校長日記

2学期始業式

8月28日2学期が始まりました
令和元年8月28日(水)始業式のお話
  
           2学期のスタートをしっかりと!

5週間の長い夏休みが終わりました。今日から2学期のスタートです。
この夏休みは、楽しいこともたくさんあったことでしょう。でも、聞いてみると、必ずお友達の中には、「ちっとも嬉しいことはなかったよ」という人がいるのです。 
校長先生はいつもそんなお友達の言葉を聞くと、「もったいないなあ。」と思ってしまいます。夏休み中に一つも、自分が楽しかったことがなかった人は、もったいない。
振り返って、自分の大切な時間を思い出してみてください。別に旅行に行かなくてもいいのです。本を読んでいろいろな国を冒険することもできます。テレビを見てがっはっはと笑ってもいいのです。心の底から笑えるって素敵なことではないですか?毎日が、何でもいいから、ああ、楽しかったなと笑える自分であってほしいと校長先生は思うのです。
さて、東寺方小のみんなは、今日からお勉強が始まりますがこれは忘れないでほしいというルールがあります。
それは、「授業中に話をする人は一人とする」というルールです。

今日は、どうしてそんなことを校長先生が言うのか考えてほしいと思います。昔、今から1400年位前に、聖徳太子という人がいました。とても頭のいい人だったと言われています。ある時、聖徳太子が人々のお願いを聞く機会がありましたが、自分の話を一番に聞いてほしいと10人が一斉に話し始めたそうです。それでも太子はすべての人が話した言葉を全部一度に理解し、的確な答えを返したと言います。本当にそんなことができるのか今から実験をしてみたいと思います。これから、ここにいる10人の先生がそれぞれ違うことを話します。誰が何を言ったかすべてがわかった人は手をあげてください。

どうでしたか?難しかったと思います。普通の人は聖徳太子のようにたくさんの人の話をいっぺんに聞いて理解することはできません。教室でも同じです。たくさんの人がそれぞれに違うことを発言すると結局誰の話もきちんと伝わらないのです。ですから、「授業中に話をする人は一人とする」というルールを守ってほしいのです。一人一人の言いたいことがしっかりと伝わるようにするために、一人一人の発言を大切にするためにこのルールはあるのだと2学期は忘れないでください。校長先生はみんなの応援団です。頑張ってくださいね。