2022年11月の記事一覧
【1年生自習タイム】
今日、11月29日㈫は、1年生の①時間目「自習時間」を取材しました。
それぞれのクラスで、貴重な勉強時間を使ってテスト範囲の復習をしていました。
印象的だったのは、社会の「墾田永年私財法」について復習をしていた生徒さんです。クイズ形式にして、友達に制度について説明をしていました。何気なく行っていたのかもしれませんが、勉強方法としては抜群に効果的なことです!
人に教える活動では、自分の頭で考えていることや知っていることを、別の誰かに言葉で説明(言語化)する作業が入ります。
このとき、説明をしている本人の学習の定着率は9割に達すると言われます。また、教えられる側も同級生に説明されるので、いつも以上に集中して話を聞こうとします。お互いに刺激をし合うことで学び合いが深まります。今日のテストで一問でも多く正解ができているといいですね。
ちなみに「墾田永年私財法」は、奈良時代中期に発布されたもので、墾田(自分で新しく開墾した耕地)の永年私財化を認める法令です。生徒の説明を聞いていた記者の私も、改めて墾田永年私財法の再確認することができました!
【2年生自習タイム】【3年生模擬裁判】
今日、11月28日㈪は2年生の自習の様子と3年生の社会の授業を取材しました。
【2年生自習タイム】
今日は、1・2年生の期末テストの日です。①時間目は、「自習時間」ということでテスト直前の復習時間を有効に活用していました。取材させてもらった生徒さんの中には、テスト範囲よりも先の部分の問題にチャレンジしている人もいました。
【3年生模擬裁判】
コンビニで強盗事件が発生!その後の捜査により、現場からわずか500mの距離のアパートに住む春日部太郎さんが"被告人”として裁判にかけられることになりました。
模擬裁判では、弁護人と検察官の激しい頭脳戦が繰り広げられ、被告人(春日部太郎さん)の無罪か有罪かが争われていました!
体験学習が充実するように、かなり本格的な台本が用意されていて、各自が主体的に役を演じていました。傍聴席側に座る生徒さんも、裁判の行方を真剣にメモを取りながら見つめていました。
授業の最後には、タブレットPCを使って”自分の意見”を表明します。有罪か無罪かに正解はなく、裁判を傍聴したうえでの自分の考えを理由を含めて発表しました。
無罪と考える理由…
「証人は、犯人の声を一言しか聞いていないのに、被告人の春日部太郎さんと声が一緒と言い切るのは無理がある」
「事件当日の様子を見ていた証人は他にもいるのに、その証人が法廷に来ていないのは不自然ではないか」
有罪と考える理由…
「『春日部太郎さんのテレビを観ていた』というのはアリバイとして弱い」
「春日部太郎さんの家から見つかった証拠品(帽子、サングラス、ナイフ、現金)について、それを所持していた理由を被告人がハッキリ説明できていなかった」
実際の社会の仕組みを、体験できるようにとおもしろい仕掛けが様々用意されていました。どの生徒さんも、目を輝かせて授業に参加していました。あっという間の50分間でした!
【小松菜の栽培】
3年生が技術の授業で行った栽培をしている小松菜がここまで大きくなりました。
定期的に水と肥料をあげて、葉っぱの間引きをするなどの手間暇をかけると特に立派に成長するそうです。
野菜は、種をまいて放ったらかしでは育ってはくれません。日々食事でいただく、食材の全ては農家の方の手間と愛情をかけられて出荷されているわけです。思うように小松菜が成長しなかったの生徒さんのプランターもありましたが、それを単に失敗と捉えるのではなく、食材づくりの大変さや面白さを体験できた学びとして捉えてくれれば、とても価値のある経験になるでしょう。
【小中交流会】
今日、11月24日㈭は、678組の小中交流会を取材しました。
生徒の皆さんは、豊春小と宮川小の児童の皆さんと一緒に身体を動かして、楽しい時間を過ごしていました!
活動①「なわとび」
八の字跳び、逆八の字跳び、ダブルダッチに挑戦しました!最初は、地面においた縄をジャンプして跳ぶところからスタートして、徐々に技をレベルアップしていきました。最後のダブルダッチに移行する前には、豊春中の代表生徒3名がお手本を見せてくれました。3人のジャンプ披露のあとには、会場から拍手が起こっていました!
活動②「ボール遊び」
カラーコーンを並べて、ボールを正面の人にパスをしていきます。ボールを蹴るときは、足の内側を使う「インサイドキック」で行います。最初はうまくけれなかった小学生の皆さんも徐々に慣れていき、楽しそうにプレーをしていました。豊春中の皆さんは最近の体育の時間で練習をしていたそうで、その成果を発揮していました!
