ったり」する暴力の矢です 。
⑤ この矢は「 死ね 」 「よわむし」「きもい」「 かわいこぶってる 」「くそじゃん」 などの悪口 ・言葉の暴力の矢です 。
⑥ この矢は「しゃべり方や動き方を真似する」からかいやふざけの矢です。

どうですか?
いじめられた人の心はこんなふうにたくさんの矢が刺さっています 。
実際にはもっとたくさんの矢が刺さっているかもしれません 。この心はこれからどうなるでしょう。こころが引き裂かれたり、壊れたりしてしまうかもしれません。
死んでしまう人、学校に来られなくなる人、 家から出られなくなる人もいるのです 。

こんなふうにいじめの矢が突き刺さっている友だちがあなたの周りにいませんか?
いたらこのままにしておいてでしょうか。

心が壊れてしまう前に、いじめの矢を抜かないといけません。
でも いじめの矢は、いじめられている本人には抜くことができないのです 。
どうやったら抜くことができるのでしょうか?

まわりの人が、「ぼくと一緒にいればいいよ」「大丈夫だよ、私がついているよ」「心配ないからね」「一人じゃないよ」などと声をかけてあげると抜けるのです。
「味方だからね」と励ましてくれる人がいると、また矢をぬくことができるのです。
いじめをした人が反省して「心からごめんなさい、もう二度としない」と謝ることもよいでしょう。そしていじめをやめさせるのです。
見てください、いじめの矢を全部抜くことができました。良かった。良かった。
自分の周りにいじめの矢が刺さっているお友達がいたら、声をかけ励ましていじめの矢をを抜いてあげてください。

でも、もう一度よくこの心を見てください。
いじめの矢が抜けた跡はどうなっていますか?
穴のあとが残っています。
全部抜いてもいじめの跡は残るのです。消えないのです。10年たっても、20年たっても忘れることはできません。だから、いじめは絶対になくさなければいけないのです。

実は校長先生が担任の先生をしている時、いじめに気がついて、いじめをしてしまった人を叱ったことがあります。その時、驚いたことがありました。こんなことを言ったのです。

「ふざけてやっていて、同じ事を自分がされても別に気にしなかったから、相手がそんなに嫌だったなんて思わなかった。いじめだとは思わなかった。」と言うのです。

同じ事を言ったりやったりしても、こうやって矢が刺さらない人もいる。
ちょっとしか刺さらない人もいるしグサグサ刺さる人もいる。自分はいじめているつもりでなくても、いじめになってしまうなってしまう。相手の気持ちを考えるということが大切だよ。」そう話をしました。

次は「「いじめているきみへ」という絵本を読み聞かせます。朗読です。
これは、春名風花春さんという6年生の女の子が描いた絵本です。

「いじめているきみへ」(音声)

東寺方小学校のみなさんは、人と仲良くすることをたくさん学んでください。そして笑顔あふれる学校にしましょう。

一斉下校訓練の話

5月12日(水)一斉下校訓練の時、子供たちに話をしました。

 今から行う「一斉下校訓練」は、これから台風や災害が起きそうだから、いかに素早くみんなで安全に家に帰るか、先生たちと一緒に同じ方向に帰る人たちが一斉に下校するという訓練です。

 台風や災害はいつ起きるかわかりません。すぐ横の大栗川が氾濫してしまうこともあるかもしれません。いざという時に慌てることがないよう、避難に備えた行動を一人一人があらかじめ決めておくことが大切です。これをマイタイムラインといいます。担任の先生からお話があったと思います。

 台風、長引く大雨、急な豪雨から自分の命を守るために一斉にしっかりと下校する訓練を今から行いますので、「お・か・し・も」を守り真剣にやりましょう。

 普段は家の人が働いていて家にいない人も多いことでしょう。突然早く帰らなければならない時にカギはどうするか、どの道を通ってどのように帰るのか、今日は家の人としっかり話し合っておきましょう。

 今日のこの訓練をしっかりと活かし、自分のいのちを守る訓練を積み重ねていきましょう。これでお話を終わります。
   
  

5月11日(火)朝会のお話

令和3年度5月 
 今日は、「たくましい子ども」についてお話します。
 はじめに6年生のみなさんに感謝の気持ちを伝えたいと思います。6年生は、4月中、順番で早く登校し1年生の朝の面倒をしっかりと見てくれました。今も、ボランティアで来てくれる6年生たちもいます。ありがとう。

 おかげさまで1年生の子供たちが、気持ちよく小学校の生活に慣れて立派に過ごすことができています。
 よりよい学校を目指し、力を合わせ、みんなのために仕事をする6年生は、東寺方小学校のよき伝統だと思います。1年間、学校のリーダーとして、活躍してくれる6年生に、2年生から5年生のみなさんも6年生にお礼を言いましょう。
       「ありがとうございました。」

 これからも6年生は、学校をもっとよい学校にするために、アイディアを出し合い、立派に行動してくれることでしょう。6年生を中心に、みんなで自分の学級、学年、学校をもっとよくしていきましょうね。

 さて、東寺方小学校の教育目標は、みなさんが「身も心も健やかでたくましい子ども」「よく考える子ども」「思いやりのあるみんなと仲よくする子ども」になることです。

 この3つの中で、今年度も、身も心も健やかでたくましい子どもになることを中心に、みんなが毎日、楽しく学校生活を送ることができるようにしていきたいと思います。

 そのためには、最後まで粘り強く取り組む、外で元気に遊んで体をきたえる、多少うまくいかないことがあってもくじけない、相手の気持ちを考えて行動するたくましさを身に付ける、周りがどうでも自分は誰にでも同じように優しく仲よくする、相手のよいところを見付ける、そういう人になって欲しいと思います。
 
 また、今月の生活目標のように「明るいあいさつをきちんとする」ことや「規則正しい生活を送り体と心をきたえること」は、今年も続けてほしいと思います。

 今年度も感染症に負けない「新しい学校生活」は、続けていきます。新型コロナウイルス感染症は、感染した人が減ったと思っても、また、増えるということが繰り返されています。みんなで「感染しない」「感染させない」ために、石けんでの手洗い、マスクの着用、換気、健康観察カードの記入やソーシャルディスタンスを続けていきましょう。

 最後に、今年度から、みなさんに1人1台のタブレットパソコンの貸出がされました。これは、みなさんの学習に役立てるために、多摩市がみなさんに貸してくださる大切な道具です。
 自分の考えや作品を残したり、発表や考えの交流に使ったり、分からないことを調べたりするものです。ロイロノートと言って算数や漢字の勉強にも使える教材も入っています。大変便利なものです。ぜひ、これを使って、楽しく学習をしてほしいと思います。ただし、壊れやすいものですから、大切に使ってください。心も体もたくましく伸び伸びと勉強して大きく育つみんなでいてください。応援しています。お話終わります。

令和3年度4月6日(火)始業式の話

 令和3年度4月6日(火)始業式の話

  おはようございます。さて、今日から新しい令和3年度、新しい学年が始まります。どんな1年になるのかを決めるのはスタートの今、今日、この瞬間です。 
  
  今年もコロナウイルスの対応のため、一同に会して皆さんに話すのも短い時間でしかかないませんが、しっかりと新しい学年に向けて心を決めましょう。

  新学期をスタートさせるにあたって、校長先生の願いを3つ皆さんにお話します。

  1つは、「自分から行動する」ということです。これからの社会も予測困難な時代となるでしょう。様々な情報がある中、自分が何のためにどんな行動をするのか自分自身で考え判断して行動できる子になってほしいです。

  2つ目は「思いやりをもって行動する」ということです。どんなに技術革新が進んでも人は一人では生きていけません。人とのふれあいから考えを深め関わり合うことで人として強くなることもできるのです。集団生活の中で、相手の立場に立って考え行動できる人になってほしいと思います。

  3つ目は、「目標をもって努力する」ということです。こうなりたい、こうしたいと目標をもってその願いをかなえるために努力してください。
  「天才とは、無限に努力できる能力のことである。」という言葉があるように、積極的に物事に挑戦し、自分自身の力を磨いてください。全員が天才になれるのです。

先生のお話はこれで終わります。

3月24日 修了式の話

令和3年3月24日 修了式  
         
 1年生から5年生の皆さんは、今日で令和2年度の学年が終わります。そして6年生は明日が卒業式、最後の授業となります。

 みなさんは今の学年でどんなことを勉強し、どんなことを思い出にしてきましたか?今、改めてこの一年を振り返ってみてください。

 昨年の3月から学校が一斉休校になり、今年度の学年は新型コロナウイルス感染拡大で私たちのくらしは大きく変わりました。
 マスクをすること、お友達と距離をとる事、食べる時はしゃべらない事、手をよく洗う事等、今まで普通にできていたことができなくなりましたね。

 一番つらかったのは、楽しみにしていた行事や友達との交流ができなくなり我慢することが増えたことでしたね。
 しかし、そんな中でも皆さんは、工夫し、我慢し、できることから始め、いろいろなことに挑戦してここまで来ました。よく頑張ったと思います。立派でした。

 ここで話は変わりますが、みなさんは、「地球は青かった」という言葉を聞いたことがありますか?

 今から60年前、世界初の宇宙飛行を終えて地球に戻ってきたソ連の宇宙飛行士ガガーリンが言った言葉です。
 まだ誰も地球を見たことがなかった時代に大気圏から初めて地球を見た感動のことばでした。

 そして8年後、今から52年前アメリカ合衆国のアポロ11号が月へ行きアームストロング船長と操縦士2名が月に着陸しました。何と21時間30分も月に滞在しました。

 そして、平成30年今から3年前、今度は、日本の小惑星探査機「はやぶさ2」が、地球から約3億4千万キロのかなたにある小惑星「リュウグウ」への着陸に成功しリュウグウのサンプルを取ってきました。

 歴史に残るこの3つの成功には、たくさんの人が関わり、知恵を出し合い、何度も何度も失敗を繰り返し共に乗り越えた経験が生かされています。このお話を通して私が伝えたいことは、皆さんはこれから先も様々な難題に出合います。そんなときにくじけずあきらめず打ち克つ強さを持ってほしいということです。

 今年一年は、新型コロナ感染症によって大変な1年でしたが、この3つの成功のように、私たちの未来が、誰にとっても幸せで夢や希望にあふれたものになるようにこれからも新たなゴールに向けて頑張ってほしいと思います。

 明日は、卒業式です。卒業する6年生の晴れの門出をみんなの笑顔と温かい心でお祝いしたいと思います。
 皆さんは明日の卒業式には参加できませんが、今日一日6年生に心から「ありがとう」の気持ちを伝えましょう。そして、最後の校歌を全員で歌って3学期を終わりましょう。

3月5日(金)二分の一成人式の話

3月5日(金)本日、二分の一成人式が行われました。
 多くの保護者の方々にお越しいただきました。
残念ながら人数制限があり、一家庭1人のためご迷惑をおかけいたしましたが、無事に執り行うことができうれしく思います。
ありがとうございました。

 以下、私のほうからの話です。


                        令和3年3月5日
        二分の一成人式のあいさつ

 今日は二分の一成人式、おめでとうございます。みんなこんなに大きくなりました。温かい人間の手がないと人はここまで育つことはできないのですよ。

 みなさんは、生まれ落ちたその日からお家の人たちに大切に育てられたから今ここにこうしているのです。今日はおうちの方々にもお越しいただきました。お忙しい中、本当にありがとうございます。
 
 さて、みなさんは、この小学校時代に、あるいは一生という時間をかけてどんな人間になろうとしているのでしょうか。

 美しい桜の木のように、自分のいいところを輝かせて生きていきたいですね。地球上にみなさんは一人しかいません。私たちはみな一人一人光ある存在として今ここにいます。

 光らない人など一人もいません。だから、これからも自信をもってこの地球上に一人しかいない自分を大切に、自分らしさを大切にして輝いてください。

 笑顔あふれるやさしさと、一人一人の大事な輝きを大切にする良き人間として、これからも自分を支えてくれるお友達や先生、そして家の人たちを大切にしてください。

 最後にサトウハチローさんの「美しく自分を染め上げてください」という詩の一部を読んでお祝いの言葉とします。

赤ちゃんの時は白  誰でも白 どんな人でも白
体や心が育っていくのと一緒に
その白を美しく染めていく 染め上げていく

人には優しく 自分には厳しく
これを続けると 白はすばらしい色になる

人をいたわり 自分をきたえる
これを重ねると 輝きのある色になる

急がずに ちゃくちゃくと
自分で自分を 美しく より美しく 染め上げてください

 二分の一成人式おめでとう。今日は素敵な会になりますように!
先生のお話はこれで終わります。



 

3月2日(火)朝会の話

3月2日(火)児童朝会の話

 おはようございます。昨日から、早や3月になりました。
6年生は、あと18日、1年生から5年生はあと17日で今の学年が終わります。
 あとわずかですが、悔いが残らないよう精いっぱい頑張りましょう。今日は、「心の土台なしには、きれいな花は咲かない」というお話をします。

 みなさんの心はどんな形をしていますか?色はありますか?匂いはしますか?
 え~~?と思うかもしれませんね。実は、教科のお勉強に基礎基本があるように、心には心の土台があるのです。

 勉強を始める前に「これから1時間目の勉強を始めます」とあいさつしますね?それは、これから勉強するよと心を安定させているのです。勉強が始まります。先生の話を聞いたり、黒板に書かれたことをノートに書いたりしますね?その心の土台は、粘り強さや頑張るぞという気持ちです。教室の掃除や片付け、どうしてやるのでしょうか?それは、自分やみんなが使うところをきれいにしたいという心の土台があるからですね。

 5年生や6年生が委員会の仕事をしてくれます。毎日、花壇の水やりを1日も欠かさずにやってくれている人を校長先生は見ています。 
 お教室のごみをしっかりと捨ててくれている人を担任の先生は見てくださっていますよ。
 学校やみんなが気持ちよく過ごせるようにと思うやさしさや思いやり、我慢強さ、一生懸命さ、これらはみな、その人の心の土台なのです。

