校長日記

3学期が始まりました

明けましておめでとうございます。3学期がスタートいたしました。
本日、始業式で子供たちに会いました。みなとても元気な顔でした。
「お餅をたくさん食べた人」「おせち料理をたくさん食べた人」「初詣など、家族でお出かけをした人」等、私の質問にも元気よく手を挙げてくれました。
日本のお正月ならではの伝統と文化を子供たちがどこまで体験できたか、知ることができました。
学校便りにも書かせていただきましたが、3学期は52日という短い期間です。しかしこの短い期間で、子供たちは今の学年の総まとめをし、次の学年への準備をしながら毎日を過ごします。その成長は、大きく力強いものとなることでしょう。ご家庭のご理解とご協力をぜひお願いいたします。

本日の始業式では以下のお話をいたしました。今年はこの3つを子供たちにぜひ実践してもらいたいです。

平成31年1月8日(火)始業式のお話
  3学期、開けましておめでとう!
開けましておめでとうございます。
校長先生は、お正月にこの言葉を書初めにしました。なんだか変ですよね。「あれれ?」と思った人は「あ」のところが違うとわかったことでしょう。そうです、普通は「明けまして」と書いて、年が新しくなっておめでとうという意味ですが、校長先生は、「開けまして」にしました。わざとこうしたのですよ。

今年は、寺方小学校の皆さんに、「開く」という字を使った「開けましておめでとう」を多くの人に言ってもらえるようになってほしいと思っています。今から、3つの「開ける」を言います。よく聞いて実行してください。

一番目は「口を開ける」です。よく校長先生は皆さんのお勉強を見に行きますが、でもときどき「声が小さいな、お口が開いていないかな」と感じます。
しっかりと自分の言いたいことをきちんと相手に伝えることを実行してほしいです。
「口を開ける」には、「話し始める」という意味もあります。この一年かけて、これまで話したことのないお友達とも話し始めることができたらとても素敵です。自分の意見や考えをはっきりとわかりやすく話し始めることができたらさらに素敵です。

2番目は、「目を開ける」です。「目をぱっちり開けてしっかり見る」ことだけでなく、「自分のことがよく見える、わかる」という意味もあります。自分ってこんなことができるな、自分ってここがいいところだな、ここは頑張ろうと自分について考え、自分のことがわかったらそれは素敵です。

3番目は、「道を開ける」です。邪魔なものを取って通ることができるようにするという意味のほかに、「自分で道を切り拓き自分で解決する」という意味もあります。この一年かけて、わからないこと、できないこと、直したいことを自分で解決していくことができたら、ベリーベリー素敵です。

皆さんがこの一年かけて、「口を開ける」話し始めて、「目を開ける」自分のことがわかって、「道を開ける」わからないことを自分で解決していくことができたら、大きな声で「おめでとう!」と言いたいのです。(ここで、うちわに貼ったおめでとうの文字を大きく振って、アピールしました)
先生たち、おうちの方々も、地域の方々もみんなで応援します。できるようになるまで助けます。あっちこっちでおめでとうの声が聞こえることを願って、校長先生のお話を終わります。