最近の学校の様子から

カテゴリ:学校のまわりの自然

ヤマドリダケモドキ

学校の法面(のりめん)に大きなきのこが生えています。
学校用務職員によるとポルチーニという高級キノコであるとのこと。
ポルチーニは和名をヤマドリダケと言ってイタリア料理やヨーロッパで使われるそうです。
調べてみると、シラカシなどの広葉樹林に生えるのはヤマドリダケによく似た
ヤマドリダケモドキでした。
カシの木と共生しているようです。

ヤマドリダケモドキはヤマドリダケと違って「かさ」がビロード状
「じく」全体に網目模様があるようです。
 
特徴が一致しています。
パスタやチーズと合うそうです。
エリンギよりも大きく食べごたえがありそうです。
バター焼きにしてみます。
【追記】歯ごたえがあり、良い香りでおいしくいただきました。

ハナモモとヤマモモの実

同じ桃と名前が付きますが、
ビオトープにあるハナモモは、花を観賞するためにモモを改良した品種でモモの仲間、
プールと校舎の間にあるヤマモモはヤマモモ科で近縁種ではありません。
 
                 ハナモモ
 
                 ヤマモモ
ハナモモの実は甘くなく、おいしいとは言えませんが、桃の良い香りがします。
ヤマモモは甘酸っぱく生食もできます。ジャムにも最適です。
実が熟すと鳥たちが集団で来て群がって食べるレストランとなります。
人間も早くとらないと良い実は取られてなくなってしまいます。

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萌芽

学校ができて40年となり、校庭の木も大きくなりました。
日当たりを確保するために伐採した木も多くあります。
伐採した木の中には切り株の周りから芽が出る木もあります。
里山では、定期的に木を伐り、炭にしたり燃料にしたりして利用し、
根元から出てきた萌芽を再生させて大きな木に育てることで里山の木を循環させていました。
定期的に伐採し、下草を刈ることで明るい山となり、
地面には多くの種類の草花が育つ環境ができていました。
また、コナラやクヌギなどは、このような若い木から樹液が出て、
多くの昆虫の食料になり、その昆虫をタヌキなどが食料としていました。
学校にも伐採した木から萌芽している木が多くあります。
生命の力強さを感じます。
 
カキの萌芽。矢印の部分に切り株があります。
このカキは渋柿ですが、
葉が紅葉すると様々な色に色付いてとてもきれいな葉になるカキの木です。
 
ヒメヤシャブシの萌芽。ハンノキの仲間です。矢印が切り株。
ハンノキと同じように、実が付く丸い果穂はクリスマスの飾りにピッタリ。
早く大きくなって実を付けてもらいたい。
 
シラカシの萌芽。矢印が切り株。これはなんつる農園の端の木ですが、
メタセコイア通りの法面(のりめん)のシラカシもたくさん萌芽しています。

ナワシロイチゴの実が熟しました

南鶴牧小学校は果樹が多い学校です。
なんつる農園のサツキの生垣に生えたナワシロイチゴの実が熟しました。
ナワシロイチゴはキイチゴの仲間です。植えて育てたわけではありません。
学校用務職員が伸びやすいようにフェンスを付けました。
これからは、こちらに伸びて行くことでしょう。
 
ほんのり甘ずっぱい今だけの野生の味です。

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