最近の学校の様子から

最近の学校の様子から

萌芽

学校ができて40年となり、校庭の木も大きくなりました。
日当たりを確保するために伐採した木も多くあります。
伐採した木の中には切り株の周りから芽が出る木もあります。
里山では、定期的に木を伐り、炭にしたり燃料にしたりして利用し、
根元から出てきた萌芽を再生させて大きな木に育てることで里山の木を循環させていました。
定期的に伐採し、下草を刈ることで明るい山となり、
地面には多くの種類の草花が育つ環境ができていました。
また、コナラやクヌギなどは、このような若い木から樹液が出て、
多くの昆虫の食料になり、その昆虫をタヌキなどが食料としていました。
学校にも伐採した木から萌芽している木が多くあります。
生命の力強さを感じます。
 
カキの萌芽。矢印の部分に切り株があります。
このカキは渋柿ですが、
葉が紅葉すると様々な色に色付いてとてもきれいな葉になるカキの木です。
 
ヒメヤシャブシの萌芽。ハンノキの仲間です。矢印が切り株。
ハンノキと同じように、実が付く丸い果穂はクリスマスの飾りにピッタリ。
早く大きくなって実を付けてもらいたい。
 
シラカシの萌芽。矢印が切り株。これはなんつる農園の端の木ですが、
メタセコイア通りの法面(のりめん)のシラカシもたくさん萌芽しています。

芝生管理作業 令和3年6月26日

6月26日、保護者学級ボランティアによる芝生管理作業を再開しました。
学級ボランティアの当番の2年2組の保護者の方が6名、
6年3組の保護者の方が1名参加してくださいました。
ありがとうございました。
大人の人数が少なく、暑い中、給水や休憩で交代できなくて困っています。
1年中、緑の芝生校庭を維持するために、
保護者の方の応援が必要です。芝生管理作業への参加をお願いいたします。
 
       集 合                 芝刈り
 
2年生の子どもボランティアは圃場(ほじょう)の芝刈りを担当して大活躍でした。
 
校庭のクローバーが繁殖したところを圃場から切り出した芝生と取り替えました。
この日は大きなビニール袋に11袋刈りました。
参加者は大人29名、子ども11名、計40名でした。
次週の芝生管理作業は薬剤散布をするために中止します。

次回の芝生管理作業は7月10日(土)9時00分より行います。
リーダーは多摩ボーイズさん
ボランティアは1年1組、4年2組の保護者のみなさんです。
その他の学級の保護者の方、地域の方も大歓迎です。
子どもたちができる作業もあります。ご協力をお願いいたします。

台風5号への対応について

気象庁の予報によりますと、強い台風5号(チャンパー)が、
6月27日(日)夜~28日(月)未明に関東地方に接近します。
梅雨前線を刺激して、まとまった雨が降り、風も強くなる予想です。
月曜日の登校時間には通過している予想ですが、
進路によっては登校時間に風雨が強い可能性もあります。
現在のところ、6月28日(月)は通常授業の予定です。
1 台風の進路が予報と大きく変わり、登校時刻を変更等する場合は、
午前6時頃までにメールを配信します。
2 午前6時現在で、特別警報又は暴風警報が発令されている場合は臨時休業となります。
(大雨警報は対象外です。)
3 登校の際、風雨が強い場合はかさをささず、レインコートで登校したり、
かさの持ち方や前を見て広がって歩かないなどの指導をして送り出してください。
4 場合によってはタオルや着替えを持たせてください。最小限の荷物で登校させてください。
5 風による倒木がある場合があります。注意するように声をかけてください。

令和3年6月の芝生点検

本校の全面芝生校庭は、多摩市教育委員会が芝生校庭管理の専門の方に委託して
毎月定期点検をしています。
6月25日、6月の芝生点検を行いました。
6月16日に土壌改良剤をまいたときにサンプルを持って行った腐敗かびの検査が終わり、
リゾクトニア菌によるものと判明しました。
そのため、多摩市教育委員会にお願いをして、薬剤散布を行うことにしました。
子どもがはだしで遊んだり寝転んだりするため、普段は、農薬や化学肥料はやっていません。
今回、7月1日に、初めて薬剤を散布します。
そのため、薬剤を散布した後は週末まで使用禁止とします。
雨天だと薬剤散布ができないため、雨が降らないことを祈ります。

4年 地球環境について学ぶ特別授業

4年生は、総合的な学習の時間で身の回りの環境について調べようとしています。
様々な講師をお迎えしてお話を聞くことで、自分たちが調べたいことを考えています。
前回の前校長の特別授業に続いて、
6月24日は、天文普及教育者で登山家の村山孝一先生の特別授業を行いました。
村山さんは長年プラネタリウムの解説員をされているとともに
エベレストやマナスルなどヒマラヤにも登頂している登山家でもあります。
 
初めに身近な星の話をしてくださいました。
右の写真は南鶴牧小学校から見たさそり座です。
2週間前にわざわざ撮影しに来てくださったそうです。
他にも、夏の大三角やオリオン座、月についても紹介してくださいました。
 
月をサッカーボールの大きさとすると、月はテニスボールの大きさになります。(左写真)
そして、その月の場所は教室後ろの柱まで離れた距離となります。(右写真)
後半は光害(こうがい/ひかりがい)の話です。
光は生活や安全のために必要なこともありますが
必要以上の光やまぶしい光は害になることもあります。



人間をはじめ生物は、夜、暗いときに明るくなるといろいろな障害が起きます。
農作物が成長しない、夜の行動に異常が起きる、人間ならまぶしくて寝られないなど。
また、光はエネルギーを消費するので、
不要な光を灯すことはエネルギーの無駄使いにもなります。
当然、光のせいで空が明るくなり、星は見えづらくなります。
ヒマラヤ登山のときの話もしてくださいました。
地球温暖化に伴い、ヒマラヤの山岳氷河がとけて登山が危険になっています。
南極やヒマラヤなどが温暖化の影響を大きく受けているとのことでした。
村山さんは2015年のネパール地震のときに雪崩が直撃しましたが奇跡的に助かったそうです。
おまけの情報も教えてくださいました。
6月27日(月)の明け方3時29分~3時30分に日本上空を
国際宇宙ステーション(ISS)が通過します。肉眼で十分大きく明るく見えます。
8月12日22時頃~13日3時30分頃、ペルセウス座流星群が8年ぶりの好条件で見えます。
1時間に100個程度見えるとのことです。ぜひ、見てください。