 さて、ここで考えてみましょう。みなさんはこんな素敵な心をもっているのに、友達の悪口をこそこそ言っていませんか?「むかつく」とか「きもい」とか汚い言葉を使って友達を傷つけていませんか?
 さあ、点検してみてください。心の土台はぐらついていませんか?安定していますか?修理の時期に来ていませんか?自分の心をのぞいてみてください。

 小学生であるみなさんは、今立派な大人になるために心の根をはりきれいな花を咲かせる準備をしているのです。相手の悪いところばかりを見るのではなく、よい所を見る。みんなで励まし合いながら見事な花を咲かせましょう。

 心が変われば、行動が変わります。思いやりや粘り強さ、素直さなどの根をたくさんはって、大きなきれいな花を咲かせましょう。今日は6年生を送る会もあります。先生はとても楽しみにしています!どんな心の土台が見られるかな?
 これでお話を終わります。

2月12日 避難訓練の話

2月12日避難訓練の話

 今日は、「予告なしの避難訓練」でした。
 今日のように、掃除をしている時や、トイレに入っている時、登下校で道を歩いている時、独りで留守番をしている時、塾や習い事に行っている時などに地震が来ることもあります。

 いつもお話しているように、いつどこで大地震が来るか誰にもわかりません。そばに大人がいない時でも自分の命は自分で守れるように訓練しておきましょう。
 また、建物の中にいる時に地震が来たら机の下にもぐるか、机もない時にはできるだけダンゴムシのように丸くなった姿勢でしゃがみます。
 外にいる時には、建物から離れてやはり低い姿勢で揺れがおさまるのを待ちます。基本の行動をしっかりと身につけて自分の命を守るようにしましょう。
 
 ところで、みなさんは地震や火事などの災害が起きたときの「避難場所」は、家族でお話して確認していますか?
 この前、防災の備品を家に持ち帰ったと思いますが、いざという時の水や食料を用意していますか?普段から防災グッズも準備しておきましょうね。

 いつもハンカチを身に付けていますか。
 普段からお話をしっかり聞いて行動しましょう。
 

これで、今日のお話を終わります。

2月2日新一年生入学説明会

 新一年生入学説明会でお話ししたことです。緊急事態宣言下、時間をかけずに実施ということで、早口になってしまいました。お許しください。

      新一年生 入学説明会あいさつ
 
 皆さまこんにちは。
 本校の校長伊藤と申します。
 今日は、お忙しい中、新一年生入学説明会にお集まりいただき有難うございます。

 さて、あと約2カ月を経過すると、令和3年度東寺方小の入学式を迎えます。4月の入学式を心待ちにしているお子さんも多いのではないでしょうか。
 私たち教職員も、ピカピカの新一年生を迎える日を心待ちにしています。
 
 このコロナ禍で、今まで当たり前に出来ていた学校生活も大きく変わってきました。
 マスクをつけなければならない事、人との距離を取らなければならない事、みんなで集まってお話ができない事等です。
 新しい生活様式に則っていかねばならない制約は多くなりましたが、命が大事です。お子様の安全安心第一に教育活動を繰り広げていきたいと思います。
どうぞ宜しくお願いいたします。

 本校の教育目標は、たくましい子、おもいやる子、かんがえる子の3つです。この3つを基本としながら、子どもたちの教育に当たっていきます。

 この後、入学の準備や小学校生活についての説明がありますので慌ただしいですがお聞きいただきたいと思います。
 私の方からは、4月の入学を前に、お願いを一つと小学校生活を送るうえで実行してほしいこと、そしてご紹介を一つお話したいと思います。

 まず、一つ目のお願いは、「自分のことは自分でやれるように」ということです。朝は、自分で起きて顔を洗い、歯を磨き、着替えや食事など、日常の生活もできるだけ自分でできることを増やしていけるようにお力添えをお願いいたします。

 次に実行できるようにしたいのは、一つ目は「朝しっかりご飯を食べる」こと、2つ目は、「返事や挨拶を元気よくする」こと、3つ目は、「学校では先生のお話をしっかり聞く」ということです。この3つは1年生から徹底させていただきたいと思います。

 最後にご紹介をさせていただく一つです。東寺方小学校の学校便りとHPです。

 学校便りの巻頭言では、私が保護者の皆さまとお話をしたり、子どもたちとのやり取りをしたりする中で、ぜひお伝えしたいという大切なメッセージを込めて毎月書いています。
 また、HPは各学年の子どもたちの様子を発信しています。すぐにアクセスできますので毎日更新しているHPをぜひご覧ください。

 世界ではいろいろな出来事が起こり、予測不可能な時代がやってきますが、未来の宝である子どもたちをたくましく、考える子、そして思いやりのある子に、ご家庭と一緒に育ててまいりたいと思います。
どうぞ、ご協力をお願いいたします。

 以上で私の挨拶とさせていただきます。本日は宜しくお願いたします。


2月2日朝会の話


2月2日(火)全校朝会の話

 2月になりました。プール横の梅の木も花が咲き始め、とてもいい匂いがしています。まだまだ寒いですが春はすぐそこまで来ていますね。


 今日は節分の日ですので節分のお話をしたいと思います。
 今年の節分の日は、何と124年ぶりに2月2日になりました。
 地球が太陽の周りをまわる周期が微妙にずれて積み重なって、普段は2月の3日が節分の日ですが、今年は2日になりました。

 節分は、字の通り、季節を分けると書きます。
 つまり2月2日は季節の分かれ目となり2月3日の明日から季節が春に変わるのです。
 明日は、立春と言って、寒い冬から春になる切り替えの日です。なんだか心がウキウキしますね。春が待ち遠しいです。

 さて、節分といえば、豆まき。
「鬼は外、福は内」と言って豆をまき、悪い鬼を追い払い一家の幸福を願います。日本の伝統行事です。
 節分は豆をまき、邪気を払ってやり直しを誓う日という説もあります。

 この豆まきの時に心の中から追い出す鬼はいろいろですね。
 自分がたのしければいいという自分勝手鬼、自分さえ良ければいいというわがまま鬼、友達の悪口を言ういじわる鬼、やってはいけないことを後先考えずにやってしまう鬼、自分の心の中に住む鬼は「弱い心」なのですが、実はこの鬼を退治するのは大変なことなのです。
 ですが、一人一人が自分の心と向き合い、心の中の鬼を退治してください。心の中の鬼を追い出し、「福を入れる」今日にしてください。

 6年生はあと2カ月ほどで、小学校を卒業していきます。
 6年生の皆さんは、残り少ない日々をどう送っていくでしょうか。 
 また、1年生から5年生は、6年生とどのような思い出を作れるでしょうか。
 ひとつ学年が上がるまであと少ししかありません。
 どんなふうに学校生活を送るのか、一人一人、しっかり考えてみてください。

 できないことを嘆くより、できることは何かを考えて、仲良く楽しく学校生活を楽しく送りましょう。
 これでお話を終わります。

1月の避難訓練

令和3年1月21日

 避難訓練(煙体験)の話

 今日は火災による煙が発生した時に避難する方法を知るという訓練でした。
実際に校舎内で火災が発生すると、非常ベルが鳴ります。
ベルの音にびっくりしないで、素早く先生の指示を聞きながら避難することが大切です。

 地震が起きた時の火事も、また、放火や火の不始末で起きた火事も、火災はとても怖いです。火も煙もどちらも恐ろしいのです。

 校長先生は、子どもの時になぜ火事で人は死んでしまうのだろう、大人のくせに早く逃げればいいじゃないかと不思議に思っていました。でも、その考えは間違っているということがわかりました。
 なぜなら、火事が起きると、煙が発生し、前が見えなくなってしまうからです。逃げようにも逃げ道がわからなくなってしまうのです。また、煙によって発生した有毒ガスを吸い込んでのどをやけどしたり、息ができなくなってしまうのです。だから、逃げ遅れて亡くなってしまうのだということが大人になって分かるようになりました。

 この、「煙に巻かれることの恐ろしさ」を知るために、この後、2年生と5年生は煙体験をします。3年生以上の人たちも一度は煙体験をしていると思いますが、その時の体験をきちんと思い出してください。

 煙の中をどうやって逃げたらいいのか、ポイントがあります。覚えていますか?
まず、低い姿勢を保つこと、濡れたハンカチ等で口を押え呼吸を確保すること等です。
 このほかにもきちんと多摩市防災安全課の方々が教えてくれますのでしっかりとお話を聞いてくださいね。
 いつも言っている言葉、「自分のいのちは自分で守る」ことを忘れないでください。

 これでお話を終わります。



 

1月8日朝会の話

令和3年1月8日(金)始業日のお話
  
2021 あけましておめでとう!

 あけましておめでとうございます。本年度最後の後期後半が始まりました。冬休みは皆さんどう過ごしましたか?
今朝、登校してくる皆さんの元気な様子を見て、校長先生はほっとしました。

 昨日は、東京都だけで1日で2400人もの方が、新規感染者になったとのニュースが流れました。
 新型コロナ感染症が、またとてもはやってきているため、お家で過ごすことが多かったと思います。この状態は、まだまだ続くことでしょう。

 日本もそうですが、世界では多くの国の人たちが亡くなり苦しんでいます。早くワクチンができ、予防できるようになるといいな、直せるようになるといいなと願っています。
 
 すでに、お家の方々がコロナに感染したり、濃厚接触者になったり、PCR検査を受けたりしている人もいるかと思います。
 これからは、誰がいつどこで感染してもおかしくない状態です。だから、コロナに感染したお友達がいても悪口を言ったり、いじめたりしない。いつ自分がそうなるかもかわからないのですから。引き続き、気持ちを引き締めみんなで感染しないように注意して生活をしていきましょうね。

 そのためには、我慢と工夫が必要です。朝晩の体温は言われなくても自分で測る、検温表を忘れない、遅刻して皆を待たせたり迷惑をかけない、乱暴に慌てて友達にぶつからない、お友達を叩いたりやたらに触らない、マスクや洋服は毎日清潔なものに着替える、水が冷たくても手洗いする、ハンカチをしっかり持ってくる等、ねばならないことを一つ一つしっかりと実行していきましょう。
 
 さて、年末に今まで頑張ってくださっている医療従事者の方々(お医者様や看護師さんたち)にお手紙を書きましたね。覚えていますか。
 今日は「心は形となって表れる」ということをお話したいと思います。
 人の思いやりや優しさは、形を見ればその人の心がわかる、伝わるということです。例えば「立ち止まり、相手の目を見てしっかりと挨拶をする」という形。ここには相手を大事にする心、思いやりの心がはっきりと見えますね。

 授業中、真剣に話す人の方を見る。ここにも真剣に取り組もうという心が見えますね。みなさんには、この心の土台をしっかりもった人間に育ってほしいです。やさしさも、思いやりも、粘り強さも我慢強さも一生懸命さもすべてみなさんの心の土台となります。

 さあ、今日からは心の土台がぐらつかないように、次への学年に向けて自分のいいところをたくさん見つけて心の根をはり、大きな花を咲かせましょう。 

 笑顔のあふれる毎日にしましょう。先生たち、おうちの方々も、地域の方々もみんなで応援しています。あっちこっちで素敵な大きな花が咲くことを願って、校長先生のお話を終わります。

終業日のお話

令和2年12月25日(水)終業日
   
頑張った一年!これからの一年に勝利を

   今年は2学期制のため、いつものような終業式ではありませんが、冬休みを迎える最終日なので校長先生から少しお話をします。

 今年の思い出と言えば、もうコロナのことしか頭に浮かばないと思います。楽しみにしていた行事が出来なかったり、毎日体温を測ったりマスクをして不便な思いをしたりと我慢をすることが多かったことでしょう。

 しかし、当たり前のことが実はとても大切なのだということがわかりました。普通に暮らすことがどんなに大切なことなのかということもわかりました。そして、できることをどんどんやろうと考えて、様々な工夫をしてきたことも事実です。

 そんな中、今回急でしたが、医療従事者の皆様に対して「感謝の気持ち」「応援メッセージ」を全校児童で書くことになりました。校長先生は、今日までに書いてくれたみなさんのお手紙、メッセージを読みました。自分のこととしてしっかりと受け止め励ましや感謝の言葉を書いている人が多くいて感激しました。

 残念ながら「新型コロナウイルス」のために、今も世界中の人たちが苦しんでいます。
 
 日本でも同じです。コロナに感染した人は5万人にもなり、そのうち、578人もの方がすでに亡くなっています。
 有名なしむらけんさんもお亡くなりになりましたね。
 数が大きすぎてわからないかもしれませんが、もういつどこで誰が感染してしまうのか分からないほどです。

 そんな中、病院で働いている方々は、自分が病気になってしまうかも知れないという恐怖と闘いながら、お休みもあまり取れずに、一生懸命に患者さんを助けています。
 すばらしいことです。ありがたいことです。

 そんな病気の治療のために頑張ってくれているお医者さんや看護師さんたちに対して、信じられないことですが心ない言葉をかけている人もいます。人として、とても悲しいことで残念です。

「温かい心」は誰にも見えません。けれど「温かい心遣い」は見えます。
「やさしい思い」は誰にも見えません。けれど「やさしい思いやり」は見えます。「行い」によってはじめて見えます。
 みなさんは、正しい行いのできる子どもに育ってほしいと願います。今日、この心のこもった皆さん方の「お手紙」を届けさせていただきますね。

 さて、明日からは、約2週間の冬休みに入ります。大晦日やお正月もあります。いつものように自由には出かけられないかもしれません。
 しかし、楽しいことはいっぱいあるはずです。気を抜くことなく、健康に気を付けて、令和3年の年がすばらしいものになるようやさしい行いができるよう、正しい行いができる自分になるよう、新年のスタートを切ってください。

 最後の最後に、この1年間お世話になった方々やうちの人にも「ありがとう」の言葉と感謝の気持ちを伝えることを忘れないでください。
 今ここに自分がいるのは、自分以外の人たちの力や応援があるからです。

