飯中 Now
3年生がんばれ! ~3年生の後ろ姿に学ぼう~
散歩のついでに富士山に登る者はいない
散歩とは、時間があるときに、リラックスして、気ままに歩くものです。街の空気や景色、そして季節を感じながら歩き、心身のリフレッシュができることが、散歩の良さなのだと思います。さて、散歩に出かけ、気がついたら富士山の頂上だった、なんていうことは、ありませんよね。日本一の山に登る時は、誰でも「富士山に登ろう」と志して、様々な準備をして登るものです。生徒諸君の生活にもこれは当てはまります。ただなんとなく毎日を気ままに生活していたのでは、自分を高めたり、付けたい力をつけたりすることはできません。各教科の学習も、がんばろうと思い、具体的に取り組むことで、はじめて学力は身に付くものなのです。部活動や学級での生活にしても同じです。ただなんとなく「うまくなれたらいいなぁ」ではうまくなれません。そういう生活の仕方は、「散歩」的な生活の仕方です。具体的に「毎日集中して、素振りを100回しよう」とか、「過ごしやすいクラスにするために、自分が何をしたらよいのか」など、目標を具体的に細かく決めることで、「富士山に登る」的な生き方ができるのです。前置きが長くなりましたが、いま3年生は、朝練ではなく、朝勉をするために朝早く学校に来て、教室で勉強をし始める生徒が出始めました。これこそがまさに、目標を持ち、主体的に生きるという良い見本です。がんばっている生徒を私は全力で応援したい。1、2年生の諸君、素晴らしい先輩の後ろ姿から学ばせてもらうことは多いものです。そんな先輩もあと少しで卒業です…。(12月3日 校長)
いきいき子育て⑬
自分で考え、自分で行動できる人に育ってほしいなら
昨日は、来年の新入生とその保護者を対象とした、入学説明会を行いました。私は体育館にずっといたものですから、6年生の児童の教室での様子は分からなかったのですが、よくがんばっていたと聞いています。私が昨日一番嬉しかったことは、4時間目に新入生と入れ替わりで卒業していく3年生がしっかりと体育館の会場づくりを行ってくれたことでした。「共に中学校生活を送ることはできないが、かわいい後輩たちのために…」と、誰一人遊んでいる者、だるそうに立っている者もいず、協力して会場づくりを行ってくれました。私は、「心が育っているな…」と、保護者・地域のみなさまと、本校教職員に対し、感謝の気持ちで頭の下がる思いがしました。さて、子供の進む先の障害物を先回りしてどけたり(過保護)、一歩一歩にあれこれ指示をしたり(過干渉)するのではなく、子供が好きなもの、やる気を出せるものを見つけるまで待ち、できるだけ子供の力を信頼し、それを見守り、力づけましょう。あれこれしないで見守ることは、物を買ってやったり、何かをしてやったりするより、ずっと難しく愛情がいることです。また、親は自分が子供のために考えたことは正しいと思いがちですが、必ずしもそうとは限りません。自分の思いや考えを押しつけるのではなく、「あなたはどう思う?」と、まず子供の考えや気持ちをじっくりと聴き、しっかり受けとめてから、「自分は、親として、人生の先輩としてこう思うんだが」と、一緒に考え、一緒に学んでいく姿勢が大切です。本校の3年生の生徒達のように、子供が自分で考え、勇気を持って行動し、達成感を味わう、または失敗から学び、強くなるチャンスを子供から奪わないように気をつけましょう。(12月2日 校長)
師走 ~入学説明会行われる~
12月になりました。今年も残すところ今月のみとなりました。2学期の出席日数も今日を含めて19日です。今日は、来年度の新入生とその保護者の皆様を対象に、入学説明会を行いました。新型コロナウイルスの影響で、保護者の皆様は体育館、6年生の児童は、はじめから教室でリモートを活用しての説明会と、後半は体験授業を行いました。毎年行っている、部活動の見学会は、今年は新型コロナウイルスの影響で行いませんでしたが、部活動については、入学後にたっぷりと時間を取り、説明会や見学、仮入部などを行いますので、楽しみに待っていてください。さて、在校生諸君、春からの新入生のための準備を行ったということは、みなさんも新たなステップを踏むということですよね。1、2年生は、1つ上の上級生となります。3年生は義務教育を修了し、社会に出てゆくのです。そのための準備をしっかりとしなければなりません。ここから3月、そして4月までは、あっという間に過ぎて行きます。2学期最後の月と、短い3学期をしっかりと生活していきましょう。(12月1日 校長)
新入生入学説明会 (校長あいさつ)←クリック
第88回全国書画展覧会で本校生徒2名が入賞しました
第88回全国書画展覧会において、本校生徒が素晴らしい賞を受賞しましたので報告します。
筆都大賞 2年1組 川村 心暖さん
特選 1年3組 峯村 彩花さん
おめでとうございます! (12月1日 校長)
いきいき子育て⑫
夢を持つと人は強くなる
11月が終わります。今年も明日からの12月を残すのみとなりました。11月は、1年生では職業についての学習、2年生では上級学校についての学習を行いました。今の中学生は、将来の夢や希望を持っていない者や、ユーチューバーなど目先の楽しさに目を奪われ、努力を伴う難しい目標は、チャレンジする前にあきらめてしまう者も少なくありません。しかし、嘆いていても現実は変わりません。子供は、子供なりに夢や希望を持っているのですから、どんなに小さく、また、どんなに首をかしげたく思えるものであっても、その夢や希望に耳を傾けて、親自身もその夢がどんなものなのか一緒に考えるスタンスでいましょう。また、自分の経験や、長い間苦労して夢を実現した人々の生き方などを、折に触れて話しましょう。そして人生の目標は汗を流し、失敗を重ねながら達成していくものだと、励まし、あたたかく見守っていきましょう。(11月30日 校長)
いきいき子育て⑪
人をいじめたり、差別したりするような子にはなってほしくない
親は、子供がいじめに加わったり、他人を差別し、傷つけたりしていることに気付いたときには、それが人間として恥ずべき行為であることを教える責任があります。その際、理屈であれこれ言うより、我が子を愛していること、いじめられた子の親もその子を愛していること、心の優しい素敵な人に育ってほしいこと、我が子が弱い者をいじめたり、差別したりするのを見て悲しかったこと、人が傷つくのを喜ぶことに怒りを感じたこと、二度としてほしくないことなど、親としての本当の気持ちを伝える努力をしましょう。また、まず親自身が偏見を持たず、差別をしない、許さないということを、子供たちに身をもって範を示していくことが大切です。
いい本に出会うことは、いい人に出会うことに似ている
アウトメディアチャレンジへのご協力ありがとうございました。読書は、想像力や考える習慣を身につけ、豊かな感性や情操、思いやりの心を育むことができます。ですから、テレビやマンガ、動画視聴などが好きな子にも、本を読む時間を持つように家庭で習慣づけたいものです。そのためにも、食事の時間のように「読書の時間」を設けたり、家族で図書館や書店に行ったり、時間を決めて、親も一緒に本を読むなど工夫し、子どもが読書の楽しさと出会えるきっかけを作りましょう。また、読書を通じて子どもが感じたり、考えたりしたことに耳を傾け、話し合うなど、親子のコミュニケーションを増やし、絆を深める機会として、読書を活用することも大切です。(11月27日 校長)
いきいき子育て⑩ ~いじめについて~
いじめは人間として恥ずかしい行為だということ
いじめは、力の弱い者や、真面目に努力する者、まわりに安易に流されないために「異質」とみなされた者などを標的にする許されない行為です。その手段は、時代と共に変わり、現代は、直接的な暴力より、ネットやSNS上で、悪口を言ったり、仲間外れにしたりする行為が増えています。ここで、悪いのは、いじめをする側であり、「いじめられる側にもそれなりの理由がある」などということは、全くの間違いです。いじめる側が、いくら軽い遊びや悪ふざけ、からかいのつもりでも、いじめられる側の痛みや苦しみは、深刻であることを理解させ、いじめることは、人間として決して許されない恥ずべき行為であり、いじめをはやし立てたり、傍観したりすることも同じである、ということを家庭の中できちんと話し合いましょう。そして、自分の子供がいじめをしていることがわかったら、必ず直ちにやめさせて下さい。また、いじめる子の中には、親から暴力や強いプレッシャーを受けるなど、家庭をはじめ、心休まる居場所がない子供が多いと言われています。子供の心が満たされるように配慮するなど、いじめを生まない心の環境づくりをしましょう。(11月26日 校長)
生徒諸君へ ~行事の意味~
2学期は毎年たくさんの行事があります。修学旅行、合唱祭、スキー教室の準備、新人戦、駅伝競走大会、3daysチャレンジなど数えきれないほどの行事があります。しかし、今年は新型コロナウイルスの影響で、多くの行事が中止となりました。そのたびに本校の先生方は、普段の授業では学べない体験を学校行事で行わせる意義は、大きなものがあり、なんとか形や、やり方を変えて実施したいと知恵を出し、いくつかの行事を行ってきました。私は校長として、この2学期の各学年で行ってきた行事は、すべて大変意義深く、生徒も多くのことを学び、良き成長を遂げたものだと思っています。極端なことをいえば、新型コロナウイルスに人類が勝つ日が来ても、従前の体育祭や合唱祭、従前の宿泊行事をやらなくても、生徒達は楽しく学び、成長を遂げることができるのではないかと思い始めたほど今年の2学期の行事は素晴らしいものだったと思います。しかしここで、みなさんによく考えてほしいことがあります。3年生の文化祭、1年生のウォークラリー、1、2年生の体育フェス、2年生が今後企画しているパフォーマンス集会を含め、これらはすべて、仲間と協力して準備や練習をして、当日は思い切り楽しんでとてもよかったのですが、「楽しかった」で終わりにしてよいものなのでしょうか。いいえ、違いますよね。行事は、事前の準備も含め、その行事を通して、たくさんのことを学び、友情を深めた結果、これまで以上に、良い集団となり、これまで以上に良い生活が送れるようになることが目的なのです。ですから、本当の意味で2学期の行事が成功したかどうかは、この先のみなさんの生活にかかっているということなのです。1、2年生は期末テスト直前、3年生は受験勉強の日々ですが、仲間と励まし合いながら、共に高め合う人間関係ができていますか…。(11月25日 校長)
いきいき子育て⑨
子供への愛情は、いつか必ず伝わる
私の母は几帳面な人で、「~しなさい」「~してはいけません」と言うものが多く、滅多に私をほめることはありませんでした。一方父は、仕事が忙しかったこともありますが、細かいことは言わない人で、キャッチボールなどは休みの日にしましたが、勉強の成績や生活については、ほとんど何も言わない人でした。それでも、通知表だけはよく見ていて(成績はいつも悪かった)、「取り組みがどうだったのかを考えなさい」とよく言っていました。私は遊んでばかりいた少年でしたから、普段の口うるさい母と、結果を見せたときの父の反応が怖かったのをよく覚えています。むしろ結果に対して寛大だったのは母で、「神様もあなたの願いごとばかり、かなえてはいられないのよ」と笑って言ってくれました。天然な少年田村は、結果は神様がくれるものなのか!と思っていましたが、いま思うと母は、その言葉の後に、「だから自分で普段から努力しなければならないのよ」ということを言いたかったのかな、と思います。つまり、夫婦で共通の教育観を母も持っていたのでしょう。さて、人の成長というものは、個人差があり、最終的に社会人として身につけていればよいことを、親はとかく、子供のときから要求しがちです。家でのあれこれ、地域の人との接し方のあれこれ、学校での過ごし方のあれこれ…。これでは子供は、「自分は色々な事が不十分にしかできない、自分はダメだ」と思い、毎日がちっとも楽しくありません。親だって楽しくありませんよね。「玄関の靴をそろえてくれてありがとう」「今日は洗濯物を取り込んでおいてくれて助かった」という些細なことでもたくさんほめてあげましょう。ほめる言葉は人が成長するための肥料となるのです。私が今ここにいるのは、なによりも両親からの愛情をたっぷり受けて育ったということがあげられます(当時はそんなことは少しも思いませんでしたが)。健康に気を遣ってくれ、人生の大事な場面では、適切なアドバイスのもとに正しく導いてくれました。今でも何か良い事があり報告すると、「良かったねぇ、おめでとう、嬉しいよ」と言葉に出して喜んでくれます。私も子を持つ一人の親として、子育てのゴールがすぐそこまで見えてきたところですが、今後も自分の両親のように子供と接したいと考えています。親の子供への愛情は、いつか必ず伝わるものなのだということを忘れずに…。(11月24日 校長)
1、2年生スポーツフェス行われる
今年度、新型コロナウイルスの影響で、体育祭が中止となりましたが、本日、土曜授業を利用して、日頃の飯中生の元気な活動の様子、各クラスや各学年で仲良く、楽しく過ごしている様子を保護者・地域の皆様に参観していただきたく、スポーツフェスを開催いたしました。天気にも恵まれて、楽しく、爽やかな汗をかくことができました。ご参観いただきました保護者・地域の皆様に改めてお礼申し上げます。大変お世話になりありがとうございました。(11月21日 校長)
【1、2時間目 1年生】
1年生はトラックを使って、10種競技リレーと変則全員リレーを行いました。生徒は全員笑顔で、楽しそうに自分の役割となった種目をがんばっていました。変則全員リレーは、ケンケンをする走順あり、ワープOKの走順ありで、目が離せない展開となりました。そして、何より私が一番感心したのは、集団としての行動です。集合、開閉会式での生徒達の態度と体育委員の見事な運営、10種競技リレー後の片付けを全員でてきぱきとこなす姿、休憩後の再集合での時間前行動、表彰場面でのどのクラスも笑顔で拍手を贈れたことなど、見事な集団でした。これまで育てていただいたご家庭、地域、小学校、そして手前味噌ですが、本校職員に敬意と感謝の意を表したいと心から思いました。
【4校時 2年生】
4校時は2年生のスポーツフェスです。2年生は準備、時間の関係で、4校時のみのスポーツフェスとなりました。2年生も素晴らしかった。さすが2年生、1年生以上に体育委員のリーダーシップが光っていました。集合、整列、開閉会式の運営、ドッチボールの試合の運営など、指示が的確で、そして集団がその指示にきちんと従うという、リーダーシップとフォロワーシップがとれている素晴らしい集団だと感心しました。今日の午前中は時間と共に風が強くなり、4時間目はかなり強い風が吹いていました。しかし、それもまた1つの思い出になったであろうし、「風が強くて大変」などという考えは、「大人の考え」であり、生徒達は風にも負けず、楽しそうに一生懸命ドッチボールを楽しんでいました。
飯中生の元気を地域に届けます!
