最近の学校の様子から

タグ:言語活動

5月13日 3年生国語「春のくらし」

この学習ではでは、春の暮らしにかかわる言葉を集めたりその言葉にまつわる経験を想起して文章を書いたりすることで、児童の語彙を豊かにすることを目指します。また、集めた言葉や経験を文章化することは、伝えたいことを明確にして書く力を育てることにもつながります。

 

春を感じる言葉を学習プリントに自分で挙げていく活動から始まります。

 

教科書の挿絵から考えたり、辞典を使ったりと道筋は個に応じています。

この学習では、自分の考えをもつための道筋や方法論をなるべく限定しないことで、誰もが自分の考えをもち、この後の伝え合いなどに主体性をもって参加できるようにしました。

 

もっとイメージを広げられるように、友達との伝え合いにより情報交換をします。

最初は隣の席に座っている友達とペアで伝え合います。

 

子どもたちの中から、もっとたくさんの友達と交流して広げていきたいという希望が出されました。

 

自分の席を離れて、積極的に伝え合いをします。

 

子どもたちはたくさんの友達と交流をしたことで、春のイメージがとても広がったようです。

 

次回の授業では、たくさん集まった「春を感じる言葉」を文章に盛り込み、表現する学習を予定しています。

 

2月6日 ふたば1・2年国語「たのしかったよ ふたば1組」

この単元は2年生の教科書に提示されている「たのしかったよ2年生」を児童の実態に合わせて構成した学習です。

 

発表会をするという言語活動を通して、伝えたい話題を決め、それらについてより具体的な事柄を思い出すことができるようにします。
また、必要な事柄が決まれば、どの順で話すとよいのか、相手に伝わるように順序を決めていきます。そして、相手に伝わるよう、声の大きさ、速さ、目線について工夫をしたり、姿勢や口形、発音や発声に注意して話したりできることを目指します。

1年間の学校生活を振り返り、同じ行事や活動を体験した友達も知らない、自分だけのとっておきの思い出を発表することを通して、伝えるために必要な事柄は何なのか、どんな順序で話をしたら伝わるのか、話す時の声の大きさ、速さ、視線などはどうしたらよいかを考えます。
自分の伝えたい内容について友達に報告する楽しさや喜びを感じられるように、伝えたいという意欲や想いを強め、活動に取り組めるようにします。

ふたば1組は複式学級として運営しているので、授業を行う際は学年に準じて細かいねらいが異なります。

また、コミュニケーション力における個の実態に応じて、学習のアプローチやゴール地点が異なる場合があります。

 

授業の様子を動画で記録しておくと、後で子どもたちが自分のスピーチを見ることができます。

 

1年間の主な行事や活動を画像と共に掲示することで、スピーチの題材が選びやすくなったり、自分の伝えたい事柄をまとめやすくしたりします。

 

「話し手」と「聞き手」のポイントは、口と耳のイラストでかき分けています。

 

友達のスピーチを聞いて、質疑応答も行いました。

 

 

学習の振り返りは、タブレット端末で記録します。

書字が得意ではない児童も、抵抗なく取り組むことができます。

また、選択方式にすることで、論理的に文章を書く段階ではない学年でも、自己評価をすることができます。

12月19日 6年生国語「目的や条件に応じて、計画的に話し合おう」

この学習は、ある条件に沿った話し合い活動を通して、既習事項である話し合いに大切なことを活用していくことを目的としています。

国語科の学習指導要領解説、「第5学年及び第6学年の内容」の「2 思考,判断力,表現力等」「A 話すこと・聞くこと」に明示された話し合いの観点が4つ示されています。

〇互いの立場を明確にする

〇意図を明確にする

〇計画的に話し合う

〇考えを広げたりまとめたりする

 

今日の授業は、難破船で漂着したシナリオを読み、これから生き延びていくための諸条件に沿って必要な持ち物(生活用具)は何か、をグループで話し合います。

 

自分でしっかりと考える時間を取った後で、いよいよグループ討論に入ります。

 

全員が自分の意見を明確にしているので、話し合いはとても活発に行われました。

 

話し合いの時間が終わった後は、振り返りです。

討論内容の結論を出すのではなく、授業のねらいになっていた「グループで話し合うときに大切なことは何か考える」ことができていたか、また、大切なこととはどんなことかを振り返って自己評価につなげていきます。

12月18日 1年生国語「ものの名まえ」

この単元は、「日常生活の中で、自然に獲得している語句について、一つ一つのものの名前やまとめた名まえが名前があることを理解する」ことを意図しています。その中の、ものの名まえには上位語と下位語があることを理解させます。

今日の授業では「くだもの」と「花」というまとめた名まえについて、一つ一つの名まえを全員で考えることから始めました。

 

続いて、ワークシートへ6つのまとめた名まえについて、一つ一つの名まえを記述していきます。

導入部で、全員で学習しているので、一人一人の学習もスムーズに進んでいました。

 

次はクイズ大会です。

「一つ一つの名まえは、〇〇、▢▢、△△です。まとめた名まえは何でしょうか」または、「まとめた名まえは〇〇です。一つ一つの名まえは何でしょうか」

友だち同士で問題を出し合います。

 

子どもたちはとても楽しそうです。

こんな言葉遊びをしながら語彙を増やしたり、言葉に上位語と下位語があることに気付いたりしていけるのが低学年時の学習の特徴です。

12月13日 1年生国語「じどう車ずかんをつくろう」

この単元は、前単元の教材文「じどう車くらべ」に書かれていた、「しごと」と「つくり」に着目し、お気に入りのじどう車を紹介する学習です。

紹介文を書く際には、前単元で読み取った「しごと」と「つくり」の関係性が一致した説明文に仕上げていきます。

また、自分で選んだ資料から必要な情報を選び出していく力も育みます。

 

 

今日の授業は、あらかじめ選んだ資料をタブレット端末で呼び出すことから始まりました。

 

前時に学習した内容を確認してから一人一人の学習が始まります。

 

資料は子どもたちが選んでいるので、一人一人が違うじどう車を扱っていました。

資料の中の説明で、「つくり」について書かれている文に画面上で青いラインを引きます。

「つくり」に引けているか、隣同士で確認し合いました。

 

前時を思い出しながら、「つくり」が「しごと」に合っているか確認し合います。

 

友だちと交流した後は、ワークシートにしっかりとまとめました。