最近の学校の様子から

カテゴリ:今日の出来事

6年 がん教育特別授業

1月21日、NPO法人がんノート代表理事の岸田徹さんをお招きして
6年生ががん教育特別授業を行いました。
この授業はアフラック生命保険株式会社さまのご支援で実施しました。
岸田さんは25歳で希少がん「胎児性がん」が全身に転移していることが分かり、
2度の手術と抗がん治療をされましたが、再発して再度の手術と治療をされています。
現在は、がん患者の立場から厚生労働省のがんとの共生のあり方に関する検討委員などをされています。
患者の立場から、患者としての情報、社会復帰後の情報が足りないという思いから
がん経験者によるインタビュー番組を動画配信しています。
 
がんになった方は、自分の健康や家族に対する思いに不安を感じておられることを確認し、
自分はがんになった方にどのようなことができるのかを考えました。
たくさんの意見が出され、それを整理しながら、それぞれの行動に共感し合いました。
そして、患者としての立場から、出された行動について岸田さんにコメントをいただきました。
 
岸田さんは、初め、5年生存率が五分五分であると宣告を受けられたそうです。
その前に医師から全身に移っているがんの写真を見せられていたので
五分も生きられる可能性があることに希望が出て、治療をがんばろうと考えたそうです。
しかし、抗がん治療で免疫力が落ち、様々な副作用が出たそうです。
そのような時、いろいろな人が力になってくれて、周りの人の支えがうれしいと思ったそうです。
苦しい時には、大きいこと・10年後の未来のことを考えるようにしていたそうです。
子どもたちにも、自分もつらいときに考えていた「自分が大切な人は誰なのか」ということを
考えほしいと話されていました。
そして、「これからは、がんと共に生きる時代になっていくはずです。
そのために、みなさんには、みなさんや社会がサポートしていくような世の中に変えていってほしい。」
とおっしゃっていました。


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令和4年(2022年)1月18日 6年 がん教育

1年 食育「調理員さんありがとう」

1月18日、19日、21日に1年生の食育授業「調理員さんありがとう」を行いました。
指導は瓜生小学校の栄養教諭です。栄養教諭は多摩市に2名います。
調理員さんの仕事について学習します。
 
調理の前に、食材を運んで洗います。カレーでは写真のような10kgの箱を15箱運びます。
ジャガイモは洗った後、芽かきに15人で30分かかります。
葉物は特に大変です。
一枚一枚、土と虫がついていないかを見ながらていねいに洗わなくてはなりません。
お釜も巨大です。お釜の大きさに作ったゴムホースを見せました。
子どもが入ると、なんと13人も入れます。
 
お釜が大きければ調理器具も大きくなります。
汁をすくう大きなひしゃくとかき混ぜるためのスパテラ(しゃもじのような形のもの)
も持たせてもらいました。
これを持って動かすのは大変なことであることが分かりました。
 
実際にビデオで調理の様子を見せていただきました。
 
最後に調理員さんへのお手紙を書いて、発表しました。
調理員さんが大変な思いで作ってくださっていることが分かり
給食を残さず食べようとする意欲が高まっていました。

保健委員会発表

1月20日の児童集会は保健委員会の発表でした。
新型コロナウイルスの感染が爆発的に広がり、子どもへの感染が多くなっています。
子どもたちは冷たい水道の水でも、がんばって手を洗っていますが
中にはぬらすだけの子どもも出てきています。
保健委員会の子どもが手洗いについてやマスクの使い方、せきエチケットなどについて
クイズを通して再度確認しました。

各学級に保健委員が出向いてタブレットPCを使って配信します。
ふたば学級にも保健委員が来て説明しました(写真)。

東京都公共基準点点検

南鶴牧小学校の屋上には、地図の測量に使う1級基準点があります。
10年ぶりに点検がありました。
10年前はプレートが見えていたのですが、
その上に防水工事をしてしまってプレートが見えなくなっていることが分かりました。
  
基準点は屋上のまたその上、写真の矢印が示している赤白のポールの下にあります。
中写真の赤白ポールの下、右写真(スマートフォンでは下)にあるはずなのですが、
盛り上がりがあるだけで見えません。
10年前の写真を見せていただきました。

この場所の正確な位置は、
東経139度25分5.8012秒、北緯35度36分51.2295秒です。
度の下に8桁もあります。

6年 がん教育

6年生が1月17日、18日にがん教育の1時間目の授業を行いました。
がん教育は、「がん対策基本法」に基づいて策定した「がん対策推進基本計画」により
文部科学省が推進している教育です。
がん教育は、健康教育の一環として、がんについての正しい理解と、
がん患者や家族などのがんと向き合う人々に対する共感的な理解を深めることを通して、
自他の健康と命の大切さについて学び、
共に生きる社会づくりに寄与する資質や能力の育成を図る教育です。
 
生涯のうちに2人に1人はがんにかかります。男性の62%、女性の47%ががんになるのです。
右(スマートフォンでは下)写真のグラフのように死亡率が高いのはがんです。
2番目の心疾患の2倍です。
年間100万人の方ががんにり患し、37.8万人の方ががんで亡くなっています。
多摩市の人口が15万人程度なので、どれだけ多いかが分かります。
がんは、自分の細胞から生まれます。ほとんどのがん細胞は、自分の免疫機能により防御されますが、
免疫機能が下がるとがんになりやすくなります。
子どもたちに、どのようなことが原因でがんになりやすくなるかを考えてもらいました。
 
子どもから出されたものを整理すると、ストレス、食事、睡眠、運動などが挙げられました。
がんは誰でもなりうる病気です。
年間100万人の方ががんにり患し、37.8万人の方がなくなるということは、
がんにかかっても60%の方が生きていけるということです。
すべてのがんを平均した5年生存率は66%です。早期発見できれば生存率はさらに上がります。
がんの種類によっては治るがんもあります。
がんに対して正しく恐れ、生活習慣を見直し、早期発見に努めていくことが大切です。