最近の学校の様子から

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9月13日 パレットリーディング

図書室前の展示が新しくなりました。

イメージする色によって、読書も進みそうです。

 

『パレットリーディング』

What color do you like?  あなたは何色が好きですか?

赤なら情熱、青なら冷静、黄なら希望というように、色にはそれぞれ

イメージがあります。

 

学校行事で言えば、

遠足では自然を感じる緑や好奇心の黄、

運動会では勝利の赤やチームワークのオレンジ。

少し先の卒業式では、切なさの青と、スタートの白。

 

7色のイメージで分けられた本の中から、そのときの気持ちに合った

本を手に取ってみませんか。

 

気持ち×色で本を選ぶ、パレット・リーディングです。

9月12日 4年生国語「詩を味わおう」

中学年では詩を読み、感じたことを説明したり、考えたことを伝え合ったりしながら学習を進めています。加えて、それらの活動を通して、一人一人の感じ方の違いにも気付いていきます。

 

学級内で二人一組のグループを作ると、14ペアがあります。それぞれのペアに異なる詩を配りました。

詩の本文には、空欄があります。

 

この空欄に入る言葉を候補の中から選びます。

 

ペアで相談しながら考えました。本文の内容から想像したり、言葉の音韻を考慮したりと、様々な根拠が伝え合われていました。

 

 

 

 

 

 

ノートには伝え合った内容が書かれています。

 

 

 

 

 

 

 

実は、1つの言葉は1度(1つの詩)しか使われません。

しかし、答えが重複したペアが複数ありました。

だからこそ、お互いの根拠をもとに論じ合えます。

 

全体で共有する時間には、その言葉を選んだペアが自分たちの考えを発表し、続いて、その意見を聞いていた他の子供たちからも、意見が発表されていました。

 

これは、答えを探し当てる学習ではありません。

詩教材をこのように扱うことで、深く考えたり、友達の考えに意見したりという活動が活性化されることをねらっています。

月曜日の6校時でしたが、どの子も生き生きと論じ合ってました。

9月8日 3年生国語 生活の中で読もう

今日のめあては、二つのポスターをくらべて読んで どんなちがいがあるか考えよう です。

そして、ちがいについて自分の考えをもち、その理由とともに伝え合う活動をします。

 

3年生では低学年で学習した、文章の中にある「共通」「相違」「事柄の順序」などに気付くことを基礎として、「考えとそれを支える理由や事例」「全体と中心」などの、情報と情報との関係について理解することねらって学習を進めます。

 

2枚のポスターをくらべ、どちらのポスターの方がおお祭りに行きたくなるのか考えます。

子供たちは個々の立場を明確にしてから、自分の考えに理由を添えて、タブレット上で表現しました。

 

 

 

 

 

友達の意見はタブレット上で見ることができ、交流や意見共有も行います。

 

それぞれの考えを支えている理由を知ると、さらに考え方が深まります。

 

授業が終盤に向かうとともに、なぜこのようにポスターの違いが生じるのか、が話し合いの中心課題となりました。

それぞれのポスターの良さに気付けるようなシンキングツールを使って、(ポスター)作成の目的や知らせたい対象について考えることができました。

 

POPで紹介!! 図書委員会おすすめコーナー

図書室前に新しい掲示物が現れました。

図書委員会の子どもたちが作成したポップです。

ポップとは図書館や書店で、おすすめの本を紹介し、本を選んでいる人の目に留まりやすいように形や色使い等のデザインにも工夫がされている手書きの広告です。

その本の魅力を端的に伝えて、購買(貸出も含む)意欲を促進するものとして認知されています。

国語の学習でも、「不特定多数の人たちへ本の魅力を伝える」学習をする際に活用される教材です。

民間では、ポップを作るアート教室も開かれているほど、興味をもつ人は多いようです。

 

子どもたちの選んだ本はバラエティに富んでいます。

国語の授業で扱った本や環境学習の本、有名書店のベストセラーランキングに入っているような本もあります。

また、夏の風物詩ともいえるオバケに関する本もありました。

 

自分のお気に入りの本を紹介するのは簡単なことではありません。思いがこもり過ぎていて、長文になってしまこともあります。読み手を意識しながら表現していったことで、作成者である子どもたち自身が内容の深さに一番触れられたのかもしれません。

 

明日からの夏休み、書店や図書館で目を惹かれるポップに出会ったら、その本を手に取ってみてはいかがでしょうか。

7月7日 4年生国語「新聞を作ろう」

4年生が校長室へやってきました。

国語の学習でインタビューをしたいとのことでした。

2つのグループが来室し、インタビューのテーマに沿って話を聞き取っていました。

テーマはグループごとに異なります。

〇校長先生にとっての熱中症対策

〇たいさんぼくとは

でした。

 

