最近の学校の様子から

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10月30日 1年生国語「くじらぐも」

1年生は「くじらぐも」の作品世界に触れ、登場人物と同化しながら動きや台詞を想像しながら読んでいきます。また、動作化などを交えて想像したことを具体化していきます。

今日の授業には、大きな挿絵が登場しました。

 

挿絵に描かれた登場人物の誰がどんな言葉を発するのか、グループで伝え合います。

 

言葉を付箋紙に書き、挿絵に挿入。その後、全体の前で発表し合いました。

10月27日 6年生音楽「歌声をひびかせて心をつなげよう」

6年生が「ふるさと」を歌いました。

「ふるさと」は、故郷を思う気持ちが歌詞だけではなく、曲調にも表れているため、曲想と音楽の構造や歌詞の内容との関わりを理解しやすくなっています。

その関わりを理解することで、強弱や速さ等を視点に「ふるさと」の特徴を捉え、ふさわしい表現をすることに6年生が取り組みました。

1番の歌詞に自分たちで強弱の記号をつけたのが、前時です。

今日の授業では、2番と3番の歌詞に合う歌い方をグループごとに話し合いして工夫しました。

 

工夫の発表をしました。

 

♬志を果たして いつの日にか帰らん ・・・・・

作曲者の岡野貞一氏が、この歌詞を表現するときの気持ちに思いを馳せながら子どもたちが歌っている姿がとても輝いていました。

10月27日 3年生国語「秋のくらし」

この授業では、秋の暮らしに関わる言葉を集めたり、その言葉にまつわる経験を文章に書いたりすることで、児童の語彙を豊かにすることを目指します。
集めた言葉や経験を文章化することは、経験を想起し伝えたいことを明確にして書く力を育てることにもつながります。

また、語彙をより豊かにするために書いた文章を読み合ったり、感想を伝え合ったりという活動も取り入れています。

 

読み合う時間。

 

感想を伝える時間。感想は付箋紙に書いて伝えます。

 

 

伝え合った内容を共有しました。

10月23日 2年生国語「お手紙」

2年生の国語の授業です。

教科書に掲載されているアーノルド・ローベル作「お手紙」を教材に、音読に生かせる読み方の授業を行いました。

今日の授業は第4場面で、がまくんの「ああ」という言葉にはどんな気持ちが込められていたのかを話し合い等で読み深めていきました。

 

1人で考える時間。考えたことをメモに残していきます。

 

グループで共有する時間。

子どもたちからは、「親友と思ってくれてうれしい」「カエルくんにもお手紙を上げたくなった」「お手紙が来ると分かったうれしさ」「素敵なお手紙の内容への感動」など多くの意見が出されました。

 

今度は、話し合った内容を音読で表現します。

 

友だちの意見によって、自分の考えに変化が生じたと発表する子も何人かいました。

10月20日 研究協議会

4年生の研究授業を受けて、校内の教員が集まり研究協議会が行われました。

研究の視点に沿って、グループ討議を行い、討議内容の共有が行われました。

 

講師は、今回も元東京都小学校国語教育研究会会長の 邑上 裕子 先生が務めてくださいました。

邑上先生からは、授業に取り組む児童の姿を通して、授業の評価をしていただきました。

10月20日 4年生国語「ごんぎつね」

4年生が国語の研究授業を行いました。

教材は「ごんぎつね」で、今日の授業は読み取った内容について班ごとのテーマを選び、話し合いを通じて感じたことや考えたことを共有したり、一人一人の感じ方の違いに気付いたりすることを目標にしました。

班ごとのテーマに沿って、お互いの考えを伝え合います。

 

考えを伝え合うと、自分の意見に広がりや深まりが現れてきたようです。

 

話し合っている内容を聞いていると、物語の内容をしっかりと読み取ったうえで、叙述に沿った意見が出ているのが分かります。

 

最後の振り返りには、友だちの意見に触れて自身の考えに変化があったと表明する子が何人もいました。

9月28日 6年生国語「やまなし」「イーハトーブの夢」

この単元は、作者の生き方に触れることを通して、独特な描写を含む、作品の世界を捉える力を育てていきます。
伝記資料「イーハトーヴの夢」は、子どもたちが宮沢賢治の生き方や考え方について知る助けとなります。そこから読み取った作者・宮沢賢治の人物像を背景にして、「やまなし」の作品世界を捉えていくという構成になっています。

 

今日の6年3組の授業では、作者の独特な表現の中から深く考えてみたい言葉を挙げて、それらを共有するところから学習が始まりました。

 

