八木崎小学校 校長室より

校長室より

Educational Solution Seminar 2018

 タイトルのセミナーに参加してきた。久しぶりに新宿へ。会場は京王プラザホテル4階。ICT教育やプログラミング教育の動向についての情報を得るため、講義2本、体験授業2本に参加。
 渋谷区は、約8000人いる児童生徒一人一人にタブレットを配付。約900人いる教職員にも配付しているという。しかも、スマホと同じLTE回線というから、どこでもITにつながる。中学生は毎日自宅へ持ち帰り可。小学生も週末には持ち帰っているそうだ。校長会や教頭(東京は副校長)会の会議資料も職員会議資料も電子化しているそうだ。年間約8億円の維持費。保護者負担なし。同じ日本なのか?と思うくらい、うらやましい環境だ。
 NPO法人「みんなのコード」代表理事の利根川さんの講義は、「全ての子どもたちがプログラミングを楽しむ国」というテーマで語り続けた。
 『レゴブロックは、1個だと、ただのブロック片。このブロック片を色々と組み合わせると、車になったりロボットになったりお城になったりする。子どもたちには、創造力を働かせて、ブロック片ではなく、様々な形を作って欲しい。』
 『活躍する先生の特徴は、「まず、やってみる人」、「気づいたら、その仕事を楽しんでいる人」、「そして、周りの人を巻き込んでいる人」』
 この2つが特に印象に残っている。
 8月22日には、早稲田大学のキャンパスで、また勉強してくる予定である。
 学ばざる者・・・

東から西へ

 夏休みの前半1/4が終わった。この間、林間学校が無事終わり、水泳教室も順調に進んでいる。いきいき図書室も、毎日ボランティアの方が来校し児童を迎えてくれている。感謝。
 さて、記録的な猛暑、異例のコースをたどっている台風12号と、自然環境の異変ともとれる現象が続いている。東から西へと逆走している台風12号は、迷走を始める恐れが出てきているようだ。まさか、もう一度、北上してくるなんてことはないと思うが・・・。
 この異常気象は日本だけではない。世界中で起きている。その原因を作っているのは我々人間。今一度、環境問題について真剣に考える必要を感じる。

1学期終了

 本日、1学期が終了した。平成30年度、新たに転入された先生方の力を加え、全職員一丸となって予定された教育活動を展開することができた。時には、子ども同士のけんかやトラブルもあったが、その都度、先生方が組織的に丁寧に対応し、保護者の方と連携を取りながら解決に向けて進めてくれたので、どれも大きな問題にならず、その後の生活に活かすことができたように思う。全職員、保護者、地域の皆様に感謝。

西日本豪雨災害

 西日本を襲った豪雨により四国や山陰地方で大きな被害が出ている。時間が経つにつれ死者も増え200人を超えた。地震でも津波でもない、単なる雨。その雨が、あのような災害をもたらすとは、誰が予想しただろうか。線上降雨帯の位置がずれれば、このあたりにだって、あのような雨が降る可能性がある。亜熱帯化しつつある日本の気候だから。今一度、春日部市のハザードマップを確認し、土地の高低や避難場所等について家族で確認しておく必要性を感じる。もちろん、学校でも。
 福祉委員会の児童が、災害にあった人たちに何かできないかと考え、全校児童に向け、募金の呼びかけを行っている。今日と明日、募金を実施するという。
 行動を起こさなければ何も変わらない。頼もしい子どもたちに拍手を贈りたい!

子どもは地域の宝

 この土日、第46回春日部夏まつりが行われた。異常な暑さの中、子ども御輿や山車が出ていた地区では、八木崎っ子も地域の大人に見守られながら、山車を曳いたり太鼓をたたいたりして夏まつりを楽しんでいた。中央2丁目自治会では、アイムジャパンに研修で来ている外国の方々も参加し、まつりを盛り上げていた。
 どの地域でも共通していた話題は、後継者問題。中心で動いているのは高齢の方々。若いお父さんお母さん方がもっと参加してくれれば・・・という声が聞こえてくる。これは、まつりに限ったことではない。ゴミゼロ運動、市民体育祭なども同じような光景となる。面倒なことから避けたがる今の風潮が様々な所で影響を与えているようだ。
 人間関係が希薄になっていくことで、地域における子どもたちの居場所も少なくなっているのではないか。地域の宝である「未来を担う子どもたち」を地域ぐるみで育てる灯火を消してはいけない。