2023年6月の記事一覧
【❝どれくらい❞頑張るか?】1年生
今日、6月20日㈫は1年生の授業を取材しました。
【技術】
技術では、図面の書き方を勉強中です!先生の手元が大型モニターに映し出され、それを参考にしながら設計図に「平行線」を引いていきます。
中3の理科「力の合成・分解」や、中1の数学「図形の平行移動」でも平行線が出てきます!国語や道徳でも「話し合いは平行線のまま終わった」という言い方をしますよね。学んだことが横で繋がる瞬間をたくさん見つけると楽しくなってきます!
【英語】
日本語の文章を英語になおしていきます。いつ、あなたは〜をしますか、バスケットボール…英語は動詞が文の前側にきます。日本語と感覚が違うので最初は戸惑うこともありますよね!生徒さんたちはモニターの動画を観て会話の流れをイメージしながら文法表現を勉強していました。
【理科】
何の金属かわからない金属のかたまりが3種類あります。この3つの金属の種類を密度を測定して考察します!メスシリンダーと電子天びんを使って実験をします!
知っているとお得なこと! 〜「あるかないか」よりも「どれくらいか」〜
理科の実験では、「①化学反応が起きるか起きないかを調べる実験」と「②どれくらい反応したかを調べる実験」があります。
料理の味見では、「①美味しいか美味しくないか」と「②どれくらい美味しいか」という判断の仕方があります。
人間の脳はついつい、①のような考え方(あるかないか、YesかNoか、黒か白か、敵か味方か、成功か失敗か…)で物事を決めようとするクセがあるようです。
仕事をするときに、「①大事か大事ではないか」で考えると、ほとんど仕事は❝大事❞に分類されてしまいあれもこれもとやることが増えて時間がいくらあっても足りなくなってしまいます。
テスト勉強をするときに、「①勉強は、やったほうが良いかどうか」で考えると、やったほうが良い勉強ばかりが頭に浮かんで首が回らなくなります。
一方、②のような考え方(どれくらい大事か、どれくらい必要なのか、どのくらいの効果が期待できるのか…)で考えると業務を効率化して時間をひねり出したり、心にゆとりがもてたり、本当に必要な勉強に集中することができます。
※どのくらい?を考えるのは結構、頭を回転させる大変なことでもあるのですが・・・
今日の理科の実験では、金属をメスシリンダーに入れた時に水がどのくらい増えたか?質量は何グラムか?を調べてそれぞれの密度を計算をしました。この実験には、どのくらい?を考える思考の機会がたくさん詰まっていました。
早く実験が終わった班に、鉄の釘1kgとふわふわの綿1kgではどちらが重いでしょうか?どっちが大きいでしょうか?と質問をしました。もちろん重さは同じです。でも、大きさは綿の方が大きいはずです。「あっ!綿は中に空気がいっぱいで、スカスカだからだ!」と目を輝かせて気づいた生徒さんがいました。そう!それが密度という考え方です!
安心・安全ネット利用教室
先週16日(金)に、外部の講師をお招きし、安心・安全ネット利用教室を開催しました。
SNSを中心としたトラブルを未然に防ぐ方法やインターネットの適切な使い方を学びました。
【トラブルが起きた原因について話し合っている様子】
【学習内容の一部】
【何に注目するか】678組
今日、6月16日㈮は678組の授業を取材しました。
美術の授業では、オリジナル時計のデザインをしました。プラスチックでできた透明なの円盤の❝裏側❞に絵の具で絵を描いていきます。表面をツルツルの状態にするためです。つまり、絵は左右を反対に描かないといけないわけです!
こちらのクラスでは、北ブロック交流会の感想をまとめていました。春日部中、緑中、東中と合同で行なったフットサルや中縄(大縄よりも少し短い縄なのだそうです)が楽しかったようです。その想いが絵から溢れ出ていました!
こちらのクラスでは、ローマ字入力の練習をしました。スマホと違いPCはキーボード入力です!デジタル化がどんどん進む現代では重要なスキルです。得意な生徒さんは、両手で入力ができるようになっていました!