その後、本時のめあて「色に着目して、二つの場面がどのように違うのか考えよう」について学習を深めていきます。

「五月」「十二月」という二つの場面が、作品中に表現されている色によって、どんな違いを想起させるのか、グループで話し合いを行いました。

 

この作品を学習すると、「クラムボン」「イサド」といった造語や、「かぷかぷ笑ったよ」「トブン」といった独創的なオノマトペなど、独特な言葉や表現が作中に多々用いられていて、子どもたちは、こうした表現に戸惑い、「よく分からない」「不思議なお話だった」という感想に留まってしまうことも珍しくありません。

但し、それらの難解な造語を読み下していくことが重要な学習内容ではありません。伝記資料「イーハトーヴの夢」を有効に活用して、作者の生き方や考えについて理解していきます。そうすると「やまなし」にも、作者の他の作品群と同様に、自然観や生命観が色濃く表れていることに気付きます。この点は「やまなし」を読み解くうえで欠かすことのできない視点です。この学び方は、5年生で学習した伝記資料「やなせたかし―アンパンマンの勇気」の既習を活かすことができます。「イーハトーヴの夢」を扱うときは、これを想起させながら、伝記の読み方を確かめ直すことができます。

9月27日 4年生・ふたば4年 芝生管理作業体験

本校では4年生以上の学年で、芝生管理作業の体験を授業で実施しています。

子どもたちの日々の生活に欠かせない校庭の芝生について、さらに深く理解していくことと、過去から受け継がれてきた素晴らしい環境を今後も継続していく担い手を育成していくために続けてきた授業です。

 

本校の芝生校庭を管理し整備してきたGネットワーク委員会の委員長である吉瀬さんと、同委員の橋本さんが子どもたちに指導をしてくださいました。

 

先週の芝刈りが雨で実施できなかったため、通常よりも長く伸びた芝を手押し芝刈り機で刈ることには少し苦労をしていました。芝刈り機の回転が重くなり、真っすぐに進めるのも難しいことに気付きました。

 

芝刈り以外にも、管理作業として2通りの穴あけ機械を操作しました。

円形にくり抜く機会は、芝生の植え替えに使います。

雑草が広範囲で密生した場合、1本ずつ除去するよりも部分的に芝生を剥がすことがあります。

そこにきれいな芝生を植え付けますが、この機械は植え付け用の芝生をくり抜くのに使います。

 

もう一つの機械は、針状の突起で芝生に小さな穴を空けます。

エアレーション効果とも呼ばれます。穴を開けて空気が地中まで入ると土壌の改良にもなります。

また、芝生の下の土壌は放っておくと固くなり水はけが悪くなるので、水はけを良化することもできます。

 

本校のような芝生のコンディションを保つには、多くの人出と時間、手間が必要です。

専門の競技場などは、使用頻度を制限したり、費用を潤沢に使ったりし、剥がれればすぐに新しい芝を植え付けますが、学校の校庭でも同じことをするのは不可能です。

15年間に渡り、多くの人たちの協力で現在の芝生校庭が継続していることを、子どもたちが感じられることを願っています。そして、今後も受け継いでいく意思の形成にも役立ってほしいと思います。

9月13日 6年生 特別の教科 道徳 「ロレンゾの友達」

多摩市立小学校教育研究会道徳部の研究授業が本校の6年3組で行われました。

 

「ロレンゾの友達」という資料を読み、ロレンゾに対する3人の気持ちや思いを考えることを通して、相手を信じることの難しさや大切さに気付かせ、友だちと互いに信頼し、よりよい人間関係を築こうとする心情を育てることを授業のねらいとしていました。

 

ちなみに、この資料のあらすじは以下の内容です。

アンドレ、サバイユ、ニコライの三人に、旧友ロレンゾから帰郷を知らせる便りが届く。だが、ロレンゾは横領の罪を犯して逃走中との話も同時に聞こえてきていた。

友として、ロレンゾにどう向き合えばよいのか。三人は悩む。

ロレンゾを信じ、逃走資金を持たせて逃がそう、というアンドレ。

自首をすすめるが、ロレンゾの意思を尊重して、逃げたいのなら見逃してやろう、というサバイユ。

自首をすすめるが、嫌がったとしたら、逃がすことでかえってロレンゾを苦しめることになるから、警察に通報しよう、というニコライ。

はたしてロレンゾは・・・!?

