飯中 Now
清掃する姿はその人の心を表す
私の中学時代の恩師で、2年前に春日部市内の中学校の校長をご退職された先生が、当時、学年集会の場でこの言葉をおっしゃられたのを今でもはっきりと覚えています。いつも授業の様子を掲載しているところではありますが、今日は朝読書と朝清掃の様子を紹介します。清掃する姿はその人の心を表す…、飯沼中の生徒の心は健全に育っていると思います。何よりもご家庭における、これまでの教育の結果だと思います。ありがとうございます。最後に本日は、1、2年生及び特別支援学級の保護者会を開催したところ、たくさんの保護者の皆様にご来校いただきました。ご多用の折、またお寒いところ長時間にわたりご協力いただき、ありがとうございました。(12月9日 校長)
校長面接
連日昼休みと放課後に3年生一人一人と校長面接を行っています。2学期中には全員が終わる予定です。よく訊く質問事項に、「あなたの中学校はどんな特色がありますか」とか、「現在の担任の先生はどんな先生ですか」などがあります。生徒たちは、質問内容を想定し、答えを用意して、お世辞も多少は含めているのでしょうが、それでも学校教育目標である、自主実行をあげ、具体的な話をしてくれたり、生徒思いで授業も楽しい先生などと答えられると、校長としては嬉しい気持ちになります。また、「中学校で力を入れたこと」、「中学校で一番思い出に残った行事」、「部活動で学んだこと」、そして「高校でがんばりたいこと」、「高校卒業後の進路」なども、みなさんさすがは受験生であり、よく答えられています。また、最近の受験や就職の面接では訊かない傾向にあると言われる、尊敬する人も訊くことがあります。受験や就職の面接とは違い、校長面接の目的は、合否の材料ではなく、生徒をよく知り、励ますためだからです。先日、ある生徒は次のように答えていました。「私の尊敬する人は両親です。毎日家族のために一生懸命働いてくれ、夜や休みの日には家族で過ごす楽しい時間を作ってくれます。また、健康や受験のことなど色々なことに気をかけてくれ、感謝しています」と。私が「そのことを伝えたことはありますか」と訊くと、「まだありません。進路が決まった時か、卒業を機に言おうと思っています」とのことでした。「きっと喜ぶだろうね、ぜひ伝えてあげてください」と言うと、「はい」という言葉と共に、その表情からは、迷いのない確かな決意が感じられました。これは事前に原稿を用意してきたことではないな…と思いました。昨年度もそう思いましたが、今年の3年生も立派です。素晴らしいと思います。入試で面接がある生徒は、本番も上手くいくよう祈っています。(12月8日 校長)
新生徒会役員任命式
本校では月に1度、全校集会と生徒集会を行います。朝会ではなく、月曜日の5校時終了後に行います。昨日は生徒会が主催する生徒集会を行いました。内容は11月に選挙を行い決まった、新生徒会本部役員の任命式と、これまで飯沼中のために尽してくれた旧生徒会本部役員からのあいさつと花束贈呈などが行われ、とても良い雰囲気で会が進みました。
私は11月に行われた選挙を、運動期間を含めて見てきました。選挙の結果、当選した新しい役員の皆さんももちろんよくやりましたが、勇気をもって立候補し、飯沼中のみんなの役に立とうと決意したけれども、今回は残念ながら当選しなかった生徒たちの心ある行動も立派だったと思います。選挙が終わればノーサイド!これからは全員で新しい役員を支え、生徒会活動をぜひ盛り上げてください。
さて、生徒会役員というのは、説明する必要もないとは思いますが、本校の生徒会の会員の代表であり、様々な活動の企画や運営の中心となって働く人たちのことです。飯沼中は、今年開校40周年ですから、40年間の歴代の生徒会役員の先輩たちの手によって今日まで発展してきたのです。私は、新しい役員のみなさんには、歴代の生徒会の伝統を立派に引き継ぐとともに、その時の生徒会役員らしさが光る特色ある活動を期待しています。会員の皆さんと共に大いに成長、発展する生徒会であることを願っています。(12月7日 校長)
成績個票
今日の1、2年生の学活は、期末テストの成績個票が返されるとのことです。テストの点数については、すでに返却が終わっているので、クラスや学年内の順位が気になるところでしょう。その気持ちはよくわかりますし、これまでの学習への取り組みの1つの成果として、良い結果にしても、そうでない結果にしてもまずは一度受け止めましょう。その上で、今後の学習への取り組みについて、改善点や得意な教科を更に伸ばすためにできることなどを考えてみましょう。
定期テストが終わると、気が抜けてのんびりし過ぎてしまう人はいませんか。テストが終わった直後ならそれもいいでしょうが、もう気を引き締めて、気持ち新たにがんばる時期です。難しく考えることはありません。学校の日々の授業に集中して臨み、宿題と予習・復習を家庭学習で取り組めばよいのです。自分なりに集中して取り組むための工夫やコツを考えたり、気分転換を上手にできるように試行錯誤して、自分の勉強スタイルを作って楽しみながら取り組めたら成績も上がり最高ですね!そして、分からないところがあれば、遠慮せずに先生方に聞いてください。大歓迎で教えますよ!(12月6日 校長)
12月4日(土)
今日は、女子バレーボール部と女子バスケットボール部が新人戦の代替大会に出場しました。はじめに応援に行ったのは、武里中で行われた女子バレー部の試合でした。対戦相手は大沼中学校。強烈なサーブを打ってくるチームに苦戦し、結果は惜敗でした。サーブ以外は、素人の私の目には、差は感じませんでしたので、相手のサーブをしっかりと受けるレシーブの練習と自分たちも力強いサーブが打てるようになることがこの冬の課題かなと勝手に思いました。次に、本校会場で行われた女子バスケットボール部の新人戦代替大会の決勝リーグ。春日部南中と緑中との3校でのリーグ戦で、惜しくも2敗を喫したわけですが、どちらも5点差という結果。点数的にも内容的にも差のない3校だと思いました。まさにこの冬、どう練習し、成長するかが問われますね。他にも今日は、サッカー部、陸上部、男女テニス部、吹奏楽部が熱心に練習をしていました。(12月4日 校長)
大人になる No68
11月から始まった3年生との校長面接も約半分の生徒が終わりました。どの生徒も、なぜその高校に行きたいのか、さらに高校卒業後はどうしたいのか、将来の職業の希望など本当によく考えていることが伝わってきます。また、中学時代にがんばったことや中学校の思い出などもよく考えて準備していることもわかります。さて、今日はなぜ授業が5時間なのかというと、3年生の生徒一人一人の現在の志望校やこれまでの成績などを、3学年の先生方はもちろん、多くの先生方で確認し、以後適切な進路指導ができるように確認をする、時間のかかる大切な会議だからです。校長以下、全教職員の願いは、3年生全員が、来春に希望を胸に飯沼中学校を巣立ってゆくことです。もちろん、一番悩み、努力をしなければならないのは生徒本人です。君たちをご家族や学校の教員がそれぞれの立場で支え、応援しますので、3年生諸君もぜひ、健康に気をつけながら精一杯の努力をしてほしい。仲間と声を掛け合ったり、ご家族や先生方に不安な気持ちを話したり、勉強の分からないところや受験のシステムの分からないことなどがあったりした時には、遠慮することなく先生方に聞いてください。君は一人じゃない。たくさんの人が君の力になってくれます。がんばれ3年生!(12月3日 校長)
飯沼中の良き伝統
昨日は新入生入学説明会に際し、校内の清掃や会場の設営、そして片付けと飯中生がとてもよくがんばってくれたこと、とても嬉しかったです。本当にありがとうございました。春に入学してくる後輩たちを迎える側の先輩として、心を尽くしてくれた生徒諸君に対し、頭の下がる思いがしています。3年生にとっては、一緒に飯沼中で生活することがない後輩たちのために…。そんな君達の後ろ姿を見て、2年生や1年生もきっと後を継いでくれるはずです。新入生のための行事の中に、心が温まるキラリと光る在校生の良さを見ました。飯沼中の良き伝統となることを願います。(12月2日 校長)
大人になる No67
【 師も走る師走 】
今日から今年最後の月である12月が始まりました。12月は昔の暦(こよみ)で、師走(しわす)といいます。師、すなわち普段落ち着いた振る舞いをする僧侶も、年末にはあちこちでお経をあげるために走り回るほど忙しいということが由来だそうです。英語では「December」ですね。
さて、今日は新入生入学説明会が午後行われました。来年の4月に入学してくる小学6年生が保護者と共に来校し、中学校生活についての説明を聞き、その後、体験授業を各教室で行いました。6年生の児童たちの目は希望に満ち、キラキラとした輝きを放っていました。みなさんも自分の時のことを覚えていますか。きっと大きな希望と少しの不安が入り混じった、新しい生活を迎えるときの何とも言えない新鮮な気持ちだったことでしょう。人は良くも悪くも、時間と共に色々なことを忘れる生き物です。大切なことは時々思い出して、襟(えり)を正すことが必要です。みなさんが6年生だった時や入学直後に抱いた中学校でがんばるぞ!という気持ちをもう一度、今日を機に思い出し、楽な方楽な方へと流されている自分がいたならば、襟を正しましょう。また、3年生は、6年生同様に、春からの進学先や就職先を夢見て、今日からまた一層の努力をしていきましょう。最後に今日3年生は、体育館の会場設営を本当によくやってくれていたと聞きました。さすが飯沼中の最上級生です!ありがとう。(12月1日 校長)
11月が終わります
昨日は、1、2年生が3校時に薬物乱用防止教室を体育館にて行いました。また、5校時終了後には、12月に向けての全校集会が行われました。全校生徒はもちろん、複数の学年の生徒が体育館に集合するのは、令和元年度の2月以来のことで、新型コロナウイルスの影響により、約2年弱の期間、このような活動ができませんでした。私はとても感慨深い(かんがいぶかい:心の底からしみじみと深く感じること)思いをしました。また、生徒諸君の集合、整列、そして話を聴く態度にも感動しました。来月の2学期終業式も、そして今後ずっとこのような活動ができることを切に願います。しかし、ただ願っているだけでは希望は実現するものではありません。海外諸国では、オミクロンという新たな変異株が発生しているとのことです。私たちにできることは、飯沼中4つの合い言葉(マスク、換気、手洗い、ソーシャルディスタンス)をこれからも油断することなく実践することが何よりも大切なことです。一人一人みんなで気をつけることが大切ですので協力してください。さて、早いもので明日から12月です。11月は学校公開、生徒会役員選挙、1年生の校外学習、3年生のE-フェス、2年生のスキー教室の取り組みも始まりました。並行して期末テストもあり、生徒諸君も先生方も大変忙しい日々でしたね。たくさんの良い経験や良い学びができたと思います。12月は、しらさぎ祭があり、2学期最後の月となります。また、2021年、令和3年が終わります。寒さに負けず、健康に気をつけて有終の美を飾りたいものですね。(11月30日 校長)
薬物乱用防止教室、全校集会
今日は3時間目に埼玉県警察非行防止指導班「あおぞら」様にご来校いただき、1、2年生を対象に、体育館にて薬物乱用防止教室を行いました。いま、若い人たちの間では、ネットなどを通じて比較的簡単に違法薬物が手に入ってしまうそうです。違法薬物がなぜ違法なのか…、それは講演の中でも触れましたが、1度手を出してしまったら、止めることができず、普通の日常生活を送ることができなくなってしまうからです。今日は、私が常々言っている、健康、安全、そして命を大切にすることを真剣に捉え、どんなことがあっても決して違法薬物に手を出すことのないよう心に誓う日としましょう。
また、今日は全校集会を行いました。これまでの全校集会や生徒集会は、すべて放送によるものでしたが、現在の社会情勢を鑑み、今月の全校集会は気をつければできると判断し、全校生徒を体育館に入れて行いました。私から生徒に話した内容は、①新型コロナウイルスについて、引き続き、気をゆるめないで生活をすること、②感謝の気持ちを持つこと。各学年の学年行事や全校で準備を進めているしらさぎ祭などについて、もう一度、なぜできるのか、そこには先生方のみなさんを思う愛があるから。できることへの感謝の気持ちを持つこと、③愛知県の中学校で起こった痛ましい事件をよく考え、命はたった1つのかけがえのないもので、何よりも大切にすること、ものごとの解決の手段に、決して暴力を使わないことを心に誓うことについて話をしました。全校生徒みながとても良い聴く態度で集会に臨んでいました。今週は12月を迎えます。寒さに負けず元気を出して生活しましょう。(11月29日 校長)
1、2年生期末テストお疲れ様、3年生E-フェス楽しかったね!