昨日の1年生の職業学習会でも大いに感じたことですが、飯沼中学校の生徒達は、良き地域に恵まれ、地域の皆様に育ててもらい、良い成長を遂げています。4月に私が着任した時から、これまでずっとやりたいと考えていたことなのですが、新型コロナウイルスの影響でこれまでできなかった、地域への恩返しがようやく1つ実現しました。地域にある、特別養護老人ホームしょうぶ苑様に、生徒が美術の授業で作った作品を展示させていただきました。本来ですと、生徒会との交流や、3days'チャレンジなどで、毎年しょうぶ苑様とは交流させていただいているのですが、それが今年はできなかったのです。せめて作品を展示させていただき、お年寄りの皆様や職員の皆様に、日頃の感謝の気持ちを届けられないものかと考えました。そこで、美術担当の教員に相談したところ、良い作品がたくさんあるとのことで、この度の実現に至りました。今後も条件が整えば、地域の公民館や地域の病院、市役所の庄和支所などにも展示し、飯中生の元気を地域に届けたいと考えています。どうぞよろしくお願いします。(11月20日 校長)
Kasukabe International Friendship Dayに本校生徒が参加しました
毎年11月に大沼公園内にある市民体育館にて、Kasukabe International Friendship Dayが行われます。市内各小・中・義務教育学校で英語を教えているALT達が一堂に会し、参加する児童生徒達と共に、英語で歌を歌ったり、ダンスをしたり、母国のゲームをやったり、母国の紹介をしたりなどの活動を通して、英語によるコミュニケーションの楽しさを体験することが目的です。今年度は、新型コロナウイルスの影響で市民体育館での開催は中止となりましたが、代わりにリモートでの実施となりました。14日(土)に、本校からは4名の生徒が参加し、ALT達と、例年とは違ったコミュニケーションをすることの喜びを感じたようです。今の時代、生徒達は「つながる」という経験は、個人的にはもちろん、学校の諸行事でもリモートにより行うことが多いので、珍しいことではありませんが、ALTとの「つながり」は新鮮だったようです。(11月20日 校長)
いきいき子育て⑧ ~SDGsって知っていますか~
SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。エスディージーズと読みます。最近は耳にすることもあるという方も多いかもしれませんね。実は春日部市は、このSDGsの未来都市に選ばれているのですよ。SDGsは2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です、というとなんだか難しいことのように思える方も多いですよね。ここでは省略しますが、ネットで検索してみてください。SDGsは、大きく17個の目標が掲げられているのですが、どれも分かりやすい言葉で表現されており、「なんだ、そんなことか、とっくに意識して生活しているよ」というのもいくつかあります。さて、幸せとは、家族や友人がいて、きれいな空気や水があって…、そういった様々な人や物、自然から支えられて生きているということ、とも言えます。幸せになるために必要なのは、当たり前の生活の中で、既にある幸せに気付き、感謝し、それを味わうことだとも思います。この度の新型コロナウイルスの影響による、前代未聞の全国一斉休校を経験し、私はその様なことを考えました。
私達は、感謝の気持ちを持ち、ものを大切にしてゴミを減らす、海や山でゴミを捨てない、水や電気を無駄遣いしないなど、子供たちの良き手本となるように心がけ、小さい頃から子供たちに習慣づけることが大切です。そうした身の回りの小さなことの実践が、環境を大切にする心を育みます。環境を例にあげましたが、SDGsって難しく考えることなど、まったく必要ありません。当たり前のことを再認識し、感謝しながら生活することで、持続可能な良き世界をつくることにつながっていくのです。(11月20日 校長)
1年生、キャリア教育(職業学習会)
本日午後、体育館において、1年生のキャリア教育の一環としての、職業学習会を行いました。本来ですと、毎年11月中旬に、本市では、「3days'チャレンジ」という職場体験学習を市内全中学校で一斉に行っています。今年度は、新型コロナウイルスの影響で、職場体験学習を実施することができませんでしたので、本校では、地域の事業所の代表の方々にご来校いただき、1年生の生徒達に、職業について、働くということ、やり甲斐や苦労など様々な観点からお話をいただきました。中学校卒業後の進路を考えるとき、学習の成績だけで志望校を考えるのではなく、将来の目標を考え、その目標にたどり着くために、人生を逆算して義務教育修了後の第一歩を考えることが大切です。そういった理由で、1年生で職業について学び、2年生で上級学校について学ぶのです。本日は地域の方々に大変お世話になりました。本校の生徒達は、学校や家庭のみならず、良い地域に恵まれ、地域に育てていただいているとても幸せな生徒達であることを改めて感じました。(11月19日 校長)
校長面接を通して
いま、連日昼休みと放課後を利用して、3年生の校長面接を行っています。昨日までで、35名の生徒との面談が終わりました。感じたことをいくつか述べると、まず、みなさん立派です。今、そして将来のことをきちんと考えている生徒が多い。私は、志望校の志望理由を必ず聞いていますが、さらにその先の進路についても考えての高校選びをしている生徒が多いことに感心させられます。特に医療・福祉分野の職業を希望している生徒がとても多いことに驚きました。自分の親や祖父母の生きる姿、後ろ姿を毎日見ているのでしょう、「私も母(祖父母)のようになりたい…」と、しっかりと述べている生徒に頭の下がる思いをさせられています。また、「将来のことは考えているけれども、まだ自分の将来が見えてこないので、高校での3年間、様々な活動を通して、多くのことを学び、将来を考えていきたい」という生徒もいます。これはこれで、よく分かります。考えることが大切なのです。また、面接では、高校でがんばりたいこと、中学校時代にがんばったことや楽しかった行事、得意な教科と不得意な教科、長所と短所、最近のニュースについての感想や意見などをランダムに聞いています。最後の数分は、アドバイスや志望校の合格の可能性、私立高校の相談結果なども、ざっくばらんに話しています。また、先日こんな生徒がいました。「志望校は、模擬テストの結果やこれまでの学校の成績から難しいのではと言われています」と。私はこんなアドバイスをしました。「あなたは、将来なりたい職業が既にはっきりと決まっている。その夢は、小さな子供が抱く夢とは違い、確かで固く、強いものだ。今の志望校でなければなることのできない職業なんてないし、志望校を下げたところで、目標とするゴールが見えているのだから、そのゴールを目指して、行った高校でがんばれば大丈夫だよ」と。私は自分がそうであったため、ここのところを力説したい。人は、義務教育が終われば、それぞれ自分の置かれた条件の中で、考え、選択し、軌道修正しながら生きていくのです。登山を例にあげれば、山頂というゴールは1つだが、そこに向かう登山道は色々なルートがあるのです。自分の進路を考えるとき、将来の目標があると、道に迷うことがないのです。今日からまた目標に向けて、一歩また一歩と歩んでいこう。(11月17日 校長)
吹奏楽部アンサンブルコンテスト
15日(日)羽生産業文化ホールにて行われた、埼玉県アンサンブルコンテスト東部地区大会にて、本校の吹奏楽部が銀賞を受賞しました。
クラリネット三重奏「Tropical Dance」
打楽器三重奏「いがぐりと松ぼっくり」 おめでとうございます!
吹奏楽部などの文化部も新型コロナウイルスの影響で、例年行われているコンテスト、コンクール、展覧会などが全て中止となる中、この度、無観客でアンサンブルコンテストが行われました。日頃の練習の成果が発揮され、銀賞を受賞できたことを嬉しく思います。今後とも地道かつ厳しい練習だとは思いますが、部員みんなの心を1つに合わせて、美しい曲を演奏してください。この度は、本当におめでとうございました。(11月16日 校長)
いきいき子育て⑦
この時期は友達の影響を受けやすい
思春期は、仲間や友達の存在が、家族以上に重要になることもあります。家族よりも、友達同士のルールの方が大切になり、ときには親に嘘をついてでも、友達同士のつながりを守ろうとすることもあります。それだけに友達からの影響は大きく、「いじめ」などの問題も起きやすい時期でもあります。ここで、心配だからといって、子供の行動を監視したり、根掘り葉掘り話を聞きだそうとしたりする必要はありませんが、普段からの会話を通じて、友達との関係を理解するよう心がけましょう。また、人は愛され、理解されたがる生き物です。理解されないと不満がたまり、キレたりすることもあります。日頃から相手の話をじっくりと聴く、同じ目線で考える、といった姿勢を親が身につけることで、子供は親に愛されている実感を得ることができます。子供は自分が愛されていると感じるとき、安心し、安定した気持ちで生活することができます。学習や部活動に前向きに取り組み、大きく成長することができます。
子どもはSOSがうまく言えない
友人関係のトラブルなど、子供が悩みや問題を抱えたとき、それは、しばしば身体的なサインとなって現れます。これまでになかった体調不良などのサインが現れることもあります。サインに気がついたら、病気だと心配するだけでなく、心の問題が背景にないか考えましょう。「そんなことくらいで」「わがままだ」「ズル休み」というような言葉で片付けず、様子をよく見て、話を聴き、理解しようとする姿勢が大切です。また、医師や学校の先生、カウンセラーにも相談してみましょう。解決のためのヒントが得られるかもしれません。(11月16日 校長)
豊野中の校内研修会に参加させていただきました
本日、市内の豊野中学校では、幸手市教育委員会教育長の山西 実 先生を指導者としてお招きして、校内研修を行いました。事前に豊野中の齊藤校長先生からこのことを聞いていたので、参加をお願いしたところ、快諾していただき、本校の棚谷教諭を連れて、研修会に参加してまいりました。豊野中学校の生徒達も飯沼中の生徒に負けず劣らず、よくがんばっていました。今日の研修を本校教職員にも広め、より良い道徳の授業を実践してまいりたいと考えています。豊野中学校の齊藤校長先生、指導者の山西 実先生、本日は貴重な研修の機会をいただきありがとうございました。(11月13日 校長)
いきいき子育て⑥
本当に「理解のある親」とは
