全国で不登校生徒数が過去最多
先日の新聞等による報道によりますと、昨年度、全国の小中学校の不登校生徒数が過去最多の約19万6千人とのことでした。埼玉県でも約9千人の児童生徒が不登校生徒数とのことでした。飯沼中学校でも、不登校問題や教育相談に関わる事案が多く、学校の大きな課題の1つだと捉え、どうしたらよいかを先生方みんなで日々考えています。私は、これまでに何度も生徒達に、柳の枝のようにしなやかで、そして強い人になってもらいたいとの願いで教育活動を行っていることを述べてきました。どんなに強い風が吹こうと、雪が積もろうと、人の手によって枝を折ろうとしても柳の木の枝は、しなやかで強くへっちゃらです。飯沼中学校の生徒たちにも、今そして将来、どんな逆境や辛いことがあっても、それを受け止め、考えをめぐらし、体勢を立て直して生きていける、しなやかで強い人になってほしいと願っています。具体的には、生徒を「人に相談できる強い人間」に育てましょうと、先生方に働きかけています。人に相談が出来るということは、自分一人の力では解決できないということを認める「強さ」、違った意見やものの見方などを取り入れられる「しなやかさ」を持っているということだからです。これからも、学校生活や家庭生活で、困ったこと、嫌なこと、悲しいことなどがあり、自分一人の力では解決できない時には、先生方や相談員・カウンセラー、そして友達など誰にでもいいですから相談してください。話を聞いてもらえただけで、すっきりして解決してしまうことも少なくないのですよ。(10月26日 校長)