 

児童は3人の思いや考えについて話し合い、意見を交流させます。

また、自己の経験を振り返り、相手を信じられた、信じればよかったと思ったことについてそれぞれの立場で書き残しました。

8月31日 ふたば学級 野外炊飯Ⅱ

昨日に引き続き、今日は5年生が野外炊飯の練習をしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

途中から3年生が合流して調理と火おこしのお手伝いをしました。

そして、1・2年生も少しだけ体験をしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子どもたちは来週の宿泊学習をとても楽しみにしています。

8月31日 3年生理科 植物の育ち方

3年生がひまわりの観察をしていました。

春先から、種まき→発芽→開花のプロセスを観察し、葉・茎・根の様子やそれらの育ち方、花の様子と咲いた後の様子を記録していきます。

比較することで、差異や共通点などの多様性に気付くこともあります。

 

夏の間(と言っても今日も残暑厳しい日ですが)に開花して育ったひまわりの様子を観察し、記録をしていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実際の手触りも確かめられるのは、バーチャルの世界には無い活動です。

子どもたちの気付きが、たくさん記録されていました。

8月30日 ふたば学級 野外炊飯

ふたば学級では、9月5・6日に宿泊学習を行います。

今日は、現地で行う野外炊飯の練習を4年生が行いました。

本番当日はカレーライスを全学年で作りますが、練習では飯盒炊飯と汁物の調理です。

用務職員の協力を得て、道具の使い方にも慣れていきました。

 

野菜や肉を切り、鍋に投入です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鍋を炭火で煮込みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

ご飯も炭火で炊きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

汁物も完成しました。

8月29日 わかばたんけん

年度当初の保護者会で説明したように、本校では特別支援教室や特別支援学級への理解を深める活動に、今年度は力を入れています。

今日は、1年生が特別支援教室わかばの学習を体験しました。

指導は、わかばの教員が務めます。

画像のように、1単位時間の流れをカードで示し(視覚化)、学習する子どもが見通しをもちやすくしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

1つの学級を3グループに分け、「こべつ」「たいいく」「グループ」の3活動をローテーションで体験しました。

 

下の画像は「こべつ」の学習の、「目のうんどう」です。

両手で顔の位置を固定(頬杖をつく形)し、教師の動かすキャラクターを目の動きだけで追いかけます。

 

 

 

 

 

 

 

子どもたちの感想は、「簡単だった」「難しかった」など様々です。

ノートへの視写には視線の動きが伴いますが、その動きを苦手としている子どもには一定の効果があると言われています。

 

 

次の画像は「たいいく」で動きを止める活動です。

 

 

 

 

 

 

体幹を維持して動きを止めることは決して簡単ではありません。また、一瞬のストップではなく、しばらく「ポーズ」を続けると、ついフラフラしてしまいます。

このような運動に継続して楽しく取り組むことで、教室内の姿勢保持やそれに伴う集中力の向上に役立たせています。

 

 

最後の画像は「グループ」の〇✖クイズです。

 

 

 

 

 

 

 

「グループ」の活動は、コミュニケーションの力を向上させることをねらっています。

小集団の中で、お互いのことを意識し合うようになると、掛け合う言葉の内容や協力する姿勢に変化がみられています。

 

本校では今後も子どもたちの体験に伴う、教員間の交流と向上、HP等を通じた外部への理解推進を続けてまいります。

 

カブトムシⅡ

昨日に続いて、腐葉土ケースからカブトムシを採取するというので、立ち会わせてもらいました。

 

腐葉土ケースをひっくり返します。

 

 

蛹室の穴の中に動いている成虫が見えたので、取り出してみます。

 

 

いました。

 

どんどん掘り進めていくと、数十匹のカブトムシがいました。子どもたちが殺到して、捕まえる瞬間を撮影できませんでした。

 

3つのケースに分けて飼育します。

 

 

今後の計画は、交配を確認後、メスだけ腐葉土の中に放して来年の夏を待ちます。

そうすると、産卵して、幼虫が孵化するようです。

 

オスは、子どもたちが大切に飼育します。

 

ビオトープの周りの環境が、生命の循環する舞台になっています。

7月18日 5年生国語 俳句

5年生の国語には、自分が感じたことや想像したことを基に、俳句や短歌を作る学習があります。

実際に創作した作品を互いに交流し合うことで、俳句をよんだり選んだりする視点(気持ち、様子、言葉)を広げることができ、俳句をまた作ってみたいという意欲を育てることもできます。

5年生は、夏をテーマに俳句の創作をしたようです。その中の一作を紹介します。

 

 

奇しくも今日の給食のメニューに、スイカがありました。

 

スイカの気持ちを想像しながら、いただきました。

7月11日 2年生 生活科「大きくそだて わたしのやさい」

2年生が赤くなったミニトマトを見せに来てくれました。

 

1人一鉢で生活科で育てているミニトマトです。

 

