豊春中 学校ブログ
学校運営協議会
本日、学校運営協議会を開催しました。
委嘱書の交付後、学校経営方針の説明等を行いました。
〈授業参観の様子〉
【何のために勉強をするのか?】
今日、5月10日㈬は埼玉県学力学習状況調査がありました。
小学校4年生から中学校3年生がこの調査を受けます。写真は数学の問題を解いている1年生です。
調査結果は後日、生徒ひとりひとりにフィードバックされ、学力の伸びを知ることができます。
〜私たちは何のために勉強をするのか?〜
平日、生徒の皆さんは、日中のおよそ8時間〜9時間を学校で過ごし、そのうちのおよそ6時間が授業の時間になっています。一日の少なくない時間を勉強にあてているわけですが、そもそも私たちは何のために勉強をしているのでしょうか?
もし、その目的が「受験のため」だとすると、学生が終了した時点で勉強の価値は消滅してしまいます。
それはあまりにも、もったいないことです。
本来、テストは自分の実力を把握し、今の自分に足りていない部分をどうやって補うかを個々人が考えるためにあるものです。そして、高校入試のような学力検査は、入学者を選考するための❝手段❞として使われているのです。
学生が「受験」や「定期テスト」を目標にして頑張ることは大事なことです。しかし、それ自体が目的にはならないのではないでしょうか。
〜勉強の目的を考える〜
北海道に、電気部品のリサイクル作業に使う機材の開発・製造の会社を経営しながら、全国の子どもたちに手作りロケットの打ち上げ体験を提供している人がいます。
その人が、ある講演会で「学問は社会の問題を解決するためにある」と語っています。
確かに、科学技術が発展した現代においても、私たちは未だ解決できていない多くの社会問題を抱えています。貧困や紛争、環境破壊、少子高齢化問題などが一例です。
これらの社会課題の解決に、学問が役に立つことは言うまでもありません。学校の授業は、これまで人類が積み上げた学問の伝承活動とも言えます。
私たちは知識を学んで終わるのではなく、社会で活用することが必要なのです。
このように考えると、「学生の終わり=勉強の終わり」とはなりません。学生の終了は、学びの活用段階へのステージ変更を意味しているのです。
壮大な話になってしまいましたが、何をお伝えしたかったのかというと、生徒の皆さんはテストの結果や手応えに一喜一憂するのではなく、あくまでテストを自分の得意不得意を知るための道具として有効に活用してほしいということです。
これまでに学んだことと、自分の好きなことや長所をかけ合わせて、それぞれが社会で活躍する素敵な大人になってほしいという記者の願いを言葉にさせていただきました。
今日の投稿が、皆さんの悩みの解消や人生の何かに役立ったのなら大変嬉しく存じます。
【体育祭練習 3年生】
今日、5月9日㈫は3年生の体育祭練習を取材しました。
④時間目は「みんなでジャンプ」(大縄跳び)の練習でした。
「みんなでジャンプ」は、2分間の計測を2回行い、その合計回数を競います。
終了の合図が鳴った時に跳んでいる場合は、ひっかかるまで跳び続けてOKです。
終了間際の集中次第で大逆転を起こるかもしれないわけです!
何名かの生徒さんに「体育祭は何のためにあるのだろう?」と聞いてみました。
すると、「優勝です!」「団結だと思います!」「楽しむことかな?」などなど、素直な想いを伝えてくれました。
〜目的と目標〜
体育祭のような大きな行事では、目的と目標をちゃんと区別できるといいことが起きます!
目的とは、「そもそも、何のためにするのか?」のこたえになるものです。
「クラスがもっと仲良くなるために!」「みんなで楽しむために!」など、やろうと思えば必ず達成できるものをオススメします。
「楽しむこと」が目的のチームは、バトンを落とそうが、転んでしまおうが、ビリになろうが、最後にみんなで笑って思い出話にできたのならそれでOKなのです!
