最近の学校の様子から

カテゴリ:学校のまわりの自然

ノバラが咲いています

初夏の花、ノバラが満開です。
学童の増設工事で1本なくなりましたが。あと2本あります。
白くて可憐な花です。
 
ゲーテの詩をシューベルトが歌曲にした「野ばら」が有名ですが
原詩のドイツのノバラは赤い花のようです。

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アズマヒキガエルが池から出て行きます

アズマヒキガエルのオタマジャクシ(幼体)が成体になって池の周りで小さく飛び跳ねています。
アズマヒキガエルは啓蟄の頃(今年は3月5日)ビオトープに卵を産みに来ます。
オタマジャクシに足が生えて、えら呼吸から肺呼吸に変わって陸地へ出ていきます。
アズマヒキガエルは、産卵時と幼体のとき以外は、陸地の湿った場所にいて、
水辺にはいません。
 
              小さくてとてもかわいい
アズマヒキガエルは絶滅危惧種Ⅱ類(VU)です。カエルは飼うのは難しい動物です。

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令和3年(2021年)4月2日 春爛漫
令和3年(2021年)5月9日 プールにシュリーゲルアオガエルがいました

プールにシュリーゲルアオガエルがいました

ビオトープでは夕方からシュリーゲルアオガエルの
コロコロコロコロという高い声がよく聞こえます。
声は聞こえますが、なかなか姿を見ることはできません。
5月8日、プールで2匹のシュリーゲルアオガエルを見つけました。
 
シュリーゲルアオガエルは絶滅危惧種Ⅱ類(VU)です。
春に卵を産みに来るアズマヒキガエルも同じ絶滅危惧種Ⅱ類(VU)です。
カエルやサンショウウオ、イモリは両生類です。
両生類は水場がないと繁殖・生息できません。
水田が少なくなった現在、どの種も減少しています。
学校のビオトープのような水場があると、生活の場となります。

鶴牧西公園の西側入口、農家風の建物がある付近の水田と水場には
ヤマアカガエルが生息しています。
今、幼生(オタマジャクシ)が泳いでいますが
ヤマアカガエルは絶滅危惧種ⅠB類(EN)です。
採らずに見守ってください。
幼生は多く飼うと共食いします。
成体になったら餌を準備するのが大変です。
カエルは採るのは比較的簡単ですが、飼育はなかなか難しい動物なのです。
乱獲が絶滅を進めます。

【続報】大発見 絶滅危惧種 ギンラン

【続報】もう1株見つけました。すばらしい。


メタセコイア通りの法面(のりめん)で絶滅危惧種Ⅱ類(VU)のギンランを見つけました。
ニュータウン造成時に表土をはがしてしまった学校周辺で見つかったのは奇跡?です。
10cm程の草丈の可憐な白い花のランです。
他にもあるのでしょうか。来年も咲いてくれるのでしょうか。

ヤマモモの花

南鶴牧小学校は果樹が多い学校です。
初夏に実が熟すヤマモモの花が咲きました。
ヤマモモは、プール・体育館と校舎の間にあります。

今年は花の付きが悪く、少しして咲いていません。
花が付いていない木も多くあります。実が付くかどうか心配です。
 
      オスの木の雄花             メスの木の雌花
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マルガモのペア

4月22日、プールにカルガモと頭が黒っぽいカモのペアが来ていました。
頭が黒っぽいのは以前来ていたマガモとカルガモの雑種(通称マルガモ)のようです。
次の日にはいなくなっていました。
 
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令和2年(2020年)3月13日 マガモとカルガモの雑種

イチゴ

職員玄関の前のイチゴが花を咲かせています。
白い花弁(花びら)がきれいな花です。
 
春に花が咲いて、赤く熟したいちごは初夏に食べることができます。
自然の状態だと初夏の食べ物です。

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ニホンミツバチが巣箱を見付けた

3月に設置したミツバチの巣箱の1つをニホンミツバチが見付けて探索しに来ています。
キンリョウヘンというランの花が咲いたので、3つの巣箱の横に置いています。
それに誘われたのか、ニホンミツバチが巣を見に来ています。
中には、下の穴から箱の中に入って中の様子を探っているハチもいます。
ニホンミツバチはこれから巣分かれの時季になるので、新しい住みかを探しているのです。
赤いネットの中がキンリョウヘン。黒い丸の中がニホンミツバチ。
 
ニホンミツバチはセイヨウミツバチに比べると色が灰色です。
サツキの蜜を吸いに来たセイヨウミツバチと比べるとよく分かります。
 
     ニホンミツバチ          セイヨウミツバチ
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ツバメが来ています

ツバメは日本では夏鳥で、春になると東南アジアの国々から日本に飛来します。
今年は3月23日に学校周辺の多摩ニュータウンに来ていましたが、
学校では4月12日に見かけました。
4階教室の窓の上の換気口の上に巣を作っています(写真の黄色の丸の中)。
一昨年は抱卵していましたが、昨年は抱卵したかどうか分かりません。
また、同じ巣を使おうとしているようです。
 
いつも飛んでいるのですが、止まるのに好きな場所を見つけました。
旗掲揚ポールの頂上です。

ツバメ
大きさ スズメより大きくムクドリより小さい
(スズメ、ムクドリ、ハト、カラスは大きさの指標の鳥です。)
色・模様 背中は黒、腹は白、のどはえんじ色
その他 しっぽの形は燕尾(えんび)服で有名な2つに割れてとがった形です。
飛燕(ひえん)返しの言葉で有名ですが、急旋回が得意です。
声 チチチチチチュエと破裂音を交えて早く鳴きます。