 来年1月8日始業日には、この場所で今のように、東寺方小の全員が1人も欠けることなく元気な笑顔で集まりましょう。どうぞ良いお年をお迎えください。

 これでお話を終わります。

不審者訓練での話

12月16日(水)

 今日の「不審者対応訓練」は、不審者が学校に侵入したとき、一人も危害を加えられることなく、児童全員が安全に素早く避難できるようにするための訓練でした。

 今から19年ほど前、大阪の小学校に包丁を持った男が侵入しました。子供や先生を追いかけ回して命を奪いました。1、2年生の児童が8人亡くなり、15人の児童と先生が大けがをしました。
  この事件が大きなきっかけとなり、不審者に対応する訓練や犯罪から身を守る訓練が学校でも行われるようになりました。

「まさか」という時、どのように自分の命を守るか、
火事や地震の時のように、「自分の命は自分で守る」ことが大切ですが、今日の場合は特に「先生の指示にしっかり従うこと」が大切です。先生たちは、皆さん方の「命」を守るため、指示を出します。みなさん方は、先生の指示通りに、しっかりと訓練をすることができましたか。

 
 今日避難したときの態度や行動をふりかえってみてください。点数を付けると何点ですか。勉強のテストは何点でも命を失うことはありません。でも、避難訓練は命にかかわります。全員が100点でなかったら0点です。一人でもふざけたら0点です。ぜひ100点を目指してほしいと思っています。

 学校には警察につながっている非常ベルが何カ所かあり、すぐにお巡りさんを呼ぶことができるようになっています。また廊下には「さすまた」というものがあり、不審者を皆さん方に近付けないようにする道具もあります。

 今日のこの訓練をしっかりと活かし、自分のい
のちを守る訓練を積み重ねていきましょう。これでお話を終わります。
   

  

12月1日(火)放送朝会の話

12月1日(火)放送朝会の話

12月に入りました。あと1カ月で今年も終わります。
新型コロナ感染症で世界中の人たちが大変だった1年間ですが、これからも起こるであろう様々な出来事に負けないで、しっかりと生活していきましょう。

 さて、今日は人権についてお話します。
12月4日から12月10日までを人権週間と言います。そして、その最後の日、12月10日は、「世界人権デー」とされています。
それにちなんで、全国の学校では、毎年、12月のはじめのこの時期に人権週間というのを設けて、人権について集中的に勉強しています。
 
 人権とは、「人は誰もがその人らしく生きていくことができる権利」のことです。
 人は、みんな違います。顔、体の大きさ、皮膚の色、性格、目が不自由であるというような障害のある人、ない人、男の子と女の子・・・など、みな違います。
 でも、みんな一人一人が、かけがえのない命をもっていて、その人なりに精一杯生きています。
 人はみな、その人なりに、人として生きる権利をもっているのです。ですから、自分を大切にすることはもちろんですが、同時に、
他の人の命や他の人の気持ちも大切にしていかなければなりません。
 みなさんのお家の人は、みなさんのことをかわいくて仕方がなくて大切な、大切な宝物のように思っています。

 ですから、自分の命や体を大事にすると同時に、友達や周りの人のことも大事にしていってほしいと思います。

 ここで、ある小学校3年生のお友達が書いた「とびばこ」という作文を紹介します。聞いてくださいね。

 私は、体育があまり好きではありません。
なぜかというと、走るのもあまり速くないし、跳び箱や鉄棒や1輪車など、ほかの友達はできるのに、私だけなかなかできないのです。それに、みんなから笑われるのが何より悔しくていやだからです。

 今日の体育は跳び箱です。準備体操をして、みんな、跳び箱の用意を始めました。
 私はもう、逃げ出してしまいたい気持ちでいっぱいです。
 
 用意ができました。優一郎君から、次々に跳び始めました。いよいよ私の番です。跳んでみるとやっぱり失敗です。2回目も失敗してしまいました。
3回目は、友達の跳び方を見て、さっきとちがう跳び方をしてみました。
 だけど、やっぱり跳べませんでした。何回跳んでもお尻が跳び箱の角に当たってしまいます。

 初めは小さく聞こえていた笑い声が、どんどん大きく聞こえてきました。
 その時「笑うな!」と、大きな声が聞こえました。一郎君です。体育館が一瞬、シーンと静まり返りました。私もびっくりしました。しばらくすると、
「笑ってごめん」とか「がんばれ、がんばれ」、「もっと勢いをつけると跳べるよ」とか言うみんなの声が聞こえてきました。

 私は思いっきり走りました。そして、手を強くつきました。身体が高く浮いたと思ったその時、私は跳び箱を越えていました。
 やったあ、とうとうできたんだ。夢じゃないんだ。跳べたんだ。私はとても信じられませんでした。みんなの拍手が聞こえてきました。


 というお話です。みなさん、どうでしたか。
みなさんは笑う人ですか。「笑うな!」と言う人ですか。「頑張れ!」と応援する人ですか。
 コロナで苦しむ患者さんを一生懸命治療してくださるお医者さんや看護婦さんに、感謝できる人ですか?
 それともうつるから来ないでと言う人ですか?
 
 寺方小学校501人のだれもが「学校は楽しいな」と思う学校にするにはどうしたらよいかを一人一人考えてみましょう。
これでお話は終わります。

11月24日避難訓練の話

11月24日(火)
避難訓練の時に子どもたちに話した内容です。
           
           ~火事から身を守ること~

 今日は、火災の避難訓練を行いました。どこから出火したか聞いていましたか?そうです。ランチルームです。

 地震もそうですが火事もいつ起こるかわかりません。普段から自分の身は自分で守るという訓練をしておかないといざという時に、パニックになって逃げ遅れてしまいます。

 私たちは、いざという時に【自分の命を自分でしっかりと守る】ことができるように、日頃から練習をしっかりして、避難するために必要な『本物の力』を身につけておかなければなりません。
 
 いつも言っていますが、自分の命を守るためには、大切な練習が【2つ】ありましたね、覚えていますか?

■まず、1つ目は、『先生の話をしっかりと聞く』ことです。
先生の話は、目と耳と心で、しっかり聞く習慣を身につけておかないと、いざという時に慌ててしまい、大切な話や指示を聞きもらしてしまいます。
 寺方小学校には、「放送のチャイムが鳴ったら、その場に止まって、口を閉じて聞きましょう。」という約束があります。とても大切なことですね。

■2つ目は、『落ち着いて行動する』ことです。
避難する時、慌てていると、階段でつまずいたり、友だちにぶつかったりして大けがをしてしまいます。寺方小学校には、廊下は走らない、右側を一列で静かに歩くという約束があります。命を守るうえで、とても大切なことなのです。

この2つは、どちらもいざというときに自分の命を自分で守るための大切な力です。そして2つとも、学校で授業中や、休み時間に練習できることです。
 先生や友達と一緒に普段から、心がけてください。
これで校長先生の話を終わります。

11月2日(月)放送朝会の話

11月2日(月)放送朝会の話

 今日の放送朝会の校長からの話です。

 おはようございます。
昨日から11月に入りました。
だいぶ涼しくなりましたね。
体調を崩しやすい季節でもあり、少しお休みも増えてきています。
健康に気をつけて、元気に過ごしましょう。
 
 11月は、ふれあい月間と言って、「いじめのない、暴力もない、楽しい学校生活を安心して送りましょう」という月です。
 人としての人権が守られる月になっています。今日はふれあい月間にちなんだお話をします。

 さて、今日は、ある言葉をみなさんにお話します。
その前にこの歌をちょっと聞いてください。
(ここで、曲を流しました。この曲は、大好きな曲です。今でもこの曲を聴くと我が子の卒園式を思い出して感動します。)

 この曲は、校長先生の子どもたちが保育園を卒園するときに歌った思い出の曲です。

「さよならぼくたちのようちえん」あるいは「ほいくえん」という歌です。
この曲を作曲された、ピアニストの「島筒英夫 しまづつ ひでお」さんの言葉を紹介します。

 島筒さんは、いろいろな小学校でたくさんの保護者や子供たちに向けて、お話や素敵な歌とピアノを聞かせてくださいますが、そのお話の中で、特に心に残ったのが、「いやなことは、宝物の入口」という言葉です。

 いやなことが宝物の入口って、どういうことでしょう。ピアニストの島筒さんの宝物は、ピアノです。
 そのピアノとの出会いには、島筒さんがおもちの、ある個性が関係しています。個性って言葉も、難しいですね。

 人は、一人一人、顔や髪がたが違います。
背の高さや声も違います。
そんな一人一人、その人だけがもっているものを、個性といいます。

 島筒さんとピアノを結びつけた個性とは、実は島筒さんは目が全く見えないことだったのです。

 2歳の時にご病気で視力を失ってしまったそうです。
 そこで、島筒さんが6歳の時に、目は見えなくても楽しめることをさせてあげたいと、お母様がピアノを勧めてくれたのだそうです。

 もし、自分が目が見える子だったら、きっとピアノとの出会いはなかっただろうと話されていました。
 目が見えない(不自由な)ことは「いやなこと」だけど、そのおかげで「ピアノ」という宝物に出会えた。
 「いやなことは宝物の入口」だと学ばれたというお話でした。

「いやなことは、宝物の入口」勇気をくれる言葉だと思いませんか。

 今、いやなことがある人きっといますよね。
いやなことがない人なんていません。
島筒さんも、ピアノは好きだけれど、練習はいやだったそうですよ。

 そのいやなことから逃げずにやり通してきたことで、ピアニストになれたのです。校長先生は、いつもみなさんに、好きなことをいっぱいやってほしいと思っています。

 なりたい自分になるために、好きなことをいっぱい楽しむために、今、いやだと思っていてもやらなければいけなかったり、乗りこえたりしなければいけないことがあるでしょう。 
 
 その先に、宝物が待っているとしたら、勇気が出ますよね。そんな、勇気をくれる言葉です。

「いやなことは、宝物の入り口」この言葉を
ぜひ覚えておいてくださいね。さあ、今月も元気に学校生活を送りましょう。
これでお話を終わります。

10月30日 ぼくは何を

         ぼくは何を
                 まど みちお

ぼくは 何をもっているのだ
やさしさなら お母さんがもっている
勇気なら お父さんが
すなおさなら ポチが
賢さなら 先生がもっている
がまん強さなら 冬のムギが
勤勉さなら 夏のアリが
そして 美しさなら
道ばたの1本のタンポポがもっている


で ぼくよ 何をもっているのだ
いつも後で しまったと思う
おっちょこちょいと
だれにも負けない いたずら心のほかに・・・
わらうなかれ!
希望だ・・・
やさしくて 勇気があって
すなおで 賢くて
がまん強くて 勤勉な
美しい心
に ぼくを少しでも近づけたいという・・・

笑うなかれ!
という ぼくよ
自分で笑っちゃ サマにならぬぞよ!

 象もクマも、人も木も空も石ころも、みんな自分に生まれてきてよかったのですね。そう歌いつづける まど みちおさん。
 子どもだけが読者の童謡詩人ではありません。やさしい子どもの言葉で語っていると見せかけて、真実を語り続ける まど みちおさんの詩が好きです。

おやすみの詩


おやすみ
                       おけらりょうた

すなつぶ まくらに めをつむって
ちっちゃなこえで いったんだ
ーおやすみなさい ちきゅう

そしたら おなかのしたから
しずかなこえがきこえたんだ
ーあさまで だいててあげよう

わあい こんやは よくねむれるぞ

工藤直子さんの「のはらうた」シリーズは、地球上の動物や植物、目に見えない風など、いろんなものが主人公になっています。「ぼくはぼく」の主人公は、真っ黒の羽をもっているからすえいぞうくんです。

こころ の詩

校長室の廊下に、時々詩を掲示しています。
いいなと思ったときに子供たちに何気なく読んでもらいたいです。


       こころ
                  からす えいぞう
ゆうやけが 
あんまり きれいだったりすると
おれ しんとした こころになる
ゆうやけのところにいって
はなしあいたくなる
なにを はなすかっていうと
あかちゃんだったときの こととかさ
しょうらいどうなるかって こととかさ・・・・
いつもは こんなこと
おもわないんだぜ
 ・・・・・・・・
おれ こころ
いっぱい もっているんだな



工藤直子さんの「のはらうた」シリーズは、地球上の動物や植物、目に見えない風など、いろんなものが主人公になっています。「ぼくはぼく」の主人公は、真っ黒の羽をもっているからすえいぞうくんです。

10月1日(木)

10月1日(木)
昨日から、1日しかたっていませんが、今日は後期の始まり、始業式でした。
本日は放送でしたので、短く要点を絞って話しました。
以下が内容です


令和2年度後期始業式

 おはようございます。
昨日から1日しかたっていませんが、
今日は令和2年度の後期の始まりです。
 気持ちも新たにがんばっていきましょう。

 さて、皆さんには2つお話をしたいと思います。
まず一つ目は、気力と体力をもってほしいということです。
今までできていたのに、
いろいろな制限があってできなくなったことが増えています。

 しかし、だからこそ、よし、こんなことをやってみよう、
こんなふうに楽しみたいということをたくさん考えて、
実現できるように先生たちと相談し努力してください。
やる気が本気になれば楽しい学校生活になります。

 また、今まで暑さのためになかなか思うように
外で遊んだりできない日が続きました。
スポーツの秋といわれる季節です。
体を鍛えて体力を付けてください。

 そのためには、生活のリズムを整えることが大切です。
やることの優先順位を考えて早く寝る、しっかり食べる、
しっかり太陽を浴びて体を動かす、
集中してお勉強するなど
自分で努力してくださいね。

 二つ目は、めあてをもつことです。
昨日いただいた通知表を基に、ここを直して行こう、
今度はこんなことをがんばろう、
こんなことにチャレンジしようと目標をもってください。

