八木崎小学校 校長室より

2018年7月の記事一覧

東から西へ

 夏休みの前半1/4が終わった。この間、林間学校が無事終わり、水泳教室も順調に進んでいる。いきいき図書室も、毎日ボランティアの方が来校し児童を迎えてくれている。感謝。
 さて、記録的な猛暑、異例のコースをたどっている台風12号と、自然環境の異変ともとれる現象が続いている。東から西へと逆走している台風12号は、迷走を始める恐れが出てきているようだ。まさか、もう一度、北上してくるなんてことはないと思うが・・・。
 この異常気象は日本だけではない。世界中で起きている。その原因を作っているのは我々人間。今一度、環境問題について真剣に考える必要を感じる。

1学期終了

 本日、1学期が終了した。平成30年度、新たに転入された先生方の力を加え、全職員一丸となって予定された教育活動を展開することができた。時には、子ども同士のけんかやトラブルもあったが、その都度、先生方が組織的に丁寧に対応し、保護者の方と連携を取りながら解決に向けて進めてくれたので、どれも大きな問題にならず、その後の生活に活かすことができたように思う。全職員、保護者、地域の皆様に感謝。

西日本豪雨災害

 西日本を襲った豪雨により四国や山陰地方で大きな被害が出ている。時間が経つにつれ死者も増え200人を超えた。地震でも津波でもない、単なる雨。その雨が、あのような災害をもたらすとは、誰が予想しただろうか。線上降雨帯の位置がずれれば、このあたりにだって、あのような雨が降る可能性がある。亜熱帯化しつつある日本の気候だから。今一度、春日部市のハザードマップを確認し、土地の高低や避難場所等について家族で確認しておく必要性を感じる。もちろん、学校でも。
 福祉委員会の児童が、災害にあった人たちに何かできないかと考え、全校児童に向け、募金の呼びかけを行っている。今日と明日、募金を実施するという。
 行動を起こさなければ何も変わらない。頼もしい子どもたちに拍手を贈りたい!

子どもは地域の宝

 この土日、第46回春日部夏まつりが行われた。異常な暑さの中、子ども御輿や山車が出ていた地区では、八木崎っ子も地域の大人に見守られながら、山車を曳いたり太鼓をたたいたりして夏まつりを楽しんでいた。中央2丁目自治会では、アイムジャパンに研修で来ている外国の方々も参加し、まつりを盛り上げていた。
 どの地域でも共通していた話題は、後継者問題。中心で動いているのは高齢の方々。若いお父さんお母さん方がもっと参加してくれれば・・・という声が聞こえてくる。これは、まつりに限ったことではない。ゴミゼロ運動、市民体育祭なども同じような光景となる。面倒なことから避けたがる今の風潮が様々な所で影響を与えているようだ。
 人間関係が希薄になっていくことで、地域における子どもたちの居場所も少なくなっているのではないか。地域の宝である「未来を担う子どもたち」を地域ぐるみで育てる灯火を消してはいけない。

ハインリッヒの法則

 先週、児童の交通事故や行方不明など「ひやっ」とすることが続いた。先生方には、引き続き、交通安全指導の徹底をお願いした。
 ハインリッヒの法則とは、労働災害における経験則の1つで、『1つの重大事故の背景には、29の軽微な事故があり、その背景には、300の異常が存在する』というもの。「ひやっ」が多く続くと、いずれ大きな事故が発生する可能性が高いので、「ひやっ」の段階で芽を摘んでおく必要がある。
 公道でルールを守るには、校内でルールを守って行動できなければならない。教室を飛び出して廊下に出る子、左右関係なく廊下を歩く子、廊下を走る子は、交通事故の危険性が高い子である。可愛い八木崎っ子から、これ以上、交通事故者を出してはいけない!
 もちろん、交通安全指導は、学校だけでは効果が薄くなる。家庭での安全指導、地域の方の見守りが加わって完璧になる。

きけんなかべ ちかづかないで!

 6月29日付け読売新聞に、防災科学研究所の島崎さんという研究員が、通学路に潜む防災上危険な場所がひと目で分かるよう「子ども向けのイラストを公開した」という記事が掲載されていた。通学路上や普段使っている道路に、イラストのような場所がないか親子で歩いてみてはいかがでしょうか。