1、2年生の生徒諸君、期末テストお疲れ様でしたね。お疲れ様とは言いましたが、まだ終わったわけではありません。本当はここから先が大事なのです。来週からその期末テストが返ってきます。その時に点数を気にするなとは言いません。点数は点数としてまずしっかりと受け止めましょう。でも、みなさんの勉強がここで終わるわけではありませんよね。当然、まだまだ先があるのです。ですから、間違えたところ、分からなかったところをしっかりとできるようにしておくこと、また日頃の授業や家庭学習への取り組みを振り返り、改善すべき点があれば反省し、改善すること。このことこそが中間テストや期末テストをする意義なのです。寝不足の生徒も多いかもしれません。明日からの土日は、少しゆっくりしたり、待ちに待った部活動を思い切りするのもよいでしょう。そして月曜日からまたしっかりと学習していきましょう。
次に3年生、今日はE-フェスが行われましたね。新型コロナウイルスの影響で中止になった修学旅行に代わる、思い出に残る行事の第一弾として、実行委員会を立ち上げ、企画、準備をこれまで行ってきましたね。昔と違い、中学校では文化祭がほとんど行われなくなりました(合唱祭と文化部発表会はやりますが)。今年3年生諸君が企画、運営したE-フェスは、高校の文化祭に匹敵する中身の濃い素晴らしい行事となりました。第一部では、体育館にてクラスの出し物をしました。第2部は校庭で体を動かすレク、そして第3部の後夜祭、校庭でたいまつを燃やし、有志生徒による3学年の主張やパフォーマンスが行われました。そして最後は校庭で燃えるたいまつを見つめ、友情と団結を感じる閉会セレモニーとなりましたね。生徒たちの表情は、大きなイベントをやり遂げた後のとても充実感に満ちた表情でした。大変多くの保護者の方々にもご参観にお越しいただきましたことに感謝申し上げます。3年生の生徒諸君、この経験を、まだまだこの先続く受験勉強を共にがんばるための絆にしよう。今日は楽しかったね、そしてお疲れ様でした。(11月26日 校長)
飯中生のみんな、聞いてください
昨日から今朝にかけて、新聞やテレビ、ネットのニュースで報道されているので、みんなも知っていると思いますが、愛知県の中学校で、生徒が他の生徒を包丁で刺し、刺された生徒が命を落とすという事件が起きました。本校では今日、1、2年生は期末テスト初日、3年生は明日とても楽しみにしているE-フェスが控えているので、このことに触れるのはどうかとためらいもした。しかし、私がこれまで常に言ってきたことをどうしてもわかってほしく筆を執った。
私が日頃このブログや学校だよりで何度も君達に伝えてきたこと、それは、「命は何よりも尊いもの」であるということ。昨年度も、そして今年度もたくさんの本校の教育活動を中止にしたり、やり方を変えたりしたのは、命より大切なものはないからです。学校は、保護者や地域の皆様、そして未来の社会から生徒の大切な命を預かり、将来、立派な社会人になるために、たくさんの学びをさせるところです。そこは、誰もが安心して過ごせる、楽しく安全なところでなければならないはずなのです。その学校で起きた痛ましい事件、生徒の間に何があったのかは、今はまだ分かりません。しかし、これだけは諸君に強く、強く言っておきたい。一人一人の命は、かけがえのない大切なもの。自分や他人の命を落とすような行為は、絶対にしてはならない。たとえ何があってもだ。加害側の生徒やその家族、そして被害にあい命を落とした生徒とその家族のことを考えると、とても胸が苦しい。この様な悲しい事件は、二度と全国で起きてほしくない。もちろん本校のかわいい生徒たちにもだ。嫌なこと、悲しいこと、むかつくことも時にはあるだろう。自分の力では解決できない時は、保護者、友達、先生、カウンセラー、誰でもいいから相談してください。
もう一度言います、命は何よりも大切なもの。物事の解決の手段に暴力を使ってはならない。どうか分かってほしい。(11月25日 校長)
大人になる No66
【 大切なことは勇気を持って言おう 】
昨日は日頃働いてくださっている保護者の方に何かしらのお礼ができましたか。一番嬉しいのは、「いつもありがとう」という言葉だと思います。なぜなら、「いつもありがとう」っていう言葉を言うのは照れくさいでしょ!?照れくさいと思うような言葉を言ってもらった保護者の方は、きっと何より一番嬉しいはずです。勤労感謝の日は過ぎたけれど、昨日特に何もできなかった人は、勇気を出して言ってみてください。きっと胸がすーっとして、良いひと時となるでしょうから…。恥ずかしくても、照れくさくても、大切なことは勇気を持って言おう。いつか、「あの時言っておけばよかったのに…」となってからでは遅いのです。勇気を持って大切なこと言う…これもまた大人になるのに必要な課題なのです。(11月24日 校長)
11月23日は勤労感謝の日
飯沼中の生徒諸君、土日は体を休めるとともに、勉強に励みましたか…。今週は、木、金に1、2年生の期末テストが予定されていますね。そのため昨日から諸活動が停止となっています。また、今日がんばれば明日は、「勤労感謝の日」で学校は休みです。さて、その勤労感謝の日ですが、どのような祝日なのかというと、いつものように国民の祝日に関する法律を調べてみると、「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう日」と書かれていました。分かりやすく言うと、仕事を大事なものとして重んじ、その成果を喜び、みんなで感謝をし合いましょうということですね。
私たちが毎日、あまり意識しなくても生活が成り立っているのは、ありとあらゆる仕事が社会の中で互いに機能し合っているからですよね。職業については、1年生の学活や総合的な学習の時間に学びます。実際の体験は新型コロナウイルスの影響で3daysチャレンジが中止となってしまい、いまの1、2年生はできていませんね。
私たちは、勤労感謝の日を1つの機会として、自分たちの生活が成り立っているのは、どこかで働いてくださっているたくさんの人たちのおかげなんだと、改めて感謝する必要があると思います。身近なところでは、いつも家族のために働いてくださっている、みなさんの保護者や祖父母に、支えてくれていることへの感謝の気持ちの伝わる何かができるといいですね…。そう考えると「勤労感謝の日」が素敵な祝日に思えてきますね。そして!諸君も近い将来、自分の個性を生かして、社会に貢献し、たくさんの人々に喜ばれる人になってくださいね。そのために今、学校で様々な事を学んでいるのです。(11月22日 校長)
大人になる No65
【 いったん体を休めよう 】
1年生は昨日、とても楽しく充実した校外学習が行えたと、一緒に行った教頭先生をはじめ、1学年の先生方や保健室の先生からも聞きました。2年生は部活動の中心となり、新人戦の代替の大会やそれに向けた練習や練習試合、吹奏楽部も先週はアンサンブルコンテストなどもあり、若さあふれる中学生とはいえ、疲れも溜まっていることでしょう。3年生は期末テストお疲れ様でした。寝不足の人も多いのでしょうね…。1、2年生の体の疲れや3年生の寝不足の状態は、特にこの季節、風邪などの体調不良を引き起こす原因となります。そこで、明日からの土日と来週火曜日の勤労感謝の日は、「体」を休めましょう(1、2年生は期末テスト直前、3年生の受験勉強はまだまだ続きますので、「頭」つまり勉強は大いに結構です)。美味しいものや好きなものを食べ、体を冷やさないように温かくして、睡眠時間もいつもより少し多めにとりましょう。好きな本を読むなど、心が喜ぶこともしてみるといいでしょう。疲れがとれれば、またがんばれるからね。
この先の人生でも、生活や仕事の状況を見つめ、自分の体や心とよく会話をして、「今日は早く帰ろう」、「早く寝よう」、「栄養を取ろう」、「ストレス発散に好きなことをしよう」など、自分で心や体の健康をケアできる人になってくださいね。一週間お疲れ様でした。(11月19日 校長)
1年生校外学習、2年生救急救命講習、3年生期末テスト
1年生は本日、天気にも恵まれ、校外学習を実施しました。行き先は松伏町にある、「緑の丘公園」です。校外学習で何を学ぶのかというと、SDGsについてです。SDGsについては、総合的な学習の時間等に本校の生徒は学習しています。国連の定めた、2030年までの持続可能な開発目標です。環境や教育、人権など17の項目が定められており、私達は、すでに行っている事に加え、SDGsの視点に立った生活を行い、できることを積極的に進めましょうということです。そのためには、SDGsの視点に立つ「目」を持つこと。今日は行き帰りの道中も含めて、世の中にあるSDGsを見つけたり、今後の私たちにできる取り組みは何かを考えたりする機会とします。また、行き帰りは班での徒歩行動、現地では自然観察等に加え、クラスや学年で楽しいレクも行います。SDGsの発見に加え、仲間とさらにより良い関係づくりができる一日となることを期待します。
2年生は午後、春日部消防署の方々にお越しいただき、救急救命講習を行いました。心臓マッサージやAEDの使い方を丁寧にご指導いただき、貴重な経験をさせていただきました。生徒たちの真剣な表情が印象的でした。
3年生は今日、明日と2学期末テストが行われます。事務処理等の関係で、1、2年生より若干早い日程で毎年行っています。きっと進路を強く意識して、今までで一番がんばって勉強に取り組んだ定期試験だったのではないでしょうか。2年生も他人ごとではありません。あと1年後には、3年生として2学期末テストを受けるのです。授業をはじめとする毎日の学習を大切に、真剣に取り組むかどうかが、1年後に大きな差となって表れます。がんばりましょう。(11月18日 校長)
大人になる No64
【 つらいのはみんな同じ、クラスや学年の仲間と一緒にがんばろう 】
今朝、いつものように川辺小の交差点に立ち、朝のあいさつと交通指導をしていると、3年生のある生徒は信号待ちでノートを見て勉強していました。いま3年生は、先の見えない霧の中を、不安を抱きながら進んでいますね。三者面談、塾、北辰テストや東部地区学力テスト、私立の個別相談、校長面接、そして明日からは期末テスト。毎日これでもか、これでもかと進路について考えなければならないこと、やらなければならないことに迫られています。「合格するには内申点が足りない」、「筆記試験を考えると点数的にきつい」、タイムリミットは近づき、決断を迫られる。「このまま挑戦するか、それともワンランク下げようか?」、「家は経済的にきついので私立は受験するけど、やはり県立に行かなければ…」。
大変なのはよく分かります。しかし私は、3年生の今このような状況を、かわいそうだとは思わない。人生というものは先の見えない霧の中で、刻一刻と過ぎてゆく時間に合わせて、1つ1つ何らかの決断をするということです。これまで地域の小学校と中学校で当たり前のように過ごしてきたわけだが、この先、中学校を卒業し、義務教育が終了したあとは、一生、毎日大小様々な決断をするのです。このブログにも書いたが、いま君達は、大切な人生勉強をしているのです。人として成長するチャンスなのです。悩み、苦労することから逃げたり、安易に楽な方へ進んだりすることもできなくはない。しかし、私は飯沼中の卒業生には、この先、親から自立し、一人の人間として生きていく時に、たくましく自分の人生を切り拓く人になってほしいと願っています。つらいのは君1人ではないのですよ。クラスの生徒たちも、同じ部活で汗を流した仲間も、みんな一緒なのです。みんなで声をかけ合い、励まし合いながらがんばろうじゃないか!これまでの飯沼中での学校生活を通して、仲間の大切さ、共に励まし合うことのできる絆を培ってきたのだから。君は1人じゃない!君を応援してくれる多くの人たちのためにも、心を開き、プラス思考でがんばっていきましょう。がんばれよ3年生!(11月17日 校長)
大人になる No63
【 飯沼中に再び生徒たちの歌声が響いた日 】
~君達はどんな歌を唄いたいですか~
いつ以来のことでしょうか…、昨日の5校時の学活の時間、飯沼中の校舎のあちこちで生徒たちの合唱の歌声が響き渡りました。しらさぎ祭に向けての練習がいよいよ始まりました。音楽の時間を使っての練習は行っていましたが、クラスの取り組みとして合唱練習が始まりました。新型コロナウィルスへの感染症対策をしっかり行うことが条件ですので、特別教室と体育館を使用し、マスクはもちろん、十分な換気とソーシャルディスタンスを確保して、1、2年生が練習をしました。生徒の歌声が響く学校、これは私が校長として、ぜひそんな学校を作りたいと強く思っていた学校像の1つです。その気持ちを抑え、昨年度、そして今年度も合唱祭を中止にする判断をしました。しかし、昨今の社会情勢を鑑み、今なら「気をつければやれる!」、「気をつけるとはどうすることなのか…」を先生方で知恵を出し合い、計画をしました。文化会館はキャンセルしましたが、「合唱祭の目的」を達成することは体育館でも十分できます。
さて、そこで、諸君はどんな歌を歌いたいのでしょうか…。しっかりとした目的意識はありますか?1、2年生はまだ中学校の合唱祭を経験したことがないので、イメージすることは難しいかもしれませんね。歌う曲は各クラスそれぞれです。そこで大切なことは、「〇年〇組の歌」を歌いあげる合唱祭にしてほしいということ。「これが自分達のクラスの歌なんだ」と胸を張って歌えるような歌を創り上げようではないか。実行委員やパートリーダー、指揮者、伴奏者、その他意識の高い生徒もたくさんいるはずです。私がみなさんに望む合唱は、「クラスへの帰属感とでもいうのでしょうか…、クラスのみんなと歌が歌えることが嬉しくなる。クラスのみんなが気持ちを込めて精一杯歌い、歌い終わったあとに清々しい気持ちになる。また、それを聴いた人たちが感動できる、日頃のクラスの様子が分かる」そんな合唱をしてもらいたいと思っています。当面はまずパート練習、そして全体練習という形を取って行くのでしょう。みんなで大きな声で歌うと気持ちがいいものです(経験ありますか?)。ほとんどの高校では合唱祭という行事はありません。3年生はもしかすると、クラスで合唱をするのもこれが最後になるかもしれません。だから私は結果より取り組みを充実させて、結果に対して謙虚に受け止められるようになるまでがんばってほしいのです。どんな結果に終わっても、一生懸命やったことは必ず「何か」を残すはずです。
そして、最後は「心」です、「自分たちのクラスの歌を歌い上げるんだ」という気持ちを忘れずにがんばって練習をしてください。歌詞の内容をよく考え、歌詞に心を乗せて歌うのです。
歌は心!一歩一歩、少しずつレベルアップして行きましょう。(11月16日 校長)
大人になる No62
【 チャンスに出会わない人間は1人もいない、それを生かせるかどうかの問題だ 】
私は、人生でチャンスに出会わない人間はいないと考えています。チャンスと考え生かすのか、そのチャンスに気づかずに無駄にするかの問題だと思っています。3年生は今週、期末テストが控えていますね。1、2年生も来週です。テストの勉強も、受験だってそれは人生の上で自分を高めるための貴重な経験と考えれば、それは取り組みも含め、大きなチャンスなのです。先日の校長面接で、ある生徒にこう言いました。「黙っていても受験の日は来る、何もしなくても卒業式の日も来る。1日1日をどう過ごすかは君次第」と。
3年生の授業に向かう姿勢は素晴らしいと、この場で何度も紹介していますが、1、2年生も良くなってきました。特に変化を感じるのは2年生。先生方もあの手この手で君達を伸ばそうと考えてくれています。3年間、日々の授業に集中して取り組むことこそが、受験勉強であり、将来の自分づくりなのです。それが私の言うチャンスなのです。(11月15日 校長)
忘れられない県民の日に
埼玉県では、毎年11月14日は『県民の日』となっています。今年は、社会科の歴史の授業で習う「廃藩置県」から150年の節目で、埼玉県誕生150周年を迎えます。明治4年(1871年)に廃藩置県が行われ、「県」の統廃合があり、11月14日に「埼玉県」が誕生しました。当時の資料によると、人口は約89万人でした。現在の埼玉県の人口は、約734万人です。この県民の日は、昭和46年(1971年)、ちょうど100年目に当たるのを記念して、11月14日を「県民の日」としました。県内では、毎年この日を中心に色々なイベントが開催されます。学校も休みになります(今年は日曜日で残念ですね)。
今日は、本校の吹奏楽部が羽生市産業文化ホールで行われる、アンサンブルコンテストに参加すると聞き、とても楽しみに足を運びました。6月12日に学校の体育館で行った演奏会、8月1日に羽生市産業文化ホールにて行われた吹奏楽コンクール東部地区大会に続く楽しみな演奏会です。今日はアンサンブルコンテストということで、全員での演奏ではなく、少人数での演奏でした。本校からは金管四重奏と木管三重奏の2チーム(というのでしょうか?)が参加しました。どちらの演奏も指揮者がいない形式ゆえ、一層心を1つに集中し、息を合わせて演奏している姿に胸がジーンとしました。どちらのチームの演奏も、とても聴き心地の良い曲で、あっという間に演奏が終わり、「えっ、もう終わり?もっと聴いていたいのに…」と正直思ってしまいました。最初の金管四重奏の生徒たちが演奏を終え、観客席に来たときの顔は、達成感に満ちたとても良い表情でした。きっと満足の演奏ができたのでしょう。私は目を細め、「とっても良かったよ」と小さな声で伝えました。2組の演奏を聴き終え、コンテストの結果を待たずして、顧問の先生にちょっとあいさつをして次は…、野球です!午前中に大袋中と準決勝が行われ、5回終了時点で0対0。その後サドンデスで2対0でなんとか勝利したと、顧問の先生から連絡をいただきました。正直、決勝にまで残るとは思っていなかったので(ごめんなさい)、予定を変更して、越谷の大相模中へ!決勝の相手は、大相模中です。学校へ到着すると、既に試合は始まり、引き締まった空気が伝わってきました。この試合も3回終了時点まで0対0、4回表大相模中の攻撃を飯中が0点に抑え、その裏にメイクドラマが待っていました!フォアボールと内安打で1、2塁となったチャンスで、左バッターは、1年生とは思えないセンターオーバーの大きなあたりのスリーベース!選手、顧問、そして保護者全員の歓声はそれはそれは大きなものでした。三塁ベース上でガッツポーズする彼の表情も忘れられません。そして5回表、先ほどの大きなあたりに勝るとも劣らない大きな打球を飯中のセンターが見事にキャッチ!この時点で試合は決まったと心の中で思いました。5回表を見事に抑え、飯沼中が見事1年生大会を制し優勝しました。本当に素晴らしいことです。ひと冬決して油断せず練習に励み、来年の学総では埼玉県内に飯沼中の名をとどろかせてください。
今日は、吹奏楽部の心に染みる素晴らしい演奏と野球部の熱い心で勝ち取った優勝とで、忘れられない県民の日となりました。みなさん、ありがとうございました。(11月14日 校長)
上昇気流に乗れ飯沼中!
【 部に勢いがつき、自信に満ちた顔つきに 】
今日もよく晴れた気持ちのよい土曜日でした。気持ちがよいのは天気だからだけではありません。今日は女子バスケットボール部と野球部が、中止になった新人戦の代替の大会に出場しました。まず朝一番に女子バスケットボール部の応援で武里中に行きました。武里中を会場とするブロックは、武里中、春日部中、飯沼中の3校でした。飯沼中の初戦は春日部中でした。学校総合スポーツ大会で負けた相手です!女子バスケ部の試合は、学総大会や日頃の土日の練習試合など、これまでに何度か応援する機会に恵まれましたが、最近の女子バスケ部の成長には目を見張るものがあります。見るたびに強くなっています。技術、体力、そして気持ちも強くなっているのです!なぜなのか…、その理由に気付かないまま試合は進み、春日部中に勝利しました。まぐれでないことは得点差が示していました。続く武里中戦も勝利!この試合もまぐれでないことは、春日部中以上の得点差があったことがそれを示していました。何よりも感じたことは、気持ちが強くなっていること。リバウンドもルーズボールも絶対に負けないのです。飯沼中は2勝したので、近日中に他のブロックの1位が集まる決勝リーグに駒を進めることになりました。
武里中を出発し、次に向かったのは、越谷市の栄進中で行われた野球部の1年生大会。こちらも栄進中、川口の戸塚西中、飯沼中の3校が集まりました。初戦は川口の戸塚西中、3対0の快勝でした。苦しかったのは次の栄進中戦でした。最終回まで0対0、実力が拮抗している、手に汗握る試合でした。最終の5回表をなんとか!0点に抑え、最後の攻撃に期待が集まります。持ち前のチームワークがものをいい、見事な全員野球でさよなら内安打で勝利を勝ち取りました。2勝した飯沼中は明日、他のブロックの1位が集まる決勝リーグを戦います。がんばってください!