数学の授業では、数字の規則性について学びます。カレンダーのどこか一日を中心にして十字に5つの数字を切り抜きます。するとその数字の合計は、中心の数字の必ず5倍になります!それをnを使った文字に置き換えて表記する学習でした。
雲の下が真っ平ら
お昼の空の様子です。
久しぶりに太陽の光が降り注ぐ、気持ちのいい天気でした。そして雲を見ると、どの雲もその下側が切り取られたかのように真っ平らになっていました。一体これはなぜでしょうか。
一言で説明すると「真っ平らな部分の高さより上側が、雲の発生する条件がそろっていた。」となります。雲は小さな水滴の集まりです。目に見えない水蒸気が、上昇気流によって冷たい上空に運ばれて液体の水に変化して雲となります。
ただ、今回お伝えしたかったことは雲のでき方の話ではありません。日々の暮らしの中に気になったことや気持ちが良くなる瞬間を見つける大切さについてお話がしたかったのです。
人は同じ景色を見ていても、それぞれ何に注目するかは違ってきます。何が見つかったら正解or不正解というのはありませんが、どうせなら気持ちが上を向くような発見の方がいいですよね。私は今日、校舎の外通路を歩いている時におもしろい雲の形に目が行きました。また、朝の通勤中には、豊春中前の田んぼの稲が一ヶ月足らずでずいぶん大きくなっていることに気が付きました。
些細なことだとしても、心が上を向く瞬間は気持ちが良くなり、人に優しくできます。
今日の678組さんの授業を取材した際に、快く作品を見せてくれた生徒さんや得意げに数字の規則性について語ってくれる生徒さんがいました。今日もいいこと楽しいことにたくさん出会えた一日でした。
【なぜ?と声に出す】2年生
今日、6月14日㈬は2年生の授業を取材しました。
【理科】〜自習タイム〜
理科は自習タイムということで、それぞれが今勉強したい教材を使って学習します!
「化学反応、誰か教えて…」という生徒さんのつぶやく声が聞こえました。
【国語】〜熟語〜
国語は、熟語の種類について学びます。
似た意味の組み合わせ→増加 反対の意味の組み合わせ→増減 主述の関係→雷鳴(雷が鳴る) 修飾の関係→深海(深い海) などです。
【音楽】〜運命〜
ベートーヴェン作曲の「交響曲第5番ハ短調」を例にして曲のつくりを学びます。ダダダダーンのメロディーは一度聴いたら忘れることはできない名曲中の名曲です!(この曲の通称は「運命」)
曲の冒頭、約25秒間に何回ダダダダーンがあるかを数えるゲームをしました。生徒さんは指を折って数えます。ちなみに正解は14回!「運命」はフルで流すと30分を超える大作です。(全体では一体何回含まれるのでしょうか?)
ドレミファソラシドはイタリア式表記です。ハニホヘトイロハは日本式の表記です。CDEFGABCは英語式です。
授業後に、記者の私がなぜ❝ハ❞が最初なのか?と先生と数名の生徒さんが集まる場所で質問をしました。イロハニホヘトの❝イ❞が最初の方がスッキリすると思ったからです
すると、「オーケストラではイ、つまりラ(A)の音でチューニングするからじゃないですか」という意見が出て周りのみんなで「確かに!なるほど!」と納得するのでした!
なぜ?と声に出すと…お得!
音楽の時間の後、得られた納得感は私のなぜ?から始まりました。
理科の自習タイムでは「わからない…」と生徒さんが声に出したことをきっかけに近くの人が教えることにつながりました。
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥と言いますが、知らないことを聞くことは恥なのでしょうか?「なぜ?」「わからない!」と声に出すことで周りの人が考えるきっかけを得たり、自分以外の人も新しい知識をゲットすることができたりします。これは、恥どころかとってもお得なことではないでしょうか。
少なくとも、イ(ラ)(A)の音がチューニングの基準に使われていることや、化学反応式の書き方がわかったときの生徒さんの表情はとてもいきいきとしていました。
私たちは明日、どんな「なぜ?」に出会えるでしょうか。❝毎日❞は、好奇心を満たす楽しいことにあふれています!
【楽しい勉強!】
今日、6月13日㈫は3年生の授業と調理実習を取材しました。
【保健体育】
保健では、性感染症について学習しました。前回、勉強したコロナウィルスと潜伏期間などを比べながら理解を深めます。最後、残った時間でバスケやバドミントンなどをして身体を動かしました。生徒さんたちのいきいきとした表情が素敵でした!
【理科】
理科では顕微鏡を使って染色した玉ねぎの細胞を監察します!目的は、生物の成長する仕組みを突き止めることです。動物も植物もその身体は細胞から出来上がっています。生物の身体が大きくなるとき細胞では何が起きているのか…それを調べます!対物レンズ40倍でピントを合わせることに成功した班の顕微鏡をデジカメで撮影(1枚目)させていただきました。
【社会】
社会では、「世界恐慌の始まり」「ニューディール・ブロック政策」「ファシズム」をキーワードに調べ、班で情報交換をしました。時間短縮で、班員が調べたことは写真に撮ってメンバーに共有します!
