八木崎小学校 校長室より

校長室より

お日さまのにおい

ふと、手元にある柿の種の袋に目が行った。「お日さまの匂い、その正体はコレ」という題名に惹かれ読み始めた『こばなしのたね』。
天気のいい日に干した布団。家の中に取り込んだ直後、布団に顔を近づけると「お日さまの匂い」を感じることがある。その正体は・・・
『日光に含まれる紫外線が、綿を作るセルロースなどの物質をわずかだけ分解し、アルデヒドや脂肪酸、アルコールなどの物質に変化したもの』とある。
これらは揮発性なので、しばらくすると消えていく。
幸せな気持ちになる「お日さまの匂い」の秘密は、科学的なものだったのです。
~○田製菓(株)さんからの情報でした~

横浜で研修

今日から二日間開催される関東甲信越地区小学校長研究協議会神奈川大会のため横浜に来ている。
行きの車中でのこと。ふと一つ先の車両を見ると、お腹の大きな女性がつり革につかまって本を読んでいた。周りには大学生や社会人が座っているが、誰も席を譲ろうとしない。スマホに集中?していたり、寝ていたり•••。また、右手には高齢の方が立っていて、その前には、若い女性たちがスマホや化粧をする姿。結局、大宮まで動きはなく、お二人とも降車した。
7月の全校朝会の内容が固まった。

アニメから学ぶ

アニメにも感動する言葉が、たくさんちりばめられている。ドラえもんや名探偵コナン、宇宙兄弟などが有名である。
「言葉は刃物なんだ 使い方を間違えると厄介な凶器になる。言葉のすれ違いで、一生の友だちを失うこともあるんだ。一度すれ違ったら、二度と会えなくなっちまうかもしれねえぜ」
というコナンの言葉は、機会あるごとに先生方にも紹介している。
また、ドラえもんに登場するしずかちゃん。のび太との結婚を控えた前夜、パパから、生まれたときからの感動的な話をされ、最後に、のび太との結婚に対する不安な気持ちを伝えると、パパは、
「やれるとも。 のび太くんを信じなさい。
 のび太くんを選んだきみの判断は
 正しかったと思うよ。
 あの青年は人のしあわせを願い、
 人の不幸を悲しむことができる人だ。
 それがいちばん人間にとって
 だいじなことなんだからね。
 彼なら、まちがいなくきみをしあわせにしてくれると
 ぼくは信じているよ」
と。
我が子にこんな話ができるパパに私もなりたい。

放課後子ども教室

今年度第1回の放課後子ども教室が開催された。内容は、漢字の勉強。約130人の児童が参加した。
5時間授業をやった後の放課後の時間を使い自ら学習をする子どもたち。着席すると、すぐに持参したドリルを始める姿に感心する。一方で、べちゃべちゃおしゃべりをしていて、何をしに来たのか分からない子どもの姿も。目標のあるなしで、こんなにも違うのかと再確認させられた放課後である。
それにしても、ボランティアの皆様には、感謝!感謝!である。初回の混乱はあったが、本日の反省を活かし次回に備えてくれることであろう。漢字学習教室を充実させるためにも、多くの保護者・地域の皆様の支援をお願いしたい。『地域の宝物(=子どもたち)』をよりよく育てるために。

ストロベリームーン

昨夜の満月は、『ストロベリームーン』といって、ネット上では話題になっているらしい。今年1年で、月が地球から最も離れ、一番小さく見えるのは事実だが、イチゴのように赤く見えるというのは、疑わしい。朝日や夕日が赤く見えるのと同じ原理で、月も昇り始めと沈む時は赤く見えるというのが正しい説であろう。ちなみに、アメリカでイチゴの収穫が始まる6月に見える満月ということでこの名称がついたという記事もあった。私も月を撮影してみたが、デジカメでは、無理だった。ただ、いつもの満月より小さく見えることだけは確認できた。
今日、明日と、ウイングハットでドッジボール大会が開催されている。本校からも約80名の八木崎っ子が参加している。ぜひ、ドッジボールを楽しんできて欲しい。そして、ドッジボールをとおして、他の小学校の人と仲良くなり、1人でも多くの知り合いをつくってきて欲しいと願う。