子供は成長していくとき、時にその成長のカーブが急上昇するときがあり、自分でも押さえきれない不可解な力がわき上がって来るのを感じるときがあります。それをなんでもいいからぶつけてみて、ぶつかった衝撃のなかで、自らの存在を確かめてみるようなところがあります。その時、子供がぶつかってゆく「第一の壁」として、親というものがあります。親の壁にさえぎられ、子供は自分の限界を感じたり、腹を立てたり、悔しい思いをしたりする。そのような体験を通じて、子供は自分というものを知り、現実というものを知るのです。最近の、いわゆる「理解のある親」というものは、このあたりのことを誤解している者もいて、子どもの前に立ちはだかる壁になるのではなく、親子が友達のような関係を作り、「子どもの気持ちもよくわかる」などと言って、実は子供との衝突を無意識かもしれませんが、回避しているケースが少なくないのです。壁のない子どもは、自分がどこまで突っ走っていいのか、どこが立ち止まるべき境界線なのか分からなくなってしまいます。相撲取りは、ぶつかり稽古で強くなると言います。せっかくぶつかろうとしているのに、胸を貸す人生の先輩が逃げていては、成長の機会をなくしてしまいます。正しく言うと、理解のある親が悪いのではなく、理解のあるふりをしている親が、子供にとって不幸なのです。子供を真に理解することは、大変素晴らしいことです。しかし、真の理解などというものは、ほとんど不可能に近いほど難しいという自覚も必要です。そんな難しいことをするよりは、まず自分がしっかりと生き、正しいと思ったことを子供に伝え、間違えたら素直に謝り、「三歩進んで二歩下がる」という考え方で子供と接していくのが現実的には、よいのではないでしょうか。(11月13日 校長)
生徒のみなさんの取り組みが評価されました
夏休みの宿題として全校で取り組んだ、「税の標語」と3年生が取り組んだ「税の作文」に対し、この度、公益社団法人 春日部法人会庄和支部様より、本校が表彰されました。感謝状と学校で使う草刈り機をいただきました。大切に使わせていただきます。ありがとうございました。(11月13日 校長)
中学生「税の作文」「税の標語」優秀作品に本校生徒が選ばれました
春日部間税会主催の中学生「税の作文」、「税の標語」において、本校の2名の生徒が優秀作品に選ばれましたので、紹介します。
春日部税務署管内 納税貯蓄組合連合会長賞 3年生 諸橋 泉妃 さん
関東信越間税会連合会長賞 2年生 北爪 真央 さん
おめでとうございます! なお、イオンモール春日部 3階イオンホールAにて、17日(金)まで作品が展示してあります。どうぞ足をお運びいただき、ご覧ください。(11月12日 校長)
いきいき子育て⑤
三者面談では何を話し合いましたか
思春期とは、身体の成長に心の成長が追いつかず、誰もが不安定な気分になりやすい時期です。「自分は何者なのか?」「どう生きたらいいのか?」などと自我に直面し、自分を見る「もう一人の自分」が意識されるようになります。小さなことで有頂天になったり、逆にひどく傷ついて落ち込んでしまったりもします。異性への興味が高まったり、親や先生がうっとうしく感じるようになったり、自分だけの秘密を持ち始めたりもします。こうした心の変化に対し、身体については、体型全体の大人化が、個人差はあれ進みます。まず、「思春期」について親がしっかりと理解を深めましょう。
半分はもう大人、しかし半分はまだ子供
親にとってみれば「こんな子ではなかった、どうしたものか…」と戸惑うこともあるかもしれません。しかし、この時期に子供がいうことを聞かなくなっても、いたずらに動揺したり、抑えつけたりする必要はありません。それは、子どもの自立や親離れが始まった証拠だからです。むやみな干渉やお説教はできるだけ控えて、子どもの力を信じながら、あたたかく見守りましょう。ただし、腫れ物に触るかのように接するのではなく、これまで以上に会話などを通じて関わる努力は欠かせないものになります。「半分はもう大人なのだから、この事については、あなたを信じて任せる。でも、半分はまだ子供。自分で責任を取れないのだから、この事については一緒に考えよう」という感じがよいと思います。(11月12日 校長)
チューリップ
越谷人権擁護委員協議会春日部部会様より、チューリップの球根をいただきました(写真参照)。チューリップの球根は、秋に花壇やプランターに植え込みをします。その時、すでに球根の中に小さなつぼみができあがっていて、このつぼみは、前回の花が終わった1ヶ月後にはできあがり、翌年の春まで伸びずに冬を越し、春までそのまま辛抱しています。 チューリップは、冬が寒いから茎が伸びないのではありません。その証拠に、温室で暖かくしても茎は伸びてきません。チューリップは、一度冬の寒さにさらされないと次にくる春がわからないのです。ですから、チューリップを早く咲かせるには、人工的に冷蔵庫などで冷やし、寒い冬の試練を経験させる必要があるのです。
飯沼中では昨日から三者面談が始まりました。3年生は進路の話が中心となります。3年生にとって高校入試という試練は、結果はともかく、目標に向かって努力をしたり、自分の適性を考えたりするという意味で、将来大きな花を咲かせるためには必要な経験だと考えます。ぜひ、この大切な時期を将来の準備期間と受け止め、がんばってほしいと思います。 1、2年生は、チューリップが早い時期から球根の中で、つぼみをつける準備をするのと同じように、学校での日々の学習や諸活動を通して、多くのことを学び、生きる力をつけるための準備期間だと思い、がんばりましょう。チューリップが冬の試練を乗り越えて、春にきれいな花を咲かせるように、飯沼中の生徒諸君が、この冬、それぞれの目標を持って一生懸命に努力をし、春に大輪の花を咲かせることを願っています。(11月11日 校長)
いきいき子育て④
今日から三者面談が始まります。本校教職員には、生徒の学校でのがんばりや当面の課題などは、具体的な言葉で伝えるように指導しています。「がんばったら、できた!」という確かな手応えをつかんだ子供のちょっとした進歩を見逃さずに、タイミングよく「認め、ほめ、励ます」ことが学ぶ意欲を加速させます。そこで、「何をがんばるのか、がんばるとは、どういう行動をいうのか」を三者で確認する必要があります。「家庭学習をがんばろう」「部活動をがんばろう」これはダメな例です。「毎日30分間数学のワークに取り組み、解らなかった問題は次の日に友達や先生に聞いて解決する」など具体的に言葉として共有することが大切です。また、「認める」とは他人との比較ではなく、その子が以前よりどれだけ伸びたかをよく見て、その努力をほめてやることです。「認める」とは「見つめる、見守る」ということです。真剣に見つめ、見守っているからこそ、心からほめることができるのです。結果をほめるのではなく、その子の行動や努力をほめることがポイントです。ほめるときは間髪入れずにしっかりとほめるというタイミングも必要です。自分のことを真剣に認めて、タイミングよくほめてくれる人から励まされたら子どもは勇気凛々でやる気がもりもり湧いてくるものです。「人生とは自分探しの旅」という言葉どおり、自己実現は自分自身の力で成し遂げなければなりません。本人の代わりに誰かがその人の人生を生きてあげることなどできないのです。「子どもに対する教育の目的とは何か」それは「将来の自立と自己実現に必要なことを、子供時代に身につける」ということです。将来の自己実現に必要なことを、子供時代に身につけさせたいと願っていても、現実はあっという間に過ぎていくことでしょう。「早く起きなさい」、「早く宿題をしなさい」…よほど意識していないと、つい子供をせかしてしまい、子供が自分からやろうという意識を失わせ、やる気の扉を閉ざしてしまいかねません。「今日は自分から進んでやれた」など子供のちょっとした成長に気づき「認め、ほめ、励ます」ことができたら素晴らしいことですね。 つづく (11月10日 校長)
いきいき子育て③
前向きな親の姿勢は、きっと子どもに届いている
親子の間で日々の会話を増やすには、できるだけ一緒に食事をして、お互いにその日にあったことを話すとか、一緒に家事をしたり、スポーツをしたり、また地域のボランティア活動に参加したりするなどの工夫をするとよいのではないでしょうか。ひとり親家庭や共稼ぎ家庭では、親が働きながら子育てをするため、ゆっくりと子供と接する時間が少なくなりがちですね。しかし、子を思い、より良い将来に向かって努力する親の姿は、しっかりと子供の心に響いているはずです。
これまでの常識では通用しない問題も増えている
子育ての不安、いじめや不登校などで悩みを抱えたときは、どうすればよいのでしょうか。社会の急速な変化などから、これまでの教育や子育ての経験だけでは、適切な対応が難しい問題も多くなってきています。そのようなときは、迷わず専門家に相談しましょう。学校の先生、スクールカウンセラー、児童相談所、教育センター、警察の青少年相談窓口など様々な相談機関があります。それぞれの特色を知り、相談内容にふさわしい機関を選び、勇気を出して一歩踏み出し、相談してみましょう。
親の生き方が、子どもへの最高の教育になる
これまでの日本社会は勤勉で従順な人間性が社会から求められてきましたが、これからは問題に対し、指示を待つだけでなく、自分で考え、工夫し、行動する人間性が求められます。自分の会社の利益だけではなく、家庭や地域、そして社会全体にまで目を配り、積極的に関わりをもち、貢献できる人に育てるために、まず親自身がその大切さを理解し、自らの生き方を省みることも大切です。「子供にとって親は、最も身近なモデル」であり、また、「子は親の鏡」なのですから。 つづく (11月9日 校長)
男子テニス部県大会よくがんばりました
11月6日(金)、8日(日)に熊谷文化スポーツ公園内のくまがやドームでテニス部新人戦県大会が行われました。本校からは、男子テニス部が市内大会を制し、個人、団体ともに出場しました。個人戦は1回戦及び2回戦で、団体戦は1回戦で惜しくも敗退となりました。校長の私も8日の団体戦を応援に行きましたが、生徒達は、本当によくがんばっていました。貴重な県大会での試合を通じて、半年後の学校総合体育大会までの課題をしっかりと認識できたことと思います。テニス部に限らず、この冬をどう過ごすかが、春の学総の結果に大きく影響します。どの部も互いに切磋琢磨し、がんばりましょう。(11月9日 校長)
3年生、学年文化祭行われる
空にいわし雲がたなびく秋晴れの土曜日、3年生は、文化祭を行いました。校長の私から、みなさんに、「さすがは飯中3年生」という気持ちを込めて拍手を送りたい。コロナ禍で、時間も内容も制限のある、限られた状況下で、みなさんは、やり切りました。まずは、やりきった自分、やり切った仲間を褒めてください。今日の文化祭は、企画、様々な準備、そして当日の運営と、まさに生徒諸君の手作りで温かみのある文化祭でした。何よりも印象的だったのは、学年の生徒諸君みんながみんなをリスペクトしている、温かい集団であるということ。一生懸命に作った作品をみんなで感心しながら鑑賞し、ステージでの発表では、発表の前後、発表の途中でも自然と温かな拍手が起きていたこと。実行委員のみなさんもよく連携し、見事な運営でした。フロアで鑑賞する生徒の態度もよかった。私はこの行事を、新型コロナウイルスの影響で中止になった、様々な諸行事の代替行事として捉えていたことを撤回したい。飯沼中学校3年生によるオリジナルの学校行事だと断言する。みなさんは、コロナに負けませんでした。困難な状況にも負けずに一致団結して、素晴らしい行事を作り上げたこの経験と仲間との友情は、これからを生きる上での自信と勇気を与えてくれるものになることでしょう。楽しく、心温まる時間をありがとう。お疲れ様でした。
最後に、「画竜点睛」という四字熟語があります。意味は、物事の大切な最後の仕上げのことです。これは、竜の絵を描いて、最後の仕上げに竜の瞳を描き入れたところ、その竜が絵から飛び出して天に上って行ったという中国の故事に由来しています。3年生の生徒諸君は、まさに今から、これからが、飯沼中での3年間の「画竜点睛」です。春からのそれぞれの第一歩を、希望に満ちた笑顔と自信を持って踏み出すために、今日からまた次の目標に向けてがんばっていこう。(11月7日 校長)
いきいき子育て②
子供たちの一番の願い、それはなんだと思いますか?
