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豊春中 学校ブログ

【方程式に挑む!】

今日は、1年生の数学の授業におじゃましました。

問題演習のプリント3枚に挑戦し、早くできた人はミニティーチャとして友達に教える活動をしていました。

「方程式」は、足し算・引き算・かけ算・割り算を繰り返して解を求めていきます。言い換えれば…「X(エックス)に何の数字が入れば、等式が成り立つかを考えるゲーム」です。

求めた解を式にあてはめて「確かめ算」をしている生徒さんもいました。正解だとわかると自然に笑顔になっていました。

 

【数学小話】

あるところにお殿様と家来がいました。よくはたらく家来にお殿様が「なにか褒美をやろう。」と言いました。家来はとても喜び「それでしたら、米を1粒ください。」と言いました。お殿様は「なんて欲のない者だ。米ならもっとあげよう。」と言いました。家来はニヤっと笑い「それでは今日は1粒、明日は2粒、明後日は4粒、その次の日は8粒、16粒、32粒…と増やして100日目までください。」と言いました。お殿様は「本当に欲のない者だ、よかろう100日目まで米をあげよう。」と承諾します。

 

さて、お殿様は100日目までお米をあげられたのでしょうか?

倍、倍、倍…と米粒が増えていくわけです。

最初の頃は、米粒の量は少ないのですが、計算していくと…

100日目には、1267650600228229401496703205376粒となります。31桁となるので、一十百千万…億、兆、京、垓…もはや日常で使う表現ではあらわせません。お米1合は、約6500粒だと言われるので膨大な量の米粒になります。

もはや米俵に包める量ではなく、お殿様は降参するのでした。

 

 

これと似たもので「コピー用紙を何回折ったら、月に届くでしょう?」があります。

紙の厚さを0.1mmとすると、理論上わずか42回で38万kmの高さにある月に届きます!

「信じられないよ!」という人は計算機で42回、0.1mmを2倍してみてください!

こういった計算は「指数関数 y=ax」と呼ばれるものです。「おもしろい!」と思った人は、高校の数学にハマる人かもしれません!

 

【暗唱テスト】おくのほそ道

3年生の国語の授業の様子です。

松尾芭蕉の「おくのほそ道」の一節を暗唱していました。自信のある人から順に、先生のところに行って発表をしていました。一発合格をして、カメラに向かってグーサインをしてくれた生徒さんもいました!

 

【豆知識】

おくのほそ道は、芭蕉が江戸から奥州、北陸道を巡った紀行文です。東北・北陸をめぐる、全行程の約2400キロメートルを約150日間でまわり、江戸に帰ります。

ちなみに、3年生が修学旅行で訪れた京都は、東京から約450キロメートルの距離にあります。芭蕉が歩いたのは、その5倍以上の距離になります。とんでもない脚力を有した俳句職人だったというわけです。

※俳句はかつて単なる言葉遊びという位置づけだったそうですが、それを世界で最も短い詩として文学に昇華させたのが芭蕉だと言われています。

「月日は百代の過客にして、行き交ふ年もまた旅人なり(月日は永遠の旅人であり、やってきては過ぎていく年も旅人である)」江戸時代に生きた松尾芭蕉は、何を想ってこの詩を書いたのでしょうか。歴史的な背景をふまえて考えると、違った一面が見えてきたりしませんか?

 

【テスト返却】

 

中間テストが終わり、各教科でテスト返却が行われています。今日は2年生の英語の授業に取材に行きました。

全ての問題の解説をするには時間が足りないので、重要な問題を先生がピックアップして解説していました。

リスニングの問題では、改めて英語の音声を聞いて何を質問されているのかを考えたり、文法の問題では、不定詞(to+動詞の原形)の用法についての確認をしたりしました。

 

【言語を学ぶ】とは?

言語の学習は、数学や理科などに特有な”法則にもとづく学習”とは異なるある種の”あいまいさ”を含んでいます。

理系に進んだ私には、日本語の「私サッカーをします。」と「私サッカーをします。」の「が」と「は」の違いを外国人の方に説明せよと言われたら結構困ってしまいます。しかし、日本語を母国語にする者にとって、そこにニュアンスの違いがあることはハッキリと感じられます。

英語の学習においても、なぜそのように『動詞の形は変化するのか?』を納得感をともなう追求をするよりも、コミュニケーションのツールとして発達した言語として、感覚的に受け入れることが大切なのかもしれません。また、そこに理数にはない「学ぶ面白さ」があるのではないでしょうか。そんなことを思った一コマでした。

 

【合唱練習♪】

今日は合唱祭に向けた練習に、作曲家の橋本祥路先生をお招きしての授業がありました。

※代表曲のひとつ、混声三部合唱曲「時の旅人」(1990年発表)は多くの中学校の合唱祭で歌われ続ける名曲です。

本番9日前となった今日は、現時点での最高の歌を橋本先生に聴いていただき、さらなる上達のためにご指導をいただきました。

ひとつの作品を仲間と作り上げる”合唱祭”は他の行事とは違った面白さがあります。

同じ曲であっても、歌う人が異なると全く同じにはなりません。

現実に大人の合唱団の方と中高生の合唱とでは、声色が違います。(自分のクラスの合唱曲を参考のためにYou Tubeで聴いた方はうなずいてくれるかと思います)

高校では、学校行事に合唱祭を実施している学校はほぼありません。10月20日の合唱祭は、3年生にとって最後の合唱祭になるのは言うまでもありませんが、1・2年生にとっても二度と同じ発表はできない1回きりのものです。

 

文化会館大ホールのステージに立ち、照明のライトがパーッと明るくなり照らし出されたそのとき、主役は他ならぬ生徒のみなさんです。

ぜひ、練習の成果を存分に発揮し、オンリーワンの合唱を披露してください。

閉会式の後、笑顔で会場をあとにできたら、もうそれは「成功」という言葉以外に当てはまるものはなくなっているでしょう。

 

 

【中間テスト②】

今日は中間テスト2日目です。2年生の教室にお邪魔しました。

写真は、数学のテストの様子です。

1次関数の単元から出題されています。

テスト直前の休み時間には、ノートを見返して要点の確認をしている生徒さんが多くいました。

テストの目的はいくつかあります。その一つに「自分が理解できていない部分を知る」ことがあります。

『わかっているつもりだったけど、意外と理解できてなかったぞ!』という発見ができたら…

『その中で特に、わかるようにしたいのは何か?』を考えて選びます。全てを100%理解しようとするよりも

優先順位をつけて対処する方がよいかもしれません。

 

このように、自分で「問題」を見つけて、それをどう「解決」するかを考えて実際に行動してみる!という

プロセスが大事ではないでしょうか。

AIやロボットの技術が発展するこれからの時代に求められるのは、そういったスキルを持った人なのかもしれません。