めざすゴールがあることは、
それに向かって、
具体的にどうして行ったらよいのかがわかります。

友だちと楽しく過ごしたい、
そのために自分はどんな努力をするのか、
算数や国語ができるようになりたい、

そのために宿題を忘れないとか、
授業中は先生の目を必ず見るとか
具体的に決めることです。

学期のはじめにカードに書きますね、
目標を定めてくださいね。

 そして、どんなときも人としての優しさを忘れない、
相手を大事にする、
そのこともわすれない寺小の子供でいてください。

 この頃、全校のお友達が、しっかりと挨拶してくれるので
校長先生も毎日笑顔でとてもうれしいです。

これで先生のお話を終わります。

令和2年9月30日 終業式の話

9月30日
見事な秋晴れの下、令和2年度前期終業式が無事に行われました。
新型コロナウイルス感染症への対応で、
500人以上の子供たちが一斉に集まることが今までできませんでした。
約8か月ぶりに、全校で児童が集まることができ、感慨無量でした。

よくぞ、ここまで頑張ってきた!と振り返ると、
1人1人の子供たちの顔がいとおしく、涙が出てきそうでした。
先生方にも急きょ前列に並んでもらい、
子供たちに全職員の顔を見てもらいました。

ここで感傷的になってはいけない、
まだまだこれからもウイズコロナで生活をしていかねばならぬと
気を引き締めましたが、
普通のことが当たり前にできる幸せをしみじみと味わいました。

以下、かいつまんで子供たちにお話しした内容です。

前期終業式

今日は、本年度の前期が終わった日です。
いつもなら、夏休み前に1学期が終わるのですが、今年は1年間を半分ずつに区切っているため、前半の終わりの式ということになっています。

 さて、振り返ってみると今の学年が始まって早や半年がたちますがいろいろなことがありました。
 校長先生も先生方ももちろん、皆さんも初めてでしたが、
学校が休校になるという前代未聞の出来事から
4月がスタートしました。
 実はこのコロナ感染症の流行のために、
4月6日の入学式や始業式もできないのではないかというほどの
不安の中のスタートだったのです。
 今振り返ってみると
よく始業式ができたなとびっくりしてしまいます。

4月は6日の始業式以降まるまるお休み、
そして5月になっても1週間に1回の登校日。
しかも、1日3時間しか学校に来ることができず、
6月になっても分散登校。
クラスを2つに分けて午前・午後と別々にお勉強していました。

6月の3週めになって、
やっと初めて自分のクラスの人たちが、
一体誰々いるのかがはっきり分かるような状態でしたね。

 覚えていますか?
パンと牛乳だけの給食。
暑くてもマスクを外してはいけないといわれた学校の始まりのとき。公園にお出かけしたくても、できなかった。
目に見えない、そして詳しく解明されていない
ウイルスへの恐怖。

 1年生も、練習もなしに
いきなりたった一人で学校の登校日にきていました。
よくがんばりました。

6年生もがんばりました。
楽しみにしていた八ヶ岳への移動教室が中止となり、
プールも中止、運動会も中止、
せめての1年生のお世話さえ
やっと7月になってからでした。

しかし、気持ちが荒れることなくもなく、
最高学年としてしっかりと学校生活を送ってくれています。
1年生にも6年生にも、
そして、それを支える2年生から5年生も、
全員がんばってきた自分に拍手しあいましょう。

見回してごらんなさい。
ここには501人のお友だちがいるのです。

 すべてを乗り越えて、
今ここに全員が集いあっていること。
校長先生はそのことが一番嬉しいと思います。

 マスクをする、ソーシャルディスタンスを守る、
手をしっかり洗う等
皆さんが努力してきたからこそ
安心安全に学校で過ごすことができています。

 しかし、いつ誰が感染するかは分かりません。
おうちの人や知り合いの人が
お熱が出て心配したことのある人も
きっとたくさんいたことでしょう。

 人間は、いつどんな出来事に出会うか分かりません。
だからこそ、今いっしょにいるお友だちを大切にして、
お友達になったことに感謝して、
思いやりをもって仲良くすごしていきましょう。

そして、普通のことが当たり前にできる生活の
ありがたさに感謝しましょう。
これからも、「今このとき」を大切にしてください。

これで先生からのお話を終わります。

偏見や差別を引き起こさないためにできること

9月2日(水)
 本日、給食中のお昼の放送で、子供たちに話をしました。
新型コロナウイルス感染症に関わって偏見や差別があとを絶たないということで文部科学大臣からのメッセージも届きました。
 保護者の皆様や地域の皆様にも読んでいただけたと思いますが、多摩市内全校でしっかりと子供たちに指導をする必要があります。
 ひとたび感染者が出ると「学校をつぶせ」「日本から出ていけ」等の誹謗中傷も後を絶たないとニュースでも話題となっています。どうかそんな悲しい出来事が起こりませんようにと願うばかりです。


お昼の放送です。
みなさん、おいしい給食を食べていますか?
しっかりよくかんで、いただく命に感謝しながら残さずに食べてくださいね。

 さて、今日は校長先生から大切なお話があります。
給食を食べながら静かに聞いてください。

 新型コロナ感染症についてのお話です。

 みなさんも知っている通り、いまだにこの感染症に対するお薬、ワクチンと言いますが開発されていませんね。
 東京でも毎日まだ多くの人たちが感染し、私たちもいつどこで感染するのかわかりません。怖いなと思っているのは皆さんだけではなく大人もそうでしょう。

 そんな中、一昨日皆さんに文部科学大臣からのお手紙が届きました。
 お手紙をちゃんと読んでくれましたか?


 そこにはこんなことが書かれています。
「新型コロナウイルスには誰もが感染する可能性があります。感染した人が悪いということではありません。感染した人や症状のある人を責めるのではなく思いやりの気持ちをもち、感染した人たちが早く治るように励まし、治って戻ってきた時には温かく迎えてほしいと思います。」と。

 そうなのです。こんなお手紙が届くということは、感染した人を責めたり、一生懸命治してくださる医療関係の人たちの悪口を言ったり差別をするような発言や行動をとる人がいるのです。
 とても悲しい事です。

 差別やいじめにつながる発言や行動があった時、皆さんには、それに同調せず、「そんなことを言うのは止めよう」と勇気をもって言ってほしいと思います。
 
 きちんと言える一人一人になってください。
校長先生も、みんなのやさしさが、ウイルスとの戦いの強い武器になると思います。

 寺方小のみんなは一人残らず本当の勇気と正しさをもった子供でいてください。

 これでお話を終わります。

避難訓練の話

9月2日避難訓練がありました。
 晴れていたのですが、避難時にWGBTが31度を超えました。
短時間といえども、防災頭巾をかぶって全校児童500名が外に避難するのは危険と判断し、急きょ廊下までの避難といたしました。
 

 今日は、「大地震の後、理科室から火災が発生し避難する」とい 
う訓練を行いました。しっかりと非難ができましたか?

 さて、昨日は、何の日だったか知っていますか。

 そうです、「防災の日」です。
 今から約100年前の9月1日お昼頃に、「関東大震災」という大地震が発生しました。
 地震の震度はM7、大勢の人々が亡くなりました。なんと、10万人もの尊い命が失われました。

 いつも皆さんにお話している通り、地震はいつどこで起きるか分かりません。
 恐ろしいことに、今後30年以内に、70%の確率で大地震が起こるといわれています。

 そして、江戸時代から関東大震災が起きるまでの地震の歴史記録を基に、将来発生すると予想されている地震が、「首都直下地震」です。 
 この首都直下地震がどのような規模になるのか、校長先生にも想像がつきません。

 ただ、今から10年前に起きた「3.11 東日本大震災」の時に子どもたちと非難する時、学校のプールの水がトップンタップンとものすごく揺れて、地面も歪んでうまく歩けず、非常に怖かったことを今でも覚えています。

 「自分の命は自分で守る力」をしっかりと身に付けてください。

 地震が起こると建物が崩れ、また、その後の火災が原因で亡くなる人が多いのです。いつどこで起きるかわからないからこそ、毎月の避難訓練が大切です。


 みなさんは、災害が起きたときの「避難場所」は、家族で確認していますか?
 いつもハンカチを身に付けていますか?
 先生のお話をしっかり聞いていますか?
 きちんと家族で「避難場所」や「約束事」を話し合っておきましょう。
 普段からお話をしっかり聞いて行動しましょう。

 


 これで、今日のお話を終わります。


 

 

学校便り 9月の巻頭言

9月1日(火)
     ~元気に前期後半スタート!子供たちに向かう姿勢の原点~

 8月24日から前期の後半がスタートしました。
 短い夏休みを無事に過ごし、元気な子供たちの明るい声が学校に戻ってきました。
 この夏季休業中は、まれに見る暑さ厳しい夏でしたが、おかげさまで大きなけが病気、何より心配した感染症の報告はありませんでした。各ご家庭で安全管理に十分取り組んでいただいたことに深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

  さて、改めて「子どもたちに向かい合う姿勢の原点」に立ち戻りたいと思います。以前読んだことのある雑誌の一文を思い出します。簡単にご紹介します。

 トーマス・エジソンの話です。
 エジソンは、電球や蓄音機をはじめ約1300件もの発明をした発明王として有名ですが、興味の対象が次々と変わり何でも知りたがる特性をもっていたそうです。 

  例えば小学校で「1+1=2」を習うとなぜ「1+1」が「2」になるのか学校の先生を質問攻めにしたというエピソードが残っています。
  好奇心が旺盛で、ガチョウ小屋の中でガチョウの卵を何時間も抱えて座っていたり、なぜ物が燃えるのかを探ろうとして自宅の納屋を全焼させてしまったりしたこともありました。
  次々と突拍子もない行動を起こすエジソンに向かって担任の先生はこう言い放ちました。

「君の頭は腐っている」

  可能性に満ちた子どもに、何とひどい言葉を投げつけたことかと呆れますが、さらには校長先生からも他の子の迷惑になると見放されエジソンは小学校を3カ月で退学することになってしまいます。
 
  そのまま社会からドロップアウトしても当然の状態ですが、この時の母親の対応がエジソンを救うことになります。

  母親のナンシーはエジソンの才能を信じ彼を否定することはしませんでした。小学校を退学になったエジソンに自ら教育を施しました。

  この母親の存在が助けとなり、彼は社会に出てから次々と発明をしていきました。
  その結果、発明王エジソンが残した功績は私たちもよく知っているところです。

1人の前途ある子供を思う熱き心情が、一人の偉大な科学者を生み出したという話です。

  今年は、感染症の拡大でこの先の学校教育がどうなるかさえ予想がつきません。
  しかし、各教科の学習で、さらに友達関係で、数多くの学びの機会は待っています。

  その学びがその子にとって最善となるよう、大人の私たちがもう一度原点に立ち戻り、子どもたちに丁寧に向き合っていきたいと思います。
  こんな状況ですが、実りと学びが学校内のあちらこちらに見受けられるよう,寺小教職員全員が一致団結して教育活動に取り組んでまいります。

8月24日放送朝会のお話

 8月24日(月)前期後半のスタートをしっかりと!
本日の放送朝会のお話です。


 2週間の短い夏休みが終わりました。今日から前期の残りの授業のスタートです。
 
 この夏休みは、皆さんもコロナウイルスの関係で行きたいところにも行けず不便な思いをした事もたくさんあったことでしょう。また、毎日35度以上と暑い日が続きくたびれたことでしょう。
 
 校長先生も、いつもは田舎にいる自分のお母さんに必ず会いに行くのですが、東京からは動かないでくださいと言われていたので夏休み中にはどこにも行けませんでした。
 
 でも、自分が一つも楽しかったことがなかったというのは、もったいないしくやしい。
 そこで校長先生は、いつもなら年末にする大掃除を夏休みにすることにしました。年賀状やアルバムの整理をしたり、衣服や本、インテリア雑貨の片付けをしたりしました。また、大きなお店に家族で行って安く食料品などをたくさん買って、腐らないようにこまめに仕分けして冷凍するなど、食材の保管も工夫しました。家じゅうをピカピカにしたり、お花を育てたり、物を整理したりすることで、どこに何があるか整理整頓されて暮らしも気持ちもすっきりして住みやすくなりました。

さ て、東寺方小のみんなは、今日からお勉強が始まりますがこれは忘れないでほしいというルールがあります。
 
 それは、いつも言っていることですが「授業中に話をする人は一人とする」というルールです。1年生もどうしてこんなことを校長先生が言うのか考えてほしいと思います。

 昔、今から1400年位前に、聖徳太子という人がいました。とても頭のいい人だったと言われています。ある時、聖徳太子が人々のお願いを聞く機会がありましたが、自分の話を一番に聞いてほしいと10人が一斉に話し始めたそうです。それでも太子はすべての人が話した言葉を全部一度に理解し、的確な答えを返したと言います。本当にそんなことができるのか今から実験をしてみたいと思います。いつもなら、ここで先生方に舞台に出てきてもらうところですが、今日は放送朝会なので放送で実験してみますよ。

 これから、ここにいる3人の先生がそれぞれ違うことを話します。誰が何を言ったかすべてがわかった人は手をあげてください。

 どうでしたか?難しかったと思います。普通の人は聖徳太子のようにたくさんの人の話をいっぺんに聞いて理解することはできません。

 教室でも同じです。たくさんの人がそれぞれに違うことを好き勝手に発言すると結局誰の話もきちんと伝わらないのです。ですから、「授業中に話をする人は一人とする」というルールを守ってほしいのです。一人一人の言いたいことがしっかりと伝わるようにするために、一人一人の発言を大切にするためにこのルールはあるのだと今日から忘れないでくださいね。

 校長先生はみんなの応援団です。頑張ってしっかりとお勉強してくださいね。これでお話を終わります。



 

夏休み前放送朝会のお話

8月7日(金)
放送朝会で子供たちに話をしました。

 明日からいよいよ夏休みが始まります。みなさんとても楽しみにしていると思います。この夏休みは2週間しかありませんがこんなに待ち望んだ夏休みは今までなかったことです。8月になってさすがに、毎日が暑くて大変でしたね。 

 それでも誰も夏バテすることなく毎日元気に学校に来ることができた皆さんを校長先生はとっても偉いと思います。みんなで、がんばった自分に、お友達に、そして先生方に拍手を送りましょう。

 振り返ってみると、皆さんもそうですが、校長先生もそして先生方やみんなのおうちの人たちも今まで誰も経験したことがない大変な4月からの学校生活でした。
 
 新型コロナウイルスという感染症が世界中に広まり、今でもその勢いは衰えていません。感染を防ぐためにマスクをしたり、手を洗ったりして皆さんはとても努力をしてきました。これからも、その努力は続けてくださいね。

 さて、夏休みは、普段の学校生活と違って,それぞれの家庭での生活となります。ふだん学校ではできないことがたくさんできると思います。

 
 夏休みは短いですがたくさん時間がありますよ。みなさんそれぞれ,大好きなことや得意なことがあると思います。苦手なことに挑戦することでもいいと思います。ぜひ自分の目標を立てて,それにチャレンジする夏休みにしてください。「このことは,一生懸命がんばって続けたぞ!」というものを,ぜひ作ってください。


 もう一つ大切な話をします。
 それはこの世の中でとっても大切なもののお話です。何だと思いますか?