「あなたの家庭に最も望むことは何ですか」と子供たちに聞いた教育関係誌のアンケートでは、どの年代の子供も一番多かった答えは、「家族のみんなが楽しく過ごす」でした。そんな当たり前のことを子供たちが願わざるを得ない現実を、親として真剣に受けとめたいものです。いまや楽しい家庭は、家族が意識的に協力し合わなければなかなか得られません。子供にとって心安らぐ居場所になっているかどうか、家庭を見つめ直してみましょう。
自分を大切にできないならば、子供を大切にすることもできない
子育ては大事ですが、一日中、脇目もふらずに集中していては疲れてしまいます。親のイライラは、子どもに伝わっていくものです。大変な子育てだからこそ、自分の時間をも作り、心を健康に保つことが大切です。夫婦で助け合ったり、子育ての支えとなる仲間や社会の仕組みを活用したりして、リフレッシュする時間をつくりましょう。親が笑顔でいる家庭でこそ、子どもも幸せを感じられます。
学校公開日を通して
この度の学校公開日では、ご夫婦で参観に来られていた方が何組もありました。私ももう10年も前になりますが、息子の中学校で行われた土曜日の授業参観に妻と共に行ったことを思い出しました。つい悪い癖で、生徒達の机の間を歩いて見て回って、息子に夜、抗議されましたが…。お子様の発達段階を考えると、日々学校でどんなことを勉強しているのか、どんな友達と一緒にいるのかなど、ご家庭でお子様が話したがらなくなっているご家庭も少なくないと思われます。授業参観や学校公開日を積極的に利用して、お子さまの学校での様子を見ることは意義深いものだと考えます。 つづく (11月6日 校長)
学校公開日②
本日は、学校公開日の二日目でした。二日間、多くの保護者・地域の皆様にご参観いただきまして、ありがとうございました。保護者の皆様から頂きましたアンケートを拝読させていただきました。概ね、楽しそうに学校生活を送り、授業をしっかりと受けているというご意見が多く、胸をなでおろしたところではございますが、中にはいくつか、耳の痛いご意見をも頂戴いたしました。私は、苦情や耳の痛いご意見やご指摘は、学校にとって、学校が良くなるための宝のようなヒントだと考えています。今回の学校公開日に頂いたご意見を真摯に受け止め、さらに飯沼中学校の教育活動を良き方向に進めていく所存です。また、学校公開日に限らず、本校の校長室は、いつでもドアが開いています。生徒、教職員はもちろん、保護者・地域の皆様もいつでも校長室にお越しください。そして、飯沼中学校がさらに良くなるためのヒントをお聞かせください。どうぞよろしくお願いいたします。(11月5日 校長)
2年生進路学習会
今日の5,6時間目に、本校体育館にて、2年生対象の進路学習会を行いました。2年生の2学期は、上級学校について毎年学習します。いま、2年生の廊下には、生徒達が分担して調べ、まとめた模造紙が所せましと並んでいます。今日は、高等学校の先生や本校の卒業生にお越しいただき、高校の紹介、中学時代の受験体験と高校生活の様子などをお話しいただきました。本校の2年生の生徒達は、話の内容や、入れ替わりで飯沼中を卒業していった立派な先輩方の話を、食い入るように、目を輝かせて聴いていました。数年後に本校の卒業生として後輩たちに胸を張って自分の進路について話せる人になれるといいですね。(11月5日 校長)
3年生、校長面接が始まりました
本校では毎年、3年生を対象に、高校受験や卒業を見据えて、校長との面接を昼休みと放課後に行っています。今年も本日より110名の生徒達一人一人と面接を行ってゆきます。受験や卒業を控えた3年生として、中学時代のことや高校でがんばりたいこと、そして将来のことなど、自分自身のことをまずしっかりと言えるようにしましょう。さらに社会にも目を向け、自分の意見をしっかりと持ち、言えるようにしておきましょう。よく聞かれる質問例については、まずしっかりと考え、原稿を作り、実際に声に出して言う練習をしましょう。頭で考えるのと、声に出して言うことは、実は全然違うものなのです。必ず、事前に声に出して練習するようにしましょう。(11月4日 校長)
学校公開日①
今日は雲一つないさわやかな朝でした。本校では、今日、明日を学校公開日に設定しています。授業の参観はもちろんですが、それだけではなく、部活動の朝練習、学級での朝の会、休み時間、給食、帰りの会、放課後の部活動と一日中いつでも参観していただいて結構です。ありのままの本校を見ていただき、お気づきの点をアンケート用紙にご記入していただき、今後の教育活動に活かしたいと考えています。ご来校の際は、お手数ですが、受付名簿にお名前、来校時間と退校時間、検温結果、アンケート用紙のご記入をお願いするとともに、参観の際には、密にならないよう、ソーシャルディスタンスの確保にご協力をお願いします。また、今月21日(土)には、1、2年生の体育的活動の授業参観を予定しています。こちらもぜひ、ご来校のほどお願いします。(11月4日 校長)
English tea time を紹介します
本校では、毎週月曜日の昼休みに、英語教室にて、English tea time と称した、楽しく英語に親しむ時間と場の設定を行っています。まだ始まったばかりで、教室環境はこれからどんどん整えていきますが、コンセプトはイングリッシュ・オンリーです。壁には英字新聞、外国のポスター、音楽は英語の曲、そして英語で遊ぶ簡単なゲームなど、毎年11月に市の教育委員会が行っている、カスカベ・インターナショナル・フレンドシップ・デーのようなものを校内で日常的に行いたいという、英語科職員の提案で始まりました。飯沼中がまたひとつアカデミックな学び舎となりました。(11月2日 校長)
いきいき子育て①
~我が子の幼い頃の弾む笑顔は、親の一生の宝物~
埼玉県では、教育に対する関心と理解を一層深める機会として、毎年11月1日を「彩の国教育の日」、11月1日から7日までを「彩の国教育週間」と定めています。そこで、この飯中ブログの場を通して、保護者の皆様と教育や子育てについて一緒に考えていきたいと思い、筆を執りました。ご意見、ご感想は、iichuu.kyomubu@gmail.comまで。
さて、子供は、生まれてから3歳までの間に一生の親孝行をする、という名言があります。赤ん坊の笑顔は可愛い。保護者の皆様も、当時その笑顔を見るだけで、仕事の疲れやストレスもすべて忘れてしまったという方は、少なくないでしょう。多くの親は帰宅して、赤ん坊の笑顔を見れば、その無防備で純白の心からの笑顔を見れば、ほっと心が和むものです。そのときの赤ん坊は親に生きるエネルギーを与えているわけで、その意味で、子は無意識のうちに親孝行をしているのですね。あるいは2,3歳の頃、幼子は親の帰宅を待っていたかのように玄関に飛んできます。そして親の胸に飛びつき、身体を押しつけてくる。外でどんなに辛いことがあっても、ぐりぐり身体を押しつけてくる、やわらかい幼子を胸に抱くだけで、「がんばらなくちゃ」と思うのは、経験者なら誰にも身に覚えがあることです。ここでも幼子は親孝行をしていることになりますね。
つまり、幼い子はそこにいるだけで、笑顔を見せるだけで、親孝行をしているということです。ですから中学生になって生意気になったり、高校生になって親とろくに口もきかなくなっても嘆いてはいけないのです。我々は先に余りある幸福をもらっているのですから。実際には2,3歳というよりも、小学校の低学年くらいまでですかね?自分の家の他にも世界があることを知り、それまでは親や祖父母だけが幼子にとってのすべてだったものが、親の手を握りしめなくても、友人あるいは一人で、外の世界に探検に乗り出していく。特に中学にでも入ろうものなら、こちらはまだ時には子どもの手を握ったり、抱きしめたくなるのでしょうが、子の方が嫌がって、悲しいことに親を“うざったい存在”と見るようにもなります。それが子を持つ親が等しく待ちかまえている宿命なのです。しかし、だからといって勉強も、部活動も、友人関係も、進路も、スマートフォンの使い方もすべて自分の意志で勝手に決めなさいというのは、親としての思慮が浅く、無責任だと思います。付かず離れず、どのように子育てを考え、実際に接していけばよいのかこれから一緒に考えていきましょう。(11月2日 校長)
10月が終わります
早いもので、9月の残暑が終わり、10月は涼しく、過ごしやすくなりましたが、明日の土曜日でその10月も終わります。昨日は、1年生のウォークラリー、3年生の進路学習会と大変お世話になりました。本年度の後半は、引き続き、社会情勢と生徒の発達段階に応じた、学年ごとの取り組みを行ってまいります。ご理解、ご協力のほどお願いいたします。(10月30日 校長)
3年生進路学習会
本日午後、3年生の進路学習会が体育館で行われ、多くの保護者の方々にもご参加いただきました。お忙しいところご参加いただきましたことに改めましてお礼申し上げます。ありがとうございました。11月10日から全校三者面談が予定されており、3年生は進路の具体的な話になります。どうぞよろしくお願いします。なお、担任を窓口といたしますので、面談時でなくても、進路についてご不明な点がございましたら、遠慮なさらずにお問い合わせくださいますようお願いします。(10月29日 校長)
秋空の下、笑顔いっぱいのウォークラリー ~飯中生はアウトドアでも多くのことを学ぶ~
雲一つない秋空の下、一年生112名が元気いっぱいにウォークラリーに出発しました。さすが飯中生、朝の出発式では、この半年間での成長を感じる、一年生としては満点以上の集団行動ができ、さらに実行委員の各生徒達が、素晴らしい進行とそれぞれの分担のスピーチをしました。
12時20分頃最後の班が学校に到着しました。正門前で「おかえりなさい」という校長に対し、どの生徒達も「ただいま帰りました」と笑顔でこたえてくれました。帰校式では、教頭先生から、こんな話がありました。班ごとに公園に到着した生徒達は、道中、班のみんなで楽しく会話することができました。と声を揃えて言っていました。また、公園を出発するときに、学年主任の一條先生に、ジュースを用意してくださりありがとうございましたと言えた生徒がいたと。また、武田先生からの話では、チャイムの鳴らない屋外で、生徒のみなさんが伸び伸びと過ごしている姿に癒されました。行事っていいなと改めて思いましたと。帰校式が温かい雰囲気に包まれました。秋の日にとても良い行事ができたことに、校長から、生徒、教職員、保護者の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。(10月29日 校長)
自立と自律
いま、1年生の廊下には、「自律」という掲示物が貼られています。「じりつ」という言葉を耳にしたときに、みなさんは、「自律」という漢字を思い浮かべますか。私はどちらかというと、「自立」です。飯沼中学校の教育の最終目標は、みなさんを自立させることです。自分で立つ、つまり自分の力で生きていくということです。飯沼中学校の学校教育目標は、「自主実行」ですが、それと同じくらい大切なものとして、校長が毎年示す、先生方の教育活動における合言葉みたいなものがあります。それは、「生徒一人一人が輝き、夢を育て、自信を持って未来の社会に生徒を送り出す学校」です。この中の、後半部分にある、「未来の社会に生徒を送り出す」というのが、自立することのできる人間を育成するということなのです。それでは、どうすれば「自立」することができるのでしょうか。それは、「自律」することのできる人になるということだと考えます。自律とは、字のごとく、自分を律することです。自分をコントロールすることができるということです。遊んでばかりの人、部活動しかやらない人、勉強だけの人、これらは全て自律できていない人です。発達段階の途中にある生徒諸君は、好き・嫌いや得意・不得意はあって当然ですが、好きなことしかやらない、得意なことしかやらない人は、7月の学校だよりにも書きましたが、高い砂山を作ることができないのです。嫌いなことでも大切なこと、不得意なことでも大切なことを我慢してやること、それこそが自分を律するということなのです。また、思ったことを何でも口に出してしまう人はいませんか。SNSで深く考えもせずに人の悪口を言ってしまう人も、自分をコントロールできない人です。飯沼中学校の生徒諸君、自立するために、自律しなさい(10月28日 校長)
春日部法人会様から素敵なプレゼントをいただきました
3年生の夏休みの宿題であった、「税の作文」の応募に対して、春日部法人会様よりお礼の品をいただきました。全校生徒にポケットウェットティッシュ、クリアファイル、消しゴムをいただきました。春日部法人会様ありがとうございました。生徒のみなさんには、近日中にお配りしますのでお楽しみに。(10月27日 校長)
家庭学習を考える ② ~お風呂の原理~
今日から読書週間ですね。読書の秋ということで、みなさんもたくさん本を読んで、頭を鍛え、心を耕しましょう。読書については、先日、連載したのでそちらを参照してください。今日は、「家庭学習について考える」の第2回です。生徒諸君の中には、「家庭学習をやっても成績が上がらないんだよなぁ…」と思っている者がいるかもしれませんね。このことについて今日は話をしたいと思います。私は勝手に、「お風呂の原理」と名付けている話があります。家での仕事分担で、お風呂を洗い、お湯をはることが自分の役割である生徒もいることでしょう。お風呂に水を入れるときのことを思い出してください。お風呂に栓をして、水を出すと溜まっていきますよね。その様子を「まだかなぁ…」と思って見ていると、なかなか水は溜まりませんよね。でも、その場を離れ、テレビを見ていたり、他のことをしていると、あっという間に水が溜まりますよね。今は自動で水が止まるお風呂が多いと思いますが、ひと昔前なら、水があふれてしまい、大変なことになってしまうこともありました。勉強もこれと同じなのです。昨日は1時間勉強した、今日は1時間半。成績が上がったかなぁ…と思っているうちはなかなか成績は上がりません。そうではなく、学校で習ったことを家で復習したら、ワークができた、家庭学習で教科書を読み、意味を調べて次の日の授業に臨んだら、授業がよく解った。この、「解った、できた」という喜びや、やりがいを、さらに、「もっとやってみよう」というやる気に変えるのです。テストの点数や成績のことなど忘れ、解るって楽しいという気持ちを味わい、日々家庭学習を続けてみよう。しばらくすると、必ず君の成績は上がっていますよ。(10月27日 校長)
10月も最後の週、そこで、家庭学習を考える ①
