最近の学校の様子から

最近の学校の様子から

令和元年度なな山自然観察会(冬)

なな山は百草団地の南にある里山です。
なな山緑地の会の方が手を入れている山です。
西の山、中の山、東の山と特徴が違う3つの山があります。
ホームページはこちら→なな山緑地の会
 
2月15日、冬の観察会を行いました。冬の観察会といっても暖冬で暖かい日になりました。
日差しはないのに17℃以上ありました。
春、一番早く咲くウグイスカグラが1輪だけ咲いていました。
直径1cm程度の5つに裂けた花です。
初夏、赤いグミような甘い実がつきます。

冬の観察では昨秋落ちた葉の痕を見るのも楽しみの1つです。
木によってそれぞれ違ったユニークに形をしています。

これはセンダンの葉痕(ようこん)です。何の顔に見えますか?
「せんだんは双葉より芳し」のせんだんは違う種類です。
 
西の山は明るい落葉樹の林です。下草を定期的に刈っています。
右の写真はこの山のご神木です。

まだ、春に咲く草花の花芽は出ていませんが、
春一番に咲く里山の草の花「シュンラン」のつぼみが少し大きくなっています。
例年3月15日頃に咲くので、次回の観察会では大きな黄緑色の花を見てください。

入口の暖かいところにはかわいいオオイヌノフグリの花が咲いていました。
今回の観察会には子ども4名、大人4名の8名が参加しました。
いよいよ次回は一番美しい春の観察会です。春は早春と連休後の2回を予定しています。

早春の観察会は3月26日木曜日です。ぜひ、ご参加ください。

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芝生用洗い砂

2月11日、暖かい日が続いているので
南鶴牧小グリーンネットワークの方が芝生の養生シートを撤去してくださいました。
こんな暖冬はこれまでありません。
シートをかけて25℃以上になってしまうと芝生に病気が発生する可能性が高まるためです。
2月14日に芝生用の洗い砂を3㎥購入しました。
これからの芝生管理作業に活用してください。
時間があるときに砂を箱に入れなければなりません。
4月以降の芝生管理作業の日にお手伝いください。

ちなみに50,000円です。都の校庭芝生化地域連携事業の補助金で賄いました。

3年 社会科見学 多摩中央警察署

2月13日、地域で活躍している方を調べている3年生が
消防署に続き警察署を見学しました。
警察の仕事についてを映像で教えてもらった後、

実際にパトカーや白バイを近くで見ながら、そして、乗せてもらいながら見学しました。
パトカーには、刃物が当たっても大丈夫なように板が入っている上着や
さすまたが準備してあります。
白バイには違反切符を切ることができるタブレットを積んでいます。
 
ありがとうございました。

4年 ユニバーサルデザイン その2

2月4日に続いて、多摩センター方面にユニバーサルデザインを調べに行きました。
4年生は総合的な学習の時間で、だれもが住みやすい町にしていくために
ユニバーサルデザインが使われているところや、まだ不十分なところを
実地で見て回っています。
 
実際に高齢者の方にお話を伺いました。(左写真)
自動販売機はお金を入れる場所は低い場所にありましたが
ボタンは高いところにあって、車椅子では使いづらいということを発見しました。
 
見付けたことはメモに書き留めたり、写真に撮って(右写真)記録したりしました。
 
点字案内や音声案内(右写真)を見付けて確認しました。

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令和2年(2020年)2月4日 4年 ユニバーサルデザイン
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3年 昔の鶴牧特別授業


3年生は社会で地域の昔について調べています。
2月8日、パルテノン多摩歴史ミュージアムの学芸員をお招きして
鶴牧や唐木田(落合村)の昔の様子についてお話を伺いました。

子どもにも地域のイメージがつかみやすいように
子どもが普段利用している鶴牧西公園を起点にしながら話が進みました。
上の写真は鶴牧西公園の北東入口(農家風休憩所がある入口)近くにある
シダレザクラが咲いている写真です。
川井家のシダレザクラは市の天然記念物で樹齢200年。
豊ヶ丘にある吉祥院にあった樹齢600年のシダレザクラの子孫といわれています。
知らない子どもが多かったので、今年の4月には、ぜひ、見に行ってください。
川井家は落合の名主です。
江戸時代の名主「川井五兵衛」さんの話をもとにして話は続きます。

今は鹿児島県出水市に飛来するナベツルが、江戸時代には全国に飛来していました。
江戸時代、禁鳥だったナベツルを死なしてしまった民を
「お鍋をもつ場所(つる)を作った」の間違いだと五兵衛が役人に話して助けた
という伝説が残っているということ。
山王下の瘡守稲荷には民話伝説の鶴が祭られている祠があります。
このあたりが「鶴牧」と呼ばれる一説になっているとのことでした。

上の写真は今の鶴牧西公園にあるビャク山から出てきた古銭です。
「びゃく」とは土砂崩れや崖を表す南関東の方言です。
大正12年9月1日の関東大震災で今は鶴牧西公園になる二反田の山が崩れて
そこから1万枚もの戦国時代の古銭が出てきたのです。
二反田という地名は今でも二反田公園として残っています。
古くから人が生活していたことが分かります。
上の写真は現存する50種449枚の古銭の一部です。
残りの9千枚余りは太平洋戦争で金属として拠出したそうです。
 
最後は唐木田駅に行く途中にある「笠地蔵」の話です。
鶴牧西公園の唐木田の谷戸に沿ったところには乞田川から分かれた
唐木田川が流れていて、ちょうど鶴牧西公園の入り口で開渠から暗渠になります。
暗渠を鶴牧西公園に沿って上流に向かっていくと、
唐木田駅の方に行く道(上右写真右方向)と唐木田児童館の方に行く道(上右写真左方向)
の二股に分かれる場所があり、その真ん中に笠地蔵があります。
(上の写真の黄色い円の中、下の写真)

そこには長坂橋がかかっていて唐木田の方に行く道沿いの唐木田川と
東京国際ゴルフ倶楽部に向かう道沿いの長坂川の分岐点でした。
(今は川は暗渠になっているのではないかと思います。)
笠地蔵は庚申塔で、元禄13年(1700年)11月16日建立の銘があります。この年は庚申の年です。
庚申信仰は、庚申の日は体に住む3匹の虫が寝ている間に天に昇って
悪いことをしたことを告げ口するといわれていたため
庶民は夜通し起きているという民間信仰です。
そのお地蔵さんの上に立派なツゲの木が笠のようにあるので笠地蔵と呼ばれているようです。
昔の写真では周りは現在の住宅地とは違って田んぼになっています。
この笠地蔵の位置は昔と変わっていないことが分かっています。
村の辻の場所で村を守っているためです。

最後に、3年生が質問をして1時間の授業を終えました。

【募集】冬のなな山自然観察会

2月15日土曜日に冬のなな山自然観察会を行います。
百草にある「なな山緑地」は多摩市に残されている里山の一つです。
葉が落ちて明るくなった里山を観察します。
林の中で昼食を食べてから帰ります。
学校9時10分、多摩センター駅バスロータリー9時40分集合
3年生以上は子どもだけで参加できます。
2年生以下の子どもが参加する場合は保護者の方もご参加ください。
多摩センター駅西口バス停13時10分、学校13時40分解散予定です。
バス代が必要です。案内はこちら[PDF:124KB]から。

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