この学習は、これまでの経験を基にしながら野菜を継続的に育てることを通して、野菜の成長の様子や変化に関心をもって働きかけ、野菜に合った育て方があることや成長していることに気付くとともに、野菜に親しみをもって大切にしようとすることができるようになることを目指しています。

毎日の水やりだけではなく、記録や観察も理科の学習につながっていく大切な活動です。また、タブレットのカメラ機能で画像を記録することで、普段は気付かない葉のつくりや実の色合いなど、細部にも迫ることができます。

7月7日 1年生国語 大きなかぶ

本校では、

「伝え合う力」を育てる授業づくり ~国語科を通して~

を研究テーマに、指導法の研究をしています。

今日は、1年生が 大きなかぶ という有名な絵本を教材として、音読の授業を行いました。

入学してから3か月ほどしか経っていない1年生ですが、たくさんの大人たちに囲まれても臆せず、元気な授業が行われました。

 

各自のめあてを伝え合った後で、グループごとに音読の練習をします。

「練習」というのは、子どもたちは音読の様子を動画に撮り保護者会で発表することを目的としています。

学習の目的により、相手意識が高まり主体的な姿が現れてきます。

 

音読を進めていくと場面に応じた動きも自然と出てきました。

 

 

お互いのグループの様子を見合った後で、振り返りの内容を発表し合いました。

 

 

 

7月4日 ふたば4年 自立活動 養蚕

ふたば学級の4年生が養蚕をしていることは、先月お伝えしています。

昨日、繭から羽化した様子を子どもたちが報告に来てくれました。

 

羽化の様子は動画でも記録したようです。

 

今後の予定を聞くと、繭を茹でて絹糸を取り出すことへの挑戦と、成虫に産卵を促して次の飼育につなげていきたい、とのことでした。

 

 

明けて、本日(4日)に「産卵しました!」との報告があり、早速写真を撮らせてもらいました。

産卵した卵は、その年に孵化する卵、越年して孵化する卵との2種があります。
前者を非休眠卵、後者を休眠卵といいます。この卵の孵化はいつになるのでしょうか。

7月3日 ふたば1・2年 生活科

ふたば学級の1・2年生は複式で学習を行っています。

生活科では、学年ごとに異なる植物を栽培し、お世話や観察、記録を行っています。

今朝の朝会終了後は、教室に入らず水やりをしていました。

1年生はアサガオ、2年生はミニトマトを育てています。

学年は異なっていても、いつも仲良く活動していて、一緒に学んでいる姿が多くみられます。

6月23日 4年生理科「とじこめた空気や水」

校庭から空気鉄砲の「ポンッ」という音が聞こえてきました。

4年生が理科の学習の一環で、空気鉄砲を使って弾を遠くへ飛ばそうとしています。

 

この単元は、空気と水について、体積や圧し返す力の変化に着目して、それらと圧す力とを関係付けて調べる活動を通して、空気と水の性質についての理解を図ります。また、観察、実験などに関する技能を身に付けるとともに、主に既習の内容や生活経験を基に、根拠のある予想や仮説を発想する力や主体的に問題解決しようとする態度を育成することを目標としています。

今日は、空気や水を閉じ込めた空気鉄砲や水鉄砲を飛ばす活動を通して、違いを比較することから空気と水の問題を見いだします。

6月16日 ふたば4年 自立活動

 

 

これは何でしょうか? 分かりますか?

 

そうです、蚕の繭です。

 

成人されている方なら、一度は飼育経験があるかもしれません。

 

ふたば学級の4年生では、春から蚕の飼育を始めました。

この学習は、生き物を飼育することのみを目的としているのではありません。

幼虫の頃から飼育を始めて、繭ができ、生糸(絹)生産していく過程、そして、生糸にはせずに成虫として活動し始め生命が受け継がれていく過程。

人の生産活動との結び付きや、生き物としての成長の両面について、循環型の過程を学んでいきます。

 

6月15日 教育実習生授業実践

本校には5月の下旬から、2名の教育実習生が来ています。

それぞれが、2年生と5年生の学級を中心に4週間にわたり教師になるための実習を行いました。

今日は、4週間で積み上げてきた実習の成果を、公開授業というかたちで披露しました。

 

2年生の国語「スイミー」

 

 

5年生の算数「小数の倍」

 

授業には、本校の教員のほとんどが足を運び、真剣な眼差しを向けていました。

この後、児童下校後に「南鶴道場」として、2名を囲んだ懇談会が行われ、先輩教員たちから授業実践に対する感想や助言、将来に向けたメッセージが送られました。

6月9日 研究協議会

5年生の研究授業後に、講師の先生をお迎えして研究協議会を行いました。

講師は、昨年度に引き続き 邑上 裕子 先生です。邑上先生は国語教育学会常任理事を務めていらっしゃり、元東京都小学校国語研究会会長、元明星大学教授として教員や学生の指導にも長く携わってきた方です。