今日、私は、大会に勝利した女子バスケットボール部と野球部の顧問の先生から大切なことを学びました。それは、2人の顧問の先生が共通に持っている指導観であり、褒めて、励まして、やる気にさせる指導の大切さです。私が中学生だった時代や、自分が教員として顧問をしているときも、今日のバスケや野球の試合で、「何やってんだ、ばか野郎!」となっていた場面がいくつかありました。しかし、本校のバスケ部と野球部の監督は、褒めて、励まして、ねぎらって、やる気と自信を持たせる指導をするのです。こんな指導をされた生徒たちは、緊張せず、失敗しても萎縮することもなく、伸び伸びと良いプレーができます。若いのに大した指導者だなと改めて感心しました。さあ、野球部は明日、バスケ部は他のブロックと調整して近日中に決勝リーグです。飯沼中は今まさに、上昇気流です!他の部も含め、これからの更なる成長がとても楽しみです!(11月13日 校長)
3年生の保護者の皆様へ
【 三者面談ありがとうございました 】
本日を持ちまして、3年生の三者面談の日程が終了となります。保護者の皆様におかれましては、お忙しいところご来校いただきありがとうございました。今後も引き続き、各学級担任を窓口に、お子様の進路についてのご相談はいつでもお受けいたします。今回の面談で方向性が決まっていなかったり、今後変更が生じたり、何か分からないことが生じた際には、遠慮せずに担任までご相談ください。
いま、昼休みや放課後等を使い、3年生を対象にした校長面接を行っています。前半は堅苦しい(?)お決まりの雰囲気で面接をします。後半は、「ここからは雑談ね」と言い、色々な話をします。「私立高校の相談には行ったの?」、「業者の実力テストの判定はどうだった?」、「○○高校は○○駅だよね、どうやって通うの?」、「合格したら私の後輩じゃん!○○っていうお店が学校の近くにあってさぁ…」、「飯中のホームページ見てる?」など雑談に花が咲くこともあります。昨年度の3年生ともこの時期に面接を行いましたが、今年の3年生は、相対的に穏やかでのんびりしている印象があります。これが吉と出るか、凶と出るかは分かりませんが、校長としては、春には全員が希望を抱き、本校を卒業していってほしいと強く願っています。これからの数ヶ月は、保護者の皆様も教員もお子様の進路選択、そして決定まで気が気でない日々が続きます。時には親子で意見がぶつかることもあるかもしれませんね…。第一希望の高校には残念ながら行けない結果になる子もいることでしょう。大切なことは、「それでも日は昇る」ということです。気持ちを切り替えて、心を開き、新しい進路でがんばろうという気持ちで卒業し、4月からがんばれば、その子の未来は拓けます。時が経ち、「あの時はどうなるかと思い、心配し、大変だったけれど、すべて良かったんだ…」と思えるような人生とすればよいのです。学年の職員をはじめ、本校教職員は全員体制で生徒達を支えますので、保護者の皆様におかれましても、ご家庭でお子様の心身に気を配り、時に背中を押し、時に手を引っ張り、時に尻を叩き、お子様を導いてください。どうぞよろしくお願いいたします。(11月12日 校長)
大人になる No61
【 今日の生徒会選挙を通して学んでほしいこと 】
今日は、生徒会本部役員の選挙が行われました。本来ですと、毎年10月にこの選挙を行うのですが、2学期当初は分散登校があったため、計画的に様々な選挙活動を行うことが困難であったため、11月となってしまいました。
さて、「自治」という言葉を聞いたことはありますか。地方自治とか自治体ということについて、3年生は今まさに社会科の公民で習っているところですね。自治とは、ある集団が自分たちで自分たちのことを決め、自分たちの目的を達成するために行動し、その事務や会計なども自分たちで行っていくことです。ただし、当然ですが自分勝手に好きなことをするという訳ではなく、例えば、私たちの住む埼玉県では、日本の国の法律や政治に従いながら独自の決まりである「条例」を定めて政治をも行っています。
みなさんの所属する本校の生徒会も先生方の指導を受けながら、自分たちのことを決め、より良い学校生活のために様々な活動をしているので自治体と言えますね。自治体には所属する人たちのために様々な事を決める役割を持つ議員や役員を選ぶ選挙があります。そして、立候補者は、自分が当選した時には、その自治体をどの様に良い方向に進めるかという公約(最近はマニュフェストといいますね)を述べ、選挙民はどの立候補者の言っている公約が自分の考えと合っているか、公約を実行する力のある人物は誰かを考え投票をするわけです。
選挙は、自分に代わって自分に近い考えで政治を行ってくれる人を選ぶわけですから、民主主義社会ではとても重要なものです。生徒会活動は、みなさんが大人になってから、国民として、県民として、また市民や自分の所属する職場をはじめとする様々な組織の一員として、しっかりと責任を果たし、住みよい「場」を自分たちの手で創っていける人になるための勉強でもあるのです。まさに「学校は小さな社会」なのです。(11月11日 校長)
大人になる No60
【 本日2、3年生は実力テストだが 】
11月7日の立冬が過ぎました。今年は比較的暖かく晴れた日が多いものの、暦の上ではもう冬です。風邪やインフルエンザ、そして新型コロナウィルスに感染することのないよう、引き続き気をゆるめずに生活しましょう。さて、夜中に1人考えごとをしました。自分は10年後に何をしているだろう…と。定年退職の年齢が延び、まだ現役で働いている可能性が高くなってしまいました…。君達は自分の10年後を想像することが出来ますか?23歳~25歳になっていますね。私が小学生の時、つまり40年くらい前には、2001年(21世紀)には、宇宙旅行ができ、鉄腕アトムが誕生し、あらゆる病気が治ると思っていました。現在、ネット社会は急速に進化していますが、社会全体としてはまだ、過去に誰もが想像したような社会にはなっていないものですね。社会が成長、進歩するというのは、10年単位ではなく、100年くらいの単位が必要なのでしょう。日本史で学ぶ年号も100年くらいたたないと次の大きな社会の変化は出てきませんものね。
さて、23歳~25歳といえば、大人になり、社会人として仕事を覚え、学んでいる年齢でしょうか…。その時になってみたら分かる思いますが、ほとんどの人は、中学生や高校生の時の自分とあまり変わっていないはずです。私も小中学生の時にイメージしていた20歳、30歳(40歳、50歳はまだ想像もできませんでしたが)というものがありましたが、自分というものは、そんなに変わるものではないのだということが、実際にその年齢になってみて分かりました。
昨日、2年生男子生徒の善行を紹介しましたが、優しい心、がんばろうとする心、人に気を遣える心、道端に咲いている花に気づき、季節の移り変わりを知る感性、ストレスに対する抵抗力、人を笑わせたり、引きつけたりする魅力やリーダーシップなどは、大人になって身につけようと思っても、つけられるものではないのです。
今日、2、3年生は学力テストです。もちろんテストは全力でがんばりなさい。120%の力など出せません。しかし、70%の力しか出せないことはよくあります。実力テストは、自分の今の力を知るとともに、自分が蓄え、持っている力を本番で100%出すための練習をしているという意味もあります。ただ…、目先の点数や順位、偏差値に一喜一憂するより、これから先、1日1日を真剣に、そして大切に学校生活を過ごしていく中で、将来本当に役立つ学力や人間力を付けることの方が大切なことだということも付言しておきたい。(11月10日 校長)
生徒の善行を紹介をします
【 生徒の善行を紹介をします ~保護者・地域の皆様へ感謝申し上げます~ 】
昨日、本校に地域の方から電話がありました。「地域の者ですが…」という電話を取った職員は、「うちの生徒が何かご迷惑をおかけしたのか…」と思ったそうです(笑)。しかし、電話の内容は次のようなことでした。足が不自由なお年寄りが、ゆっくりと歩いて踏切を渡ろうとしていると、踏切の警報機が鳴り始めたのだそうです。そこに本校の2年生男子のH君とO君の2名が通りかかり、お年寄りが無事に渡れるように力を貸してあげるのを見て感動したのでお伝えしたかった、というものでした。
ボランティアをしよう、落ちているゴミを拾おうなど、頭で考えてできることをすることもとても立派なことです。また、咄嗟(とっさ)の判断は、頭で考えるものではありません。今回の2年生男子2人のとった行動は、本当の意味で命の大切さが分かり、お年寄りを敬い、身体の不自由な方に当たり前のこととして力を貸すことのできる、心の優しい人だということを証明しています。こういった、共に生きる精神やノーマライゼーションの意識や行動については、学校よりもむしろ、ご家庭や地域社会におけるこれまでの教育が大きく影響しているものと考えます。これまで大切なことを教えてくださった保護者・地域の皆様に心より感謝申し上げます。学校も今後、未来の社会にこのような人物を卒業生として一人でも多く送り出せるようにがんばります。(11月9日 校長)
大人になる No59
【 自信こそが成功第一の秘訣 ~努力に裏付けられた『自信』は強い!~ 】
3年生は三者面談実施中ですね。昨日から校長面接も始まりました。また明日は2、3年生の実力テスト、そして3年生は来週には期末テストがあり(1、2年生は再来週)、諸君の勉強のピッチも上がってきていることでしょう。3年生たちはみな明るく振る舞っていても、心のどこかに不安を隠せないというのが、今の状況ではないでしょうか…。
それでは、不安に打ち勝つ自信をつけるためにはどうすればよいのでしょうか…。『自信は努力から生まれる』という言葉があります。ジャンルに限らず成功した人の話を聴くと、どこかで努力をした話が必ず出てきます。つまり、コツコツと積み重ねた努力に裏付けられた自信は、ここ一番で大きな力を発揮するということですね。これは勉強にもいえること。自分のやれる事を精一杯やって試験に臨むこと、そしていざ、試験の場では、「自分はあれだけ頑張ったんだ。自分が解けない問題は周りの人だって出来るはずがない」というくらいの気持ち、つまり自信を持って試験を受けることが成功の秘訣といえるのです。これまでの部活や学校行事での経験を生かして、自信が持てるまでとことんやってみることが大切です。長い人生の中では、何度かは、やりたい事をすべて我慢して“勉強漬けの日々”を送ることも必要です。そして、“悔いのない取り組みが出来た”という自信が、成功や奇跡を呼ぶのです。「あいつは頭がいいから…」などと言っている人は、その人が君の知らないところで、君が自分自身に負けて怠けたり逃げたりしているときに、どれだけ努力しているかを想像してごらんなさい。1、2年生も定期テスト2週間前からやろうではなく、先を見て今日からやるのです。努力は裏切りません、みなさんのがんばりに期待しています。(11月9日 校長)
大人になる No58
【 3年生の校長面接が始まりました 】
今日から2学期いっぱいの期間、昼休み、放課後等の時間を使い、3年生の生徒一人一人と校長面接を行います。先週から学級担任との三者面談も始まりました。3年生は、自分の卒業後の人生をどの様に考え、第一歩を踏み出そうとしているのかを、保護者はもちろん、担任の先生や日々お世話になっている学校の先生方にしっかりと言えるようにしなければなりません。ここで、「考える」ということと、「言う」ということには大きな違いがあることを知らなければなりません。考えたり、原稿を作り黙読したりすることと、実際に声に出し、面接の場面ならば、表情を作り相手に伝えるということは、想像以上に違うのです。考え、原稿を作ることから始めるわけですが、それができたら、実際に声に出し、表情を作り、相手に伝わるように言う練習をしなければならないのです。面接で聞かれることは、学活の時間に習ったと思います。中学校での学習や生活の様子、趣味や得意なこと、今後学んだり身につけたりしたいこと、将来の考え、高校でがんばりたいことなど、一般的な内容をよく考え準備をしておいてください。昨年の3年生と面接をした時に、将来のことをよく考えていることに驚き、感心したことをよく覚えています。今年の3年生にも大きな期待をしています。諸君と面接することを楽しみにしています。(11月8日 校長)
11/7(日)試合、試合、試合!
今日は女子バスケットボール部、サッカー部、野球部がそれぞれ練習試合や新人戦の代替大会で青春の汗と涙を流しました。
女子バスケットボール部は、本校の体育館を会場に、豊春中、葛飾中、草加市のクラブチームと4チームの総あたりの練習試合を行いました。保護者の方々もたくさん応援にいらしていました。ありがとうございました。春の学校総合スポーツ大会から半年、チームとしての成長を感じました。まだまだ課題はあるもののよくがんばっていました。来週は新人戦の代替大会だそうです。
次にサッカー部が緑中を会場に新人戦の代替大会に出場しました。豊春中、緑中、大増中の3校合同チーム、武里中、春日部南中が集まり、にぎやかな大会でした。春日部南中に惜しくも敗れましたが、人数的に1年生中心のチームのため、ひと冬時間が必要のようです。来春の学校総合スポーツ大会に期待します。チームとしては顧問の先生の指導をよく聞き、課題を1つ、また1つと克服し、成長していることがハーフタイムの集合での話を聞いていてわかりました。
最後は野球部です。市内の野球場を会場に、先週の勝利チームが集い、準決・決勝を行いました。準決勝の相手は、東中学校。終始ベンチのかけ声で相手を圧倒し、中盤以降は毎回得点を重ね、見事に勝利しました。攻撃も守備も見どころのあるおもしろい試合でした。決勝戦は春日部南中に7対0で負けてしまい、市内準優勝となりました。ひと冬の宿題をもらいましたね。準優勝おめでとう、そしてお疲れ様でした。
明日からまた新しい一週間が始まります。元気にがんばりましょう!(11月7日 校長)
11/6(土)どの部もがんばっていました
この秋、新型コロナウイルスの影響で新人戦が中止になってしまいましたが、2年生を中心に、どの部も本当によくがんばっています。今日もよく晴れた秋空の下、校庭、体育館、校舎内、そして他校の会場でそれぞれの部が、はつらつと青春の汗を流していました。私は目を細めて静かに応援しました。女子テニス部は午前中に東中学校で武里中を交えて3校合同練習試合を行っていました。また、女子バスケットボール部と女子バレー部は午後から本校会場で練習試合を行うとのことでした。明日はサッカー部が緑中会場、野球部が南栄町グラウンド、女子バスケットボール部が本校会場でそれぞれ大会です!がんばれ飯沼中!(11月6日 校長)
3年生の授業に臨む姿が素晴らしい!
毎日、何度も学校をフラフラと授業や放課後の部活を観て回っていて思うことは、いま3年生の授業に向き合う姿勢、学習する姿がとても素晴らしいということ。3年生の勉強は確かに難しい!苦手な者も必ずいるだろう。しかし、誰一人あきらめていたり、居眠りしたり、姿勢の悪い者がいたり、他のことをしている者がいない、どの教科もだ。受験を控えた身であることも確かだ。しかし、勉強は受け身では決してできるようにはならない。自らの意思で、解ろうと目と耳と心と頭と手をフル稼働しなければ学力は伸びない。3年生はまさにフル稼働で授業を受けている。私が教室に入ろうと、まったく眼中なく、集中して勉強している。1、2年生はぜひ見習ってほしいものだ。一方、その1、2年生はどうかというと、1年生は、明るく、元気に楽しそうに授業に臨んでいる。先生の質問に、教室のあちこちからレスポンスの良い発言が飛び交う。1年生らしい微笑ましい光景だ。2年生はどうか…。第二次成長期という発達段階もあるのだろう、1年生に比べて、だいぶ落ち着いた雰囲気の授業である。しかし…、シャイな部分も出てきてなのか発表が少なかったり、姿勢の悪い者がいたり、あきらめモードに入りつつある生徒も垣間見れる…。社会人になってからの方が勉強しなければならないと常日頃から言っているが、学生時代に限定して考えても、まだまだ中学2年生の半分が過ぎたところ。来年は3年生で受験もある。高校に行けば想像を絶する勉強の難しさだ。大学は言うに及ばず…。全体として、2年生はもう少し、心を開いて前向きに学習に臨みなさい。がんばる(力を借りてもいい)→わかる→テストの点数が上がり嬉しい→自信がつく→次もさらにやる気になる…。このサイクル(「学びの黄金サイクル」と私が勝手に名付けました)に乗っかるのです。学校生活の中心は授業です。まだまだちょっとがんばれば、やろうとする気持ちを持つ勇気があれば、すぐに追いつく学年です。1、2年生の生徒諸君は、3年生の後ろ姿からまた1つ学ばせてもらおう!(11月5日 校長)
大人になる No57
【 選挙を通じて民主主義を学ぼう 】
先日の春日部市長選挙、衆議院議員選挙に続き、今日から本校の生徒会本部役員改選選挙の運動が始まりました。朝の正門付近は、「〇〇です、よろしくお願いします」と大きな声で投票をお願いする立候補者と応援の生徒たちであふれかえっています。
さて、詳しくは3年生の社会科の公民分野で学習しますが、政治を行う仕組みで、話し合いを通じて決定するやり方を民主主義といいます。この「話し合いを通じて政治を行う」やり方にも、大きく2つの方法があります。2つの方法があるということは、どちらかが絶対的に正しかったり、優れていたりというわけではなく、どちらのやり方にも長所と短所があります。その2つとは、間接民主制と直接民主制です。
間接民主制とは、選挙で選ばれた代表者が、議会で話し合って政治を決める仕組みです。別名、議会制民主主義とも呼ばれます。例えば、日本では国民(県民、市民)が選挙で国会議員(県議会議員、市議会議員)を選び、議員が国会(議会)で話し合いをして、法律や予算など様々な事を決めますよね。これこそまさに間接民主制といえます。つまり、みんなが選んだ代表者がみんなのためを考えて政治を行うことを間接民主制といいます。間接民主制の特徴をあげると、多数決で選ばれた代表者が、多数決で物事を決めるため、どうしても採用されない意見が出てきてしまいます。少数派の意見が軽視されてしまう危険性がありますので、そういうことがないように注意をする必要があります。
次に、直接民主制とは、国民が直接政治に参加する仕組みです。国民全員が議論に参加するので、国民の意思が直接反映されることになります。ただ、現代社会はたくさんの人口がいますよね。国民全員が集まって議論をするのは大変ですし、結論が出るまでにどれだけ時間がかかるかもわかりません。よって国に限らず、大きな組織では、間接民主制が採用されていることが多いのです。これは日本に限った話ではなく、世界の多くの国で間接民主制が主流になっています。国や県、市の政治に限ったことだけではありません。みなさんの所属する、学校も生徒会という自治組織(自分たちで運営する組織)があり、会長以下、その役員は選挙によって決まります。みなさんの声を聞いたり、活動報告をしたりするために、毎年1学期に生徒総会を行っていますね。みなさんの学校生活を楽しく充実したものにするために、みなさんの代表を決める生徒会選挙を真剣に向き合い、考えていきましょう。(11月4日 校長)
文化の日 快晴の秋空の下、飯沼中の文化を再確認
今日は、祝日「文化の日」のため、学校は休みでした。よく晴れた、とても気持ちの良い祝日でしたね。今日は野球部が、久喜市内で活動している、彩球ベースボールクラブというクラブチームとの試合があると顧問の先生から話を聞き、球場が自宅から近かったので応援に行きました。このクラブチームは、全国大会を筆頭に、上位の大会への出場が常連の強豪クラブチームとのことで、選手の身のこなしを見ただけで、素人の私が見ても、「あー、強いなこのチーム」と思わせるオーラ(雰囲気)を漂わせていました。一方、飯沼中はというと、泥くさい野球小僧感たっぷりの雑草チームです(ごめんなさい)。体の大きさも、野球歴もみな違い凸凹、バットスイングもまだまだ体の線が細いため力強さがない感がありました。しかし、圧倒的に相手のチームより勝っていたのはチームワーク。コロナが下火になり、屋外でソーシャルディスタンスをたっぷり取れる競技であるため、野球特有のかけ声を出し始めた本校野球部。今日は攻めも守りも、プレーヤーもベンチもチーム一丸となって声を出し、雰囲気で圧倒し、なんと6対4で勝利したのです!
