最近の学校の様子から

タグ:環境学習

7月4日 全校朝会

月曜日の朝は全校朝会です。

本日もリモートで行いました。

 

校長からは、熱中症対策としてマスクを外すこと、4年生のエコ活動の紹介、の2点について話がありました。

先週の梅雨明け依頼、子供たちの登校時もとても暑くなっています。そのようなときは、息苦しさを我慢するのではなく、人と距離をとってマスクを外すことについて以前から指導してきました。しかし、感染への不安とともに、「人前だと外しにくい」という気持ちから外すことに抵抗を感じる子もいるようでした。

今朝は校長から、暑さによる息苦しさを我慢しながら登校している児童への心配とともに、自分の健康を第一に考えて登下校時や体育の授業、休み時間の外遊びのときは周りを気にせず外しましょう、との話をしました。

また、4年生の自主的なエコ活動を紹介しました。

登校時に落ちているゴミを収集している4年生が6名いました。

彼らにインタビューをすると、環境の学習をしたことによって興味をもった、とのことでした。

やってみると、ごみを探す楽しさがあったり、こんなところにも落ちているのかという気付きがあったりで、とても充実しているとのことでした。

校長からは、彼らが学習したことについて自分から興味をもって活動し始めたことの素晴らしさを紹介し、昨年度の全校朝会で紹介したノーベル賞受賞者の真鍋淑郎博士のメッセージ

「今はコンピューターに振り回されている人が多い、自分の好奇心を大切にしてほしい、大きなことやってやろうと思わなくてよい。必要とされることを目的にするのではなく、自分が不思議だなと思って研究したことが将来重要な事柄になることがある」

も併せて紹介しました。

 

最後にふたば学級から、今週から本校にやってくるヤギとの接し方について発表がありました。

 

ヤギは連光寺小学校から短期間の借り受けをして、ふたば学級で飼育の学習をします。

6月28日 6年生環境学習「光害ーひかりがい」

6年生は昨年度の総合的な学習の時間で、「マイタウンプロジェクト」を企画し、地域に対して様々な提案をしながら地域の団体や居住する人々との交流も深めていきました。

今年度は「エコタウンプロジェクト 未来の街づくり」を企画し、学習を開始しています。

今後、エコ活動や環境問題等の身近な課題に対して自らアクションを起こしていくために、環境について研究している外部講師から授業を受け、見識を深めていきます。

 

本日は、アルピニストとしてもご活躍されている環境研究家の村山孝一先生をお迎えして、

環境学習「光害ーひかりがい」の授業を行いました。

 

村山先生からは何本かの動画や画像を交えて授業を進めていただきました。

私たちの住んでいる町は、夜もとても明るくなっています。

人工衛星から撮影された地球の画像を見ると、人口の多い国や都市はひと際光を放っています。

 

新宿の高層ビルから撮影された画像が紹介されました。

人の生活に光は必要です。夜間の活動もしやすくなり、防犯の役目もします。

ただし、不要な光はないだろうか。

これが6年生への最初の投げかけでした。

 

 

続いて、高尾山周辺の画像と、午前1時ごろの京王高尾山口駅周辺の画像も紹介されました。

 

高尾山口駅は終電の終わった後も明るい光を放ち続けます。

本来ならば夜は真っ暗になるべき場所が人工の照明によって光を放ち続けることによって、どんな影響があるのか。

これが次の投げかけです。

ヒントとして光合成の例が引用されました。

植物は昼に光合成をしているが、夜間は呼吸のみで酸素は発生されません。

一日中光を浴びていると、光合成のリズムが壊れてしまいます。

植物の成長への影響により、酸素濃度だけではなく、周辺の生物の生態系等々、様々な影響が考えられるようです。

 

現代の地球環境の問題にも直接つながりそうな考えも出そうです。

6年生にとって、学習をスタートさせるにあたり、思考を巡らすとてもよい時間になりました。

 

ちなみに授業は、4台の冷風機をフル稼働させ、体育館で行いました。