 

協議会では、授業提案に対して、よかった点、さらに工夫を要する点などが活発に議論されました。

講師の邑上先生からは、友だちとの対話、教師との対話が行われていたことへの評価とともに、「考えの書き方」や「ノートの回し読み」「伝え合い」等の交流に、具体的な観点をもたせると児童にとって学びの必然性がさらに高まるとのご指導をいただきました。

6月9日 5年生国語 たずねびと

5年生の学級で国語の研究授業を行いました。

教材は教科書に掲載されている文学教材、朽木祥さん作の「たずねびと」です。

この作品は、広島に投下された原子爆弾の犠牲になった方々の中で、ご遺族が見付かっていない方の関係者を探す地元の取組を、現代を生きる主人公の目を通して描かれています。同時に主人公が現地で様々な人に出会い、心の変容を遂げていく様が描かれています。

この単元では、人物像や物語の全体像を具体的に想像したり、表現の効果について考えたりする力を育てていきます。
人物像を具体的に想像するためには、行動や会話、様子を表す複数の叙述を結び付けて読んでいくことが大切です。物語の全体像を想像するためには、その世界の人物像を豊かに想像すること、内容面だけでなく表現面にも着目して読むことが大切です。そして、お互いの考えを伝え合う中で、自分とは異なる考えや、自分は関連させなかった叙述のつながりなどに出会うことができます。

 

今日は第8の場面を読んで、主人公「綾」の心情の変化について考え、「たずねびと」とはどんな人だったのかという、物語の全体像に関わる内容を捉える活動をしました。

物語を読み深めるために、自分で考える時間、考えを記述したノートを互いに読み合う時間、対話を通して互いの意見を伝え合う時間を設けていきました。

 

4月28日 2年生国語「きょうのできごと」

2年生の国語には日記を書く学習があります。その学習から継続して定期的に日記を書く活動を長期に渡って行う事例もたくさんあります。

3年生になると、事実と感想の書き分けに気付いたり、自分でも書き分けたりという学習がありますが、2年生でも日記を通して、実際の出来事に対して自分の気持ちを添えながら書くことをしていきます。

 

今日が単元の開始なので、日記にはどんなことが書かれているか、例文から見付けました。

 

その後、実際に日記を書いてみます。ただし、自分の日記ではなく架空の設定について書きます。

シートの上には、家出をするウサギが描かれていました。

この設定の、「なぜ」について全員で考えた後で、個々に日記を書きます。

 

 

日記が書けた後は、読み合いをして、お互いの文章について交流をしました。

 

 

読み合いの後は、友達の日記に対する感想が発表されました。

友達や家族に読んでもらったり、感想を言ってもらったりすることで、書くことや書き溜めたものを見返すことに楽しさを感じられるようになります。

 

日記を書くことを通して、身近な生活の中で自分が行ったことや見聞きした身の回りの出来事から、自分が書きたいことや伝えたいことを見出して書く力が育ちます。また、経験したことを具体的に日記に書くことで、それらを伝える表現を考えて使えるようにするとともに、言葉には経験したことを伝える働きがあることにも気付いていけます。

4月28日 1年生国語「あつまって はなそう」

1年生の国語は、読んだり書いたり、だけではありません。

もちろん平仮名の読み書きもしますが、教科書ではそれらと並行して別の学習も進めていきます。

 

この単元は、「姿勢や口形、発声や発音に注意して話すこと」〔知識及び技能〕と、「身近なことや経験したことなどから話題を決め、伝え合うために必要な事柄を選ぶこと」〔思考力、判断力、表現力等〕がねらいになっています。しかし今日は初めての授業なので、自分の聞きたいことを落とさず聞けるようにすることが重点だったようです。

また、この単元は新しい友達との出会いを大切に、自分のことを知ってもらったり、相手のことを知ったりすることのできる課題です。

 

提示されたカードから好きな動物を選び、その理由について二人一組で伝え合います。

「わたしは 〇〇がすきです。 なぜなら △△だからです」と話型を提示しました。

 

 

その後、全体で集まり、質問などをしました。

代表の子が指名して、いくつかの質問が出されました。

その質問にも、きちんと答えていました。

 

自分の知らせたいことを言葉で伝えることと、友達の言葉を最後まで興味をもって聞くことができていました。

4月26日 2年生ふたば1・2年 図画工作「消防写生会」

毎年行っている消防写生会の日でした。

朝から雨が降っていて、屋外で写生ができません。

その代わりに、来校してくださった多摩消防署の車両を学級ごとに見学しました。

 

