最近の学校の様子から

カテゴリ:学校のまわりの自然

アズマヒキガエルがビオトープに来ました

3月14日にアズマヒキガエルがビオトープに来ました。
いつもは啓蟄(今年はは3月5日)の前後に来るのですが、
今年は来ませんでした。ビオトープを改修したせいなのかと心配していました。
来たのはオスらしき個体。
メスがいないので卵も見つかりません。
メスはすでにどこかで卵を産んで、また、暖かくなるまで寝てしまったようです。

それにしても、ヒキガエルはどうして水がある場所が分かるのでしょうか。
不思議です。

ニホンミツバチを呼ぶ


学校用務職員を中心に養蜂チャレンジグループを結成し
この春、ニホンミツバチを呼び込むための準備をしています。
学校周辺にはニホンミツバチもセイヨウミツバチもいますが、
ニホンミツバチはセイヨウミツバチより色が黒っぽいのが特徴です。
ニホンミツバチは春に巣分かれ(分蜂)します。
その時に合わせて住居を提供すると、住み着いてくれるかもしれません。
今回、3つの住居を用意しました。
どこかに入ってくれればいいのですが・・・。
 
巣箱は杉板でできていて、表面を焼いて腐食しにくくしています。
巣箱の一番下に横長の穴が開いていて(右写真)、ハチたちはここから出入りします。
巣箱は3段重ねになっていて、順番を入れ替えることができるようになっています。
上ぶたを取ると天板があります。
 
この天板の裏に巣の成分であるワックス(蜜蝋=黄色いスティック)を塗って
巣を固定しやすくします。

下から入ってきたミツバチは天井に巣を作ります。
そして、巣がだんだん大きくなってきたら、一番上の段を外して蜜を取ります。
蜜を取ったら巣を外して、一番下の段に移します。
うまくいくといいのですが。
 
キンリョウヘンという中国原産のラン(シンビジウム)を巣の近くにおいて
ニホンミツバチを誘引します。
ニホンミツバチはキンリョウヘンの花が好きなのだそうです。
まだ、つぼみの状態(右写真)なので、花が咲いたら巣箱の横に置きます。
 
まずは、2個、プールの西側となんつる農園のクリの木の下に置きました。

春の草花が咲き始めました

暖かい日と寒くなる日が交互にやってくるようになりました。
暖かい日は20℃を超えています。
春の草花が咲き始めています。
暖かい日には公園などで探してください。


 
オオイヌノフグリ(左写真)は5mm程度の小さな花です。青色がとてもきれいな花です。
陽だまりに咲いています。
ナズナ(右写真)の1つ1つの花はとても小さいのですが、よく見ると真っ白でかわいい花です。
アブラナの仲間なので花びらが十文字に付いていて同じ花のつくりをしています。
春の七草の「なずな」です。
 
ホトケノザ(左写真)もヒメオドリコソウ(右写真)もシソの仲間です。そのため茎は四角形です。
この2種は食用ではありません。
花の形もシソの花の形でそっくりです。花が葉の上に立っているのが仏様。
葉の下に花があるのは花を人に見立てて上に葉っぱ笠のかぶっている踊り子さん。
春の七草の「ホトケノザ」はコオニノタビラコのことでキクの仲間で黄色い花が咲きます。
 
鳥が好きなハコベ。このハコベはミドリハコベです。茎が緑色です。
茎が紫っぽいコハコベとともにハコベは春の七草の「はこべら」です。
 
左写真はセイヨウタンポポ。日本古来のニホンタンポポ(この辺りはカントウタンポポ)も、
もう咲いています。(学校内でまだなようです。)
右写真はヨモギ。白い毛でおおわれていて、葉を摘んでにおいをかぐといい香りがします。
草餅の材料です。
七草がゆや草餅を作ってみてもいいと思います。タンポポも食べられます。

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紅梅が咲きました

2月14日、白梅から約1か月遅れて飼育小屋横の紅梅が咲きました。
近くの他の場所ではもう咲いているところがありましたが、
本校の紅梅は日陰なのか他の場所より遅く咲き始めます。
これで紅白そろいました。
 
