2018年12月の記事一覧
4年生 東京理科大学特別授業
今日は,理工学部先端化学科の郡司先生と3名の学生さんをお招きして,
4年生特別授業を行いました。
<すがたを変えるプラスチック>
まず,プラスチックの原料から考えました。
石油からできていること,石油は限りある資源であることを知りました。
プラスチックにはリサイクルのマークがついていることが多く,
それら全7種類の違いについて学びました。
そして,身のまわりのプラスチックを探しました。
理科室の中にもたくさん使われていました。衣類や消しゴムなどにも使われていました。
子どもたちは,プラスチックに囲まれ,プラスチックによって
私たちの生活が豊かで便利になっていることに気づいていました。
いよいよ実験です。実験をするときの注意についてお話がありました。
どうして白衣や安全メガネを身につけるのか教えていただきました。
大学の研究室では,他にも,靴を履き替えたり,手袋をつけたりしているそうです。
はじめの実験では,2つのボールを床に落としてみました。
はね返るボールとはね返らないボールがあり,子どもたちは早くも疑問を感じていました。
力を吸収してしまうプラスチックがあることを知りました。
どのようなところで使われているのかも教えていただきました。
次に「ポリアクリル酸ナトリウム」を使って実験をしました。
白い粉に水を加えていくと,固まってしまいました。
これは,おむつの中にも使われている吸水ポリマーでした。
水をかかえこむプラスチックの一つだそうです。
プラスチックをとかす薬品についても学びました。
薬品の中にプラスチック片を入れると,あっという間になくなってしまいました。
子どもたちはとても驚いていました。
また,ミカンの皮に含まれている「リモネン」という物質で
プラスチック(ポリスチレン)をとかす実験もしました。
液体の中で,泡を出してとけてしまいました。
現在,リモネンを利用した研究も進められているそうです。
続いて,プラスチックを熱したときの変化を調べました。
プラスチック製のコップがつぶれていく様子には,
熱する機械の中に全員の目が釘付けとなっていました。
最後は,プラスチックの板に自由に名前やイラストをかき,
オリジナルのプラ板を作りました。特別授業の思い出の一つにもなりました。
給食や昼休みには,学生の皆さんと楽しく食べたり,
校庭で遊んだりして過ごすこともできました。
学生さんが子どもたちを懸命に追いかけている様子もありました。
郡司先生はじめ,研究室の皆さん,みずき小の子どもたちのために
特別授業を行っていただき,本当にありがとうございました。