タブレットを使って写真を撮り、この後の描画に使います。

 

 

消防士さんたちにお別れをして、教室で絵を描きます。

 

 

さっき撮影した画像を拡大して、消防車の絵を描きました。

 

この絵は、消防署主催のコンクールに出品される予定です。

4月24日 3年生・ふたば3年 総合的な学習の時間「なんつるちいきたんけんたい」

3年生が総合的な学習の時間に、地域をめぐりました。

いつも登下校に使っている西門を出て東側に進みます。

第2公園や近隣の商業施設、ガリバー山にも行き、気付いたことを持参した地図に書き入れていました。

 

3年生は社会科と併せて、多摩市のことや学校周辺の地域のことを学習し、それらに対する自分の気付きや感想も伝え合えるようにしていきます。

4月18日 5年生理科 天気の変化

5年生の理科の学習で、子どもたちが初めて出合う内容です。

5年生の理科では、主に「予想や仮説を基に、解決の方法を発想する」という問題解決の力の育成が重視されます。その際、忘れてはならないのは「条件を制御する」ことです。この考え方を用いながら、一年間理科の学習を積み重ねていきます。

天気の変化は、雲の量や動きと関係があるのか仮説を立て、実際に空の様子を撮影します。

撮影した画像は仮説検証に用いられるので、重要な自作の資料になります。

 

撮影には遮光板を用いて、太陽の光の影響を最小限にしました。また、遮光板によって撮影時に目を傷めないようにしました。

 

遮光板

 

撮影画像

4月17日 1年生の来室

1年生が校長室へやってきました。

本来の目的は、学校中の各部屋がどんな働きをしているのか、学級担任と共に歩きながら知っていくことでした。

校長室がちょうど来客等がいなかったので、部屋の中を紹介しました。

歴代校長の肖像写真を見て、ほとんどの子が「昔の校長先生でしょ?」「今の校長先生のはないの?」と言っていました。

図書室ガイダンス

4年生が図書室にやってきました。

年度の初めは、図書室の司書からガイダンスがあります。

新しい貸し出しカードに名前を書きます。

このカードは自署した名前と個人のバーコードで管理されます。

今までに何冊借りているか、返却期日を過ぎていないか、などが分かるようになっています。

4月13日 6年生・ふたば6年 体育「アクアブルーで水泳学習」

外部施設で行われる水泳指導も3年目になりました。

今年も近隣のアクアブルー多摩を使って全学年、全学級の水泳指導が行われます。

4月は6年生です。

季節や天候に左右されず、日程通りに実施できることがとてもありがたい事業です。

また、習熟度別の小グループ(6年生は7グループ)に分かれ、それぞれに専門のコーチがついてくださいます。

 

6年生の子どもたちは施設の利用もとても慣れていて、着替えと集合は素早くできました。

 

 

 

入水前に、水難事故等を想定した安全指導があります。これは毎年行っています。

 

 

施設内のコンディションは画像の通りです。プールサイドにいると、上着を脱がないと汗がどんどん出てきます。

 

 

寒さや冷たさを感じない環境なので、水慣れから練習まで、子どもたちは生き生きと体を動かしていました。

5年生国語「この本、おすすめします」

5年生の読書を取り入れた単元です。

この学習は、他者に本を紹介する文章について学びました。

読み手を意識した学習になります。

「読み手への問いかけの文章がある」「文章が短くて読みやすい」「誰に読んでほしいのかが書いてある」などが教科書の例文から読み取れたようです。

 

実際に書かれた紹介分は、多ジャンルにわたるものでした。

ここでは、2つの紹介分を掲載します。

3月17日 ふたば4年「Tシャツから オシャレなエコバックに!」

ふたばの4年生は1年間を通じて、環境学習を進めてきました。

今日は、そのまとめの発表会です。

 

通常の学級と清掃工場へ見学に行き、そこでプラごみの現状や海洋プラスティック問題に触れたことが、今回の研究のきっかけになったのだそうです。

 

スーパー等で有料配布しているレジ袋を毎日購入し続けると、年間1095円(1個あたり3円)の出費になることや、正しく廃棄されていないことから海洋生物の生態系にも大きな影響があることも発表されました。

そのような体験学習を出発点として、今まで廃棄対象になっていた物品の再利用法の研究に至ったのだそうです。

 