10月もいよいよ最後の週となりました。秋が深まり、本当に過ごしやすくなりました。飯沼中学校の生徒達は、大変よく授業に取り組んでいます。授業を支える家庭学習はどうでしょうか。学習は、家庭での予習、学校での授業、家庭での復習というサイクルが成立して、定着の度合いが高まります。この、予習・授業・復習の何に力を入れるかは、個人により、多少の軽重の違いはあれ、どれ1つとっても、決しておろそかにしてはならないものです。家庭学習では、まず、その日に習ったところを、教科書とノートをざっと読んで、見直します。10分もあれば終わるでしょう。次に、学校で使っているワークを開き、その日習ったところを探してやってみましょう。本当に理解できているかが分かります。一回の授業内容なら15分~20分もあれば終わります。これが復習です。さらに自分で購入した参考書や問題集、塾のテキストなどをやるのもよいでしょう。最後に、翌日の授業の予習をします。まだ習っていないところをやるわけですから、当然、解らないところもあるでしょう。あっていいのです。「ここは自分で教科書を読んでも分からなかったので、明日の授業ではここをよく聴こう」という準備をすることが予習なのです。10分もあれば教科書を読めるでしょう。特に家庭学習で予習・復習をやってもらいたいのは、英語と数学です。他の教科は、しっかりと授業を受け、宿題をやる程度で大丈夫だと思われます。10月も最終週です。過ごしやすい季節である今、しっかりと家庭学習の習慣をつけてもらいたいと思います。(10月26日 校長)
機器を使った授業
昨今、コンピュータや、その関係機器を使っての授業が急速に進み、本校における授業や特別活動においても、パソコンや大型テレビモニターを使っての授業が大幅に増え、生徒も当たり前のように授業を受けています。上手に使えばこんなに便利で有効な機器はありません。今後、かなり近い未来に、生徒一人につき、一台のタブレット型パソコンが導入される予定です。私たち教職員も、時代の流れに取り残されないよう、日々、研鑽に努めなければなりません。保護者の皆様も、お子さまに負けないようにしましょう。(10月23日 校長)
生徒会役員選挙
本日は午後、飯沼中学校生徒会本部役員の改選選挙に係る、立会演説会と投票が行われました。本来であれば、体育館に全校生徒が集まり、演説会が行われるのが毎年の恒例ですが、今年は、新型コロナウイルスの関係で、放送とリモートによる演説会となりました。このたび立候補した生徒達はみな、各学年、各学級のリーダー達で、誰が当選しても安心して任せることのできる生徒達でした。しかし、過日の新人戦や駅伝大会もそうですが、物事には、人数の枠というものがありますので、生徒会役員の場合は、全校生徒による投票により役員が決められます。本校では、この選挙を役員を決めるためだけの活動にとどめず、民主主義とは何か、自治とは何か、というところまで掘り下げて、発達段階に応じて、様々な教育活動の場面を通じて指導します。また、社会に目を向け、自分の意見を持つことにも触れますし、3年生にとっては、わずか3年後には有権者となることをしっかりと意識させる意味で、春日部市の協力を得て、実際に使用されている投票箱や記載台を使用しての投票を行いました。学校は小さな社会です。今後も生徒達にとって、学ぶことの多い場でありたいと考えます。(10月22日 校長)
秋晴れの日に深まる、本校教育活動
昨日に引き続き、本日も気持ちのよい秋晴れとなりました。本日は、2年1組で道徳の研究授業を行いました。多くの教員が参観に来て、自らの研修としていました。また、2年1組の生徒達に感心しました。今日は、新人戦もひと段落した2年生に、先輩になるということと題した内容を考えてもらいました。部活内にありがちな不文律の決まりや裏校則についての内容でしたが、個人として考え、その後、生活班で意見交流、最後に学級全体での意見の発表と、どの場面の活動も2年生として立派でした。意見内容が立派であるとともに、仲間との意見交流や発表も立派な中学生でした。(10月21日 校長)
力走!飯沼中 大躍進、伝統という襷を来年度につなぎました
秋晴れの良き日に、飯沼中学校及び周辺地域を周回コースとして、市内駅伝競走大会が行われました。今年度は、新型コロナウイルスの影響で、各校1チームのみのエントリーで、無観客で行われました。この大会を通じ、校長の私がとても嬉しかったことが2つあります。1つ目は、本校の体育科の先生と関係生徒達が大会運営の面で、労を惜しまず尽力してくれたことです。大会の会長様からも、気持ちの良いあいさつと、大会運営における会場準備や後片付けを朝早くから、そして、他校の生徒が帰った後にやってくれた飯沼中の先生方や生徒のみなさんに感謝いたしますと、開会式、閉会式ともに、話をされていました。大会の会場になっていることは、その裏で大変な面も多々ありますが、いやな顔1つせずに力を貸してくれることのありがたさには、頭の下がる思いがしました。大変ありがとうございました。嬉しかったことの2つ目は、チームががんばったことです。まず、男女とも順位とは別に、一枚岩となったチームであったこと。走る直前まで体を冷やさないように着ていたものをサポート役の生徒がそばにいて受け取ってあげたり、飲み物やタオルを持ってあげたりなど、自分がすべきことをしっかりと自覚して行動していたことが素晴らしかった。そして、選手一人一人の力走も素晴らしかった。特に男子は、なんと大躍進の6位入賞を果たしました。この素晴らしい取り組みと結果をお疲れさまでしたで終わりにしてはいけません。飯沼中学校の新たな良き伝統として、受け継ぎ、発展させなければなりませんね。その襷は確実に3年生から1,2年生に引き継がれたのです。明日からまた頑張っていきましょう。(10月20日 校長)
読書のすすめ 【 番外編 】
~3年生諸君へ~
いま、3年生は国語の授業で、魯迅の「故郷」を学んでいる。3年生の国語担当の佐藤先生は、国語科の教員としての視点で、3年生に授業での指導を行っています。それとは別に、私は、今を諸君と共に生きる、人生の先輩として、諸君にこの作品を通して、伝えたいことがあります。まず、みなさんはこの作品を読んで、何を思ったでしょうか。これまで、この飯中ブログで述べてきましたが、本をたくさん読む人は、考えが深くなり、想像力に富む人になります。1つの作品を読んでも、1つの映画を観ても、受け止め方や感じ方は、人それぞれなのです。私は先日、久しぶりに3年生の国語の教科書を手に取り、「故郷」を何十年ぶりに読み直してみました。私は数学の教師ですので、「故郷」を読むのは、約35年ぶりだったわけですが、再度この作品を読んだ感想は、「これ、今の中学生に分かるのか…」でした。当時の中国の封建社会の中で、多くの国民は、生まれる前から、そして、この先の未来もずっと、身分社会が続くものだと思い、疑うことさえしない人生を日々送っていた。幼き頃、無邪気に遊んだ友人だと思っていたルントウと、時が経ち再会した時に、「旦那様(だんなさま)」と自分を呼んだことにショックを受けるのです。「この時の主人公の気持ち」を読者がどう受け止めるかこそが、それぞれの感じ方のレベルに大きく左右されるのです。言葉にできるかどうかもレベル次第ですが、みなさんはどう感じましたか?何かを深く感じるか?私が何を感じてほしいのかも分からない人もいるかもしれませんね。主人公は、昔の自分達のように、無邪気に遊ぶ、お互いの子供たちには、自分たちが経験しなかった「新しい生活」、「新しい社会を」と願う。
「もともと地上には道などはない、歩く人が多ければ道になるのだ」つまり、混沌とした世の中も、みんなで希望を持って進むことで、社会は変えられる、ということだ。半年後に義務教育を修了し、広い社会へと旅立つ3年生諸君には、再度、「故郷」を読んでみてほしい。そして、夢や希望、志(こころざし)を持って生きていってほしい。そうすることが、近い将来、諸君が活躍する社会を、より良くすることにつながるのだ。(10月19日 校長)
読書のすすめ
読書のすすめ④
ひとつの知識を身につけると、教養はネットワークのように、どんどん広がっていきます。たとえば、ワインに関する本を読めば、ワインの歴史や産地、産地の言語・経済・宗教・芸術……という具合に、知りたいことが次々に出てくるはずです。また、読解力は、これからの時代、ますます重要になるスキルです。読解力は今のところ、AI(人工知能)には習得が困難な能力のため、読解力の高い人はAIに仕事を奪われないだろうと考えられています。裏を返せば、読解力を必要としない仕事は、そのうちAIに取って代わられてしまうということなのです。これまで長々と語ってきましたが、飯中生には、読書の楽しみを知る人になってほしいですし、その結果、広い教養を身に付け、創造力に富んだ豊かな人になってほしいと願っています。今週は、雨の週末になりそうですね。読書の秋に本をたくさん読みましょう。体を冷やさないように…。 【 番外編 】につづく (10月17日 校長)
読書のすすめ
読書のすすめ③
読書をして想像を膨らませたり、考えをまとめたりすることは、創造力を付けることにつながります。これは、テレビやインターネットを見ていたのでは、決して成しえないことで、脳科学の実験でも脳の使われ方が違うということが実証されています。創造力は、新しい企画・アイデアを出すときや、問題の解決方法を考え出すときなど、仕事、学習、日常生活のあらゆる場面において、なくてはならない能力です。創造力がないと、与えられた情報や指示以上のことを自分で生み出せない「マニュアル人間」、「指示待ち人間」になってしまう恐れがあります。また、視野の広い人間になるには、とにかく学びのアンテナを広げることが大切です。身の周りのあらゆることに関心を持ち、特定のジャンルに固まることなく、様々な種類の本を手に取ってみましょう。 つづく(10月16日 校長)
今日は、昨日に引き続き、春日部市教育委員会から先生をお招きして、研究授業を行いました。
読書のすすめ
読書のすすめ②
今年は新型コロナウイルスにより、長期に渡る休校がありましたので、読書をする児童生徒の割合は、良い傾向に転じていると思われます。本来、読書は効果を期待してするものではなく、面白いから読む、興味があるから読むわけですが、その副産物は、素晴らしいものがあると思います。私の考える読書の効果は、①想像力・創造力が豊かになり、脳が活性化する、②知識や教養が増え、視野が広がり、仕事や日常の生活にヒントをもらえる、③読解力が高まり、ボキャブラリーが増えるなどです。つづく (10月15日 校長)
民生、児童委員連絡協議会
本日は午後より、学区の民生委員、児童委員の皆様にお越しいただき、学校のこれまでの教育活動の様子をご理解いただくとともに、授業をご参観いただき、生徒達の学習の様子をご覧いただきました。また授業参観後は、委員の皆様から地域の様子、担当地区の生徒やそのご家庭の様子など、有意義な情報交換をさせていただきました。本来この会議は、例年6月に実施しているのですが、学校の休校があったため、ここまで実施を見合わせてきましたが、ようやくの実施となりました。公立学校は、地域の中にあり、地域と共に学校を経営・運営するものであると考えます。新型コロナウイルスの関係で、現在、様々な制限がありますが、本来は、授業をはじめ、教育活動に地域の方々のご協力をいただくとともに、行事にお招きし、生徒の活躍をご覧いただいたり、地域の行事にも積極的に生徒や教職員を参加させ、共に汗を流し、喜びを分かち合いたいと考えています。今後とも、飯沼中学校の生徒及び教育活動にご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。(10月14日 校長)
生徒会役員改選選挙にむけた活動はじまる
今日から朝の登校時間を使って、生徒会役員の改選選挙にむけた選挙活動が始まりました。立候補した生徒及び応援の生徒達が熱心に校門を通る生徒へ支持を訴えかけていました。本校は生徒会活動が大変盛んです。専門委員会の活動やボランティア活動を積極的に展開し、さらに無人購買などは、他校にはない素晴らしい取り組みだと思っています。これまでの本部役員の生徒達から、良き伝統を受け継ぎ、さらに発展させてくれることを願っています。そのための役員選挙は、10月22日(木)に行われます。学校は小さな社会です。民主主義とは何か、自治とは何かを学校で大いに学んでください。(10月14日 校長)
読書のすすめ
読書の秋という言葉があります。暑い夏や寒い冬は、なかなか読書に没頭する気分にはなれない人も少なくないのではないでしょうか。春は、暑くも寒くもなく、暖かく過ごしやすいですが、大地のエネルギーを感じ、外に出たくなってしまいますよね。一方、秋の涼しさは、心を穏やかにしてくれ、静かな環境でゆっくりと読書をしたくなるものです。さて、先日こんな調査結果を目にしました。全国学校図書館協議会が行った、第65回学校読書調査の結果によると、2019年5月の1ヶ月間の平均読書冊数は、小学生は11.3冊、中学生は4.7冊、高校生は1.4冊だったそうです。また、5月の1ヶ月間に読んだ本が0冊である「不読者」の割合は、小学生は6.8%、中学生は12.5%、高校生は55.3%だったそうです。飯沼中学校の生徒諸君は、ひと月にどのくらい本を読みますか。 つづく (10月13日 校長)
中間テストお疲れさまでした
飯沼中学校の生徒のみなさん、中間テストお疲れさまでした。今日からまた、大好きな部活動が思い切りできますね。さて、1学期にもこのホームページで言いましたので、詳しくは書きませんが、定期試験は、高校の入学試験とは目的が違い、自分のこれまでの学習を振り返り、身に付いていなかったところをやり直すことが最大の目的です。テストの点数に一喜一憂するだけではなく、しっかりとやり直しをすることを忘れずに。(10月12日 校長)
英検
今日は、本校を会場として、日本英語検定協会の「実用英語技能検定」、通称「英検」が行われ、約30名の生徒が受験しました。また、塾や書店で申し込みをして、本校以外の会場で受験する生徒もいたと思われます。昨年度より、春日部市は、中学3年生を対象に、英検の検定料の助成を行っています(詳しくは下記、市役所ホームページを参照してください)。私は、生徒諸君には、何事も前向きにとらえ、積極的に生きていく人になってもらいたいと日頃から願っています。昔と違い、今は英語の検定も、「英検」以外にも、「TOEIC」や「TOEFL」などいくつかの種類があります。市からの助成の有無にかかわらず、こういったものに積極的にチャレンジする生徒であってほしいものです。英検は年間を通じて3回実施され、次回第3回は、年明け1月23日(土)に本校で実施予定です。1、2年生もどんどんチャレンジしてみましょう。(10月11日 校長)
雨にも負けず、風にも負けず飯沼中は元気です!
