押小日誌

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こんな形だけど面積求められるかな(6年算数)

先日の6年生の算数の授業です。それまでに円の面積を求める学習が終わった子どもたちに、先生から、「こんな形なんだけど、面積分かるかな。」と問題が出されました。(ある子は、この形を「オムレツ」と言っていました。なるほど。)

 

特に、算数では、これまで習ったことを生かして、新たな課題を考えていくことが大切です。少し、先生と話し合いながら「なんとなくできそうだな…」と見通しをもちます。このあたりは先生が上手に進めます。今まで習った円、正方形、三角形なら面積は出せる。たしたり引いたりすると…などと子どもたちの発言を生かします。

  

そして、子どもたちはまず自分で考えてみます。先生は紙(正方形や円など)も用意していましたが、子どもたちはタブレットで考えることを全員が選びました。先生が用意したデータをタブレットに送り、それをもとに考えます。「できた!」「答えは…」と子どもたちは次々と考えます。そして図形データを指でいろいろ動かしたり、色を変えたり、向きを変えたりしながら、この後の話し合いで相手に分かりやすく説明できるように画面に表していきます。(この「相手意識」がとても大切と私も思っています。)「何かね、求める方法は一つじゃないみたいだよ」と先生がつぶやくと、早く解いた子もちがう方法を考えます。

 

次は、グループになって、自分の考えを発表し、伝え合い、聴き合い・確かめ合いをします。ペアやグループでの伝え合いの中で、分からない点を聴き合ったり、友だちの考えから学んだりすることができます。

 

 

そして、皆で、方法を発表しながら共有します。

 

その中で、「ちょっと、分からないです。」と言う子がいました。もう一度方法を改めて確認すると「ああ、なるほど。」とちょっと安心したようでした。その様子を見ていて、「分からない」と素直に言えることはとても大切ですし、そう言える学級は、安心して勉強したり生活したりできる場なんだと思います。そして、「?」だったのが「!」になることは授業・学びで大切にしたいことだなと改めて感じました。

 

最後は、まとめをして、演習問題を行いました。

子どもたちが課題に一生懸命取り組み、共に学び合う授業に、私自身も大変勉強になったとともに、こんなすてきな子どもたちと先生方に幸せを感じる一時ともなりました。

部活動報告

本校HPのメニュー欄に、『体育文化後援会(野球・バスケ・金管)』があります。

先日行われた、金管部の活動報告を載せましたので、ぜひご覧ください。

9月朝会(校長講話)

27日(水)の朝は、体育館にて朝会(校長講話)を行いました。

 

子どもたちへの講話は始業式、6月朝会、夏休み前集会に引き続き4回目です。今回は、2つのことをお話ししました。

一つ目は1学期末が近づいていることから、1学期の子どもたちの学習・生活の様子を振り返り、1学期の残りも引き続きがんばってほしいことを伝えました。

二つ目は、運動会も近いことから、運動会に対する私からの願いと思いを伝えました。

 

 

 

 

子どもたちが決めた運動会のスローガン「109人 全員主役 勝利目指して 全力疾走」。私もとてもすてきなスローガンだと思っています。一人一人が主役で、全力をだすことで、自分も・仲間も・見ている人も感動し、その結果、みんなが幸せを感じる運動会になると思うからです。

ぜひ、「やりぬいた」「全力を出し切った」と思える運動会にしてほしいと願っています。

アサガオの種(1年生活科)

先日、1年生が、自分で育てたアサガオの種をとりました。

 

まず、種ができている様子を観察して記録します。入学して約半年、1年生も観察する技能がよく身に付いたなと感じます。色や形をよく見る、触ってみる、においを嗅いでみるといった、体の感覚をよく使って観察しています。スケッチも大きく描いたり、気づいたことを文章にしたりと、図工や国語の学習にもなっているのが分かります。そして、いよいよ種を取ります。種も数を数えて「何個」ということを確かめます。そして友だちの種の数と比べて、どちらが多いなど比べたりもします。算数の学習にもなっています。

 

   

子どもたちは、一生懸命観察し、スケッチし、記録して、種を取っていました。ある子がこんなことを言っていました。「こんなにたくさん種が取れた。これをまた、土にまいて育てたらたくさんアサガオができるよ。」これって、5年生理科の生命のつながりの学習につながっています。学びってつながっているんだなと感じた一コマでした。