運営の様子
開会式と閉会式では、司会や感想発表等でたくさんの豊春生が活躍していました。
今回は、小学生の皆さんを迎え入れて「おもてなしをする側」ということで、事前に原稿を作成したり、読む練習をしたりと準備を重ねてきたそうです。自信をもって堂々と話す姿がとてもかっこよく見えました!
【おわりに】
活動の途中に10分間の休み時間がありました。そのときに体育館を自由に走り回っている小学生を見ていたある豊春中の生徒さんが私の横でしみじみと「若いって良いですねー」と感想を呟いていました。おもわず私が「みなさんも若いですよ」と突っ込んでしまいました。
学生の大切な役割は、勉強をすることです。ここでいう勉強とは、国語数学理科社会…のような知識だけではなく、やったことがないことをやってみる挑戦やその過程の失敗も含まれると思っています。たくさんの経験を積むことで、別の誰かの挑戦を応援したり、失敗して落ち込んでいる仲間に自分の体験をもとにした優しい励ましの言葉をかけたりすることができるようになります。今回の交流会で、できたことやチャレンジしたことを自信につなげていってほしいと思います。
どんなに年齢を重ねていっても、チャレンジ精神を持つ心はいつまでも若々しくいることができます。何歳になっても、若く元気な心で、知らないことを学び続ける素敵な大人でいてくださいね!今日の皆さんの笑顔がとても素敵でした。
【はんだ付け】〜手作りラジオ制作〜
今日、11月22日㈫は2年生技術の授業の取材をしました。
1階の金工室で行われていたのは、「手作りラジオ」の要である"電子基板”にはんだ付けをする練習でした。
写真右上に、LEVEL1〜3と印字された場所があります。
これは、はんだ付けの練習に使う部分だそうです。LEVEL3になると、隣との間隔がせまくなるので難易度がUPします!
作業に集中し、狙ったところに"こて”を当てている生徒さん!
今回の授業では、1人1台使えるタブレットPCで、プロの方がはんだ付けをする動画を視聴してから練習に取り組んだようです。はんだ付けのイメージが持てているので、どの生徒さんもスムーズに作業に取り掛かることができていました。また、先生が実際にはんだ付けをするところを実演していました。上手にできた生徒さんたちが、満面の笑みで自分の電子基板を見せてくれました!
【こばなし】
分解してみてわかったこと
子どものころ古くなって壊れてしまった掛け時計やラジカセなどを捨てる前に、ネジを回して中の機械の部分を見たことがあります。そのとき、表面の洗練されたデザインとは違う、メカニックな内部の構造を見て衝撃を受けたのを覚えています。小さな歯車がいくつもあり、複雑な電子基板に配線が張り巡らされていました。これら一つ一つが役割をもち、機能していることを子どもながらに理解しました。
内部の仕組みがわかると、よりモノを大切に使おうという気持ちがわいてきました。捨てる際も、可能な限りリサイクルをしたり、分別に協力をしようという思いも生まれました。
今回の手作りラジオ制作で、生徒の皆さんも様々な気づきや発見があったことと思います。生きた学びが詰まった豊春中の技術の授業を取材することができました。
たまたま、金工室の前を通った私に声をかけてくださった生徒さんありがとうございました!
【バスケ&バレーボール】スポーツを楽しむ!
今日、11月21日㈪は3年生の体育の授業を取材しました。
記者の私が体育館に訪れた際は、男子がバスケットボール、女子がバレーボールをしていました。
どの生徒さんも、いきいきとした表情で心の底から運動を楽しんでいるようでした。
【こばなし】
競い合う楽しさと、純粋な運動の楽しさ
運動から得る楽しさには、いくつか種類があると考えます。
相手チームやライバルと競うことで感じる運動の楽しさは、『もっと強くなりたい』『もっと上手になりたい』『もっと勝てるようになりたい』という向上心からくるものでしょう。自分の理想やチームの目標を追求する中で生まれる競争心です。
仮に、試合で負けてしまったり、相手選手よりも上手にプレーができなかったとしてもそこで感じる“劣等感”は決して悪いものではないと思います。『次こそは、負けないぞー!』という成長へのポジティブな刺激になるからです。
そして、競うことを考えない純粋な運動の楽しさもあります。
朝に散歩をして気分をリフレッシュしたり、ジョギングで気持ちよく汗をかいたりするのがこれに当てはまると思います。
この日、体育館でバレーボールをしていた女子生徒の皆さんは本当に楽しそうにでレシーブでボールを回していました。
運動をするときには、勝ち負けを競い合うのか?身体を動かすこと自体を楽しむのか?目的を事前にメンバーと共有しておくことが大切だと思います。これは運動に限らず、チームで活動すること(行事の準備、仕事等)全てに当てはまると思います。
いずれにしても、今日の体育の授業は生徒の皆さんも!先生も!参加した全員がとても楽しそうに活動をしていました。取材をした私まで元気をもらえたような気がしました!