最近の学校の様子から

タグ:環境学習

9月27日 4年生・ふたば4年 芝生管理作業体験

本校では4年生以上の学年で、芝生管理作業の体験を授業で実施しています。

子どもたちの日々の生活に欠かせない校庭の芝生について、さらに深く理解していくことと、過去から受け継がれてきた素晴らしい環境を今後も継続していく担い手を育成していくために続けてきた授業です。

 

本校の芝生校庭を管理し整備してきたGネットワーク委員会の委員長である吉瀬さんと、同委員の橋本さんが子どもたちに指導をしてくださいました。

 

先週の芝刈りが雨で実施できなかったため、通常よりも長く伸びた芝を手押し芝刈り機で刈ることには少し苦労をしていました。芝刈り機の回転が重くなり、真っすぐに進めるのも難しいことに気付きました。

 

芝刈り以外にも、管理作業として2通りの穴あけ機械を操作しました。

円形にくり抜く機会は、芝生の植え替えに使います。

雑草が広範囲で密生した場合、1本ずつ除去するよりも部分的に芝生を剥がすことがあります。

そこにきれいな芝生を植え付けますが、この機械は植え付け用の芝生をくり抜くのに使います。

 

もう一つの機械は、針状の突起で芝生に小さな穴を空けます。

エアレーション効果とも呼ばれます。穴を開けて空気が地中まで入ると土壌の改良にもなります。

また、芝生の下の土壌は放っておくと固くなり水はけが悪くなるので、水はけを良化することもできます。

 

本校のような芝生のコンディションを保つには、多くの人出と時間、手間が必要です。

専門の競技場などは、使用頻度を制限したり、費用を潤沢に使ったりし、剥がれればすぐに新しい芝を植え付けますが、学校の校庭でも同じことをするのは不可能です。

15年間に渡り、多くの人たちの協力で現在の芝生校庭が継続していることを、子どもたちが感じられることを願っています。そして、今後も受け継いでいく意思の形成にも役立ってほしいと思います。

カブトムシⅡ

昨日に続いて、腐葉土ケースからカブトムシを採取するというので、立ち会わせてもらいました。

 

腐葉土ケースをひっくり返します。

 

 

蛹室の穴の中に動いている成虫が見えたので、取り出してみます。

 

 

いました。

 

どんどん掘り進めていくと、数十匹のカブトムシがいました。子どもたちが殺到して、捕まえる瞬間を撮影できませんでした。

 

3つのケースに分けて飼育します。

 

 

今後の計画は、交配を確認後、メスだけ腐葉土の中に放して来年の夏を待ちます。

そうすると、産卵して、幼虫が孵化するようです。

 

オスは、子どもたちが大切に飼育します。

 

ビオトープの周りの環境が、生命の循環する舞台になっています。

7月18日 ふたば4年 自立活動 カブトムシの飼育

ビオトープの横にある腐葉土のケースで飼育していたカブトムシが、成虫になりました。

 

昨年度の秋から6年生(現在の中1)が卵を孵化させ、プラスティックケースの中で幼虫として育てていました。

3月になり、色が黄色を帯びてきて3齢幼虫になったところで、画像の腐葉土ケースに移しました。

後は自然の力に任せて、見守るだけです。

 

飼育を受け継いだ4年生が、今朝腐葉土から土をすべて出してみると、蛹室やサナギの殻と共に、蛹室の中で羽化したカブトムシの成虫が10匹以上見付かりました。

まだ、サナギのままのカブトムシもいるので、蛹室ごと飼育します。

残念ながら、サナギの状態で息絶えてしまった個体も複数みられて、生命が続いていくことの難しさを感じます。

 

しばらくオスとメスを隔離して飼育しますが、適当な時期に交尾できる環境を作るそうです。

秋からは2周り目の飼育に入り、生命の循環を実体験の中で学んでいきます。

また、飼育の方法や実際の世話も自分たちで調べながら行うそうです。

 

6月5日 5年生家庭科 練習布をいただきました

株式会社「キュアテックス」より、家庭科で使う練習布をいただきました。

この布は、和紙の素材を使った布で、最終的には土に還るサステナブルな素材によって作られています。

何度も洗濯することも可能で、練習布として使用した後にも別の使用法が考えられます。

土壌微生物との相性がよいので、畑で分解することも可能なようです。

この練習布は本校だけではなく、複数の学校へ寄贈されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

黄色の枠で囲まれているのが、寄贈された布です。

3月17日 ふたば4年「Tシャツから オシャレなエコバックに!」

ふたばの4年生は1年間を通じて、環境学習を進めてきました。

今日は、そのまとめの発表会です。

 

通常の学級と清掃工場へ見学に行き、そこでプラごみの現状や海洋プラスティック問題に触れたことが、今回の研究のきっかけになったのだそうです。

 

スーパー等で有料配布しているレジ袋を毎日購入し続けると、年間1095円(1個あたり3円)の出費になることや、正しく廃棄されていないことから海洋生物の生態系にも大きな影響があることも発表されました。

そのような体験学習を出発点として、今まで廃棄対象になっていた物品の再利用法の研究に至ったのだそうです。

 