大人の教育は・・・

1年生の下校時に正門から用水路までを行ったり来たりして下校を見守っていたときのこと。私の目の前に高級車が停まった。助手席側の窓が下がると、年配の男性が「あんた、学校の先生か。」そうだと答えると「なんとかなんないか。あれ、あんたの所の保護者だろ。道路に平気で駐車して、自分の子どもを乗せているぞ。公園の方にもたくさん停まっている。多くの子どもが下校しているのに、平気で停めているんだ。この道路を使っている者にとっては、いい迷惑なんだよ!しっかり教育しろよ!」とお叱りを受けた。「申し訳ありません。保護者の方にも注意を呼びかけておきます。いい情報ありがとうございました。」と、その場は応対した。
しかし、学校は大人の教育までやるところだろうか?我が子のことしか見えない親を、どう教育しろというのか。注意を呼びかけることはやぶさかでは無いが・・・。
いつの頃からか、何でも学校にという風潮が。迷惑なら、その場で注意をすればいい。これは、いろいろ事例に当てはまる。直接やれば簡単にいくことを、学校を介してやろうとする事例が多くある。自分は、悪者になりたくないという気持ちがそうさせているようだ。
道路は駐禁。ハザードランプを点滅させて我が子が来るまで路駐していることが、他の迷惑になっている。駐車していることで死角ができ、子どもたちの危険が増していることに気づかない大人。「そこには、自分さえよければ」の考え方も見え隠れする。
そんな大人にならないよう、目の前の子ども達を育てていきたいと思う。
某市の教育長さんなら、「どんどん警察に通報してください」と返すところだろうか。

ニュースです!

平成28年度のベルマークの合計点数は、154003点。これは、埼玉県内で18位の点数で、春日部市内1位であった。県内で参加している幼稚園や学校数は、1120校あるそうだ。
今年度は、八木崎っ子のかかわりを多く設定したので、この点数がどこまで伸びるか、今から楽しみである。順位ではなく、点数である。昨年度の154003点が、まずは、今年度の目標となろう。子どもたちは、「放送で全校に呼びかけたい」、「私たちも切る」、「分類する」「商店街の方にお願いして箱を置かしてもらえないかな」等と張り切って活動してくれている。ありがとう。

子どもの歯にもっと関心を!

年度当初の各種健康診断が一段落した。毎年行っているこの学校健診は、学校保健安全法に基づく健康診断で、毎学年6月30日までに実施することになっている。
歯科健診もその1つ。虫歯等があれば治療勧告書が渡される。虫歯は、ないに越したことはないが、勧告書をもらったら、できるだけ早く歯科医へ行って受診をして欲しい。時には、歯科医に行くと「虫歯はありません」と言われる場合もある。学校健診では、多くの人数を短時間で健診するので、疑わしきものも治療勧告の対象になることもある。歯科医受診の結果、虫歯でなければ、それはそれで良いではないか。それより、虫歯を治すことが大事。特に永久歯の児童は早めの治療をお願いしたい。
できれば予防歯科にも心がけたい。今は3か月に1回はチェックをと呼びかける歯科医もある。それが無理でも、せめて半年に1回ぐらいは歯のチェックをしてみてはいかがだろうか。大切な我が子のためにも。
歯の健康状態と学力の関係を研究している学者もいる。親が我が子の歯の健康に関心をもつことはいいことだと思う。
今月12日(月)には、第1回学校保健委員会が予定されている。1人でも多くの保護者の方が参加してくれることを期待している。

梅雨入り間近

うっとうしい梅雨の季節が近づいている。雨の日には、何をして過ごしていますか。
我が家では、子どもが小さい頃、TVゲーム等は買わなかったので、もっぱらトランプや人生ゲーム、陣取りゲームなどを家族そろって楽しんだ記憶がある。スマホは高校生になってから。中学生の勉強や部活に費やす時間を考えると、睡眠時間を削らない限り携帯やスマホなどやる時間がないのではないか。
調査結果で1日3,4時間というデーターがみられるが、?である。その年齢の時にやらなければいけないことをやらず、すべてを携帯やスマホにまわしているのでは?と心配になるのは、私だけだろうか。
我が子がかわいいなら、どうすべきか?答えは明白である。

「さきたま抄」から

学校でとっている埼玉新聞の記事に『さきたま抄』という欄がある。読んでいて職員と共有したい記事に出会うと先生方に紹介している。
そんな中、平成29年5月28日付けの記事を本ブログでも広く紹介したいと思い、埼玉新聞社に問い合わせ、記事使用申請を行った。その返事が届いたので、本日紹介する。