タブレットPCを使って、パンフレットも作りました。

表紙には、動画が取り込める二次元コードも添付されていました。

この二次元コードをスマートフォンやPCで読み込むと、自分たちの作業工程が動画で閲覧できるようになっているそうです。(諸事情により、当HP上ではモザイク加工をしました)

 

 

実際に制作されたエコバッグはとてもしっかりとしていて、使い勝手もよさそうでした。

 

3月9日 東京教師道場 2年生図画工作「つないで つないで」

2年生の図画工作の授業を紹介します。

この授業は、東京教師道場の研究授業として行われました。

画像を見ていただくだけで、子どもたちの充実した活動が分かっていただけるのではないでしょうか。

余計な説明は最小限にしますので、想像しながらお読みください。

 

 

新聞紙の山がありました。

 

頭上に張られたロープを使って、造形遊びをします。

特に作品を作る訳ではありません。

個人、ペア、グループなど、活動集団が自然と作られます。

そして、それらの集団は瞬時に解体と集合が繰り返されていきます。

 

いつの間にか準備された新聞紙のほとんどが使われていました。

特に伝え合う時間など設けなくても、子どもたちの間には伝えたい言語があふれ、自然発生的に言葉のやり取りが行われていました。

 

 

最後は、新聞紙の密林を一緒にツアーします。

 

 

お片づけをしましたが、その後も埋もれていたかったようです。

3月9日 4年生総合的な学習の時間「目指そう 住みよいまち」

4年生は総合的な学習の時間で「目指そう 住みよいまち」の学習をしています。

本日は、その学習の一環として、車椅子ユーザーの方に来ていただきました。

 

ゲストティーチャーとしてお招きした平田利恵さんは脳性麻痺の後遺症により、電動車椅子を利用されています。

車椅子の生活について、子どもたちの質問に答えながら、たくさんのお話をしていただきました。

実際に、電動車椅子に乗せていただく機会も設け、何人かの子どもが体育館内を電動車椅子で移動しました。

 

 

授業の最後に平田さんから、相手の気持ちになって考えることも大事だが、まずは自分のことをしっかりできるようにしよう、そしていろいろなことを学んで、どういう手助けが必要か考えられるようになってほしい、というメッセージをいただきました。

2月27日 4年生音楽 学年合奏

4年生が体育館で学年合奏に挑戦していました。

今年度、音楽の授業で学習した合奏曲に学年で挑戦していました。

大きな場所での合奏は初めてだそうで、楽器を舞台から降ろしたり、ひな壇に並んだり、ということにも挑戦しているようでした。

2月9日 2年生図画工作「なんつる美術館ツアー」

今週の火曜日から体育館が「なんつる美術館」になっています。

学習発表会(展示発表)は、自分の作品を見てもらうだけではなく、鑑賞し合い、感想等を伝え合うことも大切な学習です。

本校では、子どもたちに自由に鑑賞させるだけではなく、図画工作担当がツアーコンダクター役になり、鑑賞の仕方や視点を開設する時間も設けています。

今日は2年2組がツアーにやってきました。

2年生は初めての展示発表会なので、基礎的なことからしっかりと説明します。

それぞれの作品の工夫や見どころを伝えると、鑑賞の仕方に深まりが現れていました。

 

 

このあと、本ツアーは自由行動となり、子どもたちは自分で興味をもった作品のもとへ散っていきました。

2月2日 ふたば6年自立活動「友達作りの第一歩」

今日の自立活動のめあては、「初対面の人と仲良くなる方法を考えよう」です。

ふたば学級は、もうすぐ他校の特別支援学級と交流会を行います。

また、6年生は3月に小学校を卒業し、4月から中学校で新しい友達との出会いがあります。

人との関わり合いを大切なスキルととらえ、授業を作りました。

 

子どもたちは3点のポイントについて考えました。

①外見について考える

②内面について考える

③きっかけについて考える

 

それぞれがタブレット端末に自分なりの考えを構築した後で、意見交流を行いました。

話し合いの中で、「自分が伸ばしたいスキル」について、お互いの長所や課題について指摘し合う場面がありました。

話し合いが少しずつ上手になっていることが分かります。

最後に思考ツールを活用して、意見分類をしました。

交流会が楽しみになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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学習発表会(展示発表)もよろしくお願いいたします。  ※記事本文とは直接関係ありません。

2月2日 4年生・ふたば4年音楽「小さな勇気」

今日の音楽は、著名な合唱指揮者である栂野和子さんが作詞・作曲をした「小さな勇気」の歌詞を読み、子どもたち一人一人が歌唱に気持ちを込められるようにした授業でした。

 

歌詞を読み、友達と伝え合いをします。

 

自分なりの感想を色紙に書き、歌詞の近くに貼りました。

 

