最近の学校の様子から

2020年11月の記事一覧

2年 つくってあそぼう

2年生は生活科で廃品などを使ったおもちゃを作って遊ぶ学習をしています。
11月25日、1組が校内研究会の研究授業を行いました。
南鶴牧小学校では校内で統一した研究テーマで授業改善のための研究を進めています。
今年度は、昨年度までの体育科に代わって、
低学年は生活科、中・高学年は総合的な学習の時間を窓口に研究を進めています。
今年の研究テーマは
「自ら課題を見付け、自ら学び、発信していくことができる児童の育成」です。
低・中・高学年ごとの学年ブロックの教員が集まって、
学習指導案という授業プランを作成しながら研究を進めます。
研究授業による教員研修は世界に誇る日本の教育文化の一つです。
 
この日の予定は黒板の掲示物の通りです。
1 これまでにつくっていたおもちゃを試して現状を確かめる。
2 改善する点を見いだす。
3 改善の内容や方法を自分で考える。
4 グループで相談して改善の方向を決め、実際につくって改善できたかどうかを確かめる。
5 片付ける。
6 この時間の改善とその結果を確かめ、次の時間の学習活動を決める。
低学年の教員は、子どもたちが自分で改善点を見いだし、そのための改善方法を発想し、
試行錯誤しながら、工夫しながら自分がイメージしているゴールに向かって取り組んでいく
課題解決の力やそのために必要な思考力を育てたいと考えて授業を計画しています。
子どもたちがつくりたいおもちゃは
ゴムを使った 1ぴょんぴょんジャンプ 2びゅんびゅんでっぽう 3コトコトちゃん 4ふね、
風を使った 5パタパタ車、かさ袋を飛ばす 6ヒューンロケット、
おもりを付けて転がす 7コロコロころりん、磁石を使った 8磁石スケート、
糸を引っ張ると上がっていく 9糸のぼり です。
 
     パタバタ車            糸のぼり
 
       ふね           ヒューンロケット
 
  びゅんびゅんでっぽう         素材置き場
自分たちで改善方法を発想できるように素材置き場をつくっています。
自分たちが思考する場面ででは思考ツールも取り入れています。
今回は発想したことを関連付けるウェビングマップを使いました。
思考の道具をもち、その時に合わせて使えるようにするには
小さい時から同じツールを使う積み重ねと、様々なツールを使う経験が必要です。
中学年、高学年でも使っていくことで発想力を発揮できます。
大型モニターでノートを写しながら書き方を指導しています。
 
最後に、それぞれがまとめをノートに記入しました。
下写真、ノートの右上のおもちゃは磁石スケートです。

子どもたちは学年でのおもちゃ大会、
1年生を招いてのおもちゃ大会も想定しているようです。
まだまた、試行錯誤は続きます。