最近の学校の様子から

最近の学校の様子から

運動会当日の温度 父母と教職員の会世話人会

6月6日、父母と教職員の会世話人会で運動会当日の話をしました。
運動会当日は、5月としては異例の暑さで真夏日となりました。
今後、地球温暖化が進むと暑い日が多くなることが予想されます。
暑さ指数は25度で注意から警戒レベルでした。
厳重警戒の28度や運動中止の基準の31度には及びませんでしたが
日差しが強かったため、体感では暑く感じた方が多くいらっしゃったことと思います。
学校だよりに掲載いたしましたように
当日の気温は以下の通りでした。

気温は棒温度計、表面温度は放射温度計で計測
土の表面は学童クラブと芝生校庭の中間点、芝の表面と気温は校庭中央で計測
校庭の最高気温は12時40分と13時00分の32度C、
屋上の最高気温は12時00分の30.2度Cでした。
それに対して芝の表面の最高温度は、11時00分と12時20分の34度Cでした。
ほぼ気温と変わらない温度です。
芝生は生きているので、どんなに気温が高くなっても、日射が強くなっても
42度Cよりは高くなりません。
体温計が42度Cより上の目盛りがないのと同様に
タンパク質が変質して元には戻らなくなる(死んでしまう)からです。
その点、土の上や人工芝、全天候型の校庭の表面は平気で60度C・70度Cになります。
今回、土の上は9時30分から40度Cを越え、12時20分・40分には50度Cを越えました。
芝生の効果は絶大なことが分かります。
保護者のおひとりおひとりが1年間に3回ずつ、各回1時間ずつお手伝いただくことで
1年中緑の芝生が維持できています。
今後ともご協力お願い申し上げます。

来年に向けて運動会の開催について再検討しています。
すべての学年の演技・競技を見ていただけるように
お昼の時間はすべての方が体育館やその周辺、教室・特別教室で
昼食をとることができないか検討しています。
父母と教職員の会世話人会でも
いくつか検討していることをお話ししました。

1・2年 ヤゴ獲り

6月5日、プールの水を抜いてプールの掃除をする前日です。
1・2年生がプールにいるヤゴを排水溝に流れてしまう前に救出しました。
今年はプールに魚を放していたためかヤゴがほとんどいませんでした。
ふつうは1000匹はいるのですが、この日は50匹ほどしか獲れませんでした。
それでも、子どもたちは見付けて喜んでいました。
これから、羽化まで観察します。
 

アジサイが咲きました

6月の花、アジサイが咲きました。
たくさん花を付けています。

1つの花のかたまりは数十個の花の集合体です。
花びらに見えているのは「がく」という花を支える器官です。
花はがくの中心にありますが、目立ちません。

クリの花が咲きました

南鶴牧小学校は果樹の種類が多い学校です。
正門前のクリの木に花が咲きました。
においが漂っています。

クリは雄花と雌花があります。
においが漂っているのは雄花です。花は穂になっています。
 
雌花は葉の根元にあって地味です。

これから「いがくり」になって中に、クリの実ができます。

1年 あわせていくつ

1年生は1から10までの数をそれぞれの集合としてとらえ、
集合としての量を数字の記号にラベリングしたり、
10までの数量の分解と合成を学習してきました。
この単元では、数の分解と合成を活用して、加法の意味と立式を学習しています。
まずは状況設定で引き込みます。
 
ネコさんとウサギさんとイヌさんが玉入れをしています。
子どもからは「ちぇっこり玉入れ?」と状況に引き込まれています。
「ウサギさんは1回目に1個、2回目には3個入れました。」
という設定を動きを付けて確認します。
次は、入れた玉をブロックに半抽象化します。
黒板には、教科書・ノート・ブロックの置き場所を示した写真が貼ってあります。
 
耳から聞くよりも目で見る情報の方が優位である児童に配慮したり
聞き逃したときに黒板を見て気付くことができるように配慮したりしている
ユニバーサルデザインの指導法です。
子どもは1回目に入った1個の玉を1つのブロックに置き換え、
2回目に入った3個の玉を3つのブロックに置き換えて机の右上に並べます。
「あわせていくつ」という問いに合わせて
左手で押さえた1つのブロックと右手で押さえた3つのブロック
両側から内側に動かします。
視覚化と動作化が重要です。
これで1と3を合成しました。数えると4つのブロックとなり
問いの答えは4個の玉が入ったと導き出すことができました。
黒板には1回目に入った玉の数の「1」と2回目に入った玉の数の「3」が書いてあります。
そして、その間に「あわせて」だから「+」の演算記号を使うことを確認して
「1+3」と立式しました。
「1+3」の右側には「=」の記号を書き、計算結果の「4」を書きました。
等号「=」は、この段階では計算の結果を表すもので、
右辺と左辺が同じ数量であることを表すことは今後学習します。
そして、問いの答えとして「こたえ 4個」と黒板に書きました。
子どもはノートに試写します。

2問目のネコさんでは1個も入らなかった時がある問題の立式です。
入らなかった時は記号「0」(れい)を用いることを
以前の学習と関連付けて適用します。

3問目は立式を一般化するために、立式から状況考える逆思考の問題をします。

イヌさんは「0+3」となったという設定で、その状況を動作化します。
式の意味をとらえる学習です。
1年生の算数は難しい。論理的に説明できないと指導できません。