そうです!これが飯沼中の文化なのです。生徒同士、生徒と先生、先生同士、そして学校と保護者・地域のチームワークが最高なのです。野球部の生徒諸君、よく頑張りましたね。来年、春の学校総合スポーツ大会が楽しみです!まだあとひと冬あります。他の部ももちろん、チームワークを武器にがんばってほしいです。文化の日の今日、野球部の試合の観戦を通し、飯沼中の文化を改めて気付かせていただきました。(11月3日 校長)
11月3日は「文化の日」です
明日は、国民の祝日の1つである「文化の日」で、学校は休みです。以前このブログで書きましたが、祝日とは、「国民の祝日に関する法律」に定められた、国民みんなでその意義を考え、祝い、過ごす日のことです。11月3日は、明治天皇の誕生日にあたり、分かりやすく言えば、当時の天皇誕生日として祝日であったものです。
また、文化の日は、国民の祝日に関する法律によれば、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを趣旨としていると書かれています。さらに、1946年(昭和21年)に日本国憲法が公布された日でもあり、日本国憲法が平和と文化を重視していることからきています。日本国憲法は、公布から半年後の1947年(昭和22年)5月3日に施行されたため、5月3日は憲法記念日として国民の祝日となっているというわけです。飯沼中の生徒諸君も、明日は学校が休みであるだけでなく、自由と平和を愛し、文化を進めることを国民の一人として、自分なりに考えて過ごしたいものですね。(11月1日 校長)
11月になりました
今日から11月です。埼玉県では、教育に対する関心と理解を一層深める機会として、毎年11月1日を「彩の国教育の日」、11月1日から7日までを「彩の国教育週間」としました。教育の日を含む、教育週間には、学校、家庭、地域社会の連携のもとに、教育に関する様々な取組を推進します。
埼玉県 教育の日について(リーフレット)←クリック
これを受け、春日部市では、毎年11月にスーパー元気さわやかキャンペーンと銘打った、いじめ防止キャンペーンを実施したり、3daysチャレンジと銘打った、市内一斉で中学1年生を対象にした職場体験学習を行っています(昨年度に引き続き今年度も新型コロナウイルスの影響で形を変えた取り組みに変更となります)。また、本校では今週、月、火、木と学校公開を実施します。本校は一年中いつでも保護者・地域の方々に教育活動をオープンにする方針です。良いこともそうでないこともすべてホームページや各種たよりでお知らせしています。また、直接学校に来ていただき、学校や生徒の様子を観に来ていただいて結構です。朝の部活動に始まり、授業、給食、帰りの会といつでも参観に来てください(現在は、不審者対策とコロナ禍の情勢を鑑み、職員室にひと声かけてください)。本日は彩の国教育の日であり、また今週は彩の国教育週間であるため、本校教職員や生徒たちは、特に首を長くして、保護者・地域の皆様のご来校をお待ちしております。学校生活を送る本校の生徒たちの元気な姿をご覧いただくとともに、忌憚のないご意見を頂戴できれば幸甚でございます。どうぞよろしくお願いいたします。(11月1日 校長)
さようなら10月 野球部は逆転サヨナラ勝利!
今日は太陽が隠れてしまい、肌寒い日曜日となりました。私が学校へ行くと、昨日多くの部活が活動していたため、今日は休みの部が多く静かな学校でした。と思ったのもつかの間、校庭から野球部の試合をする声が駐車場まで聞こえてきました。昨日に引き続き、今日は別の大会が本校会場で行われることは知っていましたので、急いでカメラをもって駆けつけました。場面は7回の裏、最終回。5対5の同点で飯沼中の攻撃でした。ツーアウト、ランナー3塁、バッターはセンターオーバーの会心の一打!でサヨナラ勝利を手に入れました。ベンチ、そして応援に来られた保護者の歓声は、それはそれは大きな喜びに包まれていました。いい場面を見られてよかったです。(10月31日 校長)
10月最終土曜日
雲一つない快晴の秋空となった10月の最終土曜日、飯沼中学校では運動部、文化部が共に活発に練習に励んでいました。授業で見せる生徒の表情も好きですが、部活動で見せる、教室とはちょっと違った生徒の表情もまた魅力的で、私は目を細めて見ています。休みの日に生徒の部活指導のために来てくださる先生方にも感謝です。(10月30日 校長)
大人になる No56
【 10月が終わり、ますます充実した2学期となります、そこで… 】
10月の登校もいよいよ最終日となります。最近の朝晩は肌寒い日が続きますね。晴れた日の昼間は、心地の良い暖かさとなります。10月から11月の肌寒い季節に、春のような暖かな太陽の陽射しが注ぐ日を、小春日和(こはるびより)といいます。はやいもので来週の月曜日から11月となります。2学期は気候も過ごしやすく、勉強も部活動も思い切りできます。読書の秋などとも言われるように読書をするにも最適な日々です。さらに、しらさぎ祭や1年生の校外学習、3年生のE-フェスなど文化的な活動や行事もあり、一番楽しい学期です。一方、学校の教員を長い間やっているとよくわかるものですが、生徒の友人関係のトラブルもこの時期だからこそ起きがちです。そこで今日は、人と上手に付き合い、お互いに嫌な思いをしないためにはどうすればよいかを考えてみましょう。
「魚心(うおごころ)あれば水心(みずごころ)」という言葉があります。これは、魚に水と親しむ心があるならば、まったく心を持たない水でさえ、まるで心があるように魚になじんでくるものだ、住むべき環境に自ら親しむ気持ちを持ってこそ環境もまた心地よい場所に変わっていくものだ、というのが本来の意味です。
しかし今では、このことわざは一般に、人の心のあり方として解釈されます。相手が好意を持って接してくるなら、自分も好意を持って応じることができるという意味です。逆に、自分が好意を持って相手に接しなければ、相手も好意的に接してはくれないということもいえます。人に限ったことだけではありません。新しい環境に身を置いた時に、いつまでも以前のことを引きずっているようでは、新しい環境で楽しく過ごすことはできません。自らが新しい環境を好きになるように努めれば、すぐに過ごしやすいと思える居場所になることでしょう。人といがみ合っても楽しくなんかありません。自分から相手の良さを考え、心を開き、相手を好きになれば、もっともっと楽しく充実した2学期になりますよ。(10月29日 校長)
大人になる No55
【 恋をすること、そして失恋をどうとらえればいいのか 】
人は誰でも、相手の性別や年齢に限らず、魅力を感じた人を好きになるものです。その人のことをもっとよく知りたい、もっと話したい、一緒にいたいと思うものです。中学生である君達ならば、人を好きになることはとても自然でよくあることです。言葉が適切かどうかわかりませんが、いわゆるお付き合いをする中学生もいますよね。電話で話したり、SNSでコミュニケーションをとったり、放課後一緒に帰ったり…その人のことを考えると気持ちがときめきますよね、その気持ちよく分かります。でもね…、普通に考えたら、人は恋のほとんどを失恋(恋が終わること)で終わります。運命の人と中学校で出会い、結婚し、死が2人を分かつまで一緒という人はほとんどいません。でもだからと言って、恋をすることに憶病になる必要はありません。失恋は、傷つく痛みより、(後々になって分かることですが)得るものの方が絶対に多いからです。いつか本当に愛し合える人と巡り会い、幸せになるために必要な人生勉強の機会だと考えてください。あなたが人を好きになったことを後悔する必要なんてありません。好きになれる人と出会えた。失恋し、こんなに悲しくなるほどに…。それだけでも自分をほめるべきです。
また、誰でも心の中に忘れられない人の1人や2人はいるものです。たとえ今、幸せな結婚をしている人でも、みんなそうです。忘れる必要などないのです。自分の心のアルバムにしまっておけばいいのです。そして別の人と出会い、その人と新しい幸せを築いていけばいいのです。人生で好きになった人はたった1人なんて淋しいではありませんか!たくさんの人と出会い、恋をし、別れた方が経験豊かになって楽しいでしょ!学ぶことも多いはずです。失恋し、一時は傷ついて…、そういうことを繰り返し経験して、やがていいパートナーといい関係が築けるようになるのです。そのためにも、失恋は必要なことです。みんなどんどん人を好きになって、どんどん失恋すればいいのです。決して恐れてはいけませんよ。
ただし、ただしです!そのことで勉強の成績が下がったり、部活動に打ち込めなくなったりするようならば、付き合い方を考え直さなければなりません。お互いの存在がお互いを高める良い関係でないならば、付き合う意味も価値もありません。最後に、もし恋のライバルがいても、その人の悪口を陰で言ったり、嫌がらせをしたりなど心の醜い(みにくい)ことは決してしてはいけません。学校はそれをいじめと判断しますが、それ以前に、人として恥ずべき行為をするなといいたい。今日は恋と失恋の話をしました。(10月28日 校長)
JA主催 第46回「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクール
作文の部 優秀賞 3年3組 岡部 華怜 さん おめでとうございます!
大人になる No54
【 見える学力、見えない学力 】
方程式が解けるようになった。スペリングコンテストで満点取れた。持久走で目標タイムを達成することができた…。これらはすべて見える学力です。今、授業で習っていることであり、テストで確かめてみられること。手のひらの裏側には手の甲があるように、見える学力の裏側には見えない学力というものがあります。「ありがとう」と素直にいえる、「ごめんなさい」と素直に謝れる。ゴミが落ちていたら拾う。元気に「おはよう」って声がかけられる。季節を感じる感性、人とうまくやっていく力…これらは見えない学力です。人の優しさや思いやり、ボランティア精神、心の柔らかさやたくましさ…こういったものは机の上ではなかなか身に付かない。見える学力である机の上の勉強も大切、そしてその土台となる人間の芯の力である見えない学力も大切である。それらは、毎日の生活の中で、意識して社会の出来事をよく見て、ものごとをよく考えたり、周りの人の良さから学ぼうとしたり、本をたくさん読んだりすることで身に付けることのできるものなのです。また、様々な体験を通して学ぶことができるのです。学校には、授業だけでなく様々なことを体験したり、学んだりするチャンスがたくさんあります。生徒会の役員に立候補してみる、ボランティア活動に参加してみる、英検を受験してみる等、あふれるほど自分を高めるチャンスがあります。机の上の勉強だけに追われる日々を送っている人はいませんか…(10月27日 校長)
全国で不登校生徒数が過去最多
先日の新聞等による報道によりますと、昨年度、全国の小中学校の不登校生徒数が過去最多の約19万6千人とのことでした。埼玉県でも約9千人の児童生徒が不登校生徒数とのことでした。飯沼中学校でも、不登校問題や教育相談に関わる事案が多く、学校の大きな課題の1つだと捉え、どうしたらよいかを先生方みんなで日々考えています。私は、これまでに何度も生徒達に、柳の枝のようにしなやかで、そして強い人になってもらいたいとの願いで教育活動を行っていることを述べてきました。どんなに強い風が吹こうと、雪が積もろうと、人の手によって枝を折ろうとしても柳の木の枝は、しなやかで強くへっちゃらです。飯沼中学校の生徒たちにも、今そして将来、どんな逆境や辛いことがあっても、それを受け止め、考えをめぐらし、体勢を立て直して生きていける、しなやかで強い人になってほしいと願っています。具体的には、生徒を「人に相談できる強い人間」に育てましょうと、先生方に働きかけています。人に相談が出来るということは、自分一人の力では解決できないということを認める「強さ」、違った意見やものの見方などを取り入れられる「しなやかさ」を持っているということだからです。これからも、学校生活や家庭生活で、困ったこと、嫌なこと、悲しいことなどがあり、自分一人の力では解決できない時には、先生方や相談員・カウンセラー、そして友達など誰にでもいいですから相談してください。話を聞いてもらえただけで、すっきりして解決してしまうことも少なくないのですよ。(10月26日 校長)
大人になる No53
【 一生懸命な姿ってかっこいいよね 】
近頃は何かを一生懸命やることをダサイとか、カッコ悪いというように考える若者達が多いようですが、私は決してそうは思いません。何かに真剣に取り組んでいる人の表情は輝き、まわりの人が応援してくれたり、成功を共に喜んでくれるものです。一方、何をやるのも「かったるい」などと言って、いい加減にやっている者をまわりの人はカッコいいと思うのでしょうか?また、本当にその人を応援してくれるのでしょうか?
体育祭や先日の駅伝、部活動、そしてボランティアを一生懸命にやっている人を思い出してください。また、諸君の周りには、日々の学校生活で、何事にも正々堂々と正直に一生懸命に取り組んでいる仲間はいませんか…。そのような仲間をかっこいいとは思いませんか…。
1年間を折り返した今、一生懸命やるということの大切さをもう一度考えよう。確かに一生懸命やったからといって、良い結果が出るとは限りません。しかし、一生懸命やった者にしか絶対にわからない“なにか”をつかみ、成長することができます。その“なにか”をどれだけつかみ、成長したかが、その人を輝かせる魅力になっていくのです。
勉強、部活、委員会活動、学校行事、進路、あらゆる事に全力で取り組もう!!そして“なにか”を1つでも多くをつかみ、成長しよう。(10月25日 校長)
大人になる No52
【 稽古とは 】
大相撲で史上最多の優勝45回を誇る、第69代横綱白鳳が、先日現役引退を発表しました。15歳で相撲部屋に入門し、通算1187勝、優勝45回、横綱の在位は約14年に渡る84場所で、いずれも史上最多を記録した大横綱がついに土俵を去ることになったのです。その引退会見で、「若い世代へのメッセージやエールは」との質問に、「基本を大事にして、まずは型をつくって、その型ができた時に型を破る、まさに『型をもって、型にこだわらない』これができれば、必ず強くなっていくんじゃないかなと思います。相撲人生の中で、たくさんの技を持っている人はひとつも怖くなかったです。型をもっている人が怖かったです」と語っていた。大横綱の思いをすべて理解することなど到底できないとは思いますが、がんばって理解しようと努めてみました。力強さはもちろん、卓越した技を兼ね備えた白鳳だからこそ、相撲道の神髄を基本と型をもって言い表したように思えました。
さて、芸ごとや武道の練習を「稽古(けいこ)」と言いますね。生徒諸君は漢字の意味を考えたことはありますか。古(いにしえ)を稽(かんがえる)ということなんですね。古いものは歴史を経て出来上がった1つの完成形という価値観であり、歴代の名人や達人を手本に、先人の道に倣い(ならい)、一歩でも近づくよう努力を重ねることが稽古するということなのです。難しい技は、きちんとした基本があってこそ身に付けられるものであり、まず、基礎基本を身に付けたうえで創意工夫を加えて発展させていくのです。いかなる時代にも忘れてはならないことなのだと思います。私も校長室に掲額されている歴代の校長先生方から改めて思いを学ばせてもらおうと思いました。
さて、君達「中学生」の稽古とは、誰から何を学ぶことなのでしょうか…。(10月22日 校長)
令和3年度埼玉県歯・口の健康啓発標語コンクール入選作品の紹介です。
入選 3年2組 佐藤 結羽 さん:
「心から にっこり笑える 自慢の歯」
入選 3年3組 吉川 遥仁 さん:
「面倒くさい それが虫歯の えさになる」
おめでとうございます。
大人になる No51
先日、私が以前、学級担任をしている時代に作った学級通信の綴りが、部屋の整理をしているときに出てきまして、懐かしく、思わず読みふけってしまいました。その中に、今の君達にもぜひ、読んで考えてもらいたい内容がありましたので紹介します。
【 アホ 】
以前テレビの対談番組で、女流作家で出家をした瀬戸内寂聴さんと弁護士の中坊公平氏と世界的に有名な建築家の安藤忠雄氏の会談の中でこんな話がありました。あるミルク会社の粉ミルクの中に何らかの原因でヒ素(毒物の一種)が混入してしまい、それを飲んだ多くの赤ちゃんが障がいを持ってしまう事件が過去にありました。その裁判の被害者の弁護を担当した弁護士の中坊公平さんの話です。そのヒ素入りの粉ミルクを飲み、障がいを持ってしまったある少年は、17年間という短い人生しか生きられなかったのですが、彼は人生の中で3つの言葉しか覚えることが出来ませんでした。1つは「おっかー」(お母さんのこと)、2つ目は「まんま」(お腹が空いたときに言う、食べ物をくれの意味)、そして3つ目は「アホ」だったそうです。なぜ「アホ」なのかというと、まわりの子供たちに言われ続けた言葉なのだそうです。公園で遊んでいても、「あいつはアホや」などと心ないことを言われ、石などを投げられたこともあったそうです。しかし、彼は決して人前で泣くことはなかったそうです。必ず家に帰ってきて、母親の前で泣いたのだそうです。しかし、なかには「あいつは泣くことも忘れたアホや」と心ないことを言う人たちもいたといいます。
弁護士の中坊公平氏は、損害賠償請求のため、彼の母親をはじめ、たくさんの被害者の母親と話す機会を持ったのだが、どの親も決まってこう言ったのだそうです。「別にお金を欲しいとは思わないし、会社に謝罪して欲しいとも思いません。まわりの人達に対しても誰を責める訳でもありません。ただ、私が悪いのです。私が人並みに乳を出せる母親だったら…」と。
この話を読み、君達はどう思いますか?先生はテレビを観ながら胸が熱くなるのを感じました。親が子を思う深い愛情を考えてみてください。君達の保護者だってきっと君達を深い愛情で見守っているはずです。その思いを少しでも感じるのなら、今君達はどのように生きるべきなのでしょうか…? という学級通信でした。