 【 ↑ 埼玉新聞 5月28日掲載】

最近、「働き方改革」「ワークライフバランス」等の言葉を、参加した研修会でよく耳にするが、現場での工夫は飽和状態。記者の方が書いてくださっているような具体的な施策を期待している。

反応がいい!!(Ⅱ)

5月31日の全校朝会の最後に、プランターの雑草(雑草という名の草は無いが)について話をした。
雑草を抜く前と抜き終わったプランターの写真を見せ、八木崎っ子が、プランターや花壇の通りすがりに雑草を1人1本抜いてくれると、700本の雑草が無くなる。プランターの所に30秒ほどでいいから留まって1人10本抜いてくれたら7000本の雑草が無くなる。・・・
翌朝、また雑草を抜きにプランターの所に行ったら、雑草が無くなっていた。休み時間には、3年生の担任から、「校長先生、3年生のAくんとBさんが、花壇の草を抜いていました!」と報告を受けた。校長の話の意図が分かり行動に移してくれた八木崎っ子たち。流石です!

地域と共に

ご家庭では、『家庭用 彩の国の道徳』をお子さんと読んでくださっているかと思いますが、その1ページ目に、「教育は、家庭の教えで芽を出し、学校の教えで花が咲き、社会の教えで実を結ぶという文章が載っている。子どもを育てるのは、学校・家庭・地域の連携が不可欠であることを表現している文章といえる。
幸い本校は、保護者や地域の皆様から絶大なるご支援をいただいているので、豊かな教育活動を展開することができている。今後も、地域に眠る教育財産を発掘しながら、学校教育にかかわっていただき、地域ぐるみで八木崎っ子をより良く成長させていけたらと強く願うものである。

反応がいい!!

今朝の全校朝会は、1枚の写真からどんなことが読み取れるのかを色々な角度から話してみた。聴いてくれている八木崎っ子の反応が、とてもいい。
例えば、あるスーパーの自転車置き場の写真。
「きちんと並んで入れている!」
「1台だけ線をはみ出ている!」と、
それぞれの考えを口にしている。
「実は、この写真を撮ったのは、朝の7時頃です。」
と話すと、子どもたちから、
「え~、お店やってないんじゃない?」
「ここは、9時からだよ!」
「従業員の人の自転車かな?」
等々大きな反応。
「従業員さんは、お客様用の置き場には、置かないよ。お店がやっていないのに、どうして、こんなに自転車があるのかな?」
と、疑問を投げかけて、次の写真へ。
・・・・・・・
子どもとのやり取りをしながらの校長講話は、楽しい。

実際にやってみて分かること

本日、漢字検定の申込み処理を行った。放課後子ども教室のコーディネーターさん、お手伝いの方2人の3人で2時間ほどかけて申込み用紙や受検料のチェックを行った。実際に作業すると、案内文やチラシに書いてあったことを守ってない方が多いことに気づく。所定の申込用紙が入ってい無い、正規の申込封筒を使って無い、申込用紙に何級を受検するのか印が無い、提出用と団体控えの両方に記載が無い、学年とクラスが無い、そもそも、お金が入ってい無い。
上記のことをしっかりやって無いと本日の作業に時間がかかることが分かった。封筒を空け、申込用紙を提出用と団体控えに切り分け、検定料を確認し、封筒の領収印欄に領収印を押す。その過程で上記のことが守られていないと作業効率が悪くなり処理に時間がかかってしまう。やってみて初めて分かることが多かった。しかし、次回につながる作業でもあった。本日の経験を今後に生かし、作業効率を必ず上げるぞ!
ご協力いただいた3人の本校サポーターズの皆さん、ありがとうございました。
受検する130人の皆さん、合格目指し、がんばってください!!!

日差しが眩しい!

先週末の曇りや雨の日とは打って変わって朝から日差しが眩しい週明けとなった。プールでは、6年生が歓声をあげながら掃除をしてくれている。体育館や校庭では、先週、雨天で実施できなかった新体力テストを行っている学年の姿。教室では、校内硬筆競書会に挑んでいる学年あり。休み明けの月曜日ではあるが、週明けからフルスロットルで動き出している八木崎小学校である。
そんな中、元気のない子もいる。聞いてみると、睡眠不足だったり、朝食を食べてこなかったり。朝、お腹に何も入れないと、脳に栄養がいかない。元気になるのは給食後。元気になったtころで、「ハイ、さようなら!」なんてならないように早寝、早起き、朝ご飯!

