2023年7月の記事一覧
【自立の意味は一つじゃない】1年生
今日、7月11日㈫は1年生の授業を取材しました。
生物の単元が終わり、理科は物理化学のジャンルに入りました!ガスバーナーで火を使う実験です。
技術では、ダンボールを使って本棚の模型を作ります!いきなり、木を切る作業はしません。「再設計」を入念に行い、木材加工のイメージを膨らませます。
※切りシロという言葉を初めて知りました。木材を切るときの隙間までを設計して図面を引きます。
英語ではcanを使った文法を勉強しました!みんなはきっとできるようになるはず!can!
「自立」とは頼れる人を増やすこと!
脳性麻痺のため車椅子を使いながら、活躍する日本人の医師がいます。
彼の言葉に「自立するとは、頼れる人を増やすことである」というものがあります。
一般的に、「自立」という言葉は、自分だけの力で物事をやっていくという意味で使われます。しかし、どんな人であれ誰にも頼らずに生きていくことはできない。むしろ、社会の中に頼れる人を増やしていくことが大切なのではないか。
彼は障がいの有無に関わらず、この考えはすべての人に通じると言っています。
学校であれば、解けない問題の解き方を友達に聞いたり、ついうっかり忘れてきてしまった教科書を借りたりすることも自立の一歩と言えるかもしれません。わからないものをわからないままにしておくことや、道具がなくてせっかくの授業の50分を無駄にしてしまうよりもずっと生産的で生きるチカラがある行為だと私は思います。
個人が自分にできることを増やしつつ、そんな助け合いの精神が広く浸透した社会って、素敵だと思いませんか?
☆調理室前のホワイトボード↓↓
【おそうじの話】
今日、7月7日㈮はトイレのおそうじについての記事です。
本日予定していた業務が早めに終わったので、2年生の男子トイレのそうじをしました。
いつものトイレそうじの生徒さんたちのおかげで、便器周りはクレンザーでよく磨かれていました。ありがとうございます!
そこで、普段は手が届かなそうなところを中心にゴシゴシ磨いてみました。
床は洗剤をまいてデッキブラシでこすりバケツの水で流しました。
最後に、くたびれていた柄付きスポンジは捨てて3本新しいものに取り替えました。
また、今度ふらっとそうじに行きますね!
【夏の想い出】表彰朝会・2年生
今日、7月6日㈭は2年生の授業を取材しました。
理科はテスト返却とテスト直しでした。ある生徒さんの質問がとても面白いということで先生がクラス全体にフィードバックをしていました。「激しく燃える」と「爆発的に燃える」の違いを皆さんは言葉で説明できますか?
美術は夏休みの課題についての説明がありました!2学期に空想画の作成するので、その材料となる身の回りのモノを画用紙に絵で描いてくるというものでした!
PCで画像を検索して、イメージを膨らませます。
湿度はそこまで高くなかったものの、暑い日差しが降り注ぐ中、元気に体育が行われていました。元気な中学生と青空は相性が良いですよね。画になります!3組の女子のみなさんごめんなさい!カメラを持って取材に行こうと思ったら片付けの時間になってしまいました。
【朝の表彰集会の様子】
久しぶりに体育館で朝会が開催ができました!
AIにできること、できないこと
理科の時間、黒板にマグネシウムと酸素の質量比3:2の表記がありました。高校入試でよく出題される単元です!
以前、文章作成AIにこの手の問題を日本語で入力して解かせたことがあるのですが、答えは間違っていました。(❝文章作成❞用のAIなので、そもそもの用途が違うので当然といえば当然の結果ではあります)
美術の時間、絵を描いてくれるAIについて何名かの生徒さんに取材をしました。写真と区別がつかないような精巧な絵を機械が描いてくれることを生徒さんたちは知っていました。これからはAIの特性や長所を理解した上で芸術活動をすることが大切になってきます。
では、人間にできて、AIにできないことは何でしょうか?
効率よく作業することや、たくさんの作品を速く作ることにおいては、人間は機械に太刀打ちできません。(例、授業プリントを手書きで40人分作ることを、職員室のどの先生もしていません。印刷機を使えば3分で終わるからです)
でも、人間にしかできないことは必ずあります。その一例が、「想い出」と言われています。
たしかに、自分の体験したこと、昔懐かしい記憶を機械に作ってもらうことはできません。ぜひこの夏休みは、中学生の今の自分にしかできないこと、体験を積み重ねて唯一無二の素敵な想い出を作ってきてください!