豊かで便利な社会の中、楽しいこともたくさんあり、保護者も先生方もみな優しいですね。そんな中ぬくぬくと甘ったれた生活を送っている人はいませんか。わがままや甘えの身についた者には、いずれ大きな壁が厳しく立ちはだかることになります。その時には、先生も保護者ももういないかもしれませんね…。授業中寝ている者、中間テストのやり直しをまだやっていない者たち、ピリッとしなさい。(10月21日 校長)
美術優秀作品の紹介
本校の生徒は、みんな美術の授業が大好きです。授業の活動はもちろん、昼休みも学年に関係なく、たくさんの生徒たちが作品の製作に美術室にやってきます。この度、3年生の佐々木 莉愛さんが1年生のときに授業で作った動物の粘土作品が、教科書会社として知られる光村図書出版株式会社のウエブサイトに掲載されることになりましたので紹介します。躍動感のみなぎる、とても力強い作品です。(10月20日 校長)
タイトル:「立ち向かう百獣の王」
飯沼中大躍進の男女入賞!襷を来年につなぎました
天候が心配された今年度の埼玉県駅伝競走大会市内予選会、飯沼中学校を発着地とし、周辺地域を周回コースとして、今年度も熱いレースが展開されました。今年度も、新型コロナウィルスの影響で、無観客で行われました。準備を含めた大会を通じ、本校の選手たちや関係の先生方を熱いまなざしでこれまで見守ってきました。飯沼中にとっての市内駅伝大会とは、学年や部活動の枠を越えて、本校のスポーツマンたちが自らの意思で集まり、全力で走り、襷(たすき)をつなぐ、体育祭と並ぶスポーツの一大イベントです。普段はそれぞれ違う競技に携わっている生徒たちが、学校の代表として結束を高め、襷をつなぐ駅伝は、本当に心が熱くなるものを感じます。昨年度大躍進を果たした伝統という名の襷を、今年度の生徒達も見事に受け継ぎ、素晴らしい走りを見せてくれました。男女とも順位とは別に、一枚岩となったチームであったことがまず胸を打ちました。走る直前まで体を冷やさないように選手の着ていたものをサポート役の生徒がそばにいて受け取ってあげたり、飲み物やタオルを持ってあげたりなど、自分がチームの一員としてすべきことをしっかりと自覚して行動していたことが素晴らしかった。そして、選手一人一人の力走も素晴らしかった。さらに、今年も大会の会場になっていたために、その裏で大変な面も多々ありましたが、いやな顔1つせずに力を貸してくれた先生方や関係生徒たちのありがたさに、頭の下がる思いがしました。この素晴らしい取り組みと結果を「お疲れさまでした」で終わりにしてはならない。飯沼中学校の良き伝統として、来年度に引き継ぎ、さらに発展させなければなりませんね。その襷は確実に3年生から1、2年生に引き継がれたのです。明日からまた一日一日を無駄にせずがんばっていきましょう。関係の生徒諸君、先生方本当にお疲れ様でした。(10月19日 校長)
結 果 男子19チーム出場 飯沼A:7位入賞、飯沼B:16位
女子16チーム出場 飯沼A:8位入賞
区間賞 男子 第1区:第5位 若尾 崇希さん、第5区:第5位 細村 郁斗さん、第6区:第3位 川鍋 永遠さん
しらさぎ祭
飯沼中学校では毎年、春日部市民文化会館で合唱祭を行っています。昨年度と今年度は、新型コロナウィルスの影響で中止となりました。しかし、転んでもただでは起きないのが飯沼中学校です。現在の社会情勢を考え、学校を会場として、合唱と吹奏楽部、美術部の発表会をやれないか…と、先生方が知恵を出し合い、企画をしました。詳しくは後日、学年や学級の先生方や音楽科の先生、吹奏楽部と美術部の顧問の先生から聞くことになります。準備期間も含めた活動内容は、感染防止対策がきちんと考えられていますので、生徒諸君もよく理解し、協力してください。そして、このイベントのネーミングは、しらさぎ祭です。来年度以降も本校の合唱祭はしらさぎ祭としますので、飯沼中の生徒たちだけのアイデンティティーとなることを期待します。(10月18日 校長)
10月16日(土)
今日は土曜日でしたが、学校の駐車場は普段の倍くらいの車が止まっていました。野球部が蓮田市立黒浜中学校を招いての練習試合を行っていたことと、19日(火)に行われる埼玉県駅伝競走大会の市内予選前最後の土曜日ということで、多くの学校が試走に来ていたためです。本校の他の部活動もたくさん活動しており、学校がとても活発な雰囲気でした。本校の駅伝選抜選手たちの走る様子を少しだけ見たのですが、ホームグラウンドのためか肩の力を抜いてリラックスして最終調整を行っていました。本番も緊張することなく力を発揮できたらいいなと思います。(10月16日 校長)
小中合同避難訓練
日本は地震大国と言われるほど地震が多発しますね。先日も夜、宮代町で震度5を観測する地震があったことを鮮明に覚えているでしょう。昨今懸念されている大地震の1つに首都直下型地震があります。今後30年以内にマグニチュード7クラスの地震が起きる確率は70%と推定されているそうです。台風などと違い、地震はいつ起きるのか誰にも分かりません。今日来るかもしれないし、明日来るかもしれません。だから避難訓練を毎年するのです。今日は今年度2回目の避難訓練でした。今回は弟や妹が川辺小と中野小にいる生徒が小学校まで迎えに行き、引き取る訓練をしました。平成23年3月の東日本大震災は、平日の午後3時くらいに発生しました。多くの社会人は帰宅困難者といい、電車が止まってしまったため東京などから帰れなくなってしまいました。私は杉戸町の中学校に勤務していましたが、蓮田市の自宅に車で帰るのに、通常30分のところ渋滞で車が動かず3時間くらいかかったのを覚えています。そこで中学生なのです!今後大きな地震が起きた時には、小学生を迎えに行き、引き取って帰宅してください。また、中学生は体はもうほとんど大人ですので、地震などが収まった後は、積極的に地域の一員として片付けやお年寄り、体の不自由な方を助けたり手伝ったりすることを期待します。今日の避難訓練は、みんなとても真剣に取り組み、しっかりと動いていました。また私は中野小学校に歩いて行ったのですが、本校の生徒達が弟や妹を引き取る姿は微笑ましく、非常事態の時も安心して任せられる中学生だと思いました。お疲れ様でした。(10月15日 校長)
美術展優秀作品の紹介
本日は、令和3年度第56回郷土を描く児童生徒美術展と、令和3年度第63回身体障害者福祉のための児童生徒美術展にて特選に選ばれた生徒の作品を紹介します。
令和3年度第56回郷土を描く児童生徒美術展 特選 1年3組 堀山 千紗 さん
令和3年度第63回身体障害者福祉のための児童生徒美術展 特選 3年2組 川鍋 心花 さん
どちらの作品も力強くかつ細部に渡る繊細な色使いが素晴らしい作品ですね。おめでとうございます。
さて、今日から部活動が再開されます。各自、各部で目標を持ってがんばってください。また、中間テストが返却されます。点数に踊らされることなく、よくできた教科は自信を持ちましょう。そして、がんばった自分をほめてあげましょう。逆に、取り組みに甘さがあった者は、学習への向き合い方を考え直しましょう。そして、できなかったところをしっかりとやり直した状態で次の学習に臨むようにしましょう。(10月14日 校長)
無人購買を紹介します
今日は朝から冷たい雨が降っていました。飯中生は、今日も元気に登校し、2学期の中間テスト2日目をがんばりました。お疲れ様でした。今日は家で風邪をひかないようにしてゆっくりと過ごしてください。ただし忘れてはならないこととして、試験はやり直しが命です。明日以降テストが帰ってきたら、できていなかった所をしっかりとやり直すことが大切です。まだまだこの先、諸君の勉強は続くのですからね。明日から君たちの大好きな部活動が再開されます。各部の計画に沿って、みんながんばりましょう。
さて、今日は保護者・地域の皆様に飯沼中の自慢できる特色の1つを紹介します。それは、写真にもありますように、本校には2階の廊下の一角に無人購買と呼ばれる文房具の販売コーナーがあります。その名の通り無人です。学校で勉強をしていて、消しゴムが小さくなってしまったとか、ボールペンのインクがなくなってしまった、ティッシュやマスクを忘れた等々の時に、生徒たちは、この無人販売所にやって来て、必要な文房具等を買います。購入者名簿に記入し、お金は後払いでもOKです。これまで一度も品物やお金がなくなったことがないのが自慢です。この無人購買は、生徒会組織の購買委員会の生徒達が管理運営しています。市内はもちろん、県内でもこのようなことをやっている学校を見聞きしたことはありません。本校の良き伝統として続いてくれると嬉しいと思います。(10月13日 校長)
制服の衣替えについて
今日から2日間中間テストです。昨夜は遅くまで勉強したのでしょうか…。日頃の学習の成果が発揮できるといいですね、がんばれ飯中生!
さて、新型コロナウィルスの影響による、感染拡大の防止策の1つとして、ジャージ・体操での登下校を行ってまいりました。教室や部活動の活動場所で着替えることで密になることを防ぐためです。現在の社会情勢を鑑み、本日の中間テストを機に、制服での登下校に戻すこととしました。引き続き、気を引き締めて学校生活を送るよう指導いたしますので、ご家庭におかれましてもお子様にご指導いただきますようお願いします。また、例年6月1日と10月1日を基準日として制服の衣替えを実施してまいりましたが、近年の気候や個人の体調、社会通念などを鑑み、入試や儀式的行事の日以外は、生徒及びご家庭の判断で、適切な制服を選択して着用するようお願いします。(10月12日 校長)
大人になる No50
【 地域の方との触れ合いを通して 】
今朝、いつものように生徒諸君の登校の様子を見守ろうと学区を歩いていると、ある交差点で黄緑色の帽子とベストを身に着けた地域の方(春日部市の防犯パトロールをしてくださり、小中学生の登下校の安全を見守ってくださるスクールガードリーダーといいます)が交差点の縁石の脇に生えた雑草を刈ってくださっていました。私は、「おはようございます、ありがとうございます」と声をかけました。すると、その方は私の名札を見て、「おはようございます、校長先生、学校のフェンスに貼ってあったのを見たんですが、近々マラソン大会(駅伝)があるんですね。コースはどこを走るんですか」と訊かれました。私がコースの説明をすると、その方は「そうですか、それならコースに沿って草が結構生えている所があるから今度刈っておきますよ、なんとしても子供たちにいい走りをさせてあげたいからね。学校だよりもいつも楽しく読ませていただいていますよ」とおっしゃられました。私は、(本来学校のやるべき事なのに…)とは言えずに、「ありがとうございます。無理のない範囲でお願いします」と言ってしまったことを少し後悔しながらも、ありがたいことだなぁ、地域の方々が飯沼中や川辺小、中野小の子供たちのことを深い愛情を持って支え、見守ってくださっている…と改めて感じ、感謝の念を抱きました。私は校長として、これまで以上に一層の努力をしようと決意を新たにしました。生徒諸君はどう思いますか。保護者や地域の方々の思いを少しでも感じるのなら、今、君たちはどのように生きるべきなのか…。(10月11日 校長)
学校の危機管理
学校は日々、ご家庭から大切なお子様の命を預かり、授業をはじめとする教育活動を行います。命を預かっているという認識は、今般の新型コロナウィルスのまん延で、学校は以前より、かなり高い意識を持つようになったと思います。加えて昨日は、学校の危機管理について考えさせられる出来事が2つありました。1つ目はニュースなどでご存知の方も多いとは思いますが、春日部市米島地区で、昨日、不審者が職務質問をした警察官を振り切り逃走し、まだ捕まっていないという連絡が午後入りました。帰りの会で各学級に担任から周知させ、できるだけ1人で帰らないこと、もしもの時は大きな声を出して助けを呼んだり、民家に逃げ込むことなどを指導しました。2つ目は、昨夜の大きな地震です。地震が収まった直後、教頭先生から連絡があり、学校の安全を確認に行きますとのこと。幸い破損個所等はなく、今日は通常通り学校をスタートさせることができました。学校では年に2回避難訓練を実施しており、地震や火災などの発生に際して、適切な行動が取れるよう知識と実践力を指導しています。また、災害に備えることについては、家庭科の授業や総合的な学習の時間等に学習しています。今後とも、命より大切なものはないという理念の基に教育活動を進めてまいります。(10月8日 校長)
中間テストまで一週間を切りました
2学期の中間テストが来週12、13日の二日間で行われます。校舎内を回っていると、教室や廊下には中間テストに向けての掲示物や家庭学習で自主的に取り組むためのプリントが用意されています。のんびりしている人、一夜漬けでなんとかしようと思っている人はいませんか。嫌なことを我慢してやれとは言いませんが、勉強を辛くて嫌なものにしてしまったら、この先、飯沼中から世界へ、飯沼中から未来へと羽ばたくことは難しいことは確かです。将来どのような道に進んだとしても、人が社会人として生き甲斐を持ち、充実した人生を送るためには、一生学び続けることが必要だからです。私も日頃から先生方に、「教師として、教える者として学び続けなさい、学びをやめた者には教える資格はないのです」と言い続けています。知らなかったことを知れる勉強、できなかったことができるようになる勉強は楽しいものだと思いませんか…。学校の定期テストは、授業で習ったことが出題されます。範囲も決められています。さあ、ラストスパートをかけてやるのみです。がんばれ飯中生!(10月7日 校長)
ベネッセのアプリ活用
クロームブックに新しく導入されたベネッセのアプリであるオクリンクやドリルパークについて、全学年で使い方の学習を実施しました。授業での活用が、これからはどんどん進んでいきます。オクリンクは、自分の考えを書いたり、伝えたり、まとめたり、比較したり、深めたりするためのツールです。また、ドリルパークは、個々のペースに合わせて学べるドリルです。まずは、各教科の授業で簡単に使える機能に慣れ、少しずつ使いこなしてもらえればと思います。先生方も使いこなせるように少しずつ研修しています。
読書の秋
飯沼中学校の朝は、朝読書から始まります。どのクラスのどの生徒たちも一言も話さずに出席確認後10分間読書をします。10分間という短い時間ではありますが、一週間で50分、1ヶ月では2時間の読書をすることになります。朝読書をすることで、静かで落ち着いた雰囲気で一日をスタートすることができます。朝読書を含め、一層読書に親しむ秋にしたいものです。(10月6日 校長)
進路学習(3学年)
3年生は全クラスで進路学習を実施しました。これまでは、上級学校のパンフレットを広げたり、パソコン室や家庭でホームページの内容を印刷してきたりなどで学習をしていましたが、クロームブックが導入されたおかげで個々の生徒が自分の興味のある上級学校の最新情報について、自ら積極的に調べ、理解する学習が可能となりました。いよいよ3年生は進路に向けての動きが本格的になってきました。自分の進路目標に向けて頑張りましょう。
保健体育
校長の私が言うのは手前みそで気が引ける思いもするのですが…、本校の先生方の授業は、みな素晴らしい!と県民、市民の方々に自信を持って言えると思っています。どの先生も教育愛に満ち、生徒との信頼関係を基盤に、自分の専門の教科の指導を通して、飯沼中から世界へ、飯沼中から未来へと羽ばたいていく人財の育成に努めています。今日は、春日部市の中学校を代表して、保健体育の授業研究会が行われました。本校の保健体育の授業を日々観ていて、生涯を通じて運動に親しみ、健康で安全な生活を送ることのできる人財の育成に努めていることがよく分かります。本日、ご来校いただきました市内中学校の校長先生、保健体育科の先生方、指導者としてお越しいただいた先生など、すべての方々に自信を持って授業を公開することができました。本校の保健体育の授業がさらに良くなるためのご指導もたくさんいただきました。3年1、2組の生徒諸君も素晴らしい授業への取り組みでしたね。みなさんお疲れ様でした。(10月5日 校長)
中学生になった子供とどう向き合うか
「日本の親は召使いのように子供に仕える」と、ある著名なアメリカ人がテレビで言っていました。「アメリカの親は召使いのように子供を使う」とも。“召使い”という表現は適切ではないと思いますが、日本の親は、子供のニーズを先回りして、あれこれと手を焼き、転ばぬ先の杖を差し出し、子供の機嫌を損なわないように気を遣い行動します。本校でも毎朝、雨の日ともなればものすごい数の車が列をなし、我が子を送る保護者がたくさんいます。まさにこのことを物語っています。子供の世話をし、子供に家事などの苦労をさせないことが親の愛情表現と信じている者もいます。しかし、それは子供のペット化です。自分で食べ物を獲得せず、与えられたものを食べているペットは、たくましく自分で生活する力を失い、飼い主に依存し、わがままになります。子供を成長させるためには、自分で考え、自分の力を発揮させる機会を与えなければなりません。掃除をしたり、洗濯物を干したり、料理をしたりするときは、幼い頃から子供をそばに置いて話しながら少しずつ見習わせることが大切です。そうして子供に任せられる仕事を1つ、また1つと増やしていき、それを認め、褒め、感謝することで子供は自信を持ち、生活力のある人間に成長していくのです。このような機会の少ない子は、何でも親がしてくれると勘違いしています。困難にぶつかっても、それを自分の考えと努力で解決しようとはせず、周囲の人間や環境のせいにして逃避することも少なくありません。またそのような場面に接した親も、決して我が子のいたらなさを指摘したり、叱咤激励したりせず、周囲の人間や環境のせいにして外部批判をします。そうならないためにも、「家事は家族みんなで分担してすることが当たり前」という意識の生活を送りたいものです。家庭での生活を通し、たくましく生きていくためのスキル面と精神面の両方を養いたいものです。(10月4日 校長)
10月2日(土)秋、充実の土曜日
今日の飯沼中は、英検、駅伝練習、各部の活動と大変活発に学校が動いていました。まさに充実した秋の土曜日でした。(10月2日 校長)
大人になる No49
【 読書に親しむ 】
