八木崎小学校 校長室より

大人の教育は・・・

1年生の下校時に正門から用水路までを行ったり来たりして下校を見守っていたときのこと。私の目の前に高級車が停まった。助手席側の窓が下がると、年配の男性が「あんた、学校の先生か。」そうだと答えると「なんとかなんないか。あれ、あんたの所の保護者だろ。道路に平気で駐車して、自分の子どもを乗せているぞ。公園の方にもたくさん停まっている。多くの子どもが下校しているのに、平気で停めているんだ。この道路を使っている者にとっては、いい迷惑なんだよ!しっかり教育しろよ!」とお叱りを受けた。「申し訳ありません。保護者の方にも注意を呼びかけておきます。いい情報ありがとうございました。」と、その場は応対した。
しかし、学校は大人の教育までやるところだろうか?我が子のことしか見えない親を、どう教育しろというのか。注意を呼びかけることはやぶさかでは無いが・・・。
いつの頃からか、何でも学校にという風潮が。迷惑なら、その場で注意をすればいい。これは、いろいろ事例に当てはまる。直接やれば簡単にいくことを、学校を介してやろうとする事例が多くある。自分は、悪者になりたくないという気持ちがそうさせているようだ。
道路は駐禁。ハザードランプを点滅させて我が子が来るまで路駐していることが、他の迷惑になっている。駐車していることで死角ができ、子どもたちの危険が増していることに気づかない大人。「そこには、自分さえよければ」の考え方も見え隠れする。
そんな大人にならないよう、目の前の子ども達を育てていきたいと思う。
某市の教育長さんなら、「どんどん警察に通報してください」と返すところだろうか。