豊春中 学校ブログ
【3年生 授業風景】社会、学活、保健体育
今日、2月3日㈮は3年生の授業を取材しました。
【社会】〜社会保障って何だ?〜
世界では19世紀まで、病気や貧困は自分の責任で何とかしましょう!という考えが一般的でした。しかし、個人の努力だけではどうすることもできないことはありますよね。そこで、病気や失業などで生活ができなくなった人を"国が支えるという仕組み”がイギリスで生まれます。社会保障制度の誕生です。
上の写真は、授業のために先生が用意した「請求書」です。 ケガで約一週間入院した際に、かかるお金とその内訳が書かれています。約92万円のお金が必要なのですが、患者が実際に支払うのは約28万円で済みました。これはなぜでしょうか?
生徒の皆さんは、人々が社会保険の保険料を毎月負担することの意味や、少子高齢化による社会保障制度への影響等について調べてレポートを作成していました。現代の日本社会が抱える課題を解決するためには、前提条件やある程度の知識を備えておく必要があります。
今日の公民の授業は、今後の生徒さんたちの生活に深く結びつく、とても重要なテーマの学習が行われていました。
【学活】〜ドキドキ楽しい席替えタイム〜
こちらのクラスでは、学活で席替えが行われていました。教室に入った瞬間に生徒さんたちから発せられるドキドキ感が記者の私に伝わってきました。今回は、完全くじ引き制ということで、くじを引く前の生徒さんたちの表情にはなんとも言えない高揚感がありました。
席替えをして気持ちのリフレッシュができると、学びの生産性もあがるでしょう。頑張れ受験生!
【保健体育】〜保健の授業が早く終了、そして〜
体育館で行われた保健の授業が早めに終了したので、残った時間を使って生徒さんたちはバスケ、バレー、バドミントンなどの種目を自分たちで選び、元気に身体を動かしました!
【こばなし】〜「あそび」とは何か?〜
ある中学校で、教職員向けの研修会が行われました。講師先生が「『勉強』の同義語を3つ、対義語を3つ書いてください。」と研修に参加した先生方にお願いしたそうです。
集計がおわり、結果を見てみると…興味深いことに「あそび」というワードが同義語と対義語の中にそれぞれ含まれていました。「あそび」をどう捉えるかに正解はありません。個人の意見の範疇です。また、「あそび」の状況や内容によっても認識は変わるでしょう。
今日の体育の授業で、生徒さんたちは「あそび」ながら学んでいたと思います。身体を動かし、仲間とコミュニケーションをとりながら、数値では表せない「非認知的」な様々なことを学ばれたと思います。
「先生もやりましょうよ!」と生徒に声をかけられて、体育の先生も一緒になってバレボールを追いかけていました。
豊春中は、今日も元気です!
スペリングコンテスト
『継続は力なり』
スペリングコンテストを1・2年生で実施しました。
埼玉県児童生徒美術展埼葛地区展
先日、埼玉県児童生徒美術展埼葛地区展が行われ、出品された作品が1・2年生の昇降口に飾られています。
【第8回 生徒会朝会】
今日、1月31日㈫は朝会の様子を取材しました。
朝会は会議室で行われ、各教室にオンラインで配信されました。
今回の朝会では、「三年生を送る会」の実行委員の紹介と、スローガン発表が行われました。
発表されたスローガンは「Make our future 〜さようならの言葉から始まる未来への架け橋〜」です。
三年生を送る会では、1,2年生の実行委員が中心となって、先輩に感謝を伝える様々な企画が用意されます。
例えば、後輩からのビデオメッセージや合唱の披露、くす玉割りなどです。会場設営も必要になります。
行事の準備や運営には多くの苦労が伴いますが、そういった体験を通じて学んだことは将来、必ず自分や自分の所属するチームの組織運営に役立つはずです。
立候補をして、実行委員の役職を掴み取った皆さんの活躍と成長を心から期待します。
3月8日(水)の当日が楽しみです!
【678組 授業風景】英語
1月30日㈪は、678組の授業を取材しました。
生徒さんは2クラスに分かれて英語の授業を受けています。
こちらのクラスは、数字を英語で読み上げるビンゴゲームをしていました。まず、生徒さんたちは紙に5×5マスのビンゴを手書きでつくります。そして、1人ずつ順番に好きな数字を読み上げていきます。ゲームを通して、楽しく学習をしていました。
こちらのクラスでは、生徒さんたちが There is 〜、There are 〜の文章で、どこに何があるかを説明する表現について学んでいました。
印象的だったのが、ある生徒さんが大型テレビを見てつぶやいた「Oh! Big book!」という表現です。
本が大きいかどうかは、今日の授業内容とは関係のないことでした。しかし、頭に浮かんだことを自然に英語で表現したことはとても大きな意味があると考えます。
【こばなし】
昔、ある日本人男性が外国の学校で日本語講師として採用されます。
彼は当初、『日本人が日本語を教えることは簡単だ』と思っていたようですが、いざ授業がはじまると大きな問題に直面します。
彼は、熱心な学生からの質問に答えられなかったのです。例えば…
「私が好きなスポーツはサッカーです。」と「私の好きなスポーツはサッカーです。」における「が」と「の」はどのように使い分けているのですか?
「動物を数えるときに、1匹(ぴき)2匹(ひき)3匹(びき)と匹の読み方が変わるのはなぜですか?」
…といった質問です。
学生たちの『学びたい!』という期待にこたえられず、心苦しい思いをします。そこで、彼は発想を変えてある思い切った授業をします。それは、自分たちの心が動いた瞬間を日本語で表現しよう!というものです。
彼は学生たちと一緒に、川辺をジョギングしました。そして走り終わった直後、地面に座り込んだ学生たちに「あー疲れた!」という言い回しを教えたのです。
ランチを一緒に食べたときは、「なんておいしいサンドイッチなんだ!」という発音をみんなで練習しました。
この授業方法が学生たちから大ウケして、“生きた日本語が学べる講座”として人気を博すのでした。
今日の授業で「大きな本だ!」と英語でつぶやいた生徒さんは、きっと頭と心が繋がった自然な状態でリアクションをしてくれたのだと思います。まさに、英語の学びが生きた瞬間です。
この背景にはきっと、心理的な安全を感じ、楽しく学ぶ普段の授業があったからだと記者の私は予想するのでした。