最近の学校の様子から

最近の学校の様子から

6月12日 全校朝会

梅雨入りした影響で雨の日が続いています。

今日も全校朝会は各教室へリモート配信しています。

 

校長からは、先週行われた5年生の研究授業で扱った文学教材「たずねびと」について話がありました。

この物語の舞台になった広島は、世界最初の被爆地として、平和都市としても有名です。

近いところでは、G7サミットの会場になり昨今の瀬愛情勢についての議論もされてきました。

では、この広島が平和都市としての歴史を重ねてきたきっかけは何だったのか。

戦後にもち上がった、「一体、我々はどのような街を作りたいのか」という議論だったそうです。

「観光都市」「文教都市」...。様々な議論が交わされた末の結論は「平和都市」ということでした。

(弓狩純著 「平和の栖」集英社クリエイティブ)

 

この町を訪れた人々に、平和の大切さを感じてもらいたい。それが戦後のまちづくりのテーマになりました。

現在も世界中から、多くの人が訪れて、それぞれの方法で感じたことを発信しています。

 

この話から、テーマ(目標)を設定することはとても大事だということが分かります。

学級にも、学級のテーマを掲示している教室が多くあります。

「仲良く 明るく」や「協力し合う 助け合う」など内容は様々ですが、今の学級がこのテーマに向かって近づいているかどうか、ぜひ一度話し合ってみましょう。

との話がありました。

6月10日 学校公開

今年度2回目の学校公開を行いました。

土曜日開催ということもあり、たくさんの方々に子どもたちの学習する様子を見ていただきました。

今年度からは、活動場所の換気等を徹底しながら、参観人数に特段の制限を設けずに行っています。

保護者の皆様にも、教室の中で密集した状況が発生しないように、適宜入れ替わりながら入室していただく等のご協力をいただき、誠にありがとうございます。

6月9日 研究協議会

5年生の研究授業後に、講師の先生をお迎えして研究協議会を行いました。

講師は、昨年度に引き続き 邑上 裕子 先生です。邑上先生は国語教育学会常任理事を務めていらっしゃり、元東京都小学校国語研究会会長、元明星大学教授として教員や学生の指導にも長く携わってきた方です。

 

協議会では、授業提案に対して、よかった点、さらに工夫を要する点などが活発に議論されました。

講師の邑上先生からは、友だちとの対話、教師との対話が行われていたことへの評価とともに、「考えの書き方」や「ノートの回し読み」「伝え合い」等の交流に、具体的な観点をもたせると児童にとって学びの必然性がさらに高まるとのご指導をいただきました。

6月9日 5年生国語 たずねびと

5年生の学級で国語の研究授業を行いました。

教材は教科書に掲載されている文学教材、朽木祥さん作の「たずねびと」です。

この作品は、広島に投下された原子爆弾の犠牲になった方々の中で、ご遺族が見付かっていない方の関係者を探す地元の取組を、現代を生きる主人公の目を通して描かれています。同時に主人公が現地で様々な人に出会い、心の変容を遂げていく様が描かれています。

この単元では、人物像や物語の全体像を具体的に想像したり、表現の効果について考えたりする力を育てていきます。
人物像を具体的に想像するためには、行動や会話、様子を表す複数の叙述を結び付けて読んでいくことが大切です。物語の全体像を想像するためには、その世界の人物像を豊かに想像すること、内容面だけでなく表現面にも着目して読むことが大切です。そして、お互いの考えを伝え合う中で、自分とは異なる考えや、自分は関連させなかった叙述のつながりなどに出会うことができます。

 

今日は第8の場面を読んで、主人公「綾」の心情の変化について考え、「たずねびと」とはどんな人だったのかという、物語の全体像に関わる内容を捉える活動をしました。

物語を読み深めるために、自分で考える時間、考えを記述したノートを互いに読み合う時間、対話を通して互いの意見を伝え合う時間を設けていきました。

 

6月9日 児童集会

今日の集会は、各教室で「絵しりとり」を行いました。

 

集会委員が動画でルール説明をします。

 

第1番目のお題だけは集会委員が出題し、絵だけを見てしりとりを列ごとにやっていきます。

例えば、「リンゴ」の絵の後は、「ご」又は「こ」で始まる言葉を絵で表して、次の人へ託していきます。

 

言葉を使わずに進めていくので、低学年児童には難しいのではと思いましたが、1年生や2年生もじっくりと考えて描き表していました。