台風14号が近づいている中での土曜授業でした。私が今日一番に感心したことは、朝の登校です。誰一人遅刻しなかったことです。社会人である保護者の方からすれば、当たり前の事なんですけれどもね。私は昨日、職員に「台風が来ているので、安全第一で登校することは、必ず学級でもメールやホームページでも伝えること。また、事前に言う必要はないが、もし、登校が困難で、登校時間に間に合わなくても遅刻にはしなくてよい」と言いました。今日の朝の登校時は、それなりに雨が降っていましたが、みんなきちんと傘をさして、川辺小の交差点を、元気にあいさつを交わし登校していました。雨で傘をさして歩くということは、普段よりも時間がかかる、交差点も一回で渡り切れない時間帯もありました。にもかかわらず誰一人遅刻をする者がいなかったということは、普段から時間に余裕をもって家を出ている、または、今日は雨で時間がかかりそうだから早めに朝、家を出たということです。いずれも中学生として合格点をあげられる行動です。もっとしっかりした生徒なら、濡れた体やカバンを拭くタオルを一枚余計に持っていくとか、靴が濡れてしまうかもしれないから、替えの靴下を持って行き、濡れた物を入れるビニール袋も持って行こうなどと考えるでしょう。このように、生活の中で物事をよく考え、先を見通して行動することができるようになれば、立派な中学生です。きっと勉強の成績も上がることでしょう。今日は月曜日の中間テストに向けての諸活動停止期間中であり、給食終了後に下校となりましたので、中間テストに向けてしっかりと勉強に取り組んでいるはずです。がんばれ飯中生!(10月10日 校長)
進路について③ 「選ぶ」ということ
生きるということは、刻一刻と流れ続け、かつ、先の見えない時のなかを、何らかの決断を繰り返しながら過ごすということです。例えば、最初の就職先に定年(60歳)まで勤めるという生き方を選ぶ人もいれば、方向転換を選ぶ人もいます。年老いた両親の面倒を見るために東京の会社を辞め、故郷に帰るという人生を選ぶ人もいます。誰もが「後悔しない生き方を選べばいい」と最後には決断をするものです。
先のことを考えるということは大切なことで、将来自分はどんな人間になり、どう生きたいのか、というイメージを持っている人は、「そのためには、今自分はどうしたらよいのか」という判断がつきやすい。将来のイメージがないと、すぐ目の前の損得で判断するから、後で後悔をするかもしれない。将来のイメージがあると、「今は辛く、損をしているように感じても、将来のためなんだ」という判断がつくから、苦境や不利と思われることにも耐えることができる。簡単には絶望しない。愚痴ることもない。いま目の前にある楽しい事しか考えない者や、簡単に自分の限界を決め、苦労や努力から逃げる者は「~はしたくない」、「~の方が楽だ」となりやすく、自分の人生が広がっていかないことが多い。
また、進路を考える上で、後悔しないための決断には、心の支えがあると最高の助けとなります。それが家族だけではなく、先生、友達、先輩、後輩などに囲まれたら益々不安なしに目標に向けて全力を尽くすことができます。より良い人間関係を作り、自分の居場所を作り、互いに高め合うことを、いま学校で学んでいます。良かったことや悩んでいることをいつでも仲間や先生と話すことができ、教室に入った瞬間、ほっとするクラスをこれからも作って行きましょう。こんな力もよくいう「生きる力」の1つだと思います。(10月9日 校長)
季節を感じられる人に
あれほど長かった梅雨が一気に明け、猛暑が続いた夏が、遠い過去のように思えるほど、一気に涼しく、そして寒くなりました。こんな時は、体調の管理がとても重要です。夜寝るときは、一枚多く布団をかけるとか、お風呂に入ってよく温まるなど、体を冷やさない工夫を、誰に言われなくても、自分でできるようになりましょう。
私は、飯中生に、季節を告げる風よりも早く、季節の移り変わりを感じられる人になってほしいと思っています。例をあげれば、涼しくなったり、寒くなったりするよりも前に、秋を感じる感性を身に付けてほしいということ。空を見上げ、夏の雲から秋の雲になったことをいち早く感じる感性、稲刈りをしているのを見るよりも早く、たわわに実った稲穂を見て、間もなく稲刈りだな、もう秋なんだなと思う感性を身に付けてほしいということです。こういったことを感じられる人は、人と人とのつながりの中でも、色々なことに気づき、相手に気を遣うことができる、気持ちのよい人になれます。きっと誰からも好かれる人になるでしょう。(10月8日 校長)
3年生諸君へ ~進路について②~
【君は一人じゃない、独りぼっちにならないこと。みんなで助け合ってゆくこと。この時に友情が生まれる】
進路を考える時期に、なかなか思い通りに事が進まないことも多く、人は苦しいとき、つい「自分だけが…」と思いがちですが、みんなも同じように苦しいのです。その苦しさを共有し、お互いに励まし合いながら乗り切ろう。苦しいときに芽生え育った友情はとても強く、美しいものです。 君は一人じゃない!応援してくれる人がたくさんいる。家族のみんな、先生方、その他の大人の人達、たくさんの人達が君のためになろうと思っています。君が「うるさいなぁ」と思うことを先生や保護者が言うのもそのためなのです。ムカツク前に「ありがたいなぁ」と思えば、気持ちがスーッとして「頑張ろう!」という気持ちが自然に生まれてくるはずです。
【良いクラス、良い仲間をつくることは結局、自分自身に返ってくることなのです】
今年は、新型コロナウイルスの関係で、様々な行事が中止となりました。しかし、行事はなくとも、毎朝、教室に入ると、いつもの顔ぶれの仲間たちがいる。その仲間たちと過ごす時間、それは、ほっとする居心地の良い、かけがえのない自分の居場所であるはずです。そんなクラスの持つ力は、一人一人の力を大きく羽ばたかせてくれるものです。君たちが卒業するときには、3年間の様々な活動を通して、かけがえのない友情を育み、それが人生の財産であることを知るでしょう。そしてどんな時も君の味方になってくれる家族という存在の大きさも知ることになるでしょう。クラスの仲間と過ごす日々も、あと半年を切りました。共に支え合い、喜びを分かち合える仲間とがんばってくれることを願っています。(10月7日 校長)
美しい涙
まず、はじめに、男子テニス部が、先日の個人戦において、2ペアがベスト4入りで県大会出場を決めたことに続き、今日の団体戦では優勝し、県大会に出場することが決まったことに祝意を表したい。日頃の努力が実を結び、優勝し、県大会の出場権を獲得したこと、本当におめでとうございます。春日部市の中学校の代表として、県大会でも大いに活躍してきてください。それでは他の部活動の諸君達は、どうだったかというと、結論から言えば、優勝はできませんでした。つまり、どこかの試合で負けてしまったということですね。しかし、試合に向けて一生懸命に練習したこと、そして、試合当日も最後の最後まで決してあきらめることなく自分や仲間を信じて力を尽くしたことは、君達を大きく成長させたのです。胸を張って、明日からまた学校生活をがんばっていきなさい。ただし、ここで優勝した男子テニス部を含め、言っておきたい。試合に向けて、顧問の先生がどれほどの思いを込めて君達を指導してくださったか、保護者の方がどんな気持ちで、道具やユニフォームを買ってくれたり、お弁当を作ってくれたかを考えてみてください。新人戦に向けて、君たち生徒諸君は、試合に勝つことを目標としてよくがんばってきた。しかし、飯沼中の生徒達には、それだけでなく、自分を支えてくださっている人達への感謝の気持ちを感じられる人であってほしい。今日、女子バレー部の試合を観た。結果は残念ながら、春日部中に惜しくも負けてしまった。試合後に顧問の先生方の周りに集まり、これまで、そして今日のゲームで、よくがんばったこと、課題を意識して明日からまたがんばっていこうという話を聴きながら、涙を流している生徒が何人もいた。私は、なんて美しい涙なんだろうと目頭が熱くなりました。彼女たちは、新人戦を通し、仲間と共にがんばることの素晴らしさ、顧問の先生方や保護者の方々への感謝の気持ちを持てたのだ。勝つという目標は達成できなかったが、教育としての目的は達成できたのだ。他の部の生徒達も同じであろう。今日の課題を決して忘れずに、ひと冬がんばろう!今日は飯沼中がまた1つ良い学校になった。美しい涙に感謝です。(10月6日 校長)
3年生はいま、人生の別れ道にさしかかっています
これまでみなさんは、小学校も中学校も義務教育ということで、同じ地域の仲間と同じ学校で勉強や運動をがんばり、喜びや、時には悲しみや苦しみを共にしてきましたが、中学を卒業すると同時に、それぞれ違う道を歩き始めることになります。3年生は今、卒業後の進路をどのように歩んでいくのかを本人はもちろん、保護者、先生、周りの大人と一緒に考え、自己実現に向けて必死に努力をしています。生徒達にとって、初めて経験する人生の別れ道です。いろいろと思い通りにならず、苦しいこと、悩むことなどが生徒達に降りかかってくるときでもあります。彼らのこれまでの人生の中で、1番大変な時がこれから来るのです。しかし、だからこそ言いたい。 苦しかったり、悩んだりするから人間的に成長できるのであり、一番成長するのが今、この時期なのだと。挑戦し、ぶち当たり、必死で努力しなければならない。傷ついたり、しんどかったりするだろうが、へこたれないで乗り越えてほしいと思う。なにも成績が上がったり、学力がついたり、志望校に合格することだけを言っているのではありません。それは単なる結果です。大切なことは、苦しさに立ち向かい、それを乗り越えようとがんばること。その経験が人間としての厚みを増していくのです。これからの人生の中には、もっともっと大変なことはたくさんあります。その時、楽な方へ逃げてしまったり、潰れてしまったりしないような力を、中学時代にあらゆる活動を通してつけるのです。進路もその1つ。3年生、今日の東部地区学力検査お疲れ様でした。(10月5日 校長)
新人戦予選、がんばれ飯沼中!
10月3日は、スポーツの秋全開の土曜日でした。新人体育大会の市内予選会が各競技会場で行われ、応援に一日奔走するエキサイティングな一日でした。詳しい結果は、別の機会に報告いたします。校長の私が嬉しかったのは、試合の勝ち負けの結果より、どの部の生徒達も、最後の最後まで真剣に、そして真剣だからこその、「さわやかでかっこいい姿」が見られたことでした。明日6日(火)は、2回戦以降に残った競技が熱い試合を繰り広げます!最後の最後まで気をゆるめずにがんばれ飯沼中!健闘を祈ります。(10月5日 校長)
小、中学校の連携 ~他校から学ぶ~
本日は、中野小学校において、教育委員会の学校訪問が行われました。今年度から、本校職員を中野小学校や川辺小学校または市内外の中学校の授業参観に足を運ばせています。今日は、中野小学校にお邪魔させていただき、学区の小学校の様子を見たり、学習指導についての共通理解を図ることができました。また、本校音楽担当の教員を、豊春中学校に派遣し、音楽科の先生の素晴らしい授業の参観をさせていただきました。「教育は人なり」、「学ばざる者、教えるべからず」を合言葉に、他校の取り組み、他校の先生から真摯に学ばせてもらう姿勢をこれからも大切に持ち続けます。(10月2日 校長)
教育委員会学校訪問
今日から10月です。1年間の折り返し地点を過ぎたところです。これを機に、市の教育委員会と県の教育委員会の先生方に、ご来校いただき、本校の先生方全員が授業を見ていただき、ご指導をいただきました。明日からの教育活動に活かしていきます。(10月1日 校長)
9月も今日で終わり
気候がだいぶ秋らしくなり、過ごしやすい日が続いています。9月も最終日を迎え、明日からは10月です。1年間の後半戦に入ります。これまでによくできたことについては、引き続きの努力を重ね、さらに伸ばしてほしいものです。また、これまでの取り組みで見直すべきことがあれば、すぐにでも見直し、後半戦に立て直していきましょう。(9月30日 校長)
教育実習生が有終の美を飾りました
本校では現在、5名の教育実習生を指導しています。4名は本校卒業生で、1名は春日部市内の中学校を卒業した、いずれも前途有望な「先生の卵」のみなさんです。「若い」ということは、それだけで素晴らしく、授業の技術などは、当然まだまだですが、元気ではつらつと一生懸命に授業を行い、休み時間などにも楽しそうに生徒達と接している姿を、校長は目を細めて見ています。今日は、2人の実習生が研究授業を行いました。大学の先生も授業を見に来てくださいました。近い将来、埼玉県、そして春日部市の学校の教員として、教壇に立つことを楽しみに待っています。(9月29日 校長)
新人戦速報!
