最近の学校の様子から

タグ:特別支援教育

ふたば4年 カブトムシ羽化

ふたば学級の4年生は、毎年カブトムシを育てています。

今年も卵から育てたカブトムシが羽化しました。

 

腐葉土を入れた、このケースで昨年から育てました。

 

脱皮後の殻です。

 

ケースをひっくり返すとたくさんのカブトムシが出てきました。

 

瓶の中には、これから羽化する幼虫が入っています。

 

6月12日 ふたば5年 自立活動「梅ジャムづくり」

ふたば学級の5年生が自立活動として、梅ジャムをつくりました。

 

校内の梅の実が育っていることは、以前の記事にも掲載しましたが、ふたば学級の5年生が校内の梅の実を採取して、ジャムづくりを行いました。

 

自分たちで作って楽しむだけではなく、梅の観察から始まり、職員に喜んで食べてもらう工夫をするところまでを計画的に実践する学習です。

 

出来立ての、温かいジャムとクラッカーの組み合わせを、たくさんの職員から褒められていました。

5月1日 1年生 わかば体験

特別支援教室わかば、の授業を1年生が体験しました。

指導を担当するのは、実際に特別支援教室わかばで指導をしている教員です。

 

学級が2グループに分かれて、1グループはわかばプレイルームで「小集団」の体験です。

今日は、〇✖クイズを行いました。

一定のルールを守ったり、関わり合いを大切にしながらゲームを進め、小集団の中でソーシャルスキルを広げていく学習です。

 

 

2つめのグループは教室で「個別」の体験です。

「めのうんどう」という学習ですが、別名をビジョントレーニングとも呼ばれています。

 

 

下の画像のようなプリント教材で学習を進めます。

複数の異なる絵(今日は動物の顔)を類別したり、指示通りに複数の点を線で結んだりします。

プリントの大きさの範囲で行うことで、視線を上下左右に動かしながら視覚情報を得て、作業を進めることを目指しています。

これらの動きを幾つかに分けると

① 入力:目で映像を捉える
② 情報処理:見たものを認識する
③ 出力:見たものに合わせて体を動かす

の3点に分けられるかもしれません。

 

本校のわかば体験は、1年生以外の学年でも行っています。

担任以外の様々な教員との関りも大切にしています。

4月11日 特別支援教室わかば保護者会

本校の特別支援教室わかばの保護者会が行われました。

職員の紹介に始まり、わかば教室の運営方針や実際の子どもたちへの指導について、担当教員より説明をしました。

今年度のわかば教室は5名の教員と1名の専門員、計6名で運営をしていきます。

本校へは毎日、2~3名の教員が指導に来ます。

3月15日 ふたば4年 自立活動「養蜂の採蜜」

春から続けていた養蜂も、ついに採蜜の季節になりました。

養蜂箱を開けて、画像のような蜜を取り出しました。

この欠片を舐めてみましたが、とっても美味しいこと。

味が高級すぎます。

 

子どもたちはテンションが非常に上がっています。

 

 

来週から精錬し、ニホンミツバチの純粋ハチミツとして瓶詰めします。

ちなみに、銀座方面で商品化されるとひと瓶、二△円程度は確実だそうです。

販売はいたしません。

 

2月6日 ふたば1・2年国語「たのしかったよ ふたば1組」

この単元は2年生の教科書に提示されている「たのしかったよ2年生」を児童の実態に合わせて構成した学習です。

 

発表会をするという言語活動を通して、伝えたい話題を決め、それらについてより具体的な事柄を思い出すことができるようにします。
また、必要な事柄が決まれば、どの順で話すとよいのか、相手に伝わるように順序を決めていきます。そして、相手に伝わるよう、声の大きさ、速さ、目線について工夫をしたり、姿勢や口形、発音や発声に注意して話したりできることを目指します。

1年間の学校生活を振り返り、同じ行事や活動を体験した友達も知らない、自分だけのとっておきの思い出を発表することを通して、伝えるために必要な事柄は何なのか、どんな順序で話をしたら伝わるのか、話す時の声の大きさ、速さ、視線などはどうしたらよいかを考えます。
自分の伝えたい内容について友達に報告する楽しさや喜びを感じられるように、伝えたいという意欲や想いを強め、活動に取り組めるようにします。

ふたば1組は複式学級として運営しているので、授業を行う際は学年に準じて細かいねらいが異なります。

また、コミュニケーション力における個の実態に応じて、学習のアプローチやゴール地点が異なる場合があります。

 

授業の様子を動画で記録しておくと、後で子どもたちが自分のスピーチを見ることができます。

 

1年間の主な行事や活動を画像と共に掲示することで、スピーチの題材が選びやすくなったり、自分の伝えたい事柄をまとめやすくしたりします。

 

「話し手」と「聞き手」のポイントは、口と耳のイラストでかき分けています。

 

友達のスピーチを聞いて、質疑応答も行いました。

 

 