 そうです。みなさんの命です。
夏休みになると,新聞やテレビでとても悲しいニュースが報道されます。

 水の事故です。毎年,川や海で,何人もの人たちが大切な命を亡くしています。ちょっとした油断や気持ちのゆるみが,大変な事故につながります。自分の命は自分で守るようにして下さい。

 そして、交通事故にも気を付けてください。ルールや決まりは,みんなの命を守るためにあります。それをしっかりと守ること。これが安全につながります。十分に気を付けて,毎日生活するようにして下さい。

 明日からの夏休みが,みなさんにとって,思い出に残る,素敵な夏休みになることを心から願っています。そして,8月24日には,また元気な皆さんの笑顔を見ることができるのを楽しみにしています。

6月1日第1ステージ開始

6月1日(月)
本日から、毎日第1ステージ(クラスを2分割にした分散登校)が始まります。5月の登校日とは、登校時刻も時程も違います。子どもたちが安全に登校できるようにご家庭での見守りを引き続きよろしくお願いいたします。
 朝、子どもたちの様子を見ていると、きちんとマスクをつけ、雨が降っていたにも関わらず、密にならないように気を付けて整然と校舎内に入っていました。しっかりと朝晩2回の検温も行い登校してきている姿は、ご家庭でのご協力のおかげと大変感謝いたします。ありがとうございます。

 依然、「新型コロナウイルス感染症」のために世界中の人たちが苦しんでいます。世界の感染者数はなんと600万人にも上り、そのうち37万人の方々が感染によりなくなっているとのことです。子どもたちを怖がらせないよう、しかし正しく恐れ感染しないように気を付けるよう、そして、正しい知識を身に付け、差別やいじめが起こらないよう、今日は、放送朝会で以下のような話をしました。

おはようございます。
長い間、学校が休校になり、登校日を除くと皆さんと一緒にお勉強ができない期間が約3カ月も続きました。元気でしたか?校長先生も、先生方も皆さんと一緒に学校で過ごすことができる今日この日を楽しみに待っていました。
今まで誰も経験したことがなかったのですが、新型コロナウイルスという感染症が世界中で流行して、たくさんの人たちがなくなったりしました。
大変な3カ月間でしたが、乗り越えてきましたね。遊びたいのに家の中で過ごして我慢してきました。みなさん偉かったですよ。
これからも、まだ安心ではありません。しかし、うがい手洗いをすること、人との距離を保つこと、マスクをつけてエチケットを守る事、このたった3つのことで命を守ることができます。
学校が始まりましたが、今まで以上に気を付けて頑張りましょうね。


さて、今日から6月です。もうすぐ梅雨入りしますね。6月は雨の多い日が多くなります。登下校や休み時間にけがをしやすい時期でもあります。交通ルールや、教室での過ごし方のルールを守って、安全にすごすようにしてくださいね。
いつもなら6月はふれあい月間です。ふれあいとは、友達や先生、交通安全の見守りのおじさん、家族やご近所の方などなど、周りにいるいろいろな人と、あいさつを交わしたり、お話をしたり、遊んだり、いっしょに勉強したりすることです。感染防止のためにいつものようにはふれあえませんが、気持ちのよい元気なあいさつやこまったときに助け合う親切なおこない、はげましやほめ言葉など、よいふれあいは、人を元気にしたり、笑顔にしたりします。
よいふれあいがあれば、よくないふれあいもあります。悪口やなかまはずれ、意地悪や暴力は、よくないふれあいです。よくないふれあいは、人のやる気をなくしてしまいますし、人を泣き顔や悲しい顔にします。
人を悲しませる、よくないふれあいは、ふれあいとはいえません。
それはいじめです。いじめは、どんな理由があってもゆるされません。「いじめゼロ」の安全安心な学校が校長先生やおうちの方々の願いです。
さあ、みんなを笑顔にする、よいふれあいでいっぱいの6月をスタートしましょう。
校長先生のお話はこれで終わります。

ニュートンは2年間休校の時に万有引力の法則を見つけた

5月11日(月)
長い休校中、ご家庭ではどのようにお過ごしだったでしょうか。
今日からやっと分散登校を実施することができました。

一向に収束が見えない「新型ウイルスコロナ感染症」。この1mmにも満たないウイルスが世界中を震撼させてもう5か月も経ちます。
かつては、ペストが発生した時、学校は2年間もの長き間休校でした。当時学生だったニュートンは、この2年間を「創造的休校」と名付けたようです。ニュートンは皆さんもよくご存じの万有引力や、微積分法、光のスペクトル分析など多くの歴史的発見を成し遂げた科学者です。りんごの実験で有名ですね。世の中は、資本主義社会が発展しました。
コレラ発生後は、下水道が完備され公衆衛生への意識が高まったともいわれています。
では、いったいこのコロナは私たちや社会をどのように変革させていくのか。

私自身、毎日の電車通勤は今でもとても怖い思いをしています。自分がコロナに感染してしまったらどうしよう、知らずに人を感染させてしまったらどうしよう、学校から感染者が出てしまったらどうしよう、子供たちや家庭から発症者が出て命を失ってしまったらどうしよう。目に見えない不安や、先の見えない閉塞感を打破するにはどうたらよいのかと毎日考えさせられていました。

そんな時、以前一緒に働いてきた職場の恩師であった校長先生より、「今より高く、さらに高まる教育を、人生を、目指せ!」と応援のエールを送っていただきました。
勇気が百倍になったのは言うまでもありません。

今の状況を嘆き悲しむだけではなく、顔を上げて前に突き進むことが大切だと考えています。この状況下で、できなくなったことだけを振り返るのではなく、新しい価値観や、新しい学校の在り方や、新しい生き方を先生方や子供たちと一緒にしっかりと考えていきたいと思います。

 オンライン学習の設備も整いつつあります。多摩市ではしっかりと子供たちの教育について対応してくださっています。タブレットやルーターの貸し出しも始まります。ICT環境が整えば、それでよしということではなく、新しい子どもたちとの学びをわたくしたち教員も試行錯誤しながら実践していこうと取り組んでいます。

 今週、授業動画のテスト配信を行います。第1回目は、もう担任の先生も誰だかわからなくなっちゃった!?子供たちのために先生方が自己紹介をしたり、子供たちに質問をしたりしているものです。(マスクをしているので顔がはっきりしていない場面もありますがお許しください。)
 来週からは、登校日に配布される1週間ごとの課題に沿って、課題を手元で取り組みながら先生方が進め方や考え方を動画で解説してくれます。なれないことも多いかと思いますが、あらゆる可能性を信じていろいろな工夫を施していきたいと思います。
 ご家庭におかれましては、ぜひご協力ご理解いただけますようよろしくお願いいたします。

マスクをつくってみようかな

4月30日(金)
きょうは、3年生の下山(しもやま)先生が、土日に作ってくださったマスクをしょうかいします。こうちょう先生は、しもやま先生からたくさんマスクをいただきました。こんど、がっこうがはじまったら、みなさんにも見せてあげますね。そして、こうちょう先生も、しもやませんせいをみならって、マスクをこのれんきゅう中につくってみようかなとおもっています。
 この学校ホームページでも「マスクのつくりかた」をしょうかいしましたが、みなさんも、マスクがうっていなくてくろうしていると思います。ぜひ、おうちの人たちといっしょに、マスクをつくってみてくださいね。大きい学年の人たちは、かていかでミシンをならったので、おうちにミシンがあるとつくれそうですね。ミシンがなくても手でぬったりできますよ。ちかごろでは、キッチンペーパーなどでもつくれるようですね。みんないろいろとくふうしているのだなと、こうちょう先生はとてもかんしんしています。

             下山先生が作ったマスク

今は我慢の時ですががんばりましょうね


4月30日(木)

じどうのみなさん、こんにちは。
4月も、あしたで終わりになってしまいますが、みなさんは元気にすごしていますか?
校長先生からもできるだけみなさんにメッセージをおくりたいとおもっています。
「こうちょうにっき」や「きょうのてらかた小」のページも、学年のページといっしょに見てくださいね。

新がたコロナウイルスかんせんしょうが、これいじょうひろがらないようにするために、学校が、ずっとおやすみのままとなっています。
みなさんもですが、こうちょう先生や、先生がたも、だれ一人としていままでこんな「けいけん」をしたことがありません。ですから、とてもしんぱいです。みなさんのたいちょうや、おべんきょうのこと、学校がはやくはじまらないかなということや、おそとであそべないからつらいだろうなということなど、たくさんしんぱいごとがあります。
でも、今はたいへんですが、「いのち」がいちばんだいじです。いのちをまもるために、おうちのひとたちと、ちからをあわせてしっかりとまいにちをすごしてくださいね。それがこうちょう先生やみなさんのたんにんの先生がたのねがいでもあります。
〇はやね、はやおき、あさごはん!
〇しゅくだいやおべんきょう、どくしょ!
〇おてつだい、なわとびとかすこしでもからだをうごかそう!
がんばって、のりこえていきましょうね。
     おうちの人たちがきょうかしょを取りに来てくれた時のようすです
 

         こまがっきゅうのろうかまえのメッセージです

保護者のみなさまへ
長い長い休校期間が続いています。令和2年度が始まったばかりなのに、残念ながら例年のような教育活動ができない状態です。子どもたちの学習の権利はどうなるのか、体力低下が心配である、オンライン学習といっても集中が続かない、友達と遊べなくてかわいそうだ等、保護者のみなさまのご心配の声も届いています。
 しかし、多摩市でも感染者が発生しており、この困難を乗り越えるには、今は我慢の時と考えています。心を一つにしてこの危機的状況を乗り越えていきたいと思います。
 学校が再開しましたら、ぜひ学校に協力していただき、学校とご家庭・地域が一つになって、子どもたちの学習や生活をしっかり見守り、支えていただきますようお願いいたします。
 東寺方小学校
 校長 伊藤 智子


3学期修了式の話

令和2年2月29日(土)終了式のお話

みなさん、おはようございます。
今日はみなさんや先生方、そして校長先生にとっても、あまりに急で突然のことですが、令和元年度の修了式の日となりました。
 もうすでに皆さんも知っている通り、今、日本だけではなく世界各国で気を付けなければならない感染症が広がってきました。みなさんの健康と安全を考えて、日本全国で学校が臨時に休校するということになりました。月曜日から4月5日まで、長いお休みが続きますが健康に気を付けて規則正しい生活をし、4月からの新しい出発に向けて一人一人元気に過ごしてください。
 さて、今日は放送でお話することになったので、できるだけ短く校長先生から皆さんに3つのお話をしたいと思います。
 一つは、しっかりとこの一年を振り返ってください。この一年、目当てをもち、それに向かって努力できましたか?勇気をもって苦手なことにもチャレンジしましたか?友達と力を合わせて何かに取り組んできましたか?友達をいじめたり傷つけたりしませんでしたか?まだまだ振り返ってほしいことはたくさんありますが、一つだけでもいいので、私は、僕は、こんなことを頑張ったよと胸をはって言えることを、家に帰ったらぜひおうちの人に頑張ったことを伝えてくださいね。
 二つ目は、新しい学年のめあてを考えることです。4月からは一つ上の学年になります。苦手なことにもチャレンジする、新しいお友達や担任の先生と仲良く過ごせるように、夢や希望を叶えるために何をしてみたいか、たくさん考えてくださいね。そして4月には、その学年にふさわしい意気込みをもって登校してくれるよう願っています。
 最後に卒業する6年生のお話をします。
6年生は3月がお休みになってしまったので、もっと勉強したかったのに、もっとお友達や1年生から5年生までの皆さんと一緒に過ごしたかったのに、楽しみにしていた「6年生を送る会」もできなくなってしまいました。ウインズの6年生も、来る日も来る日も一生懸命練習してきた、最後の「ひのきの森スプリングコンサート」が中止になってとても悔しい思いをしました。まさか、こんなことが起きるとは誰も想像していませんでした。
 しかし、昨日5時間目に、たった1回しか練習できませんでしたが、6年生は卒業式の呼びかけの練習をしました。これ以上ない苦しい中でも、呼びかけの声と美しい歌声は心に響きました。ウインズの皆さんも放課後、先生方の前で立派に最後の演奏を3曲披露してくれました。
 その演奏は涙が出るほど素晴らしいものでした。この辛い状況を乗り越えて立派に頑張っている6年生に、皆で拍手を送りましょう。(ここで各クラスからの拍手が聞えてきました)
 6年生は負けません、とても強いです。寺方小の誇りです。
冬は必ず春となります。さあ、どんなことにも負けない心で、春休みも交通事故やけがに気を付けて、安全な生活をしながら過ごしてください。
これでお話を終わります。  


 

10月8日(火)朝会

朝会でのお話

おはようございます。
 土曜日の運動会は、みなさん本当によく頑張り「最後まで心を一つ」にした運動会だったと思います。赤組が優勝、白組が準優勝でしたが、みなさんの中には、結局勝った、負けたと勝負にだけこだわっている人も中にはいるのかもしれませんね。
 そこで、校長先生は、勝ち負けではない、宝の勝負をした一番偉い人たちを紹介したいと思います。
 「あっ!自分のことだ」と思ったら立ってくださいね。
 毎朝、声をからして大声で、練習をしていた応援団のみなさん、とても立派でした。当日は、座ってお茶でも飲みながらのんびりしたいところですが、かけっこの時も一生懸命に応援をしていましたね。重たい旗を振り、太鼓をどんどん鳴らし、どの役割も大変だったと思います。
 
 それから、朝早くからリレーの練習をしていた中学年と高学年の選抜リレーの人たち、みんなが見ている中、とっても緊張したと思いますが全力で走っていました。差がついてきて負けそうになっても、最後まで全力で走りぬいていました。立派でした。

 ウインズの演奏をしてくれた人たち。運動して疲れているのに力いっぱい息を吐いて楽器を演奏することは相当な体力を使ったと思います。おかげで、最後まで元気に効果が歌えました。ありがとう。

 係活動をしてくれた5,6年生!体操してくれた体育委員会、用具準備、保健係、審判、児童会、放送、採点、みんな素晴らしいです。

 そしてバトンをもってタンポポのダンスを踊ったり、ちぇっこりの玉入れやダンスを頑張った1.2年生!先生たちも全員ダンスが上手でした。

 寺小はねこ踊りや寺小タイフーンを頑張った3,4年生!何と9分間も踊り続けたのですよ。しかも生演奏でした。5人の先生たちにも大拍手!