9月25日(金)に行われた、陸上部とバドミントン部の新人戦地区予選の速報です。本日28日(月)も両部活は予選会2日目となります。結果については、また報告いたします。また、これまで新型コロナウイルスに係る感性拡大の防止策の1つとして、ジャージ、体操着による登下校を行っていましたが、現在の情勢及び気候を踏まえ、本日から制服での登下校を実施します。本日から10月2日(金)までは、移行期間として、夏服、冬服どちらでも構いません。ご理解、ご協力のほどよろしくお願いします。(9月28日 校長)
新人戦市内予選が始まりました!
三年生が引退し、部活動の活動体制が1,2年生となり、最初の公式戦である新人戦。その市内予選が始まりました。
今日は、陸上部(野田市陸上競技場)とバドミントン部(吉川市総合体育館)の予選会がそれぞれの会場で行われました。詳しい結果等は、すべての部が終わりましたら、まとめて報告します。(9月25日 校長)
連休明けですがみんな元気!
9月の4連休が終わりました。連休明けの授業は、生徒も教員も休み疲れが出て、全体的にボーっとしがちなものですが、飯中生は今日も元気によくがんばりました。
PS:台風12号が関東地方に接近しています。もし、臨時休業その他の措置があるときには、配信メールと当ホームページに掲載いたしますので、ご承知おきください。(9月23日 校長)
叱ってくれる人に
みなさんの中に叱られたことのない人はいないと思います。私もこの歳になるまで、いろいろな人に叱られてきました。また、これからもたくさん叱られると思います。一番叱られたのは母親でした。「いつもおっちょこちょいなんだから!」「はやく勉強しなさい」、「こんな時間までどこで遊んでいたの」「口ごたえするんじゃない」とそれはたくさん叱られてきました。また、教師になりたての頃、ある理由で遅刻をしました。そのとき、「当たり前のことができないのならば、教師の資格がない。辞めた方がいい」と、こわい校長先生から叱られました。
毎日の生活の上では、「ほめて伸ばす」という言葉もありますが、実際には、ほめられることより叱られることの方が多いのかなと思います。学校で生徒諸君は、先生方から叱られることが一番多いのではないかと思います。叱られて気持ちの良い人はいないと思いますが、人間は自分に甘いところもあります。だから、ついつい怠けてしまったり、はめを外してしまうことがあります。そして、口に出す出さないは別にして、「だって~だったんだもん」、「あいつもそうなのに自分だけ~」「うるさいなあ、わかってるよ」などと、自分にとって都合のよい言い訳や愚痴を言ったりもしがちです。また私達は、様々な立場があり、叱られる人になったり、叱る人になったりもします。そこで、肝心なのは、叱られた時の受け止め方です。叱る人は、叱られる人の事を真剣に思っているから叱るのです。どうでもいい人にわざわざ叱りつける人はいませんよね。叱ってくれる人の本当の心を受け止める素直さを持ち、甘やかす人ではなく、自分のためを思い叱ってくれる人についてゆきなさい。(9月18日 校長)
発表の多い授業になってきました
授業での学習の中で、学級の仲間に対して、自分の意見、考え、感想を発表したり、解き方を紹介したり、作品への思いを説明したりする活動場面が多くなってきました。これからの時代は、プレゼンテーション能力(発表力)を高めることが強く求められます。今日は色々な授業の中で、発表力を高める取り組みが行われていました。(9月17日 校長)
1
ノート汚していますか
今日、いつものようにぶらりと教室を回っていると、1年生の国語の授業で、担当の中村先生が、「ノートを汚しなさい」と生徒に指導をしていました。一年生の国語では今、詩の鑑賞を勉強しています。詩にはたくさんの比喩表現があります。中村先生がおっしゃった、「ノートを汚しなさい」というのは、どういうことなのでしょうか。もちろん、落書きをしなさいというわけではありませんよね。ノートいうものは、自分だけの物であり、先生が黒板に書いたことだけをきれいに写しているうちは、まだまだダメで、先生が強調して言ったこと、つぶやいたこと、友達の発表した意見や考え、解き方、印象に残ったことなどをノートにどんどん書き込むのです。昨日、このブログで、自学自習の話をしましたが、積極的に学んでいる人のノートは、汚れているのです。中村先生がおっしゃった、「ノートを汚しなさい」を聴いて、すぐに先生が何を言おうとしているのかピンと来ないようではダメ。積極的に学んでいる人の脳は鍛えられ、様々なことに敏感に反応し、正しくより良い判断ができるようになります。つまり、人生が広がり、豊かになるということなのです。生徒諸君、ノート汚していますか・・。(9月16日 校長)
深まる秋 ~学習について考える~
先日、ある教室の黒板に「自習とは・・」と大きく書いてあり、その学級の生徒達は、静かに黙々と自習をしていました。立派な中学生だと思いました。生徒諸君の学習の基本は、「自学自習」です。君達は、学校では、授業という形で勉強を教わっている訳ですが、授業形式での学習は、内容はよく精選されているし、教え方もよく研究されているので、学ぶ方が集中して行えば、かなり効率の良いものなのです。しかし、それだけでは、本当の学習をしているとはいえません。学習は学校だけでやるものではなく、社会に出て仕事に就いても、学校以上に学習しなければならないものです。しかもその学習は、“授業形式”ではないのです。すべて自分で学習しなければならないのです。その時になって「誰も教えてくれないから学習できません」などと言えないのです。「自ら学ぶ力」が身に付いていないといけないのです。
幼稚園や小学校の低学年の子どもに「自分で勉強しなさい」と言ってもそれは無理なことです。その子には何を勉強しなければいけないのかが分からないからです。自分の学習すべきことが分かることは、1つの学力で、どういう方法で学習すればよいのかが分かることも1つの学力です。さらに、どこまでやればよいのか分かることも1つの学力です。これらの学力は、前述した学習の目的を達成するために欠くことのできないものなのです。また、テストに向けての学習というのは、その時期に近づけば近づくほどみんな懸命にやり始めます。しかし、テストのためだけの一夜漬け的な学習は、はっきり言って効果は期待できませんし、本筋からずれているような気がします。やはり学習は目標を持って、一歩一歩着実に積み重ねてゆくものです。そのためにもできるだけ早く始め、長期に渡って実践して行きましょう。そのために日々の家庭学習に本気で取り組みましょう!
最後に私は、中学生に関しては、「勉強だけの人間」、「部活だけの人間」というのは、さみしい気がしますし、そういう人は本当の意味で、周りから応援される人だとは思いません。やるからには「学習」も「部活動」も両立させて、何でも思い切り取り組める人になってほしいと思います。(9月16日 校長)
駅伝練習がスタート ~熱い心で襷をつなごう~
今日から10月20日(火)に予定されている、市内駅伝競走大会のための練習が始まりました。学年も部活動も越えて、選抜されたスポーツマンが結集し、学校の代表として襷(たすき)をつなぎ競走します。授業と自分の所属する部活を終えたあとの練習です。頭が下がります。また、手前みそですが、校長の私が感心した、他校にはない飯沼中の良さの1つは、校庭に10人もの先生方が出て、私を除くほとんどの先生方が生徒と一緒に走っていたこと。先生方の飯中愛の深さを表している気がしました。生徒諸君!期待を胸に、熱い心で襷をつなごう。(9月14日 校長)
いい汗かいた!楽しかったぁ ~1学年スポーツフェス~
新型コロナウイルスに係る学校行事の中止に対し、各学年の職員から、「生徒を成長させるために、感染拡大防止について万全の策を講じるので、なんとか学年単位で行事をやらせてほしい」と校長に訴えがありました。各種のガイドラインを読み直し、学校医の先生にご指導を賜り、今日は1学年のスポーツフェスの実行に至りました。種目は全員リレーです。先週、各クラスで作戦を練り、走順を決めて今日を迎えました。どのクラスもこれまでに培ってきたクラスの団結力を発揮して、最後まで全力でバトンをつなぎ走り切りました。走り終えた後の表情は、清々しさでいっぱいでした。より一層クラスの団結が深まったようです。(9月14日 校長)
教育実習が始まりました
秋本番、今週から3週間(2週間の大学もあります)の、教育実習が始まりました。新型コロナウイルスの影響で、大学も今年度のスタートは、休校となっており、6月に行う予定だった教育自習ができなかった訳ですが、後期の教育実習はOKとなり、前期・後期を合わせた5名の大学生が実習に来ました。教師への夢や希望、そして情熱を持った、先生の卵です。本校の教職員にもしっかりと指導するように指示しました。生徒諸君も早く教育実習生との授業をはじめとする学校生活を楽しんでください。(9月14日 校長)
秋の土曜授業
残暑も終わり?秋の長雨の季節となり、ずいぶんと過ごしやすくなりました。今日は9月2回目の土曜授業です。本日は、3年生が学年文化祭に向けて、いよいよ動き出しました。2年生は、飯沼中の特徴である、学級担任の枠を越えての道徳授業、1年生は、学年行事であるスポーツフェスタの選手、走順決めを行いました。1、3年生の活動につきましては、新型コロナウイルスに係る諸行事の中止に伴う代替行事であり、厚生労働省、文部科学省、埼玉県、春日部市教育委員会のガイドラインを遵守するとともに、学校医の先生のご指導を受けて、十分な注意のもとに行います。(9月12日 校長)
今週は長い?
先週は土曜授業があり、日曜日だけしか休めなかった上に、今週も土曜授業が予定されています。明日は給食ありで、1日となります。残暑と土曜授業で、校長はじめ、職員は少し疲れ気味ですが、生徒達は元気いっぱいに今日も学習活動に励んでいました。今週あと1日がんばりましょう!(9月11日 校長)
祝 水泳新人戦県大会 2年生の吉田遥太さん 100m自由形で8位入賞!
季節性のある競技のため、毎年、他の競技より早く新人戦が始まる水泳競技で、2年生の吉田遥太さんが、100m自由形で8位に入賞しました。3年生が引退し、2年生の新人戦が始まろうとしている今、飯沼中にとって、幸先の良いスタートとなりました。入賞おめでとうございます。他の部の生徒諸君も彼に続け!(9月11日 校長)
熱意あるところに道は拓ける
はしごを作り出すには・・・脚立(はしご)を考え、発明した人はどんな人だったのでしょうか。なんとなく、高い所に行きたいなぁ、あの木の実を取りたいなぁ・・くらいの状況では、はしごは作り出せません。なんとしても高い所に行きたい、行かなければならない、行かなければ自分の人生が終わってしまうくらいの状況の人が考え出したのでしょう。つまり、熱意あるところに道は拓けるのです。いま、生徒諸君は熱意や情熱を持って、何かに打ち込んでいますか。勉強だったり、部活動だったり、将来につながる好きな趣味であったり、そして3年生の進路に向けての取り組みであったり・・。下の写真を見てください。これは、2年生の棚谷先生が理科室での授業をしていて、いま理科室Bはエアコン導入の工事が進んでいるのですが、理科室Aは当面、エアコン導入の予定はありません。そこで、彼は考えたのです!すぐ隣の保健室から涼しい風を導入しようと。段ボールを集めて何をしているのだろう…?と思って見ていたのですが。はじめにこれを見た時は、噴き出して笑ってしまったのですが、それだけ授業をする上で困っていたのです。そして、効果のほどは分かりませんが、思いが行動に移ったのですね。生徒諸君も、「どうしても部活でレギュラーになりたい」、「どうしてもあの高校に行きたい」などの本気の思いがあるのなら、熱意や情熱を持って、何かに打ち込み、道を拓こう!校長の私も考えさせられました。(9月10日 校長)
先生方も勉強します!
生徒に勉強を教えるのが仕事の先生方も、実は、とてもよく勉強(研修)しています。どうしたら生徒達に「わかった」、「できた」、「楽しい」と思ってもらえるような授業を実践するか、それは教師の永遠の課題なのです。文部科学省や教育委員会から学んだり、書物で学んだり、そして、素晴らしい実践をしている他の先生方から学んだり・・。今日は、本校の英語科の教員2名が、江戸川小中学校の先生の素晴らしい授業実践を参観に行き、研修をしてきました。勉強の秋に、他の教科の教員も、これから他校に学びに行き、研修をしてまいります。(9月9日 校長)
秋空の下、飯中生はアウトドアでもよく学ぶ!