今日は台風の影響で朝から雨風が強く、登校するのが大変でしたね。そんな中、一人もケガをしたり、遅刻をしたりする者もいなく、全員無事に登校することができ、安心するとともに、みんな立派な中学生なんだなぁ…と頼もしく思いました。
いよいよ10月になりました。令和3年度の後半戦に入ります。昨日をもって埼玉県に発令されていた緊急事態宣言が解除となりました。しかし、新型コロナウィルスが消えてなくなったわけではありません。引き続き、飯沼中4つの合い言葉(マスク、換気、消毒、ソーシャルディスタンス)を意識して過ごしましょう。
さて、読書の秋という言葉があります。何をするにも過ごしやすく、落ち着いて取り組める季節であるため、○○の秋という言葉がよく使われますね。そこで、みなさんにはこれまで何度も言ってきたことですが、読書の楽しみを知ってほしいと思います。最近、読書離れが進み、電車の中でも読書よりもスマートフォンをいじっている人が圧倒的に多く見られます(確かにスマートフォンでゲームをしたり、SNSで人とつながったりすることは楽しいですが…)。また、読書は頭や心の栄養になるとか、国語の読解力を高めるなどとよく言われますが、そんなことのために本を読むのは少しさみしい気がします。それよりも楽しいから読むであってほしいのです。「読書尚友(どくしょしょうゆう)」という言葉があるように、本を読むことによって、作者、本によっては過去の偉大な人物とも友達のように会話を楽しむことができます。本を読み想像力を働かせることの楽しさや、今まで知らなかったことを学べる楽しさをぜひ生徒諸君にも知ってほしいのです。どこでも簡単、手軽にできる読書、学校の朝読書の時間に限らず、少しでも生活の中に読書を取り入れ、楽しんでくれることを願います。(10月1日 校長)
大人になる No48
【 台風が接近しています、そこで… 】
台風16号が今夜から明日の午前中にかけて関東地方に近づき、風雨が心配されます。さて中学生諸君、君は立派な中学生として何をしますか?家族の一員として、地域に暮らす住民として何ができるか考えてみよう。家族の一員としては、庭やベランダに飛ばされそうな物があれば片付けましょう。夜間に停電になるかもしれません。携帯、パソコン、ラジオなどは事前に充電しておきましょう。懐中電灯などの電池も確認しておきましょう。カセットガスのコンロなども使うことになるかもしれませんね…。常備薬なども持ち出せるようにしておくことも大切です。さらに、地域にお年寄りや身体の不自由な方が住んでいれば、声をかけ、準備を手伝ってあげられたらいいですね。次に、明日の登校時間は風雨、特に風が強く吹く可能性が高いとの予報が出ています。濡れた体を拭くタオルを一枚余計に持って行く、靴下の替えを持って行く、濡れたタオルや靴下などを入れるビニール袋を持って行く、少し時間に余裕を持って家を出るなど、雨に濡れて困った自分を想像して、準備のできる人になってください。明日は安全第一、命を最優先した判断と行動をとり、気をつけて登校すること。(9月30日 校長)
10月1日以降の教育活動について
保護者、生徒の皆様へ
10月1日以降の教育活動について
埼玉県に発令されていた緊急事態宣言が解除となることに伴い、10月1日以降の本校の教育活動については以下のとおりとします。 ※10月1日が金曜日のため、実際の施行は10月4日(月)からとします。
はじめに
緊急事態宣言は解除となりますが、新型コロナウイルスがなくなったわけではなく、有効な特効薬が開発、普及されたわけでもありません。第~波などとよく言われますが、これは新型コロナウイルス側の勢いを表すものではなく、私達人間側の気の緩みに伴う感染者の増減を表していることに他なりません。学校は、引き続き気を引き締めて感染拡大の防止に努めてまいります。その上で教育活動を前に進めますので、保護者の皆様、そして生徒のみなさんの協力をお願いします。
飯沼中学校では、引き続き【4つの合い言葉】を意識して生活します
【4つの合い言葉】①マスク、②換気、③手指の消毒、④ソーシャルディスタンス
〇登下校について
・通常通り8時20分に出席確認をします
・健康観察カードは、各教室にて担任に提出します
・10月12日の中間テスト以降制服で登下校します(それまではジャージ、体操着)
・完全下校時刻は通常通りとします
〇日課については、すべて通常通りで学校生活を進めます
〇休み時間や昼休みは「4つの合い言葉」を特に意識して過ごしましょう
〇部活動について
・朝練習は、中間テストに係る諸活動停止期間の終了日までなしとします
・放課後及び土、日の活動は、本校の活動方針をふまえ、各部の計画に沿って行います(平日1日以上及び土日1日以上の休養日を設け、週当たり4日以内の活動日数とします。また、平日1時間半以内、土日3時間程度以内の活動時間とします(昼食を挟む活動はしません)
・休憩、給水時の行動については、4つの合い言葉を特に意識すること
・今後の社会情勢を鑑み、従前の活動に戻す場合は、追って連絡します
以上、ご不明な点がございましたら教頭までお問い合わせください。(9月29日 校長)
緊急事態宣言解除が決定
緊急事態宣言が9月30日をもって解除となることが決定しました。一時は、東京の一日の新規感染者数が5000人を超えた日もありました。その頃の緊張感はもうなくなっていますね。しかし、第~波という言葉の意味は、ウイルスの勢いを示しているのではなく、人々の緊張感や油断の様子を示しているものに他なりません。その証拠に、波は季節に関係なく3~4ヶ月の周期で来ます。経済活動や学校の教育活動なども止めてばかりではいられないので、この様なことの繰り返しになっているのです。しかし、ここで大きく気がゆるめば、12月または1月頃に第6波が来るのではないでしょうか…。そうなれば、2年生のスキー教室も3年生の修学旅行の代替行事の遠足?も中止にせざるを得ません。緊急事態宣言が解除されたからといって、人類が新型コロナウイルスに勝利したわけではないのです。従って、10月1日以降も、本校の4つの合い言葉を意識して、引き続き気を引き締めて過ごしましょう。なお、10月1日以降の学校生活の在り方については、教育委員会等の指示を待ち、早急にお知らせいたします。
今日の午後は、生徒にタブレットを持ち帰らせ、各家庭から一斉にGoogle meetで自分のクラスに接続する検証を行いました。飯沼中の規模ならば、全家庭と一斉につながることができるということが実証されました。協力してくれた生徒のみなさん、ありがとうございました。(9月28日 校長)
9月27日
シルバーウイークもあっという間に終わってしまいましたね。秋も深まり、10月はもうすぐそこまで来ています。何をするにも良い季節である秋を大いに満喫しましょう。今日から保健室の先生の教育実習生が3名、本校に実習に来ます。どうぞよろしくお願いします。なお、本日の5校時の学活は、全学年全クラスともに中間テストに向けた学習計画表づくりを行っていました。保護者の皆様におかれましては、お子様の作った計画表をよくご覧になっていただき、がんばっていたら褒め、さぼっていたり、悩んだりしているようなときは、適切な指導をお願いします。(9月27日 校長)
第53回日本PTA関東ブロック研究大会 埼玉大会
下記の日程で実施されます。
スマートフォン等でもご視聴いただけますので、ご覧ください。
子供は大人の鏡…
気持ちの良い秋晴れの一日でした。2学期が始まってもうすぐ1ヶ月が過ぎようとしています。分散登校から一斉登校へと変わってから2週間が経ちました。毎日約370人の生徒と30人の教職員が学校で過ごしています。当然ですが、日々、色々なことがあります。目を細めて嬉しい気持ちになることもたくさんありますし、その逆もあります。まだ13歳~15歳という発達段階を考えてみれば、今を精一杯生き、成長している中学生は、がんばったことが成果や結果につながることもありますが、なかなか思い通りにはいかないこともあります。失敗もたくさんします。ここで、校長という立場で、学校で過ごす生徒や教員たちを客観的に見ていると、「子供は大人の鏡」ということがよく分かります。毎年クラス替えを行い新しいメンバーとなっても、わずか2、3ケ月のうちに、クラスの雰囲気は必ず担任のカラーになります。朝、授業、給食など様々な場面で、教室を見て回っていると、教室に入った瞬間、「あー、○○先生の学級だぁ」と思います。ご家庭でも同じです。子供は親の言う通りには育ちません。そうではなく、親のやる通りに育っていきます。きれいごとを並べて、こうしなさいと説いても子供の心にその言葉は入りません。毎日家族のために一生懸命働いているにもかかわらず、さらに家事もこなし、家族を思いやる言動をする…。その後ろ姿に子供は親の指導を素直に受け入れるのです。保護者が家でゴロゴロしているだけなのに、子供には勉強しろと言っても…ですよね。「子供は大人の鏡」、教師も保護者の皆様もこの言葉を胸に、子供たちに範を示し、自信を持って指導にあたりましょう。(9月24日 校長)
徒然草から学ぶ
昨夜は中秋の名月でしたね。私も自宅から何度か外に出て月を見上げました。月は時間と共に方角が変わり、雲が少しかかったり、雲が取れてきれいな満月が見えたりと様々に変化をしていました。見え方の変化する月を見ながら、吉田兼好(よしだけんこう)の書いた徒然草(つれづれぐさ)の一節を思い浮かべました。1年生はこの後、国語の古典の授業で習います。2、3年生は覚えているでしょう。次のような一説です。
花は盛りに月は隈(くま)なきをのみ見るものかは
(桜の花は満開の時だけ、月は満月の時だけに見るものだろうか?(いやそうではない)) 『徒然草』第137段
花の盛りや満月ばかりが美なのではなく、雨や雲のために見えない月を思うこと、花びらが散った庭にも別の美があると訴える兼好。男女の恋でさえも、恋の終わったつらさや、長い夜に遠くにいる恋人を思うことも恋の情緒だと言っているのです。この句について、国語の授業ではどのようなことを学ぶのかは分かりませんが、私が勝手に解釈し、みなさんに伝えたいことは、ものごとは様々な見方や考え方があり、ベストと思えることが必ずしも最良とは限らない。また、事実は変わらないが受け止め方はいくらでも変えられるということ。昨夜、私が初めに見上げた月は、雲のかかった月でした。あーダメかぁと思った次の瞬間、雲のかかる月もきれいじゃないかと吉田兼好の逆転の発想を思い浮かべたのである。今の社会情勢にしても同様で、悪いことばかりではない。見方を変えれば、新型コロナウイルスの影響で進んだこともたくさんある。学校では一人一台タブレット端末が用意されたことがその筆頭にあげられるであろう。昨年の3年生もあらゆる行事が中止となったが、それでも明るく元気に過ごし、立派な姿と美しい涙で卒業していった。今年の飯中生も見方や考え方を柔軟にして前を向き、心を開きがんばっていこうじゃないか。(9月22日 校長)
秋は夕暮れ
3連休はゆっくりできましたか。季節はすっかり秋ですね。朝晩は涼しくて気持ちがよく、昼間は晴れた日でも空気がカラッとさわやかで過ごしやすくなりました。今日は中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)と言って、秋の名物の1つ、一年で一番満月がきれいな日とされています。昔から日本では、秋の夜を楽しむという文化が築かれてきました。平安時代に清少納言が書いた「枕草子」では、「秋は夕暮れ」と、秋は夜が一番風情があると言っています。今から千年も前に生きた人々も、秋の夜に涼しく吹く風の音や、静かな夜を楽しませてくれる虫の鳴き声に特別な思いを抱いていたことが分かります。私達が生きる現代は、豊かで便利な生活ができますが、同時に季節を感じ、感謝する心などが失われつつあるように思います。中秋の名月である今日を機会に、自分の身の回りを、目をこらし、耳を傾け、五感を研ぎ澄まして観察してみましょう。きっと、季節の変化を敏感に感じることができ、平安時代の人々と同じように、日々の生活を本当の意味で楽しむ豊かな心を取り戻すことができるはずです。今夜は美しい満月を観ることができることを祈ります。(9月21日 校長)
シルバーウィーク
一週間お疲れ様でした。2学期の一斉登校が今週から始まりましたね。全員揃っての学校生活はどうでしたか?仲間と共に学び、語り、汗を流すことは、やっぱり楽しく充実したものだったでしょう。また同時に、まだ体が慣れていないので、少し疲れたのではないでしょうか。明日からはシルバーウィークですね。ちょうど良いタイミングで3連休があり、その後は飛び石の休日がありますね。中学生として無駄に過ごすことのないようにしましょう。もう小さな子供ではないのだから、好きなゲームばかりをしているようでは、しっかりと勉強や部活動に取り組んだ人に差をつけられてしまいますよ。さて、シルバーウイークには祝日が2日ありますが、ちゃんと認識してますか…。祝日というのは、「国民の祝日に関する法律」というものに定められています。それぞれの祝日には意味があり、国民みんなでその意義を考えて過ごすことが大切です。ネット等で一度、この法律を調べてみてください。今年、9月20日は敬老の日です。長年にわたり社会に尽してきていただいたお年寄りを敬い(うやまい)、長寿(ちょうじゅ)を祝う日です。みなさんのおじいちゃん、おばあちゃんはもちろん、地域にお住いのお年寄りの方々にこの日をきっかけに、あいさつをしたり、力仕事を手伝ったりできるといいですね。次に9月23日は秋分の日です。祖先を敬い、なくなった人々をしのぶ日です。秋分の日を含む一週間を一般的に、お彼岸(おひがん)といい、お墓参りなどをする人も多いですね。この秋の2日の祝日は、家族や親戚と過ごしたり、ご先祖様を敬い、感謝しながら過ごしたりすることが大切ですね。まずは中学生としてよく考えて、充実した3連休にしましょう。そしてまた元気に学校で会いましょう。(9月17日 校長)
大人になれなかった弟たちへ
先日、このブログで「命は何よりも大切」ということを書きました。昨日、いつものように教室の様子を観て回っていると、1年生は国語の授業で、「大人になれなかった弟たちに」という作品を学習していました。作者は俳優であり作家でもあり、私が子供の頃に焼肉のたれのCMに出ていた、米倉斉加年さんという人です。内容は、戦争中の作者自身の体験を書いたものです。作者が国民学校(現在の小学校)4年生だったときに弟ヒロユキが生まれる。父は戦争に行き不在であった。戦争が激しくなり空襲を受け、防空壕(ぼうくうごう)で毎晩暮らす生活の中で、日本は食料が不足し、作者の母は、自分が食べる分を作者に与えていたが、満足に食べない為に母は母乳が出なくなってしまった。乳児であるヒロユキは乳を飲むしかないにも関わらず、時々にしか配給されないヒロユキの為のミルクを、甘いものが欲しい作者は盗み飲みしてしまう。そんな作者を母は叱ることはなかった。さらに空襲がひどくなり母は疎開を決心する。疎開先でも食べるものと交換に持っていた着物を出さねばならず、やがて着物も無くなり、そしてヒロユキは栄養失調で亡くなる。母はヒロユキが死んだ際にも気丈に振る舞い、涙を見せなかったが、ヒロユキを小さな棺に入れるとき、棺が小さすぎてヒロユキの亡骸が納まらなかった。母は、ヒロユキがほとんど乳を飲むことができなかったにも関わらず、「大きくなっていたんだね」と言い、それまで決して涙を見せなかった母が初めて泣いた。終戦の約半月前のことだった。という内容である。2、3年生も国語の授業で学習したことを覚えているだろう。この作品を国語の授業とは違う観点で私は君達に考えてもらいたい。生きたくても生きることのできなかった小さな弟、戦争で食べるものがなく、お腹をすかし、ミルクを盗み飲んでしまった幼少の作者を、母親は責めることなどできなかったであろうこと。そして、子を思う悲しいまでの親の愛。私たちは、平和で豊かな時代に生まれ育ったことの幸せを噛みしめ、命ある限り感謝の心を忘れずに精一杯生きなければならないということを強く言いたい。飯中生はみな賢くて優しい、いい子たちばかりだ。たまには失敗もするけれど、失敗を糧にまたより良く成長していってほしい。今日はこのブログのシリーズのタイトル「大人になる」とは真逆のタイトルの作品を通して、みんなに考えてもらいました。ありがとう、元気出していきましょう。(9月16日 校長)
大人になる No47
【 こんな生徒はいませんか…君の勉強法は大丈夫? 】
3年生は今日、東部地区学力テストを行いました。東部地区の15市町の3年生が受験するので、その成績は、高校入試に向けての参考になるものです。さて、3年生に限ったことではありませんが、次のような生徒はいないでしょうか…。
テレビやゲームばかりで勉強をちっともしない…という訳ではなく、日頃から授業中は真面目にノートをとり、宿題はきちんとやり、週に2日ほど塾にも通っている。試験前にはそれなりに計画も立てて準備をしている。ところが成績は上がるどころか3年生になってからはジワジワと下がってきている!…そんなAさんが、担任の先生に相談に行きました。
Aさん:…という訳なんです。勉強は一応それなりにしているんです。でも、ちっとも効果が現われないんです…
先生 :勉強の成果というのはすぐには現れないからねぇ。
Aさん:やっぱり私、頭が悪いんでしょうか!?
先生 :いやいや、すぐそんなふうに考えちゃダメだよ。ふだんはどんな勉強をしているの?
Aさん:普段は宿題と英語の予習程度です。やりとり帳を書いて、宿題をして、英語の新しい単語を全部ノートに書いて意味を調べていると夜遅くなっちゃって…。でも、週に2日は塾に行ってます。
先生 :英語と数学だっけ?
Aさん:はい。
先生 :どんな塾なの?
Aさん:宿題がけっこうたくさん出て、それを何とかやって行きます。その答え合わせをしながら説明もしてくれるんですけど、量が多いし塾の先生はしゃべるのが速くて付いていくのが精一杯って感じなんです。でも、なんとか黒板は全部写してます。
先生 :ふ一ん、そうなんだ…。で、試験前の勉強はどんなやり方をしているの?
Aさん:授業中に書いたノートを見ながら「まとめノート」を作っています。色ペンとかも使って、ポイントをきれいにまとめています。
先生 :それで、試験に間に合うの?