一方、目標は「総合優勝をする!」「全員リレーで1位になる!」のように、できたorできなかったかがはっきりするものです。一般的には、達成できなかったとき、次回の改善のために有効なのですが、体育祭のように1年に1回しかない行事の場合は注意が必要です。目標しか持たずに本番を迎えると、それを達成できなかったときに残念な想いだけが残ってしまうかもしれません。
体育祭のような大きな行事では、目的を共有することがとても重要になってきます。
チームメンバーで「そもそも私達はなんのために体育祭をするのか?」をすり合わせ、同じ想いで本番にのぞめるといいですね。その過程を経たチームが本当の意味で、団結力が高まるチームなのかもしれません。
本番の20日㈯までには、まだ話し合う時間が残っています。ぜひ、チームのリーダーは「そもそも?」をメンバーに投げかけてみてください。その勇気と行動にはとても大きな価値があると記者の私は思っています。
【678組の授業風景】
今日、5月8日㈪は678組の授業を取材しました。
【英語】
授業の最初にアルファベットでビンゴゲームをしました。
25のマスに自由にアルファベットを配置した後、先生がランダムで読み上げるのを聞いてビンゴを目指します。
今日の授業は、生徒さんが全て1年生でした。ビンゴを通して、アルファベットを覚えることがゴールです。
Z(ヅィー)とG(ジー)の発音が似ているので、聞き間違えをする生徒さんがいましたが、それも立派な学びです!
わからないことがあったときに、生徒さんが先生にどんどん質問する積極的な姿が印象的でした。
続く、「英語で自己紹介をしよう!」の学習では、名前・誕生日・出身地・好きな食べ物・部活を英文で書きました。
【体育祭、縁の下の力持ち】
体育祭の選手名簿と競技台本のとじ込みをしている生徒さんの様子です。
ホッチキスどめをしたこの資料は、クラスの実行委員さんや当日の準備運営を担当する役員の生徒さんに配られます。
全校生徒400人が一斉に活動する一大行事です。綿密な計画と準備がなければ、体育祭は成り立ちません。
今日の準備は、5月20日㈯の豊春中生全員のさわやかな笑顔に繋がっています。
資料を綴じ込んでくれたみなさん!どうもありがとう!
【3年生の授業風景】
今日、5月1日㈪は3年生の体育の授業を取材しました。
今日は「新体力テスト」の測定で、握力、上体起こし、長座体前屈、反復横とび、持久走、20mシャトルラン、50m走、立ち幅とび、ハンドボール投げの項目のうち①50m走、②立ち幅とび、③ハンドボール投げが行われました。
取材をすると、ボール投げで女子で22m、男子で41mの記録を出した生徒さんがいました。
ちなみに、この種目は投げたときのボールの角度を45度にすると距離が伸びます。
なぜなら、ボールは放物線(3年生の数学で登場する二次関数のグラフの形)を描くからです。
しかし、「知っている」と「できる」は同じではありません。
実際に投げてみると、角度が45度よりも小さすぎたり、大きすぎたりします。
そこで、重要になるのが「分析と修正」です。
記録を伸ばすには、誰かに自分のフォームを見てもらい、角度の調節をすることが重要です。
この方法を取り入れれば、制限時間内にただガムシャラに回数を多く投げるよりも、ずっと記録が良くなるはずです。
「センスがいいね」とか「才能があるよね」と言われるような人たちは、その物事において…何ができると結果が良くなるのかを知っています。彼らはただひたすらに、その「分析と修正」を繰り返してきたのです。
センスや才能は、生まれ持ったもの……というイメージを持つ人が多いかもしれません。
しかし、生まれたあとからでも磨くことができる領域も結構あると私は考えています!
頑張ることは素晴らしいことです。でも、ただガムシャラに頑張るだけでは良い結果が出にくく、頑張ることが辛くなってしまうかもしれません。ぜひ、「分析と修正」の視点を自分の生活に取り入れてみてください。おすすめです!
こちらは、立ち幅跳びをしているときの写真です。
自分が跳んで記録を取ったら、足跡をトンボで消してもらい、次の人の記録を測ってあげます。
気心知れた仲間同士で、楽しそうにコミュニケーションをとりながらの計測でした!