学習の振り返りは、タブレット端末で記録します。

書字が得意ではない児童も、抵抗なく取り組むことができます。

また、選択方式にすることで、論理的に文章を書く段階ではない学年でも、自己評価をすることができます。

ふたば4年 国語「ごんぎつね」

この授業は、多摩市小学校教育研究会の研究授業として公開されました。

研究テーマは、授業におけるICT機器の効果的な活用法です。

 

本校のふたば学級では、令和3年度よりタブレット端末を積極的に導入しています。

本来ならば、教科書やノート、筆記用具など複数の学用品を机上で合理的に扱わなければならない状況をタブレット端末の中に電子化してしまえることや、書字等の活動に課題がある児童も、意欲を失わずに文章表現ができる状況をつくることで、通常の学級と同様の進度で学習が進められるメリットがあります。

タブレット端末だけが机上にあれば、思考ツール等の力を借りて、子どもたちが話し合いによる協働学習を展開できます。

今日は、「ごん」はどんなきつねなのか、どんな性格なのか、について話し合いをしました。

課題解決の手掛かりになる叙述は、教科書の本文が電子化され画面で閲覧できます。また、性格を表現するための言葉を一覧表にしたヒントカードも画面で閲覧できます。

たくさんの紙媒体を使った授業よりも、子どもたちが紛失や散逸に気を遣わずに学習できているのが印象的でした。

 

タブレット端末の操作が成熟していくことが主目的ではなく、今日か本来の目的や活動に主眼を置くための最適な学用品(学びのツール)として活用していくことを本校では今後も推進していきます。

10月30日 ふたば5年国語「どちらを選びますか」

討論を通じて、互いの意見を聞きながら自らの考えを広げていく授業でした。

今日のテーマは、学校で食べる昼食を「給食派」と「弁当派」に分かれて、自分たちのチームの主張について考えました。

 

給食派チーム

 

弁当派チーム

 

 

同チーム内の意見共有は直接の話し合いの他に、学習アプリの共有ノート機能を活用します。

意見の書かれたカードを動かすことで、自分の立場も明確にすることができます。

10月30日 ふたば4年国語「クラスみんなで決めるには」

この授業は役割を意識して話し合いを進めていきます。

話合いでは、自分の役割をしっかりと理解して役割を果たすことで、考えをまとめていきます。そこで、本単元では必要感のある話題を設定し、それぞれの役割を理解させた上で、実際の話合いを通してよりよい話合いの仕方について考えていくようにします。

学習アプリの共有ノート機能を使って、互いの意見を伝え合い、話し合いに生かしていきます。

 

司会や記録などの役割も設けて行いました。

10月27日 ふたば学級 かぼちゃ祭り

ふたば学級がかぼちゃ祭りを行いました。

6年生が企画や運営を担当して、下級生を楽しませます。

プログラミングを生かしたゲームや「キーワード」「アイテム」を集めながら進める冒険型ゲームなどです。

4・5年生が低学年とグループを作り、各ブースを回っていきます。

9月12日 副籍交流

東京都の公立小中学校には、副籍制度があります。

都教委の通知によると

副籍制度とは、「都立特別支援学校の小・中学部に在籍する児童・生徒が、居住する地域の区市町村立小・中学校(地域指定校)に副次的な籍(副籍)をもち、直接的な交流や間接的な交流を通じて、居住する地域とのつながりの維持・継続を図る制度」のことです。

と書かれています。

 

本校でも、主に多摩桜の丘学園に在籍する児童との交流を定期的に行っています。

交流と言っても、同じ地域内に居住しているので子どもたち同士のほうが、お互いをよく知っていました。

同じ保育園に通っていた、家が近所、1年生のときも交流していたなど、同じ学年の仲間として自然と受け入れる姿勢ができています。

 

今日は2年生のお友達がやってきました。

 

 

 

 

最初は、多摩桜の丘学園の先生から学校の紹介です。紙芝居を作ってきてくれました。小学生から高校生まで在学している学校との説明には、驚きの声も上がっていました。

 

 

 

教室では交流会のゲームが始まりました。椅子取りゲームです。

 

 

 

この記事は、関係の方々の許可をいただいて掲載しています。

9月7日 特別支援教室わかば 個別学習

下の画像は、特別支援教室わかば で1年生が個別学習に取り組んでいる様子です。

個別学習は教科学習等の座学だけではなく、体幹を鍛えたり、目と体の協応動作を鍛えたり、ということも取り入れています。

足元が不安定なコースでバランスを意識しながら歩いたり、トランポリンの上で転がってくるボールをよけながら跳躍をしたり、です。

9月1日 ふたば学級 宿泊事前学習

ふたば学級では、来週行う宿泊学習の事前学習を段階的に進めています。

今日は寝具の取扱と部屋別の食事です。

 

寝具の準備は自分たちで行います。一人ずつやるのではなく、みんなで協力し合って作業を進めました。

 

 

 

 

 

 

食事も宿舎の部屋別に分かれて食べました。画像は女子グループです。

 

 

 

 

 