Aさん:テストの前の日にやっとまとめ終わる…っていう感じです。先生、私、試験勉強をしている時は、けっこう頭に入っているなぁって思ってて、でも問題用紙が配られると、いきなり頭の中が真っ白ってことがよくあるんですけど…。
先生 :なるほど。Aさん、君の勉強の仕方の問題点がわかってきたぞ…
さて、生徒諸君!このAさんの勉強方法で改善すべき点は何だと思いますか…。まずは自分で、次に友達と考えてみてください。自分(たち)なりの答えが持てたら担任の先生や教科等の先生に聞いてみましょう。そして、自分の勉強方法で改善すべき点はないかを定期的に見つめ直すきっかけにしてみましょう。(9月15日 校長)
大人になる No46
ニュースを見聞きした生徒もいると思います、東京の小学6年生の児童が尊い命を自ら断ってしまったそうです。真実はこれから徐々に明らかになって行くのでしょうが、ニュースの内容を見る限り、学校で配られたタブレットでのいじめが原因と報じられています。自ら命を絶ってしまった児童はどんなに辛かったことか。文章では表現しきれません。そして、児童のご家族はどんな思いでいるのか、考えただけで胸が苦しくなります。この件で私は、2つのことを諸君に強く言いたい。
1つめとして、自ら命を断つことは絶対にしてはいけない。辛かったら誰かに助けを求めてほしい。先生、友達、家族、カウンセラー、誰でもいいから話をしてください、頼ってください。この世でたった1つの命、それはかけがえのない大切なもの。生きたくても生きれずに病気で亡くなる人もいる。76年前、国や家族など大切なもののために戦争で命を落とした兵隊さんもいた。死んでしまった者は二度と帰ってはこない。残された者の悲しみが薄れることはない。私達は命ある限り、精一杯生きなければならないのです。学校に来ることが辛いのならば、来なくても構わない。とにかく命を最優先に考えなさい。だから修学旅行も新人戦も合唱祭もすべて中止にしたのだ。私もはじめ迷いはあったが、命より大切なものはない、という原点に返って考えたとき、もう何の迷いもありませんでした。時計を戻せても判断が変わることはありません。1つめ、自ら命を断ってはいけない。
2つめ、心にブレーキを持ち、行動をコントロールすることができるようになりなさい。これまで何度もSNSの使い方を指導されてきましたよね。その時その場では分かっても、時と場が変わればすぐに忘れ、不適切な使い方をしたり、いじめに加担したりしてしまう。先日も、2年生の家庭科の授業で、夏休みのお弁当作りの報告会を行っていたところ、分散登校で自宅からリモートでつながっていた生徒達がチャットを使って次々に文字で意見や感想を寄せたそうだ。便利な機能で、はじめ感心していたそうだが、途中、一人の生徒から報告内容をばかにするような発言が出たとたん、多くの生徒が一斉に次から次へと中傷に加担するコメントを寄せたそうだ。家庭科担当の先生から、その時その場で指導を受け、生徒たちはSNSの怖さを実感として気づかされ、反省していたと聞いた。私は今回のニュースを知ったとき、家庭科の先生から聞いたことを思い出し、ハッとさせられた。本校の生徒達は、暴力のいじめはしないだろう、しかし、言葉や態度で心を傷つける暴力は、いつ起こってもおかしくない状況だ。心のブレーキの定期点検を忘れてはいけない。(9月14日 校長)
学校は嬉しいところ
学校はいろんな人がいて嬉しい
学校はいろんなことがあって嬉しい
学校はやっぱり嬉しいところ
今日からまた、みんなで楽しく過ごします。感染には気をつけてね。(9月13日 校長)
生徒のワクチン接種について
本校では、生徒のワクチン接種について出欠席の管理上、担任はワクチン接種を行ったかどうかを知る必要があります(出席停止とします)。また、理科室前の掲示板には、「細菌とウィルスの違いとワクチンについて」という内容の掲示物があります。養護教諭や保健体育科の教員は、保健教育として「ワクチンとは何か」について指導をします。保健体育の授業や部活動の指導をはじめ、全教職員は教育活動を行う上で、生徒の健康観察をする責務があり、発熱をはじめとする体調不良の生徒に対し、ワクチン接種直後の副反応なのかどうかを本人に確認する必要もあります。巷のニュースでは、ワクチン接種の有無について生徒に尋ねたことに対し、いじめや差別を助長する可能性があると報じられていますが、本校では、ワクチンの接種は、インフルエンザワクチンと同様、あくまでも個人の判断に基づくものであり、ワクチン接種を済ませた生徒、予約中の生徒、予約がまだできていない生徒、御家族または本人の考えに基づき接種しない生徒、それぞれの者がおり、「そのどれもが正しい判断である」という指導をこれまでも、そしてこれからもしていきます。従いまして、生徒のワクチン接種の有無について、会話で取り上げることをタブー視するような対応はしません。(9月11日 校長)
分散登校最終日(Bグループ)
久しぶりに気持ちの良い秋晴れとなりました。空気も秋を感じさせるものでした。いよいよ今日で分散登校が終わります。土、日で体や心を整え、月曜日から元気に登校しましょう。ここで生徒のみなさんにお願いがあります。来週から登校時間が8時10分~8時40分になります。なぜそのような時間設定にしたかは、昨日のブログを読んでわかると思います。分散登校は終わりになりますが、新型コロナウイルスはまだ解決したわけではないのです。分散登校の時と同じように、昇降口前のピロティで朝の健康チェックを行います。しかし、その場所が密になっては元も子もありません。そこで、8時10分から8時40分の間で、生徒が集中することのないようにしたいのです。特にみなさん学校が好きなようで、8時10分から8時15分くらいの時間帯が一番混みます。中学生の君達に、各学年1組は8時10分、2組は8時20分、…と決めるのはどうかと考えます。8時40分が出席確認なのですから、8時20分とか8時30分に校門を通過すればよいのです。車とは違い、道路が渋滞することはないのですから、何時に家を出れば何時に学校に着くのかは分かりますよね。登校時間の分散に期待します。(9月10日 校長)
分散登校最終日(Aグループ)
本日、Aグループの分散登校が最終日となります。Bグループは明日の登校が最終日ですね。何十年も先の将来、「中学生の時、コロナウイルスの影響で、クラスの半分ずつ登校したことがあったなぁ」と懐かしむ日が来るのでしょうね。でも、今は大変だよね!がまんもいっぱいした、さみしい思い、残念な思いもたくさんした。そのことについては、本当にみんなよくがんばって耐えているなと思います。明るさを失わず、元気に過ごす君達に先生方も励まされ、可愛い生徒たちのために何とかこの危機を乗り越えようとがんばってくれています。いよいよ今日が分散登校の最終日で、来週からはまた、みんなで楽しく学校で過ごすことができます。楽しみですね!ただし、ニュースを見て知っているとは思いますが、緊急事態宣言は9月いっぱいまで延長される予定です。新型コロナウイルスは決して収まってはいません。気を抜けば、2、3ケ月後にまた感染者が増え、緊急事態宣言、分散登校、最悪ならば休校になってもおかしくない状況です。そこで、来週からの学校生活について、このブログの1つ前に掲載しましたので、必ず目を通しておくこと。(9月9日 校長)
9月13日(月)以降の教育活動について
本日でAグループの分散登校が終わりになります。明日10日(金)でBグループも最終日となります。ここまでよくがんばり、がまんもしましたね。また、手前味噌になりますが、本校教職員もとてもよくがんばりました。今回の緊急事態宣言や分散登校をきっかけに、タブレットパソコンを使った朝の会や授業などのやり方をよく研修し、チャレンジしたと思います。ここぞという時に一致団結するチームワークには、頭の下がる思いがしました。さて、分散登校は今週で終わりますが、緊急事態宣言は、9月30日まで延長される予定です。そこで、春日部市教育委員会の指導に基づき、来週13日以降、当面の教育活動を以下のように実施しますので、ご理解とご協力のほどお願いします。
【登下校について】
体調不良者のチェックを可能な限り正確に実施し、学校内でのクラスターの発生を防止する観点から、昇降口にて健康観察カードの点検をします。その際、ご家庭での検温との整合性を図るため、改めて検温を実施します。また、分散登校が終了し、一斉登校となるため、生徒の登校時間帯を広げ、昇降口付近の密を防ぐことを目的として、出席確認の時間を8時40分とします。つきましては、生徒の登校時間を8時10分~8時40分としますので、ご家庭におかれましても、お子様の登校時間の分散にご協力をお願いします。なお、登下校時の服装はジャージ、体操着でお願いします。
【部活動について】
運動部のいわゆる新人戦はすべて中止となりました。駅伝競走大会につきましては、実施の予定で準備を進めますが、新型コロナウイルスの影響で、中止となる可能性もあります。また、朝練習につきましては、上記、生徒登校時の健康観察を正確に期するため、緊急事態宣言発令中は停止とします。また平日放課後の練習は、準備、片付けを含めて90分以内の活動とします。土、日は3時間以内とします。活動日数は週2日とします。
【合唱祭について】
緊急事態宣言発令中は、各教科の学習活動の中で、感染リスクの高い活動は行わないよう文科省、県教委、市教委から指導を受けています。具体的には、グループでの実験や話し合い活動、調理実習、合唱その他があげられます。現在少なくとも9月30日まで緊急事態宣言の発令が延長される予定であること、また、合唱祭はその活動の性質上、日々の学級内でのパート練習など感染のリスクが非常に高い活動であることを鑑み、今年度の合唱祭は中止とします。学校行事は教育的価値が高く、思い出に残る活動であることは重々承知しているところではございますが、大切なお子様の命、お子様と生活を共にするご家族の命、健康、安全には代えられないと校長が判断をいたしました。
以上3点につきまして、ご理解とご協力のほどお願いいたします。なお、ご不明な点がございましたら、本校教頭までお問い合わせください。(9月9日 校長)
大人になる No45
【 童話ウサギとカメから自分を見つめてみよう 】
♪もしもし、かめよ、かめさんよ~ で始まる歌や童話。あまりにも有名ですね。幼い子供たちに、ひたむきに一生懸命努力すれば最後に夢はかなうということを教えている話ですね。今日は歌詞をよく考えてみましょう。まずはウサギ、ウサギの敗因は、相手を見ながら行動していたところにあります。競走中に自分が相手よりリードしていたからといって、昼寝をしてしまう。自分と相手との差だけを見て行動しているのです。さらに、相手との実力差を慢心(いい気になり、おごり高ぶること)に変えてしまっています。この心情は「♪どうしてそんなにのろいのかぁ~」の部分に表れていますね。謙虚さがなくなった時、勝負はおのずとついてしまうのです。 次にカメの勝因は、コツコツと努力を続けたことが何よりも大きな勝因です。自分のゴールが何であるのかを常に見つめながら行動していたのです。自分の出せる力を、精一杯出そう。そんな意識がこのカメの中にあったからこそ、歴史に残る名勝負(?)になったのだと思います。 さて、今の君はウサギとカメのどちらだと思いますか。勉強の成績で、平均点や集団内における順位ばかりに目を奪われていないでしょうか。将来の自分や中学校卒業後という目標を見据えた生活ができていますか。1学期に行った、埼玉県学力学習状況調査の結果が先日返却されましたが、どうでしたか。去年の自分より少しでも進歩していましたか。そうだとすればカメの努力が続いていると考えていいですね。この秋、じっくりと勉強や部活などにおける、自分の目標を決めて努力しましょう。(9月8日 校長)
英語スピーチコンテスト市内予選
今日から分散登校の6時間授業ですね。あと少しのがまんで、またみんなで教室で勉強することができますね。さて、今日は英語弁論大会(スピーチコンテスト)の市内予選会が春日部市教育センター視聴覚ホールで行われました。新型コロナウイルスの影響で、スピーチをする順番の学校だけがホールに入り、終わり次第ホールから出なければならないというさみしいルールでした。しかし、本校の3年生2名は夏休み中から学校で練習を重ね、本日も堂々とした態度で、明るくスピーチをすることができました。とても流ちょうで上手なスピーチだったので、原稿を見なければ、私にはしっかりと理解しながら聞き取ることはできませんでした。ここまでの取り組み、そして今日の立派なスピーチに敬意を表したいと思います。大変すばらしいスピーチでした。お疲れ様でした。(9月7日 校長)
大人になる No44
【 学校に行くことと勉強することは違う 】
今週も分散登校です。寂しい日々ですが嘆いていても仕方ありません。元気を出して、同じ登校日の仲間と楽しく過ごしましょう。さて、リモートで勉強することができる時代に生きている生徒諸君、このままずっと分散登校、極論を言えば、ずっと休校でリモートで毎日勉強する日々でもいいですか…。いいと思う人も嫌だと思う人もそれぞれ自分自身で深く考えなさい。なぜそう思うのですか…。私は、諸君らの圧倒的多数が毎日学校に行くことを望んでいるのだろうと思います。それは、君達にとって仲間と共に過ごすことが、頭と心を健全に成長させるために必要だからです。リモートの技術がどんなに進歩しようと、仲間と共に同じ教室で学ぶことには到底かなうまい。仲間と意見を交流し、仲間から学ぶことも多いだろう、困っている仲間に気づき、そっと教えてあげる…そんな優しい感性を養うことも学校で共に過ごすからこそできることだ。リモート学習中心の学校で過ごした生徒たちが、卒業式で美しい涙を流すのであろうか…。いまここで、学校とは何なのかを共に深く考えよう。そして、私たち一人一人が当事者意識を持って、新型コロナウイルスに向き合い、一日も早く元の生活に戻れるように努めていきましょう。(9月6日 校長)
幸運の女神
西洋のことわざに、「幸運の女神は前髪しかない(後ろ髪はない)」というのがあるのだそうです。幸運の女神を捕まえるためには前髪を掴まなければならない(チャンスはやってきたその時につかまなくてはならない)、通り過ぎてから後ろ髪を捕まえようとしても、髪の毛は生えていないということです。コロナ禍で、辛く悲しい思いをしている日々ではありますが、コロナの影響で得られたことも実はたくさんあるのです。その1つが、文部科学省のいうギガスクール構想。一人一台のタブレットが用意され、生徒たちは今後、休校などの際には、リモートによる学習や、先生、級友、あるいは部員とのミーティングができるようになります。このギガスクール構想は新型コロナウィルスが発生する前から示されていましたが、昨年度コロナによる休校がなければ、あと数年は先に延ばされていたことでしょう。さて、2学期が始まり、分散登校が続いています。今後、新型コロナウィルスの影響で、学級閉鎖等の措置をとることが考えられるため、学校では急ピッチで生徒達にタブレットの使い方を指導しています。今日から、分散登校で登校していない生徒に声をかけ、授業を中継し始めた教科もあります。様子を見ていると、生徒たちの吸収や適応は目を見張るものがあります。また私は職員会議で先生方に、このチャンスを逃すな、苦手な先生も若い先生たちに聞いて覚えなさい。また、失敗してもいいからどんどんタブレットの可能性を探りなさいと指導しています。本校の先生方は、Google MeetやGoogle Foamを覚え、授業はもちろん、リモートによる健康観察、朝の会、部活動のミーティングなど前向きに取り組んでいます。保護者の皆様の中には、職場などで進んだ取り組みをされている方も多いとは思いますが、もし苦手意識を持っていたり、活用の機会がこれまでなかったという方は、お子様と一緒にやってみてください。子供たちに置いて行かれないように私達大人も幸運の女神の前髪を掴みましょう。(9月3日 校長)
大人になる No43
【 気がつき、気のきく、気持ちのよい人になろう 】
夏休み中に飯沼中の代表メールアドレスに地域の方からこんな苦情が寄せられました。公園で小さな子を連れて遊びに行き、日陰で休んでいると、中学生がこちら側に向けてキャッチボールをやり始め、一歩間違えれば自分や小さな子にあたりそうだったと…。詳しい状況は、文面からでは読み取り切れないとはいえ、私はとても残念で、悲しい気持ちになりました。公園はみんなのものです。君たちが遊ぶ場でもあります。でもね、キャッチボールをするのであれば、周囲に目を配り、ボールが多少それたり、キャッチミスをしたりした場合でも、他の人にボールが当たらないような場を選んで遊ぶのが当然ではありませんか…。それはルールや法律ではなく、もっと大切な優しさや思いやりだ。周囲に気を配る、さり気ないちょっとした優しさを持った素敵な人になってほしい。ちょうどこの季節、厳しい残暑の中に吹く、優しく涼しい心地のよい秋風のように。(9月2日 校長)
9月 給食開始
8月30日から分散登校による2学期が始まり、いよいよ今日から9月となりました。今日から給食が始まります。気温も落ち着き過ごしやすくなる予報です。朝、弱い雨の中、Aグループの生徒達は明るく元気に登校しました。今日、明日は、各学年とも学活や学年集会、ICT活用ガイダンス、夏休み明け学力テストなどを行います。また今日、明日でお子様がタブレットを持ち帰ります。保護者の皆様におかれましては、ご家庭や登下校時のタブレットの取り扱いなど管理につきましてご指導いただき、故障することのないようお願いします。明日はBグループの登校日です。(9月1日 校長)
2学期始業式(Bグループ)
今日はBグループの2学期始業式が行われました。昨日に引き続き、生徒達がみな元気に笑顔で登校できたことが何よりよかったです。明日から9月です。給食も始まります。分散登校はしばらく続きますが、先の見えない期限ではありません。今のところ9月10日までです。一斉登校に戻れば、またみんなで教室で過ごし、授業を受け、部活動で汗を流すことができます。それまで少しの間がまんしましょう。明日はAグループです。給食の用意とタブレットの持ち帰りの用意をお願いします。(8月31日 校長)
