飯沼中学校 ブログ

飯中生のみんな、聞いてください

 昨日から今朝にかけて、新聞やテレビ、ネットのニュースで報道されているので、みんなも知っていると思いますが、愛知県の中学校で、生徒が他の生徒を包丁で刺し、刺された生徒が命を落とすという事件が起きました。本校では今日、1、2年生は期末テスト初日、3年生は明日とても楽しみにしているE-フェスが控えているので、このことに触れるのはどうかとためらいもした。しかし、私がこれまで常に言ってきたことをどうしてもわかってほしく筆を執った。
 私が日頃このブログや学校だよりで何度も君達に伝えてきたこと、それは、「命は何よりも尊いもの」であるということ。昨年度も、そして今年度もたくさんの本校の教育活動を中止にしたり、やり方を変えたりしたのは、命より大切なものはないからです。学校は、保護者や地域の皆様、そして未来の社会から生徒の大切な命を預かり、将来、立派な社会人になるために、たくさんの学びをさせるところです。そこは、誰もが安心して過ごせる、楽しく安全なところでなければならないはずなのです。その学校で起きた痛ましい事件、生徒の間に何があったのかは、今はまだ分かりません。しかし、これだけは諸君に強く、強く言っておきたい。一人一人の命は、かけがえのない大切なもの。自分や他人の命を落とすような行為は、絶対にしてはならない。たとえ何があってもだ。加害側の生徒やその家族、そして被害にあい命を落とした生徒とその家族のことを考えると、とても胸が苦しい。この様な悲しい事件は、二度と全国で起きてほしくない。もちろん本校のかわいい生徒たちにもだ。嫌なこと、悲しいこと、むかつくことも時にはあるだろう。自分の力では解決できない時は、保護者、友達、先生、カウンセラー、誰でもいいから相談してください。
 もう一度言います、命は何よりも大切なもの。物事の解決の手段に暴力を使ってはならない。どうか分かってほしい。(11月25日 校長)