この学習では、新聞の特徴を知るだけでなく、どんな新聞を作るか(テーマ)を決め、相手や目的を意識して材料を集め、それらを比較したり分類したりして伝えたいことを明確にする力を付けていきます。また、新聞の特徴を踏まえ、段落相互の関係に気を付けて文章の構成を考える力も付けられるようにします。

また、中心をはっきりさせ、伝えたい順に割付けをしたり、どこまでを記事にするかを考えたりして、内容の中心を明確にし、割付けや記事の組み立てを考える力が身に付けられるようにします。

6月29日 1年生国語「くちばし」

「くちばし」は1年生が初めて学習する説明的文章です。

どのような順序で説明されているかを考えながら文章の構造を捉えます。

 

「くちばし」は問いと答えによって1つの事柄が説明されています。

 

今日の授業ではタブレット端末に準備された鳥のくちばしの画像から、実際に問いの文と答えの文を書く学習をしていました。

 

タブレット端末の操作にも慣れてきて、それぞれが上手に活用していました。

本の帯

図書室前に、新しい掲示物が登場しました。

本に巻かれている帯を題材にしたポスターです。

 

本の魅力を最大限アピールするためにカバーの上から巻く紙のことを「帯」といいます。

本の紹介やキャッチコピー、宣伝文句が記載されており、帯で読者の興味を引きつける役割があります。

全国の書店員や著名人の推薦文が入れられることが多く、帯の宣伝文句がきっかけでベストセラーになったりする場合もあるほどです。

国語の学習でも、「本の帯」をつくる内容が設けられていて、読書活動の推進にもよい影響があります。

 

 

ちなみに、帯は日本独自の文化で、海外の本には、基本的に帯は付いていないそうです。

6月8日 校内研究会

本校では、「伝え合う力」を育てる授業づくり、を主テーマに、今年度の研究を進めています。

今年度は上記のテーマを国語科の指導を通して研究していきます。

本日は、元東京都小学校国語教育研究会会長、現在は明星大学の客員教授を務めている、邑上 裕子 先生を講師にお迎えして、研究会を実施しました。

 

邑上先生からは、国語科の指導で大切にしていくことを様々な角度から講義していただきました。

講義の終了後は質疑が行われ、普段の授業づくりで疑問に思っていることなどについて考えを交し合い、邑上先生からも助言をいただきました。

6年国語 「本は友達 ブックトークをしよう」

各学年の国語には、読書活動を取り入れた単元が配置されています。

6年生は、読書活動を通じてグループで話し合いをする学習をしていました。

学級で7つのグループを作り、読む本を決めます。

グループの構成は、普段の読書量や興味・関心等を考慮しているので、グループの実態に合わせた内容やボリュームの本が選択できます。

今回、選択された7冊は、「ゆりの木荘の子どもたち」「流れ星にお願い」「精霊の守り人」「ビーバー族のしるし」「かがみの孤城」「虹色ほたる」「ギヴァー」です。

 

一気に最後まで読むのではなく、計画に沿って読みすすめていきます。

 

読んだ内容について、議論するための問いを準備します。

 

この問いを中心に議論が進められます。

 

互いの意見や感想の違いが明らかになったり、そのよさを認め合えたりすることで、自分の考えを広げることができます。

授業には、図書室で学校図書館司書として従事している職員も参加しました。

 

最後に、グループごとの振り返りを共有して次の授業への入口としました。

 

文学的文章を読むことには、2つの効果がよく挙げられます。

登場人物や場面設定、個々の叙述などを基に、世界や人物像を豊かに想像することに加えて、「どのように描かれているか」という表現面にも着目して読むと、物語の全体像が具体的にイメージできます。

また、感動やユーモアなどを生み出す優れた叙述、暗示性の高い表現、メッセージや題材を強く意識させる表現に着目していくことも、高学年児童にとっては意義があります。

最近は文学作品以外の様々な分野について、「伏線を回収する」という表現方法が注目されることが増えています。

子どもたちの議論の中にも、この表現方法に気付き、作品の魅力を一層感じている発言がありました。

 

ふたば学級5年 国語「声に出して読もう 古典の世界」

5年生の教科書には、有名な古文の作品が登場します。

これらを音読し、心地よい響きやリズムを味わうとともに、読んで楽しいと思えるような授業を展開します。

 

今日は、竹取物語、平家物語、徒然草、おくのほそ道の4作品を読みました。

 

読んだ後で「難しい」と声の上がる作品もありましたが、読み進めるうちに慣れてきたようです。

 

自分が気に入った作品を選び、その理由も書きました。