   なんつる農園の白梅3本         飼育小屋前の紅梅1本

ウメには実を付けない花があるそうです。
花粉を運んでくれる鳥を呼ぶ客寄せのサクラです。
全部の花に実を付けると体力を使います。
客除けのサクラでたくさんの鳥を集めて必要な分だけの実を付ける。
これが、ウメの戦略ということでした。

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令和3年(2021年)1月19日 ウメ(白梅)にメジロが来ていまし

タヌキが来ました

南鶴牧小学校は、平成2年度東京都農林水産振興財団の
「東京の森林を支える未来の担い手育成支援事業補助金」の支援を受けて、
改修したビオトープの観察のためにセンサーカメラとフィールドスコープを購入しました。
テストのために2月9日から10日にかけてビオトープにセンサーカメラをセットしました。
ビオトープは北側に向かって浅くしてあり、
鳥や動物たちが水を飲みやすいように設計しています。
2月10日午前2時13分と5時35分に巡回しているタヌキが映っていました。
5時35分には2頭のタヌキが映っており、1頭はビオトープで水を飲んでいます。
この辺りも、タヌキが生息しているようです。
タヌキは夜行性なので、生息していても人間に見られることは少ないため
住民にはあまり知られていないものと思われます。

冬のメタセコイア

今年のメタセコイアは1月に入ってからやっとすべての葉が落葉しました。
メタセコイアは樹形がとてもきれいです。葉が落ちても楽しむことができます。
1年間のメタセコイアを振り返ってみました。
また、4月の初めに芽吹くことでしょう。
 
    令和2年4月17日          令和2年7月2日
 
    令和2年10月26日         令和2年12月15日 

    令和3年2月1日
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令和元年(2019年)5月16日 メタセコイアの新緑
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令和元年(2019年)12月2日 オレンジ色に映えるメタセコイア
令和元年(2019年)12月19日 メタセコイアの落葉
令和元年(2019年)12月27日 メタセコイアが落葉しました
令和2年(2020年)4月9日 メタセコイアが芽吹きました
令和2年(2020年)5月6日 メタセコイアの新緑 令和2年
令和2年(2020年)10月4日 メタセコイアの葉が黄色くなり始めています

令和2年(2020年)12月1日 メタセコイアの紅葉
令和2年(2020年)12月16日 メタセコイアとイチョウの葉が残っています

令和3年冬のダイヤモンド富士

1月29日、屋上から冬のダイヤモンド富士を見ることができました。
ある地点からダイヤモンド富士を見ることができるのは1年に2回です。
本校の屋上からは11月12日頃と1月29日頃です。
その日の日没の時間に富士山が見えなければダイヤモンド富士は見えません。
 
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令和元年(2019年)11月14日 ダイヤモンド富士 その2

降雪・積雪 令和3年1月28日

1月28日の午後、今冬初めて積雪がありました。
子どもの下校時刻と重なり、子どもたちは大喜びです。
雪を触ったり、集めたりしていましたが、湿ったびちょぴちょの雪です。
 
1月29日、次の日は快晴でした。
ずっと地肌が見えていた富士山が、11月以来、久しぶりに真っ白になりました。
丹沢の峰も薄っすらと白くなっています。
 
残念ながら芝生の上の雪はほぼなくなっていました。
固められて置き去りにされた雪が少しだけ残っていました。

石けん泥棒はハシブトガラスカラス

先週。今週と週末に外の手洗い場の石けんがなくなっています。
カラスの仕業かどうかを探るために防犯カメラを再生してみると
なんと、カラスが石けんを加えて飛んで行くではありませんか。
緊急事態宣言で、校庭の使用を中止したため、学校は人が近づかなくなって静かです。
そこを見計らってカラスが手洗い場の石けんを
持って行ってしまっていることが分かりました。
週末は石けんを回収しなければならないようです。
 