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ビワの葉の裏が白くてきれい

南鶴牧小学校は果樹が多い学校です。
職員玄関前のビワの木の先端の新葉が上に立っていて裏の白さが目立ちます。
遠くから見ると、白い花が咲いているようです。
実も大きくなってきています。6月になると食べられます。
 
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春爛漫(らんまん)

一気に春の花が咲いています。木々が芽吹いています。
例年より早く咲いています。4月1日の様子をお伝えしましょう。
時間がある方は土・日曜日に見に来てください。
 
 
メタセコイア通りのメタセコイアも、もう芽吹きました。
職員玄関前の赤いハナミズキや校庭南側のそよかぜの道の白いハナミズキも
花びらに見える総苞(そうほう)が開きました。
  
以前ご紹介した駐車場脇のヒメリンゴは満開です。
なんつる農園のブルーベリーも咲きました。
花は下向きの壺(つぼ)型なので先端が開くだけです。
 
ドウダンツヅジ(左)も上のブルーベリーもサツキ(右写真)もツツジの仲間です。
ブルーベリーはなんつる農園にあります。
ドウダンツツジは職員玄関側のプールの横。
サツキはバス停から上がったそよかぜの道沿いに咲いています。
 
2月14日、西門脇に植樹したミザクラ(桜桃=サクランボの木)の実が大きくなってきています。
  
赤い花は木へんに春と書くツバキ。なんつる農園にあります。
山吹色の花はヤマブキ。プールの裏にあります。
  
左写真2枚は職員玄関前のタラ。たらの芽は山菜の王様です。
プールトイレ前のウド(右写真)も山菜です。
 
プール前の在来種タンポポ(カントウタンポポ)の群落にたくさんの花が咲いています。
中には下写真のように白っぽい花もありました。

なんつる農園の花です。
 
       ハナニラ         ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)
 
ダイコンの花は菜の花と同じ花のつくりです。ナズナと同じ純白ですが、
ナズナと比べるととても大きい花です。

ムスカリは球根で増えます。誰かが植えたのでしょうか。

キランソウはプールの西側、正門への道の上にあります。
 
ビオトープのアズマヒキガエルのおたまじゃくしが生まれました。
右写真は多摩市の鳥キジバトです。

黄砂

3月30日、31日に関東でも黄砂が降っています。
中国内陸の砂漠地帯から上空に舞い上がった黄砂が
ジェット気流に乗って日本海を渡ってきます。
快晴なのに視界が悪くなります。

ヒメリンゴの花が咲きました

3月28日、ヒメリンゴの花が咲きました。昨年より4日早く咲きました。
ピンクのつぼみがかわいい花です。花びらが開くと純白です。
  
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令和3年 ナシの花が咲きました

南鶴牧小学校は果樹が多い学校です。
3月25日、ナシの花が咲きました。
2019年は4月5日、2020年は10日早く3月26日に咲きました。
2021年は3月25日です。
ソメイヨシノも昨年と同じく相当早く咲いているので、今年も昨年並みに暖かいようです。
 
職員玄関を出たなんつる農園側にあります。
ナシもサクラやウメと同じ仲間です。
ソメイヨシノよりも大きく純白の花です。豪華です。
残念ながら他の種類のナシがないため結実したのを見たことがありません。
ナシの農家は、他品種のナシの花の花粉を人工授粉させます。重労働です。
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令和2年(2020年)3月27日 ナシの花が咲きました。

ヒサカキの花が咲きました

体育館への渡り廊下へ出たすぐ左側にあるヒサカキの花が咲いています。
神社でお供えをするサカキ(榊)より葉が小さいので姫榊(ヒサカキ)と呼ばれています。
サカキが少ない関東ではヒサカキがサカキの代わりに供えられます。
3月22日には咲いていました。
ヒサカキは雌雄異株で、この木は雄花が咲いているのでオスの木です。
  
どういうわけか、花のにおいは、ガス漏が分かるために付けている、あのガスのにおいがします。

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ヤマザクラが咲きました

3月23日、プール横のヤマザクラが咲きました。
校庭のソメイヨシノは3月17日に咲いたので1週間遅れです。
昨年はヤマザクラの方が早く咲いたのに、今年はずいぶんと遅くなりました。
  
ヤマザクラはソメイヨシノより花びらの色が白く、赤い葉が出てから咲きます。
ソメイヨシノは花のあとに葉が出ます。

令和3年 ソメイヨシノが咲きました

昨年は3月17日夕方に開花。今年は3月18日に開花しました。
東京の開花宣言は今年も昨年も3月14日でした。
学校のソメイヨシノは、だいたい4日遅れで咲くようです。
 
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正門下のヤマザクラは満開近くなりました。

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コゲラ

日本で一番小さいキツツキのコゲラの写真が撮れました。
都市の公園にも多くいるキツツキです。
学校周辺でもよく見たり、声を聞いたりするのですが、
写真に撮る機会はなかなかありません。
 
木の幹や枝につかまっていたり、背中を下にとまっていたりするのですぐに分かります。
ぎーっ、ぎーっと強く鳴く声も特徴的です。

コゲラ

大きさ ヒヨドリやムクドリ(大きさの指標)より少し小さい
色・模様 背中:白と黒の横じま模様 腹:白に黒い縦線
その他 くちばしで木をつついて餌をとったり巣穴をつくったりする。
ぎーっ、ぎーっと強く鳴く。

この日は絶滅危惧種の小型の猛禽(もうきん)類(ワシやタカの仲間)のツミが
つがいで空中を旋回していました。
(残念ながら写真には写りませんでした。)