【調理実習】
調理室の近くを通ったら、何とも言えない素敵な香りがしてきました。
今日は2年生の調理実習の日でした。メニューは「ハンバーグと粉吹き芋」です!みじん切りをした玉ねぎをフライパンで炒める隣では、ビニール手袋をした生徒さんが手でお肉がこねられていました。隠し味はナツメグです。ナツメグは、インドネシア原産の木、ニクズクの種子を砕いた香辛料です。これを入れると一気にお店の味に大変身するのだそうです。
調理中に「お腹へったー!」と男子生徒のつぶやきが聞こえて来ました!感染対策で去年は調理実習ができなかったとのことで、中学校に入って2回目の調理実習でした。(前回は牛丼をつくりました) 今回もどうやら大成功のようです。
歴史と香辛料
社会の授業では、黒板に「第一次世界大戦」と「第二次世界大戦」の間に何年間の空白があるかを考えさせる提示がされていました。
一次大戦終了が1918年で、二次大戦開始が1939年です。間にはわずか21年ほどの期間しかありません。一次大戦の犠牲者の総計は約3700万人とも言われます。なぜそのような悲惨な出来事の後、すぐ大戦争が起きてしまったのでしょうか。
また、香辛料が原因となった戦争や争いも歴史にみることができます。
歴史を学ぶことは、過去の教訓を活かし、未来のよりよい社会を考えるに必要な知識となるはずです。
勉強をして新しい知識を手にすると、また新たな疑問や自分の知らないことに出会えます。今日、新しく学んだことの中に、次の学びの入り口があるはずです。ちょっとでも興味をもったことがあれば、ぜひ調べてみてください。記者の私は、香辛料ナツメグに関する知らなかった知識を手にすることができました!
【音楽・美術・技術】1年生
今日、6月12日㈪は1年生の授業取材しました。
【音楽】
号令の後、すぐに楽しい授業が始まります!先生が弾く鉄腕アトムの音楽に合わせて隣の人の肩をトントンします。
途中で曲の雰囲気が変わります。
先生「さて、今のは何が変わったでしょうか?」
生徒「テンポが速くなった!」「リズムが細かくなった!」「長調が短調に変わって長調に戻った!」
生徒さんたちがどんどん答えていきます。
続いては、声のウォーミングアップです!授業の展開がとってもテンポがよく進んでいきます!読んで字の如しまさに楽しい音楽の時間です♫
【美術】
鈴の土器を作ります!中の土をくり抜いて空洞にし、外側に音が出る穴を開けます。
大型モニターに先生の手元が映し出され、今日の作業工程の説明を聞きます。生徒さんから「なるほどー!」という声があがりました。
最終的には、鈴の表面に縄文土器の模様を入れるそうです!本格的な工芸の授業です。
【技術】
手作り本棚の制作を前に設計図を描く練習をします。
等角図という、物体を斜め上方等から見た図を描いていきます。
クリアしたら次は、第三角法という正面・平面・側面の三面図で構成する図法を学びます。
楽しい授業とは何か?
突然ですが、楽しい授業に共通することとは何でしょうか。
なぜだろう?と考え、興味が湧くポイントがある。
問題が解けたときや作品が上手に完成したときの達成感を味わえる。
好奇心や向上心をくすぐる活動がある。
…上記のような授業ではないでしょうか?
今日の美術の授業では、生徒さんたちからやる気や創造性が溢れ出ていました。
これはきっと、先生の難易度設定が絶妙で、簡単すぎず難しすぎないちょっと頑張って工夫をしなくちゃ上手くいかないレベルの課題が出されていたからだと思います!
これは、授業をする側からの視点です。
一方で、授業を受ける生徒さんの側からも楽しくする方法もあります。
それは、家に帰った後や部活の途中、他の教科の授業中など❝普段の生活❞でこれまで学んだことが役に立ったり知識と知識が繋がることがないか?…考えることです。この視点や考えるクセを持っていると、勉強は→誰かの力になれる&問題解決のための❝道具❞に変わります。
道端に落ちている小石を見て、それが何の役にも立たないと思えばそれはただの❝石❞です。
しかし、プランターに花を植えようとしている人にとっては、土の下に敷き詰めて排水性を高めることに使える❝道具❞になります。これは何にでも言えることです。役に立たないと思えたものに、人は価値を感じません。つまらないものになってしまいます。知識や技術も一緒です。役に立つと思える機会が多ければ多いほどそれに価値を感じるのです。
今すぐにできなくてもOKです!ぜひ、今日から❝授業と生活がリンクする瞬間を見つけるゲーム❞を始めてみてください!オススメです!