日中の残暑はまだ厳しいとはいえ、朝晩は秋の風が吹き、空には秋の雲が浮かぶようになってきました。今日は、そんな秋の過ごしやすい日の飯沼中の様子を屋外での活動を中心にお伝えします。(9月9日 校長)
研究授業
本日5校時、春日部市教育委員会の先生をお招きして、理科の研究授業を行いました。小学校とは違い、中学校は教科担当制ですが、本校では、他教科の教員にも、「他教科の指導から学ぶことはたくさんある」、「他教科の教員だからこそ気付くこともある」という視点で、授業を参観し、意見を交換するように指導しています。本日の授業は、水の電気分解の授業でした。2年3組の生徒達は、よく考えながら、注意事項を守り、多くを学ぶ実験となりました。(9月8日 校長)
第1回PTA運営委員会
本日午前中、本校を会場として、令和2年度第1回PTA運営委員会が行われました。本校生徒のより良き成長の為に、学校と家庭が同じ方向を向き、それぞれの立場でがんばってやっていきましょう。
生徒達は、今日も元気に学習活動をしていました。(9月7日 校長)
飯沼中の素晴らしさ再発見の土曜授業
今日は、2学期最初の土曜授業でした。ちょっと面倒だな、休みたいなという気持ちで朝、家を出たダメな校長でしたが、生徒達の素晴らしさを見て、頭の下がる思いをしたので紹介します。まず、授業ですが、今日一番に感心したことは、3年3組の保健体育の授業です。スポーツテストの種目の1つである、シャトルランをしていたのですが、ペアになって、相方の記録を見ていてあげるのですが、シャトルランのペースが上がり、だんだんと残っている人数が減ってきます。すると、ペアの生徒はもちろんですが、走っていない大多数の生徒みんなが、「がんばれー」とエールを送るのです。そして、最後の生徒が走り終えると、健闘を称え、体育館全体が拍手で包まれるのです。爽やかで素晴らしい集団なんだと感心しました。
また、今日は、新型コロナウイルスに係る休校で、授業が思うように進まず、1学期の成績が出せずに遅れていた、1学期の通知表を一人一人に渡しました。通知表は、評定つまり、数字にだけ目を向けるのではなく、その根拠となる観点別評価をよく見てください。そこには、それぞれの教科で、今学期がんばったことや、逆にもっと頑張ってほしいことがABCで評価されています。今学期の自分の取り組みを振り返り、今後の学習や生活の在り方を考える機会にしてください。
最後に、今日は防災週間の取り組みの一環として、避難訓練を実施しました。はじめに各学級で担任の先生から、避難の仕方や注意点などの話を聴き、その後実際に訓練を行いました。全校生徒が静かに訓練に向き合い、机の下にもぐり、揺れが収まるのを待ち、その後、教頭先生から災害についての講話を聴き、そして、最後に地区別に集まり集団下校をしました。地区別の集合から集団下校まで、迅速かつ真剣に取り組む姿に、素晴らしい!と思いました。来年度は、学区の小学校の弟や妹を迎えに行く行動も、ぜひやりたいと思っています。(9月5日 校長)
残暑厳しい9月
台風が来ているせいもあり、南からの風が吹き、今日も非常に残暑の厳しい一日となりました。それでも飯沼中の生徒達は、元気に学習活動を行いました。一方、現在、本人の体調不良はもちろん、家族の体調不良の場合もすべて出席停止措置で学校を休んでもらっています。昨日は全校生徒の約13%にあたる、44名の生徒が学校を休みました。現在の新型コロナウィルスに係る社会情勢を鑑みると、当面このような状況に変わりはありませんので、引き続き、感染拡大防止の観点から、出席停止措置を取らせていただきますので、よろしくお願いいたします。(9月4日 校長)
実るほど頭を垂れる稲穂かな
飯沼中は四方を田んぼに囲まれている、大変のどかな環境の学校です。校長の私は、毎朝、田んぼの様子を見ながら、歩いて川辺小学校の交差点まで行き、生徒達の登校の様子を見守っています。毎日稲の様子を見るなんて、生まれて初めての経験で、4月下旬の田植えからずっと稲の生長を見てきました。生徒のみなさんと同じで、稲の生長はとても早く、目を見張るものがあります。そして今日、早いもので、稲刈りが始まろうとしています。
さて、「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」という有名な言葉があります。稲の穂は、実るほどに穂先が低く垂れ下がるものです。人間や組織も同じく、成功したり、充実したりすればするほど、偉ぶらずに、謙虚な姿勢で周りと接することが大切である、という考えです。今の飯沼中学校はどうでしょうか。私は、改善しなければならない点もあるとは思いますが、総じて大変良い学校だと思っています。生徒諸君はみな、穏やかで優しい子ばかりです。先生方もみな、生徒思いで、教育愛に満ち溢れています。しかし、そのことに安心し切って油断したり、日々の努力を怠ったりしたら、どうなるでしょうか。すぐに学力は低下し、いじめが起こったり物が壊されたりと、生活は乱れ、荒んだ学校になってしまうでしょう。そうなったら誰が不幸なのでしょうか。それは、生徒のみなさんなのです。そういった状況にならないように、生徒諸君も教員も日々、謙虚な気持ちで、努力を続けたり、危機管理をしたりすることが必要なのです。秋の稲刈りの日を機に、新たに襟(えり)を正し、がんばっていきましょう。(9月3日 校長)
本校の道徳を紹介します
道徳の授業というと、担任の先生が週に1時間行うというイメージが定着しています。しかし、本校では、担任、副担任に関わらず、すべての教員がすべての学級の生徒達を教え、導くという考えのもとに、道徳の授業を色々な教員が担当しています。昨日の5校時は1年生3クラスが道徳の授業でしたが、それぞれのクラスで、担当の教員が、個性を発揮しながら授業を行いました。熱く語る指導あり、心にしみる語りありで、どのクラスの生徒達も、真剣に考え、考えたことを仲間と交流していました。(9月2日 校長)
実りの秋、今日から9月です
不思議なもので、9月になったとたんに涼しくなりました。このまま過ごしやすい秋になってくれればよいのですが。一方、生徒は今日も元気に学習に取り組んでいます。深まる秋、勉強に、部活動に、読書にと、様々な事に打ち込むことのできる秋です。がんばっていきましょう。(9月1日 校長)
さわやかな風になったハードラー
8月29日、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場にて行われた、ジュニアオリンピック県予選会、3年生の羽田孝輝さんが男子110mハードルに出場しました。彼にとっての中学校最後のレースとなりました。ハードルは非常にデリケートで難しい種目ですが、3年間ひたむきによく頑張りました。彼にとってのベストタイムに近い結果に終わり、レース後、やり切った者のみが持つ満足感をにじませた爽やかな表情で、顧問の先生に報告と、「高校に行ってもがんばります」と次の決意を述べていました。(8月29日 校長)
一週間お疲れ様でした
今週は、本当に厳しい残暑の一週間でした。大人である教師は心配ですが、生徒は今日も元気いっぱいに活動しました。とはいえ、身体には疲れが溜まっているはずです。週末は、部活動で活動する部もあるようですが、生徒のみなさん、どうか家でゆっくりと過ごし、暑かった一週間の疲れを取ってくださいね。
今日から通常日課
本日から2学期の通常日課となります。給食も始まります。学校は、朝の健康観察から始まり、朝読書、朝清掃、そして、1時間目という流れとなります。生徒達は、学校での生活にもすっかり順応し、明るく元気に授業をはじめとする学校生活を送っています。2学期は、修学旅行や合唱祭などの大きな行事が中止となりましたが、本校教職員は、それでもなお、「教育愛をもとに、生徒達に指導をし尽くそう!」という愛言葉で、授業、学級での生活、部活動などを通じて、生徒達に愛情を注ぎます。保護者、地域の皆様、改めまして、2学期もどうぞよろしくお願いいたします。(8月27日 校長)
短縮授業最終日② ~野球部3年生 vs 教職員チーム~
短縮授業の午後の時間を使い、野球部の3年生の引退試合を行いました。対戦相手は、本校教職員チームです。野球部の3年生の引退試合にふさわしい、ジリジリと暑い夏の終わりの空の下、汗と土と真剣な表情と笑顔が垣間見られる楽しい時間を過ごさせていただきました。野球部の3年生の生徒諸君、今日はありがとう。そして、3年間お疲れ様でした。共に汗を流した仲間、先輩や後輩、そして顧問の先生と保護者の皆様に感謝ですね。これからは、卒業後の自分の進む道を考え、精一杯の努力をしましょう。(8月26日 校長)
短縮授業最終日① ~明日から給食開始~
今日で2学期当初の短縮授業も最後となり、明日からは給食が始まり、通常日課となります。生徒はすっかり学校にも慣れ、楽しく過ごしています。(8月26日 校長)
2学期、順調に進んでいます
2学期が始まり3日目になります。昨日は、まだ残暑が厳しかったことに加え、身体が慣れていなかったため、何人か気分が悪くなった生徒がいました。しかし、生徒の順応は早く、今日はすっかり学校の生活に慣れたようです。
本校では、昨日2個、本日2個の大きなハチの巣を専門業者に来てもらい駆除しました。これから秋の季節は、ハチの活動が活発になります。本校は自然豊かな環境ですので、ハチの巣もできやすいということです。校地内の大きな木の枝や校舎、体育館、部室の軒下などに巣を作りますので、ハチや巣を見かけたら、先生方に報告してください。(8月25日 校長)
2学期がスタート!
飯沼中学校は、本日、残暑の厳しい日ではありましたが、2学期を無事にスタートすることができました。今年の夏休みは、例年より遅く始まり、期間も短いものになりましたが、生徒、教職員ともに、大きな事故もなく、無事に今日を迎えることができました。生徒達は、明るく元気に登校し、友達との再会、先生方との再会に瞳を輝かせていました。生徒一人一人の表情から、2学期もがんばろうという前向きな気持ちの感じられる2学期のスタートでした。保護者、地域の皆様、2学期もどうぞよろしくお願いいたします。(8月21日 校長)
女子テニス部 引退試合行われる
本日、残暑が厳しい中、女子テニス部が3年生の引退試合を校内で行いました。女子テニス部の3年生は、入部当初から少ない人数での活動でしたが、よくがんばりました。今日は1,2年生と試合をしたり、有志の先生方とも試合をして楽しんでいました。3年間お疲れ様でした。部活動で学んだことを今後の学校生活、そして人生で生かしていってください。(8月19日 校長)
野球部 練習試合行われる
本日午前中、野球部は、私立春日部共栄中学校の野球部と本校を会場に練習試合を行いました。3年生が引退後、新体制となっての2回目の練習試合だったため、まだまだ粗削りなところもありましたが、久しぶりに“野球小僧”を見た気がしました。選手の汗とユニフォームについた土を見て、まさに青春を感じました。暑い中お疲れ様でした。他の部も新体制で、新人戦に向けてよくがんばっています。(8月18日 校長)
夏休みもあと5日 ~21日(金)から学校が始まります!~
お盆休みも終わり、新しい週の始まりです。今年は、いつもより遅く、そして短い夏休みでしたが、その夏休みも今週で終わりです。今週、21日(金)からは、2学期が始まります。やり残したことはありませんか?校長の私から、ぜひお勧めしたいのが、今週1冊の本を読んでみてはどうでしょうかということです。ジャンルは問いません。あの年の夏休みは、あの本を読んだという足跡を残すのです。本は頭を鍛え、心を豊かにします。“あの夏、この1冊”をぜひ。さて、今日から活動が再開する部活が多くあります。まさかいないとは思いますが、お盆休みで生活が乱れ、運動不足、睡眠不足のまま今日を迎えた人は、要注意です。まだまだ今週は暑い日が続くと予報が出ています。熱中症にならないためには、自分の体と対話することが一番大切です。無理をせず、早めの水分補給と休憩を取りましょう。(8月17日 校長)
静かな学校
所用があり、今週も学校に来ていますが、ここのところ部活動も学習相談もなく、学校はセミの声しかしないとても静かな所です。校長室の窓から外を見ると、暦のとおり、朝の時間は秋らしい空と雲があります。生徒のいない静かな学校にいると、4月、5月の休校を思い出します。今は休校ではなく、お盆休みですが、学校は生徒諸君がまた元気な笑顔で登校するのをじっと待っていますよ。(8月13日 校長)
学校閉庁日 ~暦の上ではもう秋~
飯沼中学校の生徒諸君、元気に過ごしていますか?世間では3連休に続き、今週は、いわゆるお盆休みになります。ニュースでは、今年のお盆休みの過ごし方について色々と報道されていますね。みなさんも、新型コロナウイルス感染拡大防止の行動を取りつつ、家族や親せきと過ごす時間も大切にしてください。また、その一方で、今年は、梅雨が明けてからの猛暑日が続いています。立秋を過ぎたので、暦の上ではもう秋ではありますが、一日を通し、熱中症にならないように注意をしながら過ごすことが大切です。3年生の生徒諸君、受験勉強は順調に進んでいますか。お盆休み中もけじめをつけてしっかりと勉強することが大切です。長い人生、大変だけど努力をしなければならない時期が何度かあります。3年生は、その初めての経験です。でも大丈夫!飯沼中の生徒達ならきっと乗り越えられると思います。陰ながら応援しています。なお、8月11日から16日までは、学校が閉庁となります。日直の職員がいないため、原則、電話対応はできません。部活動についても、原則休みとなりますが、各部ごとのスケジュールもありますので、顧問の先生の指示に従ってください。(8月11日 校長)