2学期始業式(Aグループ)
よく晴れ、残暑の厳しい日となった8月30日、本校第2学期始業式が分散登校のため、半数の生徒が登校して行われました。生徒達は、みなよく日焼けし、引き締まった顔で、少し大人になった感じがしました。久しぶりに級友に会い、ほころんだ顔、しかし、教室には半分の生徒しかいなく、なんとなく違和感のある教室。そんな複雑なスタートでした。今のところ、9月10日まで分散登校を行います。登校する日はもちろんですが、登校しない日も中学生としてよく考え、しっかりと家で生活してください。さあ、一番長い2学期がスタートしました。元気にがんばっていきましょう。(8月30日 校長)
心と体と持ち物を準備をしよう
月曜日からいよいよ2学期が始まります。今日は午前中、美術部の先生と生徒たちが学校の美化活動をしてくれました。暑い中、笑顔で一生懸命掃き掃除をしている姿を見て、とても清々しい気持ちになり2学期のスタートが楽しみになりました。美術部のみなさん、ありがとうございました。他にも部活動に一生懸命汗を流している生徒をたくさん見て元気をもらいました。その人らしい命があふれているのだなと思いました。今君達は心や体、そして頭の成長期です。たくさんの一生懸命を経験してください。2学期が間もなく始まります。まずは、30日、31日に元気に登校してください。(8月27日 校長)
野球部 文部科学大臣杯春日部市内予選で惜敗
夏休みも今日を入れてあと4日。飯沼中の先生方も急ピッチで2学期の準備をしています。また、今日から数日間は、かなり暑くなる予報が出ています。熱中症には十分気をつけて過ごしましょう。さて今日は、野球部が文部科学大臣杯という全国大会までつながる大会の市内予選2回戦に臨みました。いま、市内の中学校の野球部が部員の減少で大変なことになっています。2回戦の相手は、なんと大沼中、大増中、豊春中、緑中の4校の合同チームでした。2チームずつだと片方が9名に満たないため4チーム17名の合同チームでした。よく晴れた牛島球場で中学生たちが白球を追う姿は、まさに青春でした。残念ながら2回戦突破はできませんでしたが、次は秋の新人戦でがんばってほしいものです。(8月26日 校長)
カウントダウン 8月25日(水)
新聞、テレビやネットのニュースでは、夏休みを延長して2学期の開始を遅らせる地区や分散登校についてたくさん報じられていますね。それだけ新型コロナウイルスの変異株は恐ろしいということです。諸君が登校する8月30日(Bグループは31日)以降も、今まで以上に飯沼中4つの合言葉を意識して実行します。命に係わることですので、気を抜いている生徒に対しては、教師が厳しく指導しますので、きちんと意識して生活しなさい。また、緊急事態宣言発令中は、昇降口前のピロティで健康観察カードを点検しますので、当然ですが家庭でしっかりと検温して、健康観察カードに家族の体調も含めて記入して登校すること。2学期のスタートまであと少し。生活のリズム、学習の習慣、検温の実施など夏休み中にリズムが崩れている者は、今日から(明日からではありません)きちんと生活しましょう。(8月25日 校長)
大人になる No42 8月24日(火)
飯沼中学校の生徒諸君、本校のホームページを見ましたか、または保護者への配信メールで内容を聞きましたか。8月30日から始まる2学期ですが、新型コロナウイルスの影響で、昨年度経験したので覚えている生徒も多いと思いますが、分散登校を行います。中学校は小学校と違い、出席番号で奇数と偶数の2つに分け、一日おきに登校します(小学校は登校班すなわち地区を2つに分けます)。学校に来ると当たり前のようにクラスや学年、部活動で友達や先輩、後輩と顔を合わせ、楽しく活動をすることができます。共に過ごし、共に学び、共に汗と涙を流す。そういったことが当たり前にできる場所が小・中学校なのです。その中で友情を知り、思いやりの心を育て、社会のルールを学ぶのです。しかし、分散登校では出席番号により、ずっと会えない仲間が半分いるということだ。こんなに寂しいことはない。学習については、学校側の準備や研修、そしてご家庭の環境の双方が整えば、先生方が二日間同じ授業を行うのではなく、Aグループが登校して授業を受けた内容をその日はBグループが家で聴講し、翌日はA、Bが入れ替わり昨日の内容から進み、次の内容を学習することにしたい。そうすれば、学習の進度が遅れることにはならない。そうなるように学校は準備を進めているので、君達にも協力してほしい。また、3年生にとっては、なんとなく予想はついていたかもしれないが、修学旅行の中止を決定した。ここに至るまで、教育委員会や学校医の先生、PTAの代表の方々、学校評議員という地域にお住まいで学校に意見等様々なお力添えをくださる方々とも相談を重ねました。思いはみな同じで、なんとか生徒達を修学旅行に連れて行くことはできないかと検討を続けてきました。しかし、日を追うごとに新規感染者の数や重症者の数は劇的に増え、埼玉、東京、大阪、京都他多くの都道府県で緊急事態宣言が発令されている状況です。このような状況下で、諸君の命を保護者から預かり、責任をもって安心・安全な修学旅行を行うことはできないと校長の私が判断しました。私も中学時代の楽しかった思い出の1つとして、修学旅行が今も心に残っています。また、教員としても縁あって3年生を担当することが多くあったので、何度も修学旅行には生徒を引率し、京都や奈良の班別行動での生徒たちの生き生きとした楽しそうな表情が脳裏に焼き付いています。しかし、行かせてやりたいという感情論でものごとは進まないということも人生のよい勉強として覚えておきなさい。修学旅行中に君達の誰かが感染し、そのご家族の中に基礎疾患を持つ方やお年寄りがいたら…。人の命はかけがえのないものであり、ガラスを割って弁償するように責任はとれないのです。人生ではダメなものはダメ、あきらめなければならないこともあるのです。どうかわかってほしい。あとは、私がこのブログで何度も言い続けているように、しなやかで柔軟にものごと捉え、前向きな心で次の行動を起こすことが大切なのです。いじけ、ふてくされるのも自分、気持ちを切り替え前向きに楽しく生きるのも自分なのです…。
どんなにすごい雨でも、雲のむこうには青空がある。
どんなに辛くても、嫌でも、逃げずにがんばり続ければ、いつか明るい未来が拓ける。 (8月24日 校長)
体勢を立て直す 8月22日(日)
今年の夏は、オリンピック、パラリンピックで盛り上がっていますね。暗いニュースを吹き飛ばしたいものですね。オリンピックのテレビ番組で、その昔、柔道の選手として公式戦で1度として負けることなく引退した山下 泰裕さん(ロサンゼルスオリンピック金メダリスト、現在は日本オリンピック委員会会長)がインタビューを受けていました。そのインタビューで話していた内容は耳に残ってはいないのですが、彼は以前、引退するときに、「僕は幸いなことに負けることなく引退するわけだが、これから指導者として負ける辛さや苦しさを知らずに引退することはとても心配なことだ」というようなことをおっしゃったことがあり、私の記憶に強く残っています。そうなんです、負けることって大切な事なんです。負けから学ぶことはたくさんあるのです。人生たまには派手に投げ飛ばされて負けたっていいんです。その事が必ず役に立つのですから。投げられまい、投げられまいとするよりも、投げられたときに受け身をとり、すぐ体勢を立て直す。そんな生き方、考え方が大切なのです。試験で失敗した、試合に負けた、新型コロナウイルスの影響で楽しみにしていたことが中止になった…。そんな時にどう受け止め、どう考え、長い人生の次の一歩を踏み出すか…。それこそがその人を成長させ、その後ろ姿がその人の生き様として評価されるのです。さぁ、元気出していこう!(8月22日 校長)
先を見ること 8月21日(土)
賢い人、勉強のできる人、仕事のできる人はみな、常に先を見て考え、行動できる人です。夏休みもあと1週間となりました。過ぎ行く夏を惜しむのではなく、来たるべき秋、来たるべき2学期に思いを馳せ、心と体と頭の準備をしよう。(8月21日 校長)
汗 8月19日(木)
今日は陸上競技部の3年生、石塚怜王さんが茨城県で行われている全国大会の共通男子110mハードルに出場しました。写真につきましては、顧問の先生に撮影をお願いしてありますので、近日中にご紹介します。レースに臨むにあたり、石塚さん本人、ここまで支え続けてくださったご家族、そして暑い日も寒い日も、朝練も午後練も、学校が休みの日もグランドに立ち、陸上競技部の指導にあたってくださった顧問の先生方はどんな思いだったのでしょうか…。学生にとっての陸上競技とは、一瞬のレースのために千日の練習をするという競技なのです。よく晴れた夏の茨城の地で、結果は予選で終わりましたが、彼はハードルを跳び、疾走し、一陣の風となったのです。
また、学校ではたくさんの部が2年生を中心とする新体制でがんばって活動していました。どの部の生徒達もさわやかな汗を流していました。
汗
あなたは流した汗の分だけ
つらい練習に耐えたのだろう
だから汗はしょっぱい
あなたが流した汗の分だけ
感動が伝わってくる
だから汗はキラキラ光っている
あなたが流した汗の分だけ
想いが伝わってくる
汗は言葉と同じだと知った (8月19日 校長)
徳川家康 8月18日(水)
長雨も終わり、今日からまた晴れましたね。暑くなったとはいえ、風もあり、空気は何となく秋を感じるものでした。また、学校や周辺の田んぼには、無数のトンボが元気に飛んでいました。季節はもう秋です。夏休みの終わりが近づいていることを残念に思ったり、焦っている人もいるかもしれませんね。そこで今日はこんな話をします。その昔、徳川家康が幼名を竹千代と言われていた頃、今川義元のもとへ人質に出されていました。今川義元は家来にこう言ったそうです。「人質は甘やかすに限る。わがまま放題に育てよ。そうすれば、その家は、いずれ必ず滅びるであろう」と。しかし、家康の家来達は、今川家のわがまま暮らしを一切はねのけ、厳しく家康を育てました。そして、家康は後に天下人にまでなったのは諸君も知るところですね。今、君達は、わがまま、気まま、楽な方へ楽な方へ自分を向けてはいませんか。また、いつも自分の考えが正しいと思うなど、自分にとって都合のよい考えで行動していませんか。わがままや自分への甘さが身についてしまった者には、いずれ厳しく、君の人生に壁が立ちはだかるであろう。夏休みも残すところ12日、ピリッとせよ。
赤とんぼ、使い切れない空があり
飯中生、使い切れない可能性がある(8月18日 校長)
緊急事態宣言延長 8月17日(火)
埼玉県では緊急事態宣言に係る発令期間の延長が決定しました。これらに伴い、県や市の教育委員会から部活動の活動内容の縮小の通知が来ました。簡単に言うと…、8月31日(社会情勢によって期間の変更はあり得ます)まで、部活動は週に2日まで、練習試合等は原則中止です。詳しい活動内容の変更や活動日の変更につきましては、各部の顧問の先生から聞いてください。今はがまんの時です。こういう時に自分(達)だけは大丈夫、いいんだという考えが起きがちです。しかし、それが現在の一都三県の現状につながっているのです。私達も社会の一員です。社会のみんなで我慢する時は、私達一人一人も我慢するのです。事実や現状は変えられません。しかし、それをどう受け止めるかは人それぞれです。困難なことに直面しても、あきらめたり、投げやりになったりせず、じっくりとよく考え、前向きな気持ちで、体勢を立て直してがんばることのできるしなやかで強い人になってください。(8月17日 校長)
残り2週間 8月16日(月)
朝、学区内をいつものように歩いて回っていると、お寺やお墓から線香の香りがしていました。お盆も終わりなんだなと思いました。学校は今日まで閉庁日です。生徒諸君の夏休みも残り2週間となりました。近い将来、本校から未来へ、そして世界へ打って出る、志(こころざし)ある生徒諸君においては、学習、部活、読書など夏休みならではの活動をトップギアに入れて過ごしてほしいと思います。一方、緊急事態宣言が発令さている埼玉県等では、人流を5割程度減少させ、感染の拡大を防ごうという方針が示されています。不要不急の外出をまずは自粛しましょう。不要不急とは、特に必要ではないこと、今すぐでなくてもよいことです。自粛とは、自ら進んで行動を慎む(つつしむ)ことですね。今は我慢の時なのです。自分や自分の大切な人の命を守ることよりも大切なことはありますか…。あと2週間の夏休み、できる事を考え、それを精一杯やりましょう。(8月16日 校長)
終戦記念日に 8月15日(日)
本日8月15日は終戦記念日です。今年もテレビや新聞で特集が組まれることでしょう。生徒諸君は、戦争について何かを考えたりすることはありますか…。今から76年前の夏、日本は太平洋戦争、第二次世界大戦ともいいますが、戦争をし、そして敗戦となりました。詳しい歴史的な事実につきましては、社会科の歴史で学ぶことと思います。また、小学校や中学校の国語や道徳でも戦争を取り扱った教材を学習し、胸が締めつけられるような悲しい気持ちや、戦争というものがこわいという気持ちを抱いたことも覚えていると思います。今、そして未来を生きる君達に、改めて心に刻んでもらいたいことは、何があろうとも、決して戦争をしてはならないということ。このことは、戦争という大きな事柄についてだけではありません。身の周りの生活の中で、物事の解決のための手段として暴力を使ってはならないということが出発点なのです。どんな理由があっても、相手に暴力を行うことは許されないことだということを心に刻んでください。これからも、8月15日の終戦記念日は、国の為、故郷の為、家族の為に命を落とした兵隊さんをはじめ、戦争で命を失ったすべての方々のご冥福を心からお祈りするとともに、私達がいま、安心して過ごすことのできる豊かで平和な暮らしを作り、命がけで守り抜いてくださった当時の人達へ感謝をする日です。さらに、今そして未来を生きる私達は、二度と戦争を起こさないことを誓い、次の世代の人達にもこのことを伝える責務があることを自覚する日とし、かけがえのない命を大切にすること、日々、精一杯生きることを誓います。(8月15日 校長)
緩んでいないか 8月14日(土)
今日やるべき事を、明日があるからと先延ばしにしてしまうと、その明日もまた明日があるからと先延ばししてしまうことになってしまいませんか…。人は生まれてくるとき、親の何倍もの苦しみの中でがんばり抜いて生まれてくるのだそうだ。苦しみの世の中に苦しい思いをして生まれてきたからこそ、友情のうれしさを知り、思いやりの温かさを感じ、愛の気高さを知るのです。 試験で何点取れたか、試合で勝てたかということも大事なことだけど、どれだけがんばって勉強し、練習し、試合に挑戦し続けたかの方が、諸君の人生の財産になるのです。お盆休みで時間が有り余るほどあるのだろうが、時間の浪費にうつつを抜かすな。(8月14日 校長)
お盆休み 8月13日(金)
今日から世間は、いわゆるお盆休みとなります。生徒諸君の保護者の方の中には、この期間も働いてくださる方がいるかもしれませんね。サービス業や医療従事者の方々など、この期間にも働いてくださる方がいるおかげで社会が成り立っていることに気がつく人でありたいものですね。今年のお盆休みは、昨年同様に新型コロナウイルスの影響でステイホームする人が多いのではないでしょうか。新聞やニュースでよく知っていると思いますが、いま日本(世界)中で新型コロナウイルスが猛威を振るっています。東京や埼玉は緊急事態宣言が発せられ、連日昨年度とはケタ違いの新規感染者や重症者の数が報じられています。諸君は小さな子ではなく、立派な中学生です。家庭の中では、感染防止のための行動のリーダーとなってください。いま我々に求められている行動は、自分の体は自分で守ることです。飯中生の行動に期待します。さて、私は毎年お盆の時期になると、中学2年生の国語の教科書に載っている、「盆土産(ぼんみやげ)」という作品を思い出し、国語の先生に教科書を借りて作品を読みます。3年生諸君は、昨年度習いましたね。2年生は2学期の初め頃に習うはずです。地方に住んでいる家族と離れ、東京に出稼ぎに出ている父親がお盆に帰ってくる。家族が喜ぶ顔を思い描き、お土産を買って…。それを心待ちにする祖母と姉弟。わずか一日半という短い時間だが、家族を思う父親の気持ち、家族みんなで亡くなった母の墓参りをし、また東京での仕事に向かわなければならないため、バス停まで父親を見送る弟の心情…。私もまだ生まれていなかった時代背景の作品だが、毎回読むたびに胸がジーンとし、切ない気持ちになる。「こんな作品を教材として扱えるなんて、なんて国語って素晴らしい教科なのでしょう」と中学校の国語教師である妻が以前言っていた。私は数学の教員であるため、この作品を国語の授業としてどんな指導をするのかは知らないが、ぜひ生徒諸君に今後も忘れずにいてほしいと思う作品です。保護者の皆様もぜひ読んでみてください。(8月13日 校長)
吹奏楽部三送会 8月12日(木)
どの部もそれぞれの時期に三年生を送る会(「引退式」など名称はそれぞれですが)を行っていると思います。吹奏楽部では、先日の吹奏楽コンクール東部地区大会をもって三年生がいわゆる引退となることに伴い、夏休み期間中に三送会を行いました。どの部にあっても1、2年生にとって3年生とは、大人で、技術が上手くて、優しくて、時にこわい、偉大なる先輩という存在なんですよね。そんな先輩方が部活を引退することに後輩達は、戸惑いや不安が大きいものです。でも大丈夫ですよ!2年生を中心にまた日々努力をしていけば、先輩方のように、いや先輩方を越える存在になれますよ。また、そうなることがお世話になった先輩方への恩返しなのです。3年生の生徒諸君については、2年半の部活動お疲れさまでした。新型コロナウイルスの影響で思うように活動できなかった時期もありましたが、笑顔を忘れず元気に活動しているのを見るにつけ、私はいつも救われた思いをし、元気をもらっていました。部活動で得たものはたくさんあったと思います。それらを糧に、今度は飯沼中を卒業後の第一歩のために精一杯の努力をしましょう。君達のことをいつも応援しています。(8月12日 校長)