最近の学校の様子から

2025年8月の記事一覧

図書室の蔵書点検

子どもたちの登校しない時期しかできない作業です。

データの読み取り機器を使って、蔵書の点検をしています。

データ上の蔵書と実際の本棚に相違が無いか、確認作業をします。

1冊ずつ行なうので、何日もかけた地道な作業です。ただし、この作業のおかげで通常の読書活動が円滑に行なえています。

 

蔵書の有無に加えて、返却状況の確認も重要な作業です。

本校では、日本十進分類法(NDC)に沿って書棚を分類しています。

この方法は日本全国で取り入れられていて、分野別に本を分けたり、作者名の頭文字順に分けたりすることで、利用者は目的の文献に出会いやすくなり、図書館の管理にも大いに役立ちます。

大きな図書館では、開架図書が分類法と間違った書棚に返却されてしまうと、(大袈裟に言うと)その本は一生誰の手にも取られなくなる可能性が生じてしまいます。

そういった意味で、この蔵書点検は時間をかけて何日かに跨って行なっているのです。

 

日本十進分類法については、公益社団法人日本図書館協会のサイトに詳しく掲載されているので、興味のある方はお読みください。

日本十進分類法(NDC)