子どもたちの考えを幾つか紹介しました。

自分の今の学校生活に沿って書かれていたり、「涙が出そうになった」「心に刺さった」などがありました。

 

最後に、自分が感銘を受けた個所を立ち上がって歌いました。

 

 

 

 

 

 

 

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4年生体育「ジャイアンツ教室」

体育ではボールを使ったゲームの中にベースボール型があります。

他にはゴール型やネット型があります。

ベースボール型ゲームの講師として、読売ジャイアンツのジャイアンツアカデミーから毎年コーチをお呼びして、投げる・捕る・(塁間を)走る、という基本的技能を教えていただいています。

今年は、笠井駿コーチと山下陽夏コーチが来てくださいました。

笠井コーチはジャイアンツの元選手、山下コーチはジャイアンツ女子チームの現役選手です。

 

授業では、簡単なウォーミングアップに続いて、投げ方や捕り方を教えていただきました。

 

教わった投げ方を生かして、ゲームも行います。

バットで打つ代わりに、打者がグラウンド内にボールを投げ入れるところからプレイが始まります。

守備側は、そのボールを追いかけ、打者はその間に塁間を走ることで得点を増やします。

アウト、セーフによって得点を増やしたり防いだりすることも、たくさん体験できました。

1月27日 6年生特別の教科 道徳 「ありがとうの気持ちを伝える」

本校では言語活動を中心に、伝える力を育む研究を推進していることは以前から紹介しているところです。

道徳科においても子どもたちが、考えを深め、判断し、表現する力を育くむことができるよう、言語活動の充実を目指しています。

今日の6年生の授業では、「感謝」する態度について書かれた資料を基に、自分でじっくりと考えたり、グループでそれぞれの多様な考えに触れたりすることで、協働的に議論できるようにしました。

 

今日の6年2組は考えたことや、書いたことを積極的に交流し、お互いに意見交換をし合っていました。

この力は、中学校へ進学しても発揮してほしいです。

1月27日 5年生理科「電磁石の性質」

5年生は、電流の大きさや向き、コイルの巻き数に着目して電磁石の性質を調べる学習をしています。

今日は、電磁石と通常の磁石の性質を簡単な実験により比べてみることにしました。

 

子ども同士による言語活動も活発に行われ、今日分かったことを基に、次の実験の計画まで立てていました。

1月26日 2年生国語「お手紙」

今日は2年2組が「音読劇」の練習をしていました。

音読劇の仕方として、

①大きくて分かりやすい声

②気持ちを込める

③動きを付ける

の3つの視点を確認した後で、グループで話し合いや練習をしました。

 

グループ学習では、互いにアドバイスし合う姿がたくさん見られました。

また、よい工夫をしている友達の紹介でも、具体的にどんな工夫をしていたのかを発表することができていました。

 

1月26日 ふたば4年国語「熟語の意味」

4年生は、これまでに習っている漢字を組み合わせて熟語を正しく読んだり書いたりする学習をしています。

今日の授業は、漢字の組み合わせ方を4つに分けて熟語の意味について考えました。

 

グループ分けの際には操作のできるプリントやタブレットを使います。

また、お互いに教え合う場面もたくさん見られました。

1月25日 3年生国語「つたわる言葉で表そう」

3年生も5年生と同系統の「伝えるため」の学習が配置されています。

「状況や気持ちを表す言葉を増やして、相手に伝わりやすい文章を書こう」というめあてで今日の学習を進めました。

文章に使う言葉を3つのカテゴリーに分けます。

①チームハッピー

②チームびっくり

③チームかなしい

この3つに属する言葉を教科書から拾い出し、類別した後にグループでも交流しました。

 

この時間は、相手に伝わりやすい文章を書くために、語彙を増やしたり豊かにしていく時間です。

授業の後半では、国語辞典や類義語辞典を用いて、どんな気持ちを表現したのか分かりにくい言葉を調べる活動も取り入れました。

次回は、実際に文章を書くようです。

1月25日 ふたば5年生国語「伝わる表現を選ぼう」

5年生の国語では、「伝わる表現を選ぼう」に取り組み、相手や意図に応じて、使う言葉や表現を選んで伝える学習をしています。

今日は、「目的や意図に応じて、よりよく伝わる表現を考えよう」というめあてに沿って、授業を行いました。

難しい言葉をつかった文を、ふたば学級の1年生に向けて書くとしたらどのように伝えるかを、それぞれが考え、文に表現し、タブレットを使って交流しました。

 

ふたば学級では、ノートに代わるツールとしてタブレット端末を積極的に活用しています。

 

全員の考えた文を交流しました。