最近の学校の様子から

最近の学校の様子から

4月21日 離任式

3月まで南鶴牧小学校でお仕事をしてくださった先生方をお迎えして、離任式を行いました。

今年度は2名の先生が参加してくださいました。

代表児童がお礼の手紙を読んだ後で、先生方からの挨拶がありました。

2名とも、この学校での思い出を交えながらお話をしてくださり、子どもたちも真剣に聞き入っていました。

4月21日 休み時間 鬼ごっこのススメ

休み時間の校庭では、様々な遊びがされていますが、その中でも根強い人気の遊びが「鬼ごっこ」です。

体育では、低学年の学習としても例示され、「鬼遊び」という言い方がされています。

 

誰もが幼少期から親しんでいる遊びですが、追いかけたり追われたり、という楽しさ以外にも、子どもの成長に欠かせない要素が多分に含まれている遊びです。

その一つが、コーディネーション能力が向上できる、ということです。

コーディネーション能力とは1970年代に旧東ドイツで生まれた、状況に合わせて“身体の動き”や“力の加減”を調整する運動能力です。

日本の学校体育の世界でも、2000年代から各年代で頻繁に取り入れられるようになり、順天堂大学(当時)の東根明人教授らにより、小学校教員が参加する体育の研究会も多く開催されていました。

 

コーディネーションとは「調整」「一致」という意味だそうです。

コーディネーション能力は大きく以下の7つに分けられます。

①定位能力
相手や味方、ボールなどの周囲の状況と関連付けながら動きの変化を調整する能力。

②変換能力
状況が変わった時に動作を素早く切り替える能力。

③リズム能力
耳や目からの情報を動きによって表現し、イメージを現実化する能力。

④反応能力
合図を素早く察知し、適時に適切な速度で正確に反応する能力。

⑤バランス能力
空中や動作中の全身バランスや崩れた姿勢を素早く回復する能力。

⑥連結能力
身体の関節や筋肉の動きをタイミングよく無駄なく同調させる能力。

⑦識別能力
手や足、頭部の動きと視覚の関係、ボールなどの操作を精密に行う能力。

 

これらは、単純に走・跳・歩・投・泳を極めることとは違い、常に相手(道具やボールも含む)と自分との関係の中で発揮される能力です。主に、球技や格闘技で必要とされる能力ですが、運動能力以外にも人や物との関わり合いや集団に適したルールを創造しやすい遊びだからこそ社会性や思考力の向上にも役立てられる、との学説も多くみられます。

よって、鬼ごっこのことを「究極の運動遊び」と称する人もいます。

 

 

では、鬼ごっことコーディネーション能力の関係を調べていくと、鬼ごっこは上記の中で主に②、③、④、⑤、⑥の能力が向上すると言われています。

その中でも、一番伸びる能力は相手の動きを予測し見ながら、自分の動きも変化させていくこと、つまり相手の動きを見る、そして、それを認識して身体を最速で動かすという連動、反射能力です。④と⑥の能力と言えるかもしれません。

 

クラブチームやスポーツ教室等で習っているスポーツは、その競技に必要な動きを合理的な方法でインプットできるので、体力向上等にはとても有効であり、健康な身体作りにもとても役立っていると思います。

一方で、子ども同士で関わり合う「運動遊び」が減少していくと、インプットした身体能力を特定の競技以外の場面でアウトプットできなくなっていくということも十分に考えられます。

 

今後も鬼ごっこに限らず、休み時間に体を動かす子どもたちの姿を紹介していきます。

 

 

気温の上昇と共に、鉄棒チャレンジャーも増えてきました。

4月21日 朝7時半

今朝7時半の温度計を見ると、20度を超えていました。

今日も夏日が予想されています。

休み時間や体育等のように野外の活動する際は、こまめな水分補給と無理をせずにマスクを外して呼吸をしやすくすることで、熱中症を予防していくことを呼びかけていきます。

4月20日 本日の休み時間から

昨日から最高気温が25度に達する夏日が続いています。

学校では、休み時間や体育などの対応として、確実な水分補給と熱中症予防としてマスクを可能な限り外すことを子どもたちに呼びかけています。

それでも休み時間の校庭では、子どもたちの元気な姿がたくさんありました。

 

 

鉄棒人口も、最近増加中です。

鉄棒は縄跳びや竹馬のように、神経系統が成長中の10代前半で取り組むと、それらで培ったバランス感覚や回転感覚が大人になっても減少しにくいと一般的に言われています。

小学校のときにできた逆上がりや二重跳びが、大人になってもできる、という人も多くいるようです。

かと言って、子どもの頃に過剰なトレーニングや辞めたくなるほどの努力が必要な訳ではなく、日々の遊びの中で多様な動きを経験していくことが大切です。

休み時間は、仲間と笑顔で関わり合いながら運動に親しめる絶好の機会なのです。