夏休みまであと、15日です!
☆調理室前のホワイトボード↓↓
【我々人類はこう進化するだろう!】3年生
今日、7月5日㈬は3年生の授業を取材しました。
【英語】「〜させる」を表現!
英語では「〜させる」という表現を学習をしました!野口英世を笑わせるには?ということで紙が渡されました。目のところを山折りにすると…この手のワークショップは初めてという生徒さんが多かったようで、あちらこちらで大笑いが起きていました。どうやら野口英世ではなく、みなさんが笑わされたようです!
【理科】進化を学ぶ!
動物がどのような進化をしてきたのか?それを踏まえて、人類の未来を予想しました!なんだか楽しそう!
【美術】ペーパーウェイトづくり
美術は今、ペーパーウェイトづくりをしています。2枚めの写真はロシア語の文字からヒントを得て作っている作品だそうです。カタカナで発音を表すと「シェア」だそうです。どうしてロシア語を知っているのかとお聞きしたら、たまたま興味があってロシア語の本を買って読んだのがきっかけだそうです!←コレこそ、学生の鑑(かがみ:模範、手本の意味)だと思いました!興味があったらやってみる!とても大切なことですよね!知らないことを知ることはとても立派な勉強です!
【社会】第二次世界大戦
社会の歴史は、第二次世界大戦に入りました。なぜ戦争が始まったのか、それを調べます。過去の歴史を学ぶことで、より良い未来をつくることができます!調査対象を分担して効率よく調べ学習をします!
文化は❝自然環境❞から生まれる
オーストラリアの砂漠地帯に行ったことがあります。古代からオーストラリアに定住している先住民族のアボリジニの方の絵はドット(点のあつまり)によって描かれていました。オーストラリアは年間の降水量が日本の約3分の1です。砂漠地帯では特に水は貴重な資源です!300〜500mの高さがある超巨大な岩があり、そういった岩場の大きなくぼみや谷間に雨水が溜まっていました。かつて、アボリジニの人々はこの水だけで生活をしていました。絵を描く時に、絵の具を溶かす水が必要なわけですが、じゃぶじゃぶと使うわけにはいきません。ごく少量の水で絵の具を溶かすため、筆で線を描くことはできません。細い筆を使って上からトントンと点をたくさん打って絵を描いていったのです。この独特な自然環境が、ドットで絵を描く文化を生んだと言われています。
理科では生物の進化について学習しました。今日は、その知識を使って、今後人類の❝手❞はどのような進化をしていくか?を考える発展的な授業をしました!
取材をしたある班では、薬指が退化していくだろうという予想を立てていました!この理由がユニークで、「実生活で薬指を使うことはほとんどないからです!」というものでした。「ペンを持つとき、箸を持つとき、薬指は使わない!」班の中にいたバスケ部の生徒さんも「たしかにバスケでも薬指はあまり使わないかも。」と言っていました。記者の私はその話を聞いて、妙に納得してこのブログ記事を書いているのですが!大事なことに気が付きました。まさに今!パソコンで字をタイプするときに、ガッツリ薬指を使っていたのです!薬指の退化説は幻想だったのでしょうか…いや、そうは断言はできません。近い未来、キーボードよりも圧倒的に速く文字を入力する機械やデバイスが生まれないと誰も言い切れないですよね!
人間をとりまく環境の変化で今後、我々の子孫の姿カタチはどのように変わっていくのでしょうか?今日の理科の授業は今まで見たことがないとても面白い内容でした!故に、生徒さんたちの目はキラキラと輝いていました!答えのない問題に向き合う勉強って楽しいですよね!これが減点方式じゃない、加点方式の学習スタイルではないでしょうか!
☆今日の調理室前のホワイトボード↓↓
【明日の晩ごはん何にしよう?】2年生
今日、7月4日㈫は2年生のテストの様子を取材しました。
3時間目、数学のテストに挑んでいる2年生のみなさんです!