公園清掃作業に参加

午前中、本校の隣にある「中央町第六公園」の清掃作業に参加した。この公園は、子どもたちがよく遊んでいる公園で、簡単な遊具や木陰もある。ここの管理を谷原中央自治会が春日部市から委託を受け管理しているという。
この日、清掃活動に参加したのは谷原中央自治会の皆さん。しかし、行ってみると高齢の方が多い。中には、80歳、90歳代の方も!頭が下がります。親子で参加しているご家族もあったが、もっと若い人がかかわって欲しいと感じたのは、私だけではないのでは?
そんな中、家族総出で参加していたご家族と出会った。お父さん、お母さん、娘さん2人、息子さんの5人家族である。まとまり感のあるあたたかな雰囲気。このような家族が多くあるといいなあと思いながら学校へ戻った。
谷原中央自治会の皆さんがきれいにしてくれた第六公園。公園を使う皆さん、きれいに使ってくださいね!

100人突破!

2日間の受付が終了。漢字検定への挑戦者は、127名となった。1年生~6年生まで、さらに、お母様やお爺様まで一緒にチャレンジしてくれるご家庭もある。テレビを消して、ゲームをしまい、親子で漢字練習、家族で漢字練習。八木小学区に、そんな素敵な光景がたくさん見られるのかと思うと、ワクワクしてくる。
7月14日(金)の検定日まで、しっかり準備をしていきましょう!放課後子ども教室での学習会に参加している子は、そこでもたくさん練習して検定合格を目指しましょう!
なお、7月14日の漢字検定日程については、後日、プリントを配付します。この日は、給食最終日なので、午後2時前後からのスタートになる予定です。

うれしい電話

本日、子どもたちが下校した後、職員全体で理科の研修を行った。職員室の先生が複数出張していたので、校長自ら留守番を。約1時間のなかで、7件の対応があった。そのうち6件は忘れ物関係。中には、子どもだけで取りに来たケースも。交通事故に遭わないよう気をつけて帰るよう見送ったが、心配である。
6件の対応の中、こちらの心がほんわかする事例があったので掲載。
6年生の女の子から「今日の歴史人物調べの宿題、だれだか分からないので担任の先生に聞こうと思って電話しました。」と電話がきた。今、先生は会議中なので、あと30分ほど待てるか聞いたところ大丈夫とのこと。そこで、担任の先生から電話をかけさせるので待っていてねと電話を切った。
10分ほどして、その女の子から再度電話がきた。「友だちにきいて解決しました。お忙しい中ありがとうございました。担任の先生にも大丈夫ですと伝えてください」と。「この子は、きっと相手を思いやることができる優しい子だな」と感じたのは私だけでしょうか。

漢字検定申込受付日

本日と明日の2日間、7月14日(金)に実施する『漢字検定試験』の申込み受付を行っている。初日の今日10:00現在、91名が申込みを持ってきた。大人の方の申込みも数人あった。中には、3世代で受検するご家族も!予想をはるかに上回る数に、担当の方もうれしい悲鳴をあげている。八木崎っ子や保護者の方の関心の高さに感心した出来事である。みんな、がんばれ!!!

1日出張へ行かせていただきました

「第69回全国連合小学校長会総会並びに研修会」に出席するため、東京虎ノ門にあるニッショーホール(日本消防会館)へ行ってきた。冒頭、文部科学副大臣「義家弘介」氏の挨拶の中で「人をつくり、人の基礎をつくり、心をつくり、地域をつくっていく のが、小学校教育・中学校教育である」という言葉が強く印象に残っている。厚さ2cm、1,25kgの分厚い資料を2時間で解説され、頭がオーバーヒート気味であるが、本日の文部科学省からの説明を先生方に伝え、今後の教育活動に活かしていかなければと、帰りの電車の中で気を引き締めた私であった。

話は変わるが、帰りは浅草周りのスカイツリーラインで帰宅。途中、私が小1まで住んでいた鐘淵の駅を通過。駅前の釣鐘最中屋がコンビニになっていたが、通った小学校は、当時と変わらない位置に校舎やプールがあった。懐かしい気持ちでいっぱいになった。気がつくと東武動物公園駅に到着していた。?