校長日記

10月30日 ぼくは何を

         ぼくは何を
                 まど みちお

ぼくは 何をもっているのだ
やさしさなら お母さんがもっている
勇気なら お父さんが
すなおさなら ポチが
賢さなら 先生がもっている
がまん強さなら 冬のムギが
勤勉さなら 夏のアリが
そして 美しさなら
道ばたの1本のタンポポがもっている


で ぼくよ 何をもっているのだ
いつも後で しまったと思う
おっちょこちょいと
だれにも負けない いたずら心のほかに・・・
わらうなかれ!
希望だ・・・
やさしくて 勇気があって
すなおで 賢くて
がまん強くて 勤勉な
美しい心
に ぼくを少しでも近づけたいという・・・

笑うなかれ!
という ぼくよ
自分で笑っちゃ サマにならぬぞよ!

 象もクマも、人も木も空も石ころも、みんな自分に生まれてきてよかったのですね。そう歌いつづける まど みちおさん。
 子どもだけが読者の童謡詩人ではありません。やさしい子どもの言葉で語っていると見せかけて、真実を語り続ける まど みちおさんの詩が好きです。