 そしてかっこいい騎馬戦と、素晴らしい組体操を披露してくれた5,6年生!
 寺庄の誇りと伝統を見せつけてくれました。すばらしい。
 今、一番偉い人たちに立ってもらいました。そうです!全員が立ったので全員が偉いのです。

 先生たちも前の日からテントを張ったり、線を引いたり、当日の朝は4時に起きて学校にも早く来てくださっていましたよ。

 いつも話していますが、校長先生は皆さんの頑張りを見ていると涙が出てきそうなほど感激します。
 そして、皆さんが楽しいことやがんばったことがあると、必ず「みんなの見えないところで支えてくれている人がいる」ことを忘れないようにしましょう。また、見えるとことでも、見えないところでも、みんなががんばったその成功をお互いに大きな拍手でもう一度、たたえ合いましょう。

 さあ、今日からのこの実りの秋、自分のどんなところを豊かにしていこうと考えていますか?体は運動会で鍛えられてきました。これからは皆さんの心を今以上に強く、やさしく、朗らかに、明るく豊かにできるよう2学期後半を頑張りましょう。
お話を終わります。

 

運動会閉会式のあいさつ

運動会閉会のあいさつ
今日は、皆さん一人一人本当によくがんばりました。お疲れさまでした。素晴らしい運動会ができてとてもうれしく思います。
 さて、今年は白組がリードしていましたが、赤組が追い上げてきましたね。そして今年は赤組の優勝です。おめでとうございます。最後まであきらめずに挑戦しぬいた白組の皆さんも立派でした。

 今年の運動会のスローガンは、「力を合わせてみんなで羽ばたこう」でした。
5,6年生の組体操「つなぐ 心を一つに 」をはじめ、みんなで心を合わせて踊ったり、演じたりする演技は、本当に美しく見事でした。
 最後まで力の限り走った徒競走や選抜リレー、接戦となった大玉送りも見ごたえがありました。しかし何より、てきぱきと動く高学年の皆さんの係活動や、ウインズの皆さんの心のこもった演奏は感心しました。
 演技だけでなく、任されたなくてはならない仕事を責任をもってやり遂げてくれたからこそ、多くの人たちに感動を与えたことと思います。このことをみんなで喜び合いたいと思います。

 ここで、みんなで大きな拍手を贈りましょう。拍手

 最後になりましたが、暑い中、閉会式まで応援をしてくださったご家族、地域の皆さま、来賓の皆さまに心から感謝申し上げます。これも支えてくださったご家庭の皆さまのおかげです。これからも、東寺方小学校の子どもたちに温かいご支援をどうぞ宜しくお願いいたします。

 笑顔の素敵な児童488名と、私が信頼する教員全員が協力し、ベストを尽くした運動会の成功を喜び、閉会のあいさつといたします。
 さあ、みんなで感謝の気持ちをこめて「ありがとうございました」と言いましょう!!
 これでお話を終わります。


 

運動会開会式のあいさつ

           10月5日(土)運動会
開会式では子供たちや保護者の皆さま、地域の皆さま、ご来賓の皆さまにこんなお話をしました。

おはようございます。
台風も吹き飛ばし、今日は気持ちのよい秋晴れとなりました。皆さんが待ちに待った運動会です。

 先ほど皆さんは、大勢の方々の前で胸を張り手足をしっかり動かして堂々と入場行進をしました。皆さん一人一人のはりきった気持ちがよく表れた立派な行進でした。
今日までの練習の成果や一人一人の努力が発揮できる日です。今日は力いっぱい頑張ってくださいね。

 さて、今日の運動会ではみんなの力を出し合うためにスローガンを決めました。「力を合わせてみんなはばたこう」ですね。この皆さんの願いを実現するため、みんなで心と力を合わせて、輝く優勝を目指して頑張ってください。
 1年生の皆さんは、これが初めての運動会です。6年生の皆さんにとっては小学校最後の運動会です。2年生から5年生の皆さんも昨年と違った楽しい種目のある運動会です。今年は平成から令和の時代になりました。心をつなぎ、人と人をつなぎ、絆を深めて、新しい時代を駆け抜けましょう。
 来年2020年には、東京でオリンピックが開かれますが、オリンピックに負けない感動を味わえると思っています。走るのが得意な人もそうでない人も、488名の一人一人が自分の持てる力を出し切ってください。そして、お友達の頑張る姿をしっかり応援してあげてください。

 終わりになりましたが、本日は朝早くから保護者の皆さま、ご来賓の皆さま、地域の皆様にお越しいただきありがとうございます。皆様には日頃より本校の教育活動に対しましてご理解ご支援を賜り感謝いたしております。本日は明るく元気いっぱいに競技します488名の子どもたちに温かいご声援を賜りますようお願いいたします。
 さあ、みなさん、秋の太陽と爽やかな風を体いっぱいに受けて、楽しい寺リンピック2019 運動会 を始めましょう。


 

校長先生の話

令和元年9月3日(火)校長講話

       2学期のスタートをしっかりと切れているかな?

おはようございます。さて、先週の水曜日から2学期が始まりました。
みなさん、2学期をどのように過ごしていますか。
2学期は、12月25日の終業式まで83日間の長い学期になります。まだしばらく暑さも続くことでしょう。しかし次第に涼しい風が吹くようになります。そして運動会の練習も本格的に始まり、10月5日には本番を迎えます。運動会のような大きな行事は、主人公は皆さんです。
みんなで力を合わせること、誠実に取り組むこと、信じあっていく取り組みには、人を感動させるマジックがあります。皆さんの練習の成果を地域やおうちの方々に見ていただきましょう。校長先生も今から楽しみにしています。

さて、先週始業式で、校長先生は、皆さんに守ってほしいルールをお話しました。何だったか覚えていますか?
「授業中に話をする人は一人とする」でしたね。守れていますか?

今日はそれに付け加えて、みんなに頑張ってほしい目当てを2つ言います。
一つは「自分の花を咲かせよう」です。
一人一人が精一杯努力していろいろな場面で自分の花を咲かせてください。
今までの自分を更新したり(新しくする)新発見したりしてほしいと思います。

もう一つは、「当たり前のことを一生懸命やろう」です。
毎日の当たり前の活動をしっかりやることが大事です。
毎日のあいさつ、毎日の勉強、給食の準備や片付け、廊下は走らない、静かに隅々まで掃除する、当番や係の仕事をやるなど。
これらの活動がより良いものになるよう、その完成度を高められたら素敵だなと思います。みんなで成果を喜び合えるよう今日からはじめましょう。
これでお話を終わります。

2学期始業式

8月28日2学期が始まりました
令和元年8月28日(水)始業式のお話
  
           2学期のスタートをしっかりと!

5週間の長い夏休みが終わりました。今日から2学期のスタートです。
この夏休みは、楽しいこともたくさんあったことでしょう。でも、聞いてみると、必ずお友達の中には、「ちっとも嬉しいことはなかったよ」という人がいるのです。 
校長先生はいつもそんなお友達の言葉を聞くと、「もったいないなあ。」と思ってしまいます。夏休み中に一つも、自分が楽しかったことがなかった人は、もったいない。
振り返って、自分の大切な時間を思い出してみてください。別に旅行に行かなくてもいいのです。本を読んでいろいろな国を冒険することもできます。テレビを見てがっはっはと笑ってもいいのです。心の底から笑えるって素敵なことではないですか?毎日が、何でもいいから、ああ、楽しかったなと笑える自分であってほしいと校長先生は思うのです。
さて、東寺方小のみんなは、今日からお勉強が始まりますがこれは忘れないでほしいというルールがあります。
それは、「授業中に話をする人は一人とする」というルールです。

今日は、どうしてそんなことを校長先生が言うのか考えてほしいと思います。昔、今から1400年位前に、聖徳太子という人がいました。とても頭のいい人だったと言われています。ある時、聖徳太子が人々のお願いを聞く機会がありましたが、自分の話を一番に聞いてほしいと10人が一斉に話し始めたそうです。それでも太子はすべての人が話した言葉を全部一度に理解し、的確な答えを返したと言います。本当にそんなことができるのか今から実験をしてみたいと思います。これから、ここにいる10人の先生がそれぞれ違うことを話します。誰が何を言ったかすべてがわかった人は手をあげてください。

どうでしたか?難しかったと思います。普通の人は聖徳太子のようにたくさんの人の話をいっぺんに聞いて理解することはできません。教室でも同じです。たくさんの人がそれぞれに違うことを発言すると結局誰の話もきちんと伝わらないのです。ですから、「授業中に話をする人は一人とする」というルールを守ってほしいのです。一人一人の言いたいことがしっかりと伝わるようにするために、一人一人の発言を大切にするためにこのルールはあるのだと2学期は忘れないでください。校長先生はみんなの応援団です。頑張ってくださいね。


 

1学期終業式

1学期終業式を迎えました。
校長日記を更新しておらず、申し訳ございませんでした。

7月19日(金)本日の話
1学期終業式講話      
いよいよ夏休みが始まります。みなさんとても楽しみにしていると思います。
この夏休みは5週間もあるとても長い休みです。今までの学校生活とは違って,それぞれの家庭での生活となります。ふだん学校ではできないことがたくさんできると思います。
先生は,小学生のころ,毎年夏休みには田舎のおばあちゃんのところに帰っていました。田んぼのあぜ道を走ったり、いとこたちと川で泳いだり、畑のトマトをかじって食べたり、蝉取りをしたり、ラジオを聞いて空を眺めたりしていました。ゆっくりした時間、ゆったりとした時間を過ごしました。大人になった今でも、この夏休みのことはよく覚えています。
夏休みはたくさん時間があります。みなさんそれぞれ,大好きなことや得意なことがあると思います。苦手なことに挑戦することでもいいと思います。
ぜひ自分の目標を立てて,それにチャレンジする夏休みにしてください。「このことは,一生懸命がんばって続けたぞ」というものを,ぜひ,作ってください。

もう一つ大切な話をします。
それはこの世の中でとっても大切なもののお話です。何ですか。
そうです。みなさんの命です。
夏休みになると,新聞やテレビでとても悲しいニュースが報道されます。
水の事故です。毎年,川や海で,何人もの人たちが大切な命を亡くしています。ちょっとした油断や気持ちのゆるみが,大変な事故につながります。自分の命は自分で守るようにして下さい。
また,この間もお話した交通事故にも気を付けてください。ルールや決まりは,みんなの命を守るためにあります。それをしっかりと守ること。これが安全につながります。十分に気を付けて,毎日生活するようにして下さい。
明日からの夏休みが,みなさんにとって,思い出に残る,素敵な夏休みになることを,心から願っています。そして,9月には,また元気な皆さんの笑顔を見ることができるのを楽しみにしています。

平成31年度が始まりました

4月8日(月)
新しい年度の始まりです。
本年度もどうかよろしくお願いいたします。

始業式の話です。
本年度は、多くの教職員が異動したため、実際には省いて子供たちにはお話をいたしました。

おはようございます。
今日から新しい年度、新しい学年が始まります。
また、5月からは新しい令和の時代になります。
どんな1年になるのか決めるのはスタートの今日、この瞬間です。
桜の花もきれいに咲いてみんなをお祝いしてくれました。 

私たち人間は、どんな花を咲かせるために、
この1年、あるいは小学校時代の6年間に、あるいは一生という時間をかけて
どんな人間になろうとしているのでしょうか。

美しい桜の木に負けないように、
自分のいいところを輝かせて生きていきたいですね。
地球上にあなたは一人しかいません。
私たちはみな一人一人光ある存在として今ここにいます。
光らない人など一人もいません。
だから、自信をもってこの地球上に一人しかいない自分を大切に、
自分らしさを大切にしてください。

また、自分一人で輝くのは難しい。
ほかの人たちがいて初めて自分が光る存在として輝くからです。
2年生から6年生の皆さんに期待しています。
笑顔あふれるやさしさと、一人一人の大事な輝きを
大切にする良き上級生として新一年生のお世話をしてください。
先生方も皆さんと一緒に楽しい学校、
輝く学校を一緒に作っていきます!

