八木崎小学校 校長室より

2018年6月の記事一覧

もう梅雨明け?

 本日午前11時、関東甲信地方の梅雨明けが気象庁から発表された。6月中に梅雨明けするのは統計開始以来、初めてのこととなるようだ。
  関東甲信地方で、これまでに最も早い梅雨明けは、2001年の7月1日。今年は過去最も早く、6月中に発表されるのは初めてのこと。梅雨の期間は23日間で、こちらは1978年と並ぶ最短記録とのこと。
 気になるのは、関東の水がめ。8つのダムの平均貯水率は61%(H30.6.28現在)とあった。このまま、雨が降らないと、水不足が心配される。今の時期から節水を心がけなければならない。

いやな雰囲気

 このところ小学校絡みの、いやなニュースが続いている。
 新潟で起きた女児殺害事件、大阪の地震でブロック塀の下敷きになった小学生、そして、あってはならない交番襲撃→拳銃強奪→近くの小学校で警備員を射殺→校舎内への発砲・・・。昔の日本では考えられないような事件が相次いでいる。不審者情報も相変わらず続いており、不愉快な日が続く。
 地域の宝である子どもたちを守るには、やはり、地域が立ち上がらなければならない。幸い本校は、保護者や地域に呼びかけ、子どもの見守りをお願いしているためか、数年前から不審者情報が少なくなっている(ほとんど無くなっている)。子どもの下校時刻に合わせて、散歩、犬の散歩、庭の手入れ等をお願いし、『見守る眼』を増やしてきた。保護者も自転車のかごに見守り隊のステッカーをつけて走っている。
 この『見守る眼』を今後もさらに増やし、安全で安心な地域を目指していきたい。

違法建築物

 6月18日午前7時58分、大阪北部で震度6弱の地震が観測された。登校途中の女子児童が、地震により崩れた学校のプールの壁の下敷きになり死亡したという。映像を見たとき、やけに高いな?鉄骨は?と疑いの目で見てしまった。
 そして夜になって違法建築だったというニュースが入ってきた。建築基準法施行令では、ブロック塀の高さを「2・2メートル以下」と定めているが、倒壊した塀は高さ約3・5メートルだったという。
  1974年に設置された1・9メートルの基礎部分に、プールの目隠し代わりとして約1・6メートル分を積み上げたため、道路から見れば3.5メートルの巨大な壁となっていたのだ。この新たに積み上げた部分がそっくり崩れた状態に見える。尊い大切な命が、大人たちの怠慢によって失われてしまった。
 再度、本校の校地内を回ってみたが・・・いくつか心配な所があったので、明日来校する施設課の皆さんにご指導をお願いする予定である。