校長日記

9月1日(水)朝会の話

9月1日(水)朝会の話

 おはようございます。さあ、学校が始まりました。

今朝は、元気に学校に来てくれた皆さんの笑顔を見て、校長先生はとても嬉しく思いました。夏休みはどのように過ごしましたか?たくさんのお話を絵日記などで教えてくださいね。

 

 さて、皆さんも知っているとおり、今、日本では新型コロナウイルスが猛威を振るっています。机のうえにある11人のパーテーションも、皆さんを守るために先生方で用意しました。

今は、コロナウイルスにかかっても簡単には病院で受け入れてもらえないという状況になっています。このような感染拡大の状況は、間違いなく未来の教科書に掲載される歴史的な出来事であり、何百年後の未来の人たちがこの出来事から沢山のことを学ぶことになるでしょう。まさに今、私たちの行動が未来の人々から見つめられているのです。

ここで、今日は、皆さんに3つのお願いをお話しします。

 

 1つ目は、これからは、しっかりと自分の健康管理をしてください。朝は体温を必ず測ってきましょう。そして石鹸でしっかりと手洗いする習慣をつけましょう。ちょっと水で手をぬらしておしまいにしてはいけません。皆さんの手には、簡単に100万個のウイルスがついてしまうのです。手を洗わないと100万個のウイルスが体の中に入ってきてしまうのです。
 15秒、水だけの手洗いだとまだ、1万個のウイルスが残ってしまいます。それが石鹸でしっかり手洗いして水ですすぐと、19個くらいのウイルスに減らすことができるのだそうです。感染しないためにしっかりと手洗いし、ハンカチで手を拭きましょう。そのためにハンカチを忘れないでください。最後にアルコールで消毒をします。肌が弱い人は消毒をしなくても、きちんと手を洗えば大丈夫です。このように自分の健康は自分で守ってください。

 

 2つめは、「何となく上手に言えないけれど、気持ちが元気になれないことがあったら、必ず友達や先生、家の人にお話をしてください。」自分ひとりで悩まない、ため込まないで自分の気持ちを話してみてください。
 自由に遊べない日が続きます。給食を楽しく食べたくても友達とおしゃべりをすることも許されません。ストレスといって、自分でも良く分からないもやもやした気持ちになるかも知れません。つらいなと思ったら、誰にでもいいからお話をしてくださいね。

 

 3つ目は、「応援する心を大切にしましょう。」ということです。次のようなことが起きたら、皆さんはどうしますか?

 寺小の子供が新型コロナウイルスに感染しました。誰かが耳にしました。○年○組の○○さんがコロナに罹ったらしいよ。えー?そうなの?自分もコロナにかかったらどうしよう・・・うわさを信じて根拠もないのに根も葉もないうわさを広めますか?
 たまたまお休みをしていた○○さんは、本当にただの風邪で休んでいたのかもしれません。あるいは、○○さんがたとえコロナにかかってしまったとしても、噂話をして心を傷つけていいのですか?
 皆さんはどうしますか?もし自分が感染してみんなにうわさをされたらどうなるでしょう。

考えてみてくださいね。

 

誰がコロナにかかったとか、探し出すようなことは絶対にしないでください。もしも、コロナにかかってしまったお友達を知ったら、つらい思いをしている友達の気持ちをよ~く考えて「がんばれ~病気に、負けるな!」と、苦しい思いをしている友達を、あたたかく応援してあげてください。

 だって、1日に5000人以上の人たちがコロナにかかっているのです。いつ誰がどこでかかるか分かりません。誰のせいでもありません。つらい思いをしているお友達を応援できる強い人になってください。

 

 さあ、この3つをしっかりと守って、できることを学校で、みんなで、協力して考えていきたいと思います。むやみに怖がることはありません。しかし、これからは、さらにもっとルールを守ってしっかりと生活することがとても大切になってきます。寺小の子供たちは全員ができると信じています。がんばりましょうね。
 これでお話を終わります。