校長日記

3学期修了式の話

令和2年2月29日(土)終了式のお話

みなさん、おはようございます。
今日はみなさんや先生方、そして校長先生にとっても、あまりに急で突然のことですが、令和元年度の修了式の日となりました。
 もうすでに皆さんも知っている通り、今、日本だけではなく世界各国で気を付けなければならない感染症が広がってきました。みなさんの健康と安全を考えて、日本全国で学校が臨時に休校するということになりました。月曜日から4月5日まで、長いお休みが続きますが健康に気を付けて規則正しい生活をし、4月からの新しい出発に向けて一人一人元気に過ごしてください。
 さて、今日は放送でお話することになったので、できるだけ短く校長先生から皆さんに3つのお話をしたいと思います。
 一つは、しっかりとこの一年を振り返ってください。この一年、目当てをもち、それに向かって努力できましたか?勇気をもって苦手なことにもチャレンジしましたか?友達と力を合わせて何かに取り組んできましたか?友達をいじめたり傷つけたりしませんでしたか?まだまだ振り返ってほしいことはたくさんありますが、一つだけでもいいので、私は、僕は、こんなことを頑張ったよと胸をはって言えることを、家に帰ったらぜひおうちの人に頑張ったことを伝えてくださいね。
 二つ目は、新しい学年のめあてを考えることです。4月からは一つ上の学年になります。苦手なことにもチャレンジする、新しいお友達や担任の先生と仲良く過ごせるように、夢や希望を叶えるために何をしてみたいか、たくさん考えてくださいね。そして4月には、その学年にふさわしい意気込みをもって登校してくれるよう願っています。
 最後に卒業する6年生のお話をします。
6年生は3月がお休みになってしまったので、もっと勉強したかったのに、もっとお友達や1年生から5年生までの皆さんと一緒に過ごしたかったのに、楽しみにしていた「6年生を送る会」もできなくなってしまいました。ウインズの6年生も、来る日も来る日も一生懸命練習してきた、最後の「ひのきの森スプリングコンサート」が中止になってとても悔しい思いをしました。まさか、こんなことが起きるとは誰も想像していませんでした。
 しかし、昨日5時間目に、たった1回しか練習できませんでしたが、6年生は卒業式の呼びかけの練習をしました。これ以上ない苦しい中でも、呼びかけの声と美しい歌声は心に響きました。ウインズの皆さんも放課後、先生方の前で立派に最後の演奏を3曲披露してくれました。
 その演奏は涙が出るほど素晴らしいものでした。この辛い状況を乗り越えて立派に頑張っている6年生に、皆で拍手を送りましょう。(ここで各クラスからの拍手が聞えてきました)
 6年生は負けません、とても強いです。寺方小の誇りです。
冬は必ず春となります。さあ、どんなことにも負けない心で、春休みも交通事故やけがに気を付けて、安全な生活をしながら過ごしてください。
これでお話を終わります。