準備や片付けもグループで協力し合って行います。普段のクラス集団とは違う顔ぶれになるので、事前に行うと見通しがつくようです。

8月31日 ふたば学級 野外炊飯Ⅱ

昨日に引き続き、今日は5年生が野外炊飯の練習をしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

途中から3年生が合流して調理と火おこしのお手伝いをしました。

そして、1・2年生も少しだけ体験をしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子どもたちは来週の宿泊学習をとても楽しみにしています。

8月30日 ふたば学級 野外炊飯

ふたば学級では、9月5・6日に宿泊学習を行います。

今日は、現地で行う野外炊飯の練習を4年生が行いました。

本番当日はカレーライスを全学年で作りますが、練習では飯盒炊飯と汁物の調理です。

用務職員の協力を得て、道具の使い方にも慣れていきました。

 

野菜や肉を切り、鍋に投入です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鍋を炭火で煮込みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

ご飯も炭火で炊きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

汁物も完成しました。

8月29日 わかばたんけん

年度当初の保護者会で説明したように、本校では特別支援教室や特別支援学級への理解を深める活動に、今年度は力を入れています。

今日は、1年生が特別支援教室わかばの学習を体験しました。

指導は、わかばの教員が務めます。

画像のように、1単位時間の流れをカードで示し(視覚化)、学習する子どもが見通しをもちやすくしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

1つの学級を3グループに分け、「こべつ」「たいいく」「グループ」の3活動をローテーションで体験しました。

 

下の画像は「こべつ」の学習の、「目のうんどう」です。

両手で顔の位置を固定(頬杖をつく形)し、教師の動かすキャラクターを目の動きだけで追いかけます。

 

 

 

 

 

 

 

子どもたちの感想は、「簡単だった」「難しかった」など様々です。

ノートへの視写には視線の動きが伴いますが、その動きを苦手としている子どもには一定の効果があると言われています。

 

 

次の画像は「たいいく」で動きを止める活動です。

 

 

 

 

 

 

体幹を維持して動きを止めることは決して簡単ではありません。また、一瞬のストップではなく、しばらく「ポーズ」を続けると、ついフラフラしてしまいます。

このような運動に継続して楽しく取り組むことで、教室内の姿勢保持やそれに伴う集中力の向上に役立たせています。

 

 

最後の画像は「グループ」の〇✖クイズです。

 

 

 

 

 

 

 

「グループ」の活動は、コミュニケーションの力を向上させることをねらっています。

小集団の中で、お互いのことを意識し合うようになると、掛け合う言葉の内容や協力する姿勢に変化がみられています。

 

本校では今後も子どもたちの体験に伴う、教員間の交流と向上、HP等を通じた外部への理解推進を続けてまいります。

 

6月16日 ふたば4年 自立活動

 

 

これは何でしょうか? 分かりますか?

 

そうです、蚕の繭です。

 

成人されている方なら、一度は飼育経験があるかもしれません。

 

ふたば学級の4年生では、春から蚕の飼育を始めました。

この学習は、生き物を飼育することのみを目的としているのではありません。

幼虫の頃から飼育を始めて、繭ができ、生糸(絹)生産していく過程、そして、生糸にはせずに成虫として活動し始め生命が受け継がれていく過程。

人の生産活動との結び付きや、生き物としての成長の両面について、循環型の過程を学んでいきます。

 

4月19日 特別支援教室わかば 友達のことを知ろう

わかばの教室をのぞくと、小集団で学習をしていました。

お互いの関わり合いを深めたり、互いを意識し合ったりする力を高めるために、ゲーム的な要素も取り入れて行っています。

 

今年度、一緒にわかばで学び合う友達のことを知る学習です。

同時に、自分のことを伝えるときや、相手へ質問するときに、ていねいな言葉遣いも意識します。

 

〇〇の好きな△△先生の隣の、▢▢の好きな◎◎さんの隣の、✖✖が好きな▽▽先生の隣の、……

と、最後に自己紹介をしながら次の人へ引き継いでいきます。

 

1周終わると、ホワイトボードに◎◎さんが「好きだ」と言ったことを書いて、答え合わせをします。

 

 

わかばでは、小集団の他にも個別の学習も行っています。

今年度は可能な範囲で、わかばの学習も紹介していきます。

7月21日 ふたば学級自立活動「夏祭り」

ふたば学級の夏祭りをのぞきに行きました。

子供たちの大きな歓声が聞こえてきます。

 

画像の予定表でいうと、3時間目の「エア・スイカわり」がちょうど行われていました。

子供たちは4つの教室に分かれて行います。各教室は学年を縦割りにして、普段の学年で分けられた学級とは違う集団で楽しみます。

よって、異年齢の仲間に「前後左右」や「あと〇歩」を分かるように伝えることが必要です。

指示を聞いた人も、方向や向きなどの空間を把握することが求められます。

指示を出す係の子以外は、静かに見守るなどのルールも意識して参加します。

成功すると全員で喜び合うことができ、失敗しても全員で残念がることができます。

この遊びの中に、ふたば学級でねらっている学習内容が数多く含まれているのです。そして、多くの喜びや楽しさに触れられるのも、この活動の大きな魅力です。学習を「〇〇遊び」と称するのは、このような理由からです。