【英語・数学・体育】
今日、6月9日㈮は、2年生の授業を取材しました。
英語ではペアをつくり、相手に放課後の予定を聞いて遊びなどに誘う→私は〇〇をする予定があるの!とお断りをする英会話を練習をしました!
数学は、連立方程式を❝代入法❞で解く計算練習をしました!
体育は持久力を鍛える❝5分間走❞です。体育館の1周は約80mです。制限時間内に何周走れるか、目標を決めて挑戦します!走っている間に流れるBGMで気持ちを上げ、生徒さんたちは自分の限界と向き合います。息が上がる最後の30秒間を走るその表情からは本気が伝わってきました。
変化するクセがあるといい
刺激はアイデアを生んだり、新しいことにチャレンジしようとするエネルギーのもとになります。小学校から中学校の進学は環境が大きく変わり、大きな刺激を受けます。この場合の刺激は、❝仕組み❞や❝制度❞がもたらしてくれる環境の変化です。一方、自分から作り出せる変化もあります。
例えば、いつも行っているお店と違うお店で買い物をしてみるとか、いつも食べているのと違うメニューをレストランで注文してみるとか、いつも読んでいる本と違うジャンルの本を読んでみる!というような小さな変化でもいいのです。
日常的に、新しいものに触れたり、試したりするクセをつけると予想もしないような発見や人との出会いがあったりします。これらを繰り返していると、自分でも気づかなかった長所や特技、好きなものが見つかることがあります。真の自己理解は行動した先にあります。詳しく正確に!解像度を高く自分を分析できると、特性を生かしてまた新しい挑戦ができます。
今日、英語の授業では先生がコピー用紙とホッチキスで作った簡易スケジュール帳を配って「私は〇〇の予定があります!」という英会話を練習しました。ぜひ、皆さんが実際に使うスケジュール帳にも新しいこと!いつもと違うこと!を予定に組み込んで変化を楽しむ生活を作り出してみてください!
学校総合体育大会地区予選3日目
今日、明日と男子バレーボール部の大会です。
学校総合体育大会地区予選2日目
今日もどの会場でも「熱い」勝負が繰り広げられていました。
かがやく!豊中生!
【男子卓球】
【男子バスケットボール】
【調理実習】アスパラベーコン巻き
今日、6月7日㈬は678組の調理実習を取材しました。
メニューは、おにぎり&アスパラベーコン巻きです。
4つの調理台に分かれて料理をしました。
ご飯は、お鍋で炊きます!
私が調理台を行き来していると、生徒さんからどっちのアスパラ巻きのほうが美味しそうですか?と聞かれました。正直におこたえします。本当にどちらも美味しそうに焼き上がっていました。
体験から得た学びは忘れない
記者の私は料理をします。料理歴はまだ1年ほどの駆け出しですが毎日楽しく台所に立っています。
料理をするようになってわかったことが2つあります。①調理の過程を知るとより美味しく感じられる。②食べてくれる人に喜んでもらえる。です!
準備の段階から携わり、自分や自分以外の誰かを喜ばせることができる体験は料理以外にもたくさんあります。
体育祭や、文化祭など行事の企画&運営に携わると、❝参加者❞とは違う視点で見ることができたり、大きな感動を得られたりします。
この体験から得られる気づきや発見から得られる学びは、見るだけ・聴くだけの学びよりはるかに大きな定着が期待できます。(※「ラーニングピラミッド」で検索してみてください)
もちろん、モノやイベントなどの❝つくり手側❞に回ると、手間がかるし苦労も大きいです。失敗することも当然あります。でも、やってほしいのです!挑戦をしてみてほしいのです!なぜなら、そういった苦労や失敗を経験した人は、優しくなれるからです。つくり手側に回って骨を折る人たちの気持ちがわかると、相手が何を欲しがっているか、何に困っているかがわかるようになるからです。掛ける言葉も変わってきます。
今日の調理実習、生徒さんたちが得た学びは、単に料理が上手くなることだけではなかったはずです。生徒の目がキラキラ輝く素敵な授業の一部を取材させていただきました。