最後に昨年度も紹介しましたが
サトウハチローさんの「美しく自分を染め上げてください」という詩の
一部を読みます。

 

赤ちゃんの時は白  誰でも白 どんな人でも白
体や心が育っていくのと一緒に
その白を美しく染めていく 
染め上げていく
人には優しく 自分には厳しく
これを続けると 白はすばらしい色になる
人をいたわり 自分をきたえる
これを重ねると 輝きのある色になる
急がずにちゃくちゃくと
自分で自分を 美しく より美しく 染め上げてください


この一年をかけて、皆さん一人一人が
桜に負けない美しさと輝きをもった色に
自分を染め上げていきましょう。
先生のお話はこれで終わります。

朝会の話 人のために自分のために

アップが遅くなりましたが、
2月5日(火)ユニセフ集会の時のお話を載せます。
全校児童に次のようなお話をしました。

人のために自分のために
 おはようございます。一年で一番寒い時期に入りました。インフルエンザが流行っていますが皆さんは体調はどうですか?
 さて、今日はこの後、ユニセフ募金について代表委員会からお話があるので、校長先生からもひとこと、募金のお話をしたいと思います。
 校長先生も1月半ばから、ユニセフのためにためてきたお金を募金しようと思います。きっとこのお金は、世界で困っていたり苦しんだりしている子供たちのために役立てることができると思います。
 でもその一方で、このお金は校長先生が自分のために役立てたお金でもあります。どうして人のために行う募金が、自分の役に立つのだと思いますか?
 どういうことかと言うと、先生は1月半ばからなるべく歩くように心掛けました。
なるべくエスカレーターなどを使わないで階段を上るなどして、1日10円ずつ健康貯金をしました。もっとできたらいいけど、無理しない、コツコツやるのが先生のモットーです。
 さて、人への思いやりや、やさしさ、親切にするというのは、人のためにするのではないのか、でもその親切は巡りめぐって自分に返ってくると言います。
 このような自分のためにもなる募金の仕方を、皆さんにもぜひ進めたいです。
毎日の宿題をちゃんとやる、お風呂掃除をする、洗濯物をたたむなど、おうちの人にも協力してもらって、募金箱におだちんを入れてもらうのもよいでしょう。もちろん自分の大切なお年玉やお小遣いから募金することも尊いことです。
 今年は間に合わなくても、これから始めてくださいね。何事も遅すぎることはありません。いいと思ったことは、まずやってみてくださいね。
これで校長先生のお話は終わります。

3学期が始まりました

明けましておめでとうございます。3学期がスタートいたしました。
本日、始業式で子供たちに会いました。みなとても元気な顔でした。
「お餅をたくさん食べた人」「おせち料理をたくさん食べた人」「初詣など、家族でお出かけをした人」等、私の質問にも元気よく手を挙げてくれました。
日本のお正月ならではの伝統と文化を子供たちがどこまで体験できたか、知ることができました。
学校便りにも書かせていただきましたが、3学期は52日という短い期間です。しかしこの短い期間で、子供たちは今の学年の総まとめをし、次の学年への準備をしながら毎日を過ごします。その成長は、大きく力強いものとなることでしょう。ご家庭のご理解とご協力をぜひお願いいたします。

本日の始業式では以下のお話をいたしました。今年はこの3つを子供たちにぜひ実践してもらいたいです。

平成31年1月8日(火)始業式のお話
  3学期、開けましておめでとう!
開けましておめでとうございます。
校長先生は、お正月にこの言葉を書初めにしました。なんだか変ですよね。「あれれ?」と思った人は「あ」のところが違うとわかったことでしょう。そうです、普通は「明けまして」と書いて、年が新しくなっておめでとうという意味ですが、校長先生は、「開けまして」にしました。わざとこうしたのですよ。

今年は、寺方小学校の皆さんに、「開く」という字を使った「開けましておめでとう」を多くの人に言ってもらえるようになってほしいと思っています。今から、3つの「開ける」を言います。よく聞いて実行してください。

一番目は「口を開ける」です。よく校長先生は皆さんのお勉強を見に行きますが、でもときどき「声が小さいな、お口が開いていないかな」と感じます。
しっかりと自分の言いたいことをきちんと相手に伝えることを実行してほしいです。
「口を開ける」には、「話し始める」という意味もあります。この一年かけて、これまで話したことのないお友達とも話し始めることができたらとても素敵です。自分の意見や考えをはっきりとわかりやすく話し始めることができたらさらに素敵です。

2番目は、「目を開ける」です。「目をぱっちり開けてしっかり見る」ことだけでなく、「自分のことがよく見える、わかる」という意味もあります。自分ってこんなことができるな、自分ってここがいいところだな、ここは頑張ろうと自分について考え、自分のことがわかったらそれは素敵です。

3番目は、「道を開ける」です。邪魔なものを取って通ることができるようにするという意味のほかに、「自分で道を切り拓き自分で解決する」という意味もあります。この一年かけて、わからないこと、できないこと、直したいことを自分で解決していくことができたら、ベリーベリー素敵です。

皆さんがこの一年かけて、「口を開ける」話し始めて、「目を開ける」自分のことがわかって、「道を開ける」わからないことを自分で解決していくことができたら、大きな声で「おめでとう!」と言いたいのです。(ここで、うちわに貼ったおめでとうの文字を大きく振って、アピールしました)
先生たち、おうちの方々も、地域の方々もみんなで応援します。できるようになるまで助けます。あっちこっちでおめでとうの声が聞こえることを願って、校長先生のお話を終わります。

2学期が終わりました

2学期が無事に終わりました。今学期の本校の教育活動にも、保護者の皆さまをはじめ、たくさんの方々にご協力をいただきました。本当にありがとうございました。
たくさんの方々に支えられての寺方小学校です。感謝のお礼をホームページ上で申し訳ありませんが述べさせていただきます。
学校の昇降口にいつも定期的にきれいなお花を活けてくださっている皆さま、毎朝の登校の交通安全の見守りをしてくださっている皆さま、ひのきの森の整備や地域・学校の行事にご協力いただいているおやじの会の皆さま、ウインズの活動を支えてくださっているサポーターの皆さま、放課後子ども教室で子ども達を見守ってくださる皆さま、世話人会の皆さま、読み聞かせなどのピコの会の皆さま、青少協の皆さま、その他のみなさまにも、数え切れないほどのご協力をいただきました。本当にありがとうございました。
 明日より、1月7日まで子ども達は冬休みに入ります。家庭、地域に戻ります。もし、地域で遊んでいる子どもたちがご迷惑をおかけするようなことがございましたら、ぜひその場で一喝!叱っていただけますようお願いいたします。また、あいさつ等ちゃんと交わせましたら、大きな声で褒めてやっていただきますようお願いいたします。
 本年度たくさんの方々にお世話になりました。来年もどうぞ宜しくお願いいたします。どうかよいお年をお迎えください.
         
         
          平成30年12月25日(火)終業式のお話

    2学期頑張ったことに拍手を!
   
               新年のスタートは自分できろう!

85日間の長い2学期も今日が最後の登校日です。今、ゴールの終業式を迎えました。さて、今日は2学期最後なので簡単に2学期を振り返ってみましょう。今年の9月は異常気象でした。暑かったですね、晴れているのにプールに入れないという出来事が起こりました。熱中症にならないように特に気を付けた夏でした。その中でみんなは運動会の練習に一生懸命に取り組みました。かけっこやダンス、高学年は組体操やリレーなど、自分の力を全力で出し切ったことと思います。社会科見学、校外学習で大栗川や地域の商店街に出かけたり、こまの皆さんは合同遠足にも行ったりしました。たくさんの友達とたくさんのことをお話したり、協力したりして過ごしたことでしょう。

そして、何といっても11月の学習発表会!今年は音楽会を行いました。皆さんがいるこの体育館は、まるでコンサートの会場のようでした。皆さんの音楽を聴いておうちの人や地域の方々は、感激のあまり泣いている方もいました。それぐらい、皆さんの歌や演奏は、お客さんの心に響いたのだと思います。

 そして取り組んだマラソン週間。何と5分間に9週も走る人がいて校長先生はそのすごさにびっくりしてしまいました。体力つくりを頑張ったおかげで1人もインフルエンザに罹った人はいませんでした。素晴らしいと思います。皆さんの通知表を全員分見ました。1人1人の頑張りがとても嬉しかったです。よくできたことをさらに伸ばしてください。

皆さんは、一人一人2学期の初めに立てた目当ては達成できましたか?クラスの目標もあったことでしょう。そっと、心の中で2学期に頑張ったこと、できるようになったこと、やりとげたことを思い浮かべてください。何もやらなかったという人はいませんね。頑張った自分と一緒に頑張ったお友達に心の中で拍手を送りましょう。

さて、明日からは、2週間の冬休みになります。大晦日やお正月もあります。楽しいことがいっぱいで校長先生もワクワクしています。そこで皆さんに約束してほしいことがあります。それは、「朝は自分でちゃんと起きる」という事です。1日のスタートぐらい自分でスイッチを入れるようにしましょう。目覚まし時計の力を借りるのはオッケーです。特に冬休みは、1年のスタート、元旦があります。1年の計は元旦にあり!ぜひ、平成最後の年、平成31年は自分で朝のスタートを切ってよい1年になるようにしましょう。

最後の最後に、この1年間お世話になった方々やうちの人にも「ありがとう」

の言葉と感謝の気持ちを伝えることを忘れないでください。今ここに自分がいるのは、自分以外の人たちの力や応援があるからです。

来年1月8日始業式には、この場所で今のように、東寺方小の全員が元気な笑顔で集まりましょう。どうぞ良いお年をお迎えください。

これでお話を終わります。

12月は人権週間です

12月4日から来週の10日まで人権週間です。
そこで、12月4日の朝会では以下のお話を子ども達にしました。
学校という集団生活の中では、人とのコミュニケーションにおいていいことばかりがあるとは言えません。
けんかやトラブル、誤解や、からかいや、いじめ、仲たがい等、様々な出来事が起こります。
学校では、不適切な事態が起こるたびに、しっかりと向き合い解決に向けて対応しているつもりです。しかし、気が付かないことや力不足で解決に至らないことも出てきます。どんな時も、真正面から取り組み決して放置することのないよう努めてまいります。どんな小さなことでも、気にかかることがございましたら担任、学年、管理職の方にご相談ください。ともに解決してまいりたいと思います。

また、今、ご家庭にもご協力をいただきながら、学校の教育活動の改善に向けた状況調査(学校評価と言います)を実施しています。
信頼される学校つくりのために皆様に状況調査を行い、その意見をもとに、学校として改善できるところを改めていくために実施するものです。どうか一人でも多くの保護者の皆様にお答えいただきたいと思います。ご協力くださいますよう宜しくお願いいたします。
12月4日の朝会のお話         
          先生も優しく

おはようございます。
今朝もよく晴れて空気はひんやりしますがまだ半そでの人もいて、寒さに負けないからだ作りをしている人がいることがとても頼もしいです。今は、マラソン週間で毎日5分ですがマラソンで体を鍛えていますね。外遊びもいっぱいしてインフルエンザや病気に負けないからだを作りましょう。

さて、12月は人権週間です。
「人は誰にでも幸せに暮らす資格や権利があるから自分自身や周りの人を大切にしなければならないことを心にとどめましょう。」という週間です。

先月も「わたしのいもうと」という本を読んだことを覚えていますか?いじめや暴力は絶対にいけないというお話をしました。

友達が困ったり悲しそうにしたりする顔、「いや!」「やめて!」という言葉はヘルプサインです。絶対にしてはいけません。

実は、皆さん子ども達だけではなく、先生方も普段から間違った指導で皆さんに痛い思いをさせたり、心を傷つけたりする言葉を言ったりしないように心がけています。

東寺方小の先生は、みな優しくて一生懸命で、皆さんのことを大切に考えてくれる先生ばかりです。でも、そんな先生方も絶対に間違った指導をしないとは限りません。

絶対にしないようにするために、今月は皆さんの声を聴くようにします。アンケートにしっかりと答えてくださいね。

困ったことがあると書いた人には校長先生や副校長先生からお話を聞かせてもらうこともあります。先生のお話をよく聞いて正直に答えてくださいね。

 さて、今日のお話の最後は表彰です。「税のはがきコンクール」や「消防自動車の写生大会」などで頑張った人たちに表彰状を渡します。素晴らしいですね。校長先生は、とてもとても嬉しいです。おめでとう。

さあ、2学期も終わりになりますが最後まで毎日のお勉強や生活にしっかりと取り組み、楽しい冬休みを迎えられるよう力を出し切ってください。

これでお話を終わります。

2学期も終わりに近づいてきました

12月だというのに、生温かい風が吹いているせいでしょうか、ひょうたん池の周りの紅葉がまだ真っ赤に紅葉していてとてもきれいです。汗ばんだり、冷え込んだり、体調管理が難しいですが、寺小の子ども達は元気に過ごしています。マラソン月間も佳境に入り、ぐるぐる回る走り方も、力を抜いて颯爽と、りりしい姿が板についてきました。
 校長日記も滞り、ひとよんで「ザ・アトランダム日記」としていますが更新の方も努力してまいります。
 さて、早いものでもう12月も1週間が過ぎていきました。そろそろ冬休みモードかというとそうではありません。ますます、学習のまとめや生活のまとめに、子ども達も先生方も加速度を増しています。学習の取り残しはないか、取り組んでおくべきことがきちんと達成できたかどうか、子ども達も先生方も一生懸命です。特に先生方にとっては、1人1人の評価も公正・公平に、そして保護者の方々に正確にお伝えすることができるよう日夜努力を重ねております。私たち管理職も、そんな姿を見ながら全児童の評価については目を通しております。1人1人違った成長を知るにつれ、とても嬉しい気持ちになります。ぜひご家庭では、子ども達に対し、できたことは最大にほめ、できなかったことはちょっぴり苦言を呈し、しかし次への意欲につながるように励ましていただければと思います。よろしくお願いいたします。
            私もあなたもマラソンランナー
          