☆調理室のホワイトボード↓↓
給食のトリビア
春日部の小中学校には、校内に調理場があって、そこで給食を作っている学校があります。豊春中はその一つです。
埼玉県で一般的なのは、給食センターで調理をして各学校にトラックで運ぶスタイルです。
大阪府には給食かお弁当持参かを1ヶ月単位で選ぶスタイルの学校もあります。
ちなみに、給食内容がミルク及びおかず等である給食(「補食給食」と言います)を実施している中学校が全国に26校※あります。
給食内容がミルクのみである給食(「ミルク給食」と言います)を実施している中学校が全国に166校※あります。
※令和3年5月1日現在(学校給食実施状況等調査の結果より)
給食には様々なスタイルがありますね!
いずれにしても、豊春中の給食は栄養バランスと美味しさが考えに考え抜かれたメニューであることは間違いありません!給食費をお支払いして実際に食べている記者の私が断言します!
生徒のみなさんが料理を作るとき、何を作ろうか迷ったとき!栄養バランスの良いメニューってどんなの?と悩んだときは、ぜひ!給食の献立を❝再現❞してみてください!
インターネットで料理名や食材を入力すると、動画付きで料理の方法が見られる便利な時代です。試してみてください!
【勉強は本来、❝苦行❞じゃない!】1年生と678組
今日、7月3日㈪は1年生と678組の様子を取材しました。
【はじめての定期テスト】〜休み時間の風景〜
理科と国語のテストの間の休み時間に、1年生の教室にお邪魔しました!「この問題解けた?答え何?」と答え合わせをしたり、次のテストに気持ちを切り替えて漢字の最終確認をしている生徒さんたちがいました。
【家庭科の刺し子のウオールポケットづくりと英語の授業】
家庭科では、ミシンと手縫いで裁縫をどんどん進めていました!1年生が作ったウオールポケットを拝見させていただきました!どれも丁寧に刺し子のデザインがされていました。英語ではスペルの練習や英文づくりをしていました。
カラオケとテストの採点は❝減点方式❞
テレビ番組で、歌が上手い芸能人が「カラオケ採点で何点取れるか!」を競う企画がありますよね!
どんなに上手い人・プロでも、95点前後です。その曲を歌っている歌手本人であっても100点を取ることはできないとされます。なぜなら、カラオケの採点モードは❝減点方式❞だからです!ミスをした分だけ100点から点が引かれていきます。3分という短めの曲であっても音程のズレをゼロにすることは現実的でない、非常に難しいことなのです。
今日は、1年生にとって初めての定期試験でした。小学校のテストとの一番の違いは、問題数の多さです。一般的な小学校のテストは両面印刷の1枚です。しかし、中学校では問題用紙だけで両面印刷2〜3枚となります。解答用紙は別にあります。また、学習内容の難易度も上がっていますので、単純に点数を小学校時代と比べることは、正しい分析とは言えないでしょう。
やる気の作り方
勉強のやる気はどうやったら作れるのでしょうか?アメとムチ作戦(例、〇〇点取れたら何々を買ってあげる、△△点以下だったら何々を没収)は一定度の効果を出すことがありますが…一時的かつ短期的に終わります。
やる気とは本来、楽しいことや興味のある物事に生まれる感情です。つまり、勉強のやる気を生むには、勉強すること自体に楽しさを感じてもらうことが大切になります。(そんなのムリだ…と思いますか?)
本来、人間とは好奇心の塊です。知らないことを知ろうとしたり、できないことをできるようにすることを積み重ねて現代の人間社会や文明が作られてきました。特に!子どもの好奇心の大きさは本当にすごいです!
日常や社会生活のなぜ?どうして?を学んだことを組み合わせて説明ができたり、『自分だったらこうするかな?』『こうした方がもっと良くなると思うんだけどなー!』と仮説やアイデアを考え、好奇心が好奇心を生むプラスのサイクルが生まれると勉強は楽しくなってきます。
勉強をテストで点数を取る道具としてだけではなく、もっと広い意味、広い視点で有効なものと思ってもらえたら嬉しいです。大人もそういった視点で意図的に子どもに問いを投げたり、対話をしたりするとさらによい効果が得られるかもしれません。
いずれにしても、勉強することを❝苦行❞にしないことは大切だと言えるでしょう。
☆調理室の様子です。この場所で美味しい給食が作られています!本日のおかず「凍り豆腐のチーズ焼き」の凍り豆腐とはいったい何なのか…?気になった私は迷わず栄養士さんに聞いてしまいました!興味が湧いたものですから…!