校長日記

不審者訓練での話

12月16日(水)

 今日の「不審者対応訓練」は、不審者が学校に侵入したとき、一人も危害を加えられることなく、児童全員が安全に素早く避難できるようにするための訓練でした。

 今から19年ほど前、大阪の小学校に包丁を持った男が侵入しました。子供や先生を追いかけ回して命を奪いました。1、2年生の児童が8人亡くなり、15人の児童と先生が大けがをしました。
  この事件が大きなきっかけとなり、不審者に対応する訓練や犯罪から身を守る訓練が学校でも行われるようになりました。

「まさか」という時、どのように自分の命を守るか、
火事や地震の時のように、「自分の命は自分で守る」ことが大切ですが、今日の場合は特に「先生の指示にしっかり従うこと」が大切です。先生たちは、皆さん方の「命」を守るため、指示を出します。みなさん方は、先生の指示通りに、しっかりと訓練をすることができましたか。

 
 今日避難したときの態度や行動をふりかえってみてください。点数を付けると何点ですか。勉強のテストは何点でも命を失うことはありません。でも、避難訓練は命にかかわります。全員が100点でなかったら0点です。一人でもふざけたら0点です。ぜひ100点を目指してほしいと思っています。

 学校には警察につながっている非常ベルが何カ所かあり、すぐにお巡りさんを呼ぶことができるようになっています。また廊下には「さすまた」というものがあり、不審者を皆さん方に近付けないようにする道具もあります。

 今日のこの訓練をしっかりと活かし、自分のい
のちを守る訓練を積み重ねていきましょう。これでお話を終わります。