校長日記

6月7日(火)全校朝会の話

6月7日(火)

今日は思いやりについてお話します。みなさんは、寺小の学校教育目標を知っていますか?学校教育目標とは、寺小に通う子供たちに、こんな人になってほしいなという目標です。


教室の黒板の上を見てください。どの教室にも「学校教育目標」が掲示されていると思います。「たくましい子、おもいやる子、かんがえる子」が寺小の学校教育目標です。この3つの学校教育目標を基に、寺小の様々な伝統が引き継がれています。


この3つの目標のうち、特に大切にしている目標は何だと思いますか?ここ数年寺小では、「たくましい子」を重点目標にしています。

心も体もしっかりとした、頑丈で、自分の意思をもった、自分の意見はきちんと相手に言える、そんな子どもに育って欲しいと願っています。

ところで、ノーベル平和賞を受賞した人にマザー・テレサという人がいます。高学年の人たちは良く知っていると思います。マザー・テレサは、貧富の差と飢えや病に苦しむ人たちのために学校や孤児院の設立を行い、その生涯をささげた人です。そのマザー・テレサは「愛」について次のようなことを言っています。

「愛の反対は憎しみではありません。それは、愛がないこと、つまり〇〇〇です。」と。

この〇〇〇にはどのような言葉が入ると思いますか?

マザー・テレサは愛の反対は「、無関心だ。」と言っています。私はこの言葉に多くの学びがあると思っています。


「無関心」とは、自分にとって関係がない、どうも思わない、心が動かないという事です。寺小の子供たちには全員、無関心ではいられない思いやりのある、そしてたくましい子に育って欲しいと思います。


今月6月は、人権週間です。人権とは、誰もが安心して生きていけるように共に守らなければならない権利です。
お友達をいじめない、いじめられない、お友達を大切にする。

困った人を見かけたら声をかける、自分の目に映ったら無関心ではなく、「どうしたの?」と声をかけてあげる。

そんな行動ができる、思いやりのある人に、ほんとうの意味でたくましい人に育って欲しいと願います。


たくましい子、思いやりのある子について、皆さんには自分なりの考え方を深めてほしいと思っています。そして毎日の学校生活、学年ごとの校外学習や行事、勉強に生かしてほしいと思います。