タブレットPCを使って、パンフレットも作りました。

表紙には、動画が取り込める二次元コードも添付されていました。

この二次元コードをスマートフォンやPCで読み込むと、自分たちの作業工程が動画で閲覧できるようになっているそうです。(諸事情により、当HP上ではモザイク加工をしました)

 

 

実際に制作されたエコバッグはとてもしっかりとしていて、使い勝手もよさそうでした。

 

1月21日 なな山自然観察会

恒例の、なな山自然観察会(冬の部)を行いました。

今回もなな山緑地の方々や、青山学院大学のボランティアの方々にお世話になりました。

 

今回のプログラムは

森の中の遊びと自然観察、木工作でした。

 

森の中では2つの遊びを行いました。

 

一つ目は、緑地内の傾斜を使ったソリ遊びです。

まず、落ち葉を集めてソリのゲレンデを作ります。

ソリは落ち葉の上を滑走します。思ったよりもスピードがあり、子どもたちは歓声を上げています。

落ち葉の堆積所へまっしぐらに進んでいくのが爽快です。

 

二つ目の遊びは、ターザンロープブランコです。

高い木からロープを下げて、とても大きな弧を描くブランコに乗せていただきました。

ガイドの方々が時間をかけてセッティングをしてくださっています。

 

自然観察では、珍しい植物も紹介していただきました。

 

木工作は、短時間の作業になりましたが、なかなかできない貴重な体験だったようです。

 

次回は、木工作をたくさんできるかもしれません。

 

なな山緑地の皆様、大変お世話になりました。

12月22日 環境委員会の活動

強い雨の中、環境委員会の6年生が通学路のごみ拾いを実施してくれたそうです。

ただし、今日はごみが落ちていなかったとのこと。

この町にとっては、とてもよいことですね。

皆さんの思いが少しずつ通じていくとよいですね、いつもありがとうございます。

南鶴牧の寒い朝

霜や氷が張ると、子どもたちは大喜びです。

これは昔も今も一緒ですね。

校舎北側の霜柱や、ビオトープの水面に張った氷を手に取って、大きな声が出ています。

寒さや冷たさを自分の手で感じることができましたね。

多摩市環境地図作品展

12月10日(土)に多摩市身のまわり環境地図作品展の表彰式がありました。

本校5年生の作品が多摩市長賞を受賞しました。

作品は今年市制50周年を迎える本市についてまとめた「市制50周年おめでとう多摩市」というタイトルです。

夏休みの自由研究での取り組みが評価されました。

受賞おめでとうございます。

12月13日 futaba honey

ふたば学級で養蜂から継続してきた「純粋蜂蜜」がついに完成しました。

今日は、ふたばの6年生が完成品を見せに来てくれました。

 

ふたば学級では、1年半前から用務職員と協働で日本ミツバチの養蜂を行ってきました。

「futaba honey」という製品が出来上がり、販売体験をするまでが彼らの学習です。

12月13日 4年生・ふたば4年 総合的な学習の時間「たい肥作り」

環境学習をしている4年生が、講師の先生をお招きしてたい肥作りを行いました。

 

体育館の横には、大量の落葉が集まっています。

 

この落葉をたい肥ボックスになる木枠に流し込みます。

 

みんなで踏みます。

 

その後、水をまいた後で、油粕の土を混ぜたり、家庭から持ち寄った野菜や果物の皮などを混ぜたりします。

何度か繰り返し、数か月間にわたって熟成させます。

 

来年の春には、畑やプランターで使えるたい肥ができる予定です。

この取り組みは4年生が毎年取り組んでいる循環型の学習です。

11月29日 環境委員会 通学路のごみ拾い

環境委員会では、児童の提案による活動として、月に1回程度の通学路のごみ拾いを行っています。

今日も、その活動をしながら登校してきた環境委員会児童がいました。

 

この2名に話を聞くと、一番多いごみは投げ捨てられたタバコだそうです。

これは、大人たちが気を付けなければいけないことですね。

 

11月18日 5年生 総合的な学習の時間「藍染め」

5年生が春から栽培してきた藍を使って、「藍染め」を行いました。

今年度も地域の方に外部講師をしていただき、実施することができました。

 

藍の実を取り、鍋で煮ながら染料をつくります。

 

外に出て、「染料を染み込ませる」 「乾かす」の作業を繰り返します。

 

その後、作品を見せてもらうと、見事なグラデーションができていました。

 

染める作業と並行して、種を採る作業も行いました。

実はこの作業が大切です。

去年の5年生が採った種を今年の5年生が栽培しました。

今年で8代目の種だったそうです。

そして、今年採った種は9代目として来年度の5年生へ受け継がれていきます。

 

藍の栽培や藍染めを通して、植物の循環を実感できます。同時に無駄を可能な限り省いた循環型社会のサイクルを実体験することになります。

先輩から後輩へ受け継がれていくことも、学校の中の循環モデルです。

 

通学路のごみ収集

登校してきた5年生が、袋にいっぱいのごみを見せてくれました。

通学路に落ちているごみを自主的に集めたのだそうです。

ごみの多さには自分たちで感じているところがあったようです。

特に学年等で呼びかけて実践していることではありませんが、自分たちが生活する環境をきれいに保ちたい、という子どもたちの心情が、とても伝わってきました。