 
食べてお腹が泡だらけにならないのでしょうか。

大寒

1月20日、大寒です。
昨日から冷え込んで、この日の最低気温は屋上の太陽光発電装置の温度計で-3.5℃でした。
1月10日の-4.3℃、1月11日の-3.5℃に続く、今冬2番目の寒さです。

写真を撮ったときには-3.2℃に上がっていました。

ウメ(白梅)にメジロが来ていました

1月19日、なんつる農園に白梅が咲いているのを見つけました。
花の蜜を吸いにメジロが来ていました。
紅梅より白梅の方が早く咲きます。

メジロは花の蜜が好きです。
みかんを半分に切って枝に刺しておくと食べに来ます。
体重が軽いので、逆さになっても平気です。
 
メジロ
大きさ スズメ(大きさの指標)より少し小さい
色 背中はうぐいす色(ウグイスと間違われます)、腹は白
模様 目の周りが白い
その他 2羽(つがい、夫婦)でいる、色がうぐいす色なのでウグイスと間違われる
(ウグイスはもっと暗い緑色)がよく見られるのはメジロ
尾が短い、この時季はチュクチュク……と高く速い声で鳴く

降雪

1月12日、午後、本州南岸を低気圧が通過したため、気温が下がって降雪がありました。
3年生の野鳥観察も延期しました。
子どもたちは、珍しい雪をさわって冬を味わっていました。
 

ビオトープでたくさんのツグミが水浴び

ビオトープでツグミが水飲みや水浴びをしています。
1月12日は20羽以上が来ていました。
ツグミは冬鳥です。今年は本校には11月16日に来ました。
3年生が野鳥観察をする予定なのでビオトープに給水していたところにたくさんきました。
大きさ ヒヨドリやムクドリ(大きさの指標)より少し大きい
色 背中は茶色、腹は白
模様 腹に黒い点々がある、目の上に白い線がある
その他 地面にいるときも多い、背筋が伸びて姿勢がいい
 
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令和元年(2019年)12月13日 ツグミが来ています

今冬最低気温

1月8日、今冬、一番の寒さとなりました。
屋上の太陽光発電に付属している温度計では6時00分に-3.2℃を記録しました。
朝、モニターを見たときには-3℃でしたが、
写真を撮った時には-.2.6℃に上がってしましました。

令和2年の初氷

12月17日、寒波と日本海の水温が平年より高いために
日本海側や関東の山間部、東北地方は1日で1mの積雪の場所もあります。
この日、朝の屋上の温度計は-2.5℃まで下がっていました。
校庭の芝生にも霜が降りていました。
丸の左側はスプリンクラーによる散水で水がかかった部分で、
霜が溶けために境目がよく分かります。
 
水を張ってある場所には、氷が張っていました。
昨年の初氷は11月29日でした。
1年生が霜柱を持って来て、見せてくれました。
 
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令和元年(2019年)11月30日 初氷

メタセコイアとイチョウの葉が残っています

12月15日、12月半ばになりましたが、まだメタセコイアとイチョウの葉が残っています。
イチョウの葉はあと少し。メタセコイアは真っ赤になって、今が一番きれいです。
 
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平成31年(2019年)4月27日 イチョウの小さな新芽
令和元年(2019年)9月13日 ギンナン
令和2年(2020年)10月15日 ギンナンが落ちていました
令和2年(2020年)12月1日 イチョウの黄葉とギンナン

平成31年(2019年)4月27日 メタセコイアが芽吹きました

令和元年(2019年)5月16日 メタセコイアの新緑
令和元年(2019年)11月25日 メタセコイアの黄葉
令和元年(2019年)12月2日 オレンジ色に映えるメタセコイア
令和元年(2019年)12月19日 メタセコイアの落葉
令和元年(2019年)12月27日 メタセコイアが落葉しました
令和2年(2020年)4月9日 メタセコイアが芽吹きました
令和2年(2020年)5月6日 メタセコイアの新緑 令和2年
令和2年(2020年)10月4日 メタセコイアの葉が黄色くなり始めています

令和2年(2020年)12月1日 メタセコイアの紅葉