            1・2年生のマラソンランナーたち
                
         道徳授業「じぶんらしさを知る」5年1組
         
            地域の方々と交流 1年生たち
         
          4年生福祉体験 高齢者擬似体験
         
          4年生福祉体験   白杖体験
         
          4年生福祉体験   車いす体験
         

学習発表会(音楽会)にぜひお越しください

本日、無事にリハーサルを終えました。
写真屋さんにも入っていただきましたので素敵な写真が出来上がることでしょう。楽しみにしていてください。
どの学年も、学年の持ち味を生かした素敵な演奏・斉唱でした。
一番緊張しているのは、子どもたちではなく、間違えないようにと慣れない手つきで指揮を振る学年の先生方ではないでしょうか。
子どもたちは、今日まで練習を積み重ねてきた成果を堂々と、明日明後日と発揮してくれることと思います。
こま学級は、魅惑のTDL(てらかたディズニーランド)へ導いてくれます。映画の世界に入り込んでしまうでしょう。こうご期待です!!
1年生は、手作り楽器の中身が体育館にポロリポロリと落ちているかわいさもあり、23日の保護者鑑賞日にこのお宝を見つけた方にはきっと幸運が訪れることでしょう。ぜひ、拾っていただければと思います。
2年生は、海の生き物が出てきます。自分の顔を見るころには、しっぽを忘れるほど長い生き物は何でしょう。
3年生は、覚えたての笛で、とてもきれいにメロディを奏でます。首を右に左に振りますが、さて全部で何回振ると思いますか?数えられたら特製の校長スタンプを差し上げます。ぜひお申し出ください。
4年生は、和の世界に連れて行ってくれます。でもその前に日本の紅葉を、アレンジしてくれます。さて、どんなリズムで日本の紅葉が秋の空に舞い散ることでしょう。
5年生は、大河ドラマの世界に引き込んでくれます。ティンパニーの音に、観客の方々のおなかのお肉がどれほど震えることでしょう。演奏が終わるころには、500グラムほど痩せているかもしれません。
6年生は、世界が舞台です。まあるい地球の上で、全人類が仲良く暮らしていけたらどんなに世界が平和になることでしょう。壮大なウイ・アー・ザ・ワールド、世界の国歌というリズムを作り出したかったという30年前の史上最大のオールスターレコーディングを思い出してお聞きください。

ぜひ、このラインナップを一つものがさずにお聞きいただきたいと思います。
当日は冷え込むと思いますのであたたかくしてお越しください。お待ちいたしております。
               こま学級 
       
               1年生
       
               2年生
       
               3年生
       
               4年生
       
               5年生
       
               6年生
       

朝晩の冷え込みにご注意

11月も早や4週目に入りました。
この頃では、朝晩の冷え込みが身に沁みます。
朝の欠席の連絡電話も増えてきました。
ご家庭におかれましては、子どもたちが体調を整えて元気に過ごせるようにご配慮くださいますようお願いいたします。
本日の校庭の様子です。
凍結防止、凍結抑制のための塩化カルシウム(融雪剤)を校庭一面に散布していただきました。本日明日と残念ながら校庭は使用禁止になりますが、来るべき冬に備えて準備できたことはよかったと思います。ご理解ご協力お願いいたします。

       

学校公開1日目

10月24日(水)
今日は学校公開第1日目でした。平日にもかかわらず多くの保護者の皆様にお越しいただきありがとうございました。各学年の学習の様子など見ていただけたことと思います。私も授業に参加させてもらったりしたのですが、子どもたちは普段よりも張り切って授業に臨んでいる様子がよくわかりました。おうちの方々に自分の頑張りを見ていただくことはやはりとても嬉しいのでしょうね。高学年になると、嬉しいばかりではありませんが?
でも「見てもらえる」という安心感はなにものにも代えがたい嬉しい気持ちなのでしょう。明日も公開しております。特に明日は、道徳授業の公開日にもなっています。心豊かな子どもに育てるために、道徳も「特別の教科」になりました。ぜひ多くの皆様のお越しをお待ちしております。また、明日の3校時は、多摩市和光園ケアセンター介護士の大河原祥光さんをお迎えして講演も行います。どうぞお越しください!!
    
  
  

  

  

読書の効果

先週の児童朝会で、子どもたちに「読書の効果」についてお話をしました。
以下、お話の内容です。
みなさん、突然ですがこれから6つの数字を見せますよ。すべていえる人はいるかな?
(数字を示した後下げて、数字を見ないで手を挙げて発表してもらいました。さすがに、5,6年生は他学年より多く手が上がりました)
このように、「ものを覚える力」を記憶力と言います。漢字をたくさん覚えたり、算数の計算の仕方を覚えたり、学校ではたくさんのことを勉強して、たくさんのことを覚えなければなりません。
では、どうしたら「記憶力」を高めることができるのでしょうか。実は、記憶力テストの前に次の3つの中で、あることをしたら1つだけ「記憶力」が上がったものがあるのです。どれだと思いますか?

①トランプ
②パズル
③読書

正解は、③の読書でした。本を読むとみんなの頭の中にある脳が活発に働くようになって「記憶力」が高まるのです。本を読むことの良さはそれだけではありません。読書をする人は集中力がついて、「よしがんばろう」と思う時間が長くなるそうです。
算数で、「いろいろなやり方を考えてみよう」という学習がありますね。読書をする人は、あんな方法もこんな方法もあるよといろいろな考え方が浮かぶようになるそうです。読書をすると脳がどんどん発達して頭がよくなってきます。
ほかにもいいことがあります。嫌なことがあるとイライラしますが、読書をすると心が落ち着いてきます。ストレスが減るのでしょう。反対にゲームばかりしているとちょっとしたことでイライラしたり、うまくクリアできないと嫌になってしまったり、勉強をしていてもすぐに飽きてしまったりするようです。
東寺方小では、10月29日から読書週間が始まります。皆さんは何冊くらい本を読もうかと目標を決めている人もいることでしょう。たくさんの本を読んでいっぱい脳を働かせてくださいね。図書委員会の人たちが、楽しいこともたくさん考えてくれています。

10月2日運動会実施

        
        
        
        
        

        

        
10月2日(火)
運動会が無事に終わりました。
台風で、ひのきの森の木が7本も折れてしまい、校庭に枝葉が散乱し実施できるのかと心配でしたが、昨日業者の方々に来ていただき危険のないように伐採をしていただきました。今朝は早くから保護者の方々にもお手伝いいただき校庭の整備ができました。ご協力ありがとうございました。
今日は平日ということで、お仕事もあり見に来ることができなかった保護者の皆さまも多かったことと思います。
 子どもたちは、よく頑張りました。その姿は、「感動!」の一言でした。勝った、負けた、一位だった、びり(最後)だったではなく、今日までの粘り強く練習してきた成果と経過をおおいにほめてあげてほしいと思います。
 最後に、おひとりおひとりに直接お礼を申し上げることができませんでしたが閉会式で述べたことをかいつまんでお知らせし、お礼の言葉とさせていただきます。

運動会閉会のあいさつ

今日は、皆さん一人一人本当によくがんばりました。お疲れさまでした。素晴らしい運動会ができてとてもうれしく思います。

さて、今年は白組がリードしていましたが、赤組が追い上げてきましたね。そして今年は赤組の優勝です。おめでとうございます。最後まであきらめずに挑戦しぬいた白組の皆さんも立派でした。

今年の運動会のスローガンは、「あきらめないでみんな輝け」でした。

56年生の組体操「葉っぱのフレディいのちの旅」をはじめ、みんなで心を合わせて踊ったり、演じたりする演技は、本当に美しく見事でした。

最後まで力の限り走った徒競走や選抜リレー、最後に盛り上がった大玉送りも見ごたえがありました。しかし何より、てきぱきと動く高学年の皆さんの係活動や、ウインズの皆さんの心のこもった演奏は感心しました。

演技だけでなく、任された、なくてはならない仕事を、責任をもってやり遂げてくれたからこそ、多くの人たちに感動を与えたことと思います。このことをみんなで喜び合いたいと思います。

 

ここで、みんなで大きな拍手を贈りましょう。自分に、そしてお友達に!拍手

 

最後になりましたが、2日間にわたり、閉会式まで応援をしてくださったご家族、地域の皆さま、ご来賓の皆さまに心から感謝申し上げます。今日この日までには、さまざまなドラマがありました。うまくいかなかったこと、涙をのんだこと、つらかった出来事もありました。しかし、子どもたちは我慢をしたり、乗り越えたりしてきました。これも支えてくださったご家庭の皆さまのおかげです。これからも、東寺方小学校の子どもたちに温かいご支援をどうぞ宜しくお願いいたします。

 

笑顔の素敵な児童481名と私が信頼する教員約40名のみんなで、協力しベストを尽くした運動会の成功を喜び、閉会のあいさつといたします。

さあ、みんなで感謝の気持ちをこめて「ありがとうございました」と言いましょう!!

これでお話を終わります。

雨の中の運動会

    
9月29日、本日は天候に恵まれませんでしたが、変更プログラム6番までは実施することができました。次回10月2日火曜日にプログラム7番から運動会の続きを実施する予定です。昨年度に引き続き、雨の中での実施でしたが、悪天候にもかかわらず多くの保護者の皆様にお越しいただき本当にありがとうございました。2日火曜日にも、お時間の許す限りぜひ本校にお越しいただきたいと思います。子どもたちに声援を送っていただけると幸いです。
開会式でもご挨拶申し上げましたが、時間がなかったため十分お礼も申し上げず大変失礼いたしました。以下にご挨拶申し上げたかったことを載せておきます。

運動会あいさつ

 

おはようございます。

今日は皆さんが待ちに待った運動会です。

今日までの練習の成果や一人一人の努力が発揮できる日です。今日は力いっぱい頑張ってくださいね。

 

さて、今日の運動会ではみんなの力を出し合うためにスローガンを決めました。「あきらめないで みんなかがやけ」ですね。この皆さんの願いを実現するためには、みんなで心と力を合わせて競技することが大切です。紅組も白組も力を合わせて輝く優勝を目指して頑張ってください。

1年生の皆さんは、これが初めての運動会です。6年生の皆さんにとっては小学校最後の運動会です。2年生から5年生の皆さんも昨年と違った楽しい種目のある運動会です。2学期にはいってみなさんは、団体競技や個人競技、応援の練習をしてきました。校長先生は、運動場や体育館で練習している皆さんをみてとてもうれしくなりました。それは、つらくても自分の力をしっかり出して頑張る姿や、力を合わせて工夫しながら練習に励んでいる様子を見ることができたからです。2020年には、東京でオリンピックが開かれますが、オリンピックに負けないような感動を味わえると思っています。走るのが得意な人もそうでない人も、481名の一人一人が自分の持てる力を出し切ってください。そして、お友達の頑張る姿をしっかり応援してあげてください。

終わりになりましたが、本日は朝早くから保護者の皆さま、ご来賓の皆さま、地域の皆様にお越しいただきありがとうございます。皆様には日頃より本校の教育活動に対しましてご理解ご支援を賜り感謝いたしております。本日は明るく元気いっぱいに競技します481名の子どもたちに温かいご声援を賜りますようお願いいたします。

さあ、みなさん、秋の太陽と爽やかな風を体いっぱいに受けて楽しい運動会を創っていきましょう。

 

全校練習実施

       

       
 今日は今にも振り出しそうなお天気でしたが、無事に1時間目に全校練習を行いました。このお天気がかえって都合よく、三連休明けでしたがバタバタと児童が倒れるということもなく、整然と、集中して、しっかりと練習を行うことができました。さすが、寺方小学校の子どもたちです。朝早くから練習に来ている応援団も立派でした。少数精鋭のF4ならぬW4のウインズメンバーによる入場行進、応援歌の伴奏のウインズメンバー、体育委員会の模範ラジオ体操、1年生の代表の言葉、そして毎朝朝練習に励んでいる選抜リレーのメンバーたち、それぞれの立場で、それぞれの責任を果たし、力を発揮しています。後は当日の晴天を祈るばかりです。
 保護者の皆さま、地域の皆さま方の熱き応援をどうぞよろしくお願いいたします。

雨続きですが・・・

 いよいよ、運動会が来週9月29日(土)に迫ってきました。
熱中症の心配がありましたが、2学期に入ってからは暑さも和らぎました。
この頃では朝晩が寒いくらいの陽気となり、今週と来週は雨続きの予報です。
お天気が心配なこの頃ですが、子どもたちは、どの学年も運動会に向けてしっかりと練習に取り組んでいます。
 かけっこが苦手な人もそうでない人も、踊りが得意な人もそうでない人も、皆それぞれ困難や苦手を乗り越えながら力を発揮しています。誰でもやりたくないことや、できないことがあります。特に勝負となってくると、プレッシャーが生まれてきたリ、恥ずかしさもある事でしょう。
 しかし、運動会に限らず、すべての取組において、一生懸命に打ち込んだ経験は、何よりも本人の力になっていくと思います。
 よく「子供は行事に取り組むごとに成長する」と言われますが、本校の子どもたちも様々な行事を経験しながら大きく成長してほしいと願っています。
 どうかご家庭の皆さま、地域の皆様におきましては、子どもたちに大きな拍手と声援をお願いしたいと思います。
 

実り多き2学期を!!

 平成30年度の2学期がスタートしました。
 保護者の皆さまにおかれましては、どのように夏をお過ごしでしたでしょうか。
学校便りでも書かせていただきましたが、今年の夏は例年になく酷暑の夏休みとなりました。
 日本各地で、豪雨等の災害に遭われ、いまだに避難生活を余儀なくされている方もいるということを聞くたびに心が痛みます。また、スーパーボランティアによりいのちが助かった小さなお子さんもおり、心から安堵した嬉しいニュースもありました。
 ともあれ、東寺方小学校では、元気な子どもたちの声が学校中にひびき、活気が戻ってきました。
 2学期は、運動会をはじめとして大きな行事がたくさんあります。
 様々な活動を通して、「たくましい子、おもいやる子、かんがえる子」を育てるために保護者の皆さまや地域の方々と力を合わせて教育活動を進めてまいります。実り多